- タークフライパン24cmをキャンプ・自宅用鉄フライパンとして購入した経緯
- タークフライパンクラシックのサイズ、重量、説明書の詳細
- タークフライパンのシーズニングのやり方と必要な道具について
- タークフライパンレビュー!キャンプでクラシックフライパンを使った感想と蓋の詳細
- まとめ
タークフライパン24cmをキャンプ・自宅用鉄フライパンとして購入した経緯
鉄のフライパンは、手入れさえしっかり行えば一生物と言われておりますが、学生時代にアルバイトをしていた中華料理店の鉄の中華鍋が非常に使いやすく今でも忘れられなかったりします。
高火力で調理する中華料理でも、全く焦げ付かず調理できる姿に驚かされてしまったのですが、閉店後に一生懸命お手入している店長の姿がとても印象的でした。
非常に職人気質で厳しい店長だったのですが、特に道具に対する愛着が凄まじく、その愛情を私にも欲しい感じでした(?)
色々話を聞いていると、大事に手入れすれば道具は育つ物なんだな~っと勉強になったのですが、登山やキャンプ道具も通ずるところがありますよね!
中華料理店の店長の影響から「道具を育てる」という言葉に弱くなってしまったのですが、そんな中で買ってしまったのがターク(turk)の鉄のフライパンになります!
購入したのは、ターク(turk)のクラシックフライパンになるのですが、「キャンプのフライパンと言ったらターク」というくらい有名なアイテムになります。
鉄のフライパンになりますので、有害物質と言われているフッ素コーティングがされていないのが1つの魅力になるのですが、シッカリとお手入しないと錆びてしまうので、手間暇が掛かるデメリットもあったりします。
しかしながら、不足がちな栄養素と言われている鉄分を調理で簡単に接種できますので、貧血になりやすい女性にとっては心強いフライパンになったりします。
長年家で使っていたフッ素コーティング(テフロン加工)されたフライパンが壊れてしまい、どうせ買うなら一生物が欲しいと感じ、キャンプや自宅で使用出来るタークのフライパンを選んだ感じになります。
自宅でも使いますので、サイズについては20cm~28cmの中で選ぼうと思い、量販店でタークではないフライパンを見比べたのですが、24cmが使いやすそうに感じ購入した感じです。
今回は、自宅は勿論のこと、キャンプの直火にも使えるタークのフライパンについて掘り下げてみたいと思います!
タークフライパンクラシックのサイズ、重量、説明書の詳細
こちらが購入しましたターク鉄製フライパンクラシックモデルになります!
サイズにつきましては、直径24cmのフライパを購入したのですが、底径が17.1cm、重さが約1.3kgになります。
24cmのサイズですと、だいたい2人前の調理に適したサイズ感になります。
タークの24cmサイズのフライパンを購入する際に、他のモデルのサイズ感について調べてみましたので羅列したいと思います!
- 直径20cm:底径13.7cm、重さ0.9kg、1人前サイズ
- 直径22cm:底径16.0cm、重さ1.1kg、1人前サイズ
- 直径24cm:底径17.1cm、重さ1.3kg、2人前サイズ
- 直径26cm:底径19.3cm、重さ1.45kg、2~3人前サイズ
- 直径28cm:底径20.7cm、重さ1.5kg、3~4人前サイズ
サイズを見比べると、直径24cmのフライパンは、バランスが良いな~っと感じ選びました。
サイズにつきましては、使うシーンによって異なりますので、24cmと28cmの2つ買ってしまうのもアリかもしれませんよね(笑)
ちなみにターククラシックフライパンは、直径16cm、18cmのサイズも販売されているのですが、ロッジのスキレット(直径約17cm)を持っているので、考慮に入れませんでした。
24cmのサイズ感が分かり難いかと思いますので、350mlのペットボトルと比較してみました!
直径24cmながら、底径が約17cmになりますので、ペットボトルと比較した通り、それほど大きくないです。
ちなみに購入したタークは、ドイツの会社になりまして、1857年に鍛冶職人のアルバート=カール・タークによって 創設された老舗になります!
そしてこちらがタークフライパンの説明書?になるのですが、何が書かれているかさっぱり分かりませんでした(笑)
ま~大事に使えや!っと、説明されている事は、何となく理解することが出来ました!
結局、説明が良く分からなかったのですが、鉄のフライパンは、スキレットと同様に「シーズニング」が必要になります。
説明書では分からないシーズニングですが、結構簡単ですので、写真を交えて実際に行った様子を書いてみたいと思います!
タークフライパンのシーズニングのやり方と必要な道具について
こちらが購入したタークフライパンになります。
見ての通り、フライパンの表面に赤錆が出てまして、この状態では調理に使えません。
いや~結構な赤錆ですが、実は写真ほど強力な感じではなく、サウンドペーパー(紙やすり)等を使わなくても十分落ちました。
シーズニングと併せまして、赤錆落としの様子も後述したいと思います!
どうせ買うならと思い、今回は少しお高目な「クラシックモデル」を選びました。
クラシックモデルのフライパンは、1枚の鉄から鋳造されておりまして、職人さんの手で叩いて作らております。
普通の鉄のフライパンは、持ち手の所が溶接されておりまして、表面にも溝が切られているので、直ぐに違いが分かる感じになっております。
持ち手の所がカールしてまして、吊るして収納できるようになっております!
こんな感じに嵩張るフライパンを収納できますので、地味に便利だったりします!
フライパンの裏側の様子になるのですが、よく1枚の鉄板で作るもんですよね~・・・。
フライパンの裏側も結構錆びているのですが、ま~焚き火やガスコンロで焼き切ってしまえば問題ないですよね。
そんな感じに考えたもので、フライパンの裏側の錆落としはしませんでした。
また、ドイツからフライパンを重ねて輸入しているので、どうしても輸送中の揺れなどで小さな傷がついてしまうみたいです。
購入したフライパンには、目立つ傷はなかったのですが、気になる方は、ネットではなく実店舗で購入した方が良いかと思います。
そんな感じでタークフライパンのシーズニングを始めたいと思います!
まず、用意した道具が束子とクレンザーになりまして、こちらを使って表面の錆を落としていきます。
軽くこすっただけで、赤い汁がモリモリ出てきました!
三擦り半で出てしまうアレとは速さが全然違いますね~・・・(???)
赤錆も大事な栄養素かな~っと思いつつ、念には念を入れて4回ほどシコシコしてみました!
いや~シーズニングするのも楽ではないですね・・・。
束子では役不足だと思い金属製の束子も用意したのですが、結果、こちらの束子で十分赤錆を落とすことが出来ました。
4回ほど洗うと赤錆も消えました!
水気をふき取ってからシーズニングを開始したいと思います!
そしてフライパンの底から1~2cmほどの高さまで植物油を入れて火にかけます。
この植物油ですが、シーズニングで一番良いのは乾性油である「亜麻仁油」になりまして、「紅花油」、「えごま油」もフライパンの表面に皮膜が出来るので適しております。
なお、シーズニングにはオリーブ油という話を耳にしますが、実際は適しておりません。
これは油の成分が「乾性油」、「半乾性油」、「不乾性油」の3つに分類できるのですが、シーズニングは乾性油が適しております。
この「乾性油」「半乾性油」「不乾性油」の違いは「ヨウ素価」の違いになるのですが、シーズニングに適した油が下記の通りになります!
- 乾性油(ヨウ素価130以上):亜麻仁油、紅花油、大豆油、えごま油など
- 半乾性油(ヨウ素価100~130):ごま油、米油、コーン油など
- 不乾性油(ヨウ素価100以下):オリーブオイル、なたね油、椿油など
乾性油の方が被膜効果が高いので、シーズニングに適した油はヨウ素価100以上の物なります。
そんな感じで乾性油が家になかったもので、買いに行くの面倒くさいと感じ、ヨウ素価113のごま油を使ってタークフライパンのシーズニングを行う事にしました。
いや~このごま油の量ですので、結構なお値段になるかと思います・・・。
なんだか天ぷらを食べたくなってきたフライパンのシーズニングの時間になりました(笑)
油から湯気が出てきたタイミングで、野菜くずと塩を入れて炒めると、嫌な鉄の臭いを消すことが出来るのですが、そちらも面倒臭くて投入しませんでした。
※野菜くずを炒めなくてもシーズニングは大丈夫です。
野菜くずを入れて炒めた場合は、野菜(ネギなどの香味野菜を使うのがおすすめ)に火が入るくらい炒めたのち、取り除けばOKになります。
今回野菜くずは炒めなかったのですが、油から湯気が出てから5分ほどのまま火にかけ、消火したのちキッチンペーパーで油をふき取ります。
油をふき取ったら、40度ほどのぬるま湯で軽く流し、もう一度火にかけて水けを飛ばせばシーズニングの完了となります。
暫くフライパンを使わないなら、表面に再度油を薄く塗って保管する事をおすすめいたします!
タークフライパンレビュー!キャンプでクラシックフライパンを使った感想と蓋の詳細
それでは実際にターククラシックフライパンを使ってレビューしたいと思います!
キャンプと言ったら焚き火になるかと思いますが、タークのフライパンは、直火で使うことが出来ますので、その点、フッ素コーティングのフライパンと違います。
ちなみにターククラシックフライパンは、直火の他に、IH、ガス、オーブンにも使えますので、自宅でも問題なく使用可能です!
折角の鉄のフライパンでの調理になりますので、豪華にステーキを焼いてみたいと思います!
油を引いてフライパンを温めてから調理開始でございます!
高火力で調理できるのもキャンプの魅力の1つですよね!
熱々のフライパンに、お肉を投入した瞬間になります!
24cmありますので、ステーキを焼くのも苦になりませんね!!
タークフライパンでの調理は、高火力で一気に焼き上げられますので時短になって非常に便利でした!
テフロン加工のフライパンですと、この高火力ですと一気にコーティングが剥げてしまいますよね。
いい感じに焼き上がりましたね~♡
このステーキを食べたいが為にタークフライパンを購入したと言っても過言ではございません!
東京銀座で食べたら1万円くらいですかね?(笑)
タークフライパンがあれば、1/10の価格で美味しい肉料理を作ることが出来ます!
タークフライパンは、鉄の厚さが3mmと太く、蓄熱に優れてますので、美味しく肉を焼いてくれるのが魅力の1つになります!
肉料理以外にも、目玉焼きの調理にもタークフライパンは大活躍してくれております!
持ち手が長いので、熱くなるのは遅いのですが、それでも使用中はミトンや耐熱手袋が必要な感じでした。
しかしながら、フライパンで調理するとなると、あると便利なのが「蓋」だと思います。
目玉焼きを焼くにしても、蓋がないと黄身に火が通りにくいですからね~
フライパンの蓋だけを購入するのは、収納場所とお金の無駄だと感じ、何かと兼用できないかと思案する事に致しました!
色々と考えた末、タークフライパンの蓋の代わりに購入したのが、こちらのスチール製のお皿になります!
スノーピークテーブルウェアディッシュTW-032というお皿になるのですが、こちらとタークフライパン24cmと相性が良い感じで、蓋としても使用することが可能です!
タークフライパン24cmの上に、スノーピークのお皿を乗せた様子になります!
深め(高さ)に出来たお皿になりまして、底径が17cmであるタークフライパンに丁度良いサイズ感となっております。
当初、直径24cmに対応するフライパンの蓋を購入しようと考えたのですが、結構嵩張る事が発覚し、写真のような使い方で十分だと感じてスチール製のお皿を代用品として活用しております!
キャンプは不便を楽しむアウトドアですので、フライパンの蓋は、スチール製のお皿の代用で十分であると感じております!
シッカリとしたフライパンの蓋が欲しい方は、軽量で使いやすいアルミ製の物がおすすめです!
タークから純正のフライパンの蓋が発売されていれば良いのですが、調べた限り販売はしてませんでした。
純正のフライパンの蓋があればと思ったのですが、ま~ないあら代用品で済ますしかないですよね。
まとめ
購入したターククラシックフライパンは、まだまだ育てている最中なもので、少し焦げ付いてしまう事があったりします。
あと数回使用すれば、フライパンの表面にコーティングが出来て焦げ付かなくなるのではないかと考えております。
シーズニングが終わった後も、使用後は洗剤を使わず40度前後のお湯で擦り洗いし、再度火にかけて乾かしたのち油を薄く引けばメンテンナンス完了ですので、それほど面倒ではございません。
当初、鉄のフライパンは、メンテンナンスが面倒臭いだろうな~っと思っていたのですが、何度か使用するうちに慣れました(笑)
ターククラシックフライパンは、シッカリとお手入すれば一生使える鉄のフライパンですので、これからもキャンプや自宅で大活躍してもらおうと考えております!
非常に使いやすい鉄のフライパンですので、かなりおすすめでございます!
登山用で使用してますチヌークの軽量フライパンについて書いた記事になります!
焦げ付き難くく、底が深いので一人用の鍋としても重宝しております!