
登山をしていると、「なぜ、こんなところに祠や社があるんだろう!?」っと思うことがありますよね。
標高が高く、中々人を寄せ付けない場所にあるにもかかわらず、定期的に人の手が入っていると思われる整備具合に???っと感じることがあったりします。
そんな社や祠は、だいたい「山の神」を祀っているものが多いのですが、今回は登山者にも知って欲しい「山の神様の日」について解説したいと思います!
山の神様の日はいつか!?と入山禁止、山の祟りについて
日本には昔の風習から、色々な「〇×の日」がありますよね!
私が産まれた月日は、7月18日になるのですが、この日は「光化学スモッグの日」になります。
なぜ、光化学スモッグの日になったかと申しますと、日本で初めて光化学スモッグが発生したのを記念して(?)制定された経緯があります。
なんとも微妙な名前の付いた日に私は産まれてしまったのだ・・・っと苦笑いの日々なのですが、笑顔がくすんでいたり、腹の中が真っ黒なのも、光化学スモッグの日に影響を大いに受けていると感じております(笑)
ちなみに私と同じ誕生日の有名人として「広末涼子さん」がいらっしゃるのですが、多分、この事実を知らないのではないかな~っと思っております。
個人的には「マジでスモッグ5秒前♪」ってなラップ曲で?デビューしたいな~っと思っているのですが、全くニーズがないことは鏡に映る自分の姿を見て判断している状況です(涙)
なんだか段々寂しくなってきたので山の神様の日に話を戻しますが、結論から先に述べますと毎年12月12日が山の神様の日になります!
地域によっては、1月12日、「1月16日、5月16日、9月16日の3日間」、旧暦の2月9日と10月9日が「山の神の日」としていたりします。
月日が微妙に違う地域があるものの、それでも全国的に「山の神様の日」が制定されているのが面白い所ですよね。
ちなみに12月12日の山の神様の日(山の神の日)に入山するすると山の祟りに遭うと言われております。
なぜ、山の神様の日は入山禁止なのか!?について

ここで気になるのは、なぜ、山の神様の日は入山が禁止されているのか!?になりますよね。
山の神様の日が登山禁止の理由を簡単に書くと、「棚卸をするから!」になります。
棚卸ってなに???って感じですが、スーパー等の小売店や、メーカーで働いたことがある方なら聞いたことがあるかも知れませんよね。
棚卸について簡単に書くと、帳簿と現物にズレが無いかを確認する作業になるのですが、それを12月12日に山の神が行うからになります。
実際、山の神は何を数えているのか!?になりますが、こちらや山に生えている木を数えております。
12月12日に山の神が木の本数を数えている時に入山すると、自分が木と間違われて数えられてしまい、そこから動けなくなり、山から下山できなくなると言った伝承があったりします。
山で起きる神隠しも、もしかすると12月12日の山の神様の日が絡んでいる可能性があるかも知れません。
ただでさえ細かな作業が発生する棚卸になりますので、そこに人間がチョロチョロしていれば、そりゃ~山の神様も怒り心頭になるのは分からなくもないですよね!
山の神とは!?

地域によって異なるものの、12月12日に山の神様が木を数える作業があるため、入山が禁止されておりますが、そもそも山の神様とは!?っと疑問に思う方が多いと思います。
山の神とは!?について簡単に書きますと、山と田んぼに住み着く女性の神様になります。
主に山を守る守護者的な存在になりまして、まさに山を司る神様になります。
山の神の面白い点としてあるのは、春になると下界の田んぼに下りて「田の神様」になりまして、実りを司る神様になります。
秋の稲刈り後は、山に戻り山の神として君臨するので、神様の二毛作?的な存在でもあります。
春から秋は田の神様、それ以外の季節は山の神様という事は、ど~しても不在にする期間があると思ってしまいますよね。
なんとなく10月の「神無月(日本中の神様が出雲大社へ集まる月)」と同じような感じにも思えてしまいますが、その不在の期間については、社と祠が関係していたりします。
山の神と社、祠の違いと関係につい

山の神が田の神になっている間、山には神が不在で守りが手薄になると思ってしまいますよね。
その辺、非常によく考えられておりまして、キーワードになるのが「社」と「祠」になります。
そもそも社と祠を混合しがちですが、シッカリと役割分担があったりします。
まず、社になりますが、こちらには神様を祀っておりまして、そちらに神様が存在していると言われております。
一方、祠の方には神様は居ないのですが、ただ、遠方にいる神様と繋がることが出来るスポットになります。
現代風に書きますと、社は「対面で神様とお話が出来る場所」になりまして、祠は「電話やメールで神様へ連絡ができる場所」のような意味合いになります。
鬼籍に入ってしまった私の山の師匠曰く「社は警察署、祠は交番の様なものだ」と言っていたのが懐かしいのですが、こちらも微妙にニュアンスが違うよな~っと思ってしまったものの、波風立ててもアレなので、大人の対応をした誰かさんになります(笑)
社と祠の違いについては、分かりやすいような、分かり難いような感じになってしまいましたが、山の神が田の神として君臨している際も、祠には繋がっている状態ですので、何かあればそちらで通じ合うことが出来るようになっております。
登山をしていると、山の中には社が点在してますがが、それ以上に祠が多いのは、この辺が影響しているのではないかな~っと考えております。
山の神の注意点と山の祟りについて

続きましては、山の神の注意点と山の祟りにについて触れたいと思います!
上述の通り、山の神様の日は、登山は禁止すべき日でもありますし、林業などの山仕事をしている方は、この日は入山して仕事はせず、山の神を祀るために宴会や祭事を行ったりします。
それ以外にも、色々と山の神への注意点があったりします。
知らずに禁を犯すと山の祟りに遭ってしまいますので、まずは山の神様の日の注意点について書いていきたいと思います!
- 山仕事はせず、その日は刃物を使わない
- 山の神を祀る際は、御神酒や赤飯、塩をお供えし山仕事の安全を祈願する。
- 山の中に祠がない場合は、登山口の大きな木の下にお供えをする。
色々な地域の山の神様の日にの注意点について調べてみたのですが、結構、同じような事が書かれている事が多かったです。
やはり「入山禁止」がどの地域でも注意点として挙がってまして、お供え物をしてご機嫌を取る?感じでした。
また、山の神は女性の神様という事もありまして、色々な注意点があったりします。
山の神を意識した対応が山の中では求められるのですが、山の祟りを避け上でも必要な習わしを纏めると、こんな感じになります!
- 刃物や鏡を携帯する
- 雉打ち(トイレ)の時は斜面を背にする(男性登山者に限る)
- 山の神(社・祠)、御神木、登山口にて一礼し山に敬意を表する
- 山頂(最高点)を踏まない
- 落とし物に気づいても探しに山の中へ戻らない
- 山の中で視線を感じても気づかないフリをする
- 登山中は食料や水を食べ尽くさない
- 2名以上で道に迷ったときは本名を呼ばない
まず、刃物、鏡を携帯するの意味になりますが、こちらは「魔除け」を意味しております。
山中には山の神以外にも「魔物」など山の祟りを担う「この世の物ならざる者」がいると言われております。
そんな祟り神を跳ねのける重要な魔除けとして有効な刃物や鏡を登山の装備に含めておくことは、なにかトラブルがあった時にも役に立ったりします。
魔物と遭遇しなくても、ナイフなどの刃物が有れば、色々な場面で重宝しますし、鏡があれば、遭難した際、太陽光を反射させてヘリコプターに自分の位置を伝えるのに使えたりします。
また、雉打ち(男性のトイレの隠語)する際は、斜面を背に向けて行うことが重要です。
何故かと申しますと、山の神は女性の神様ですので、アレを見せつけながらの雉打ちは、刺激が強いプレイになってしまいます♡
私のアレは、隠すほど貧相ではないので(?)、いつでもウエルカムなのですが、それでも山の中で祟られてしまうのは怖いの一言ですよね。
山の祟りで私の立派なマツタケが貧相なシメジになってしまったら数多くの山ガールが嘆き悲しんでしまいますからね~・・・。
山の神様も好きですが、それでも住んでる世界が違いますので、山ガール達にチヤホヤされる人生を目指したいと思います♡
また、山頂の最高点を土足で踏まない!ってのも山の神への敬意を表す行為だと言われております。
時々土足で山頂の三角点などを踏んだ状態で写真を撮っている登山者を見かけることがありますが、この辺は改める必要があるかも知れません。
詳細には書きませんが、「落とし物に気づいても探しに山の中へ戻らない」、「山の中で視線を感じても気づかないフリをする」、「登山中は食料や水を食べ尽くさない」、「2名以上で道に迷ったときは本名を呼ばない」等については、こちらの記事で詳しく書いてますので参考にしてみてください!
山の掟と怖い話について書いた記事になります!
今回の記事と重複する部分もありますが、山の祟りに遭わないようにするためにも是非、チェックしてみてください!
まとめ
まさか「山の神の日」があって、「入山してはいけない日」があることに驚いてしまった方も多いと思います。
面白い話だな~っと思いつつ、古くから伝わる伝承ですので、「馬鹿臭い」と感じる方も多いと思います。
信じるか信じないかは貴方次第です!!っと、親指を立てながら叫んでしまったのですが(?)、少なくとも私は守りたいな~っと考えております。
山の神についての理解が深まると、登山中に見かけるとまた違った感情が芽生えますよね。
「山の中にお邪魔させていただいている」っといった謙虚な気持ちを忘れずに、これからもマナーを守って登山を楽しみたいものですよね!
山の妖怪ヤマノケについて書いた記事になります!
山には神様もいますが魔物もいますので、良かったら参考にしてみてください!
