- 奥多摩ヨモギ尾根から雲取山登山と奥多摩小屋について
- ヨモギ尾根から雲取山登山で利用できる駐車場・トイレの詳細
- ヨモギ尾根登山口までのルートの様子について
- ヨモギ尾根(鉢焼場尾根)登山とルートの詳細
- 奥多摩小屋の現状(水場・テント場・トイレ)の詳細
- 雲取山登山とルートの様子について
- ヨモギ尾根~雲取山登山のルート・標高差・コースタイムについて
- まとめ
奥多摩ヨモギ尾根から雲取山登山と奥多摩小屋について
仕事が少し落ち着いてきたもので、久しぶりに雲取山と飛龍山へ登ってみたくなり、出没してきました!
前々から奥多摩のヨモギ尾根から雲取山へのルートを歩いてみたいと考えていたのですが、中々機会に恵まれなかったもので、よ~やく歩けて満足度の高い1日になりました!
また、未踏だった岩岳尾根(岩岳)もこの際歩いてしまおうと思い、登山のコースに組み込んだ感じです。
自分の年齢を忘れているようなモリモリなコース設定ですが、実際に歩いてみると奥多摩小屋の手前で既に力尽き、無茶なルート設定をした自分の馬鹿さ加減に後悔の涙を流していたのは内緒ですよ♡
予定通りに行く人生なんて面白くない!と、常日頃から思っている誰かさんなのですが、登山計画だけは、真剣に検討し、無理のない範囲で楽しむ事が重要であると痛感した1日になりました。
そんなヨモギ尾根から雲取山登山になりますが、営業が終了し取り壊しが決まっていた奥多摩小屋の現在の状況が前から気になっておりました。
「トイレも含めて全て解体が終了した」といった話は聞いていたのですが、実際に奥多摩小屋の現状を見た訳ではなかったもので、「どんな感じになったんだろう?」といった興味が湧いておりました。
現在、奥多摩小屋のテント場は「テント泊禁止」の処置がされておりますが、コッソリと宿泊している登山者がいるのではないか?といった、野次馬根性が働いたの事実であります!
闇テン(禁止の場所でテント泊する行為)をしている登山者がいたら、石でも投げてやる!と、思っていたのですが、実際の状況については後述したいと思います!
そんな感じで、今回は奥多摩のヨモギ尾根から入山し、奥多摩小屋、雲取山登山について書いていきたいと思います!
特に、昭文社の山と高原地図では「破線ルート」の扱いになっておりますヨモギ尾根のルートについては詳細に書いていきたいと思います!
そんな感じでお忙しい方向けに、今回のヨモギ尾根から奥多摩小屋、雲取山登山登山のルートの様子について撮った動画がこちらになります!
上記写真を押すと、道の駅たばやまからヨモギ尾根~奥多摩小屋~雲取山~飛龍山~岩岳尾根までの登山ルート上の様子を確認できる動画を観る事が出来ます!
天気も微妙ですし、非常に地味なヨモギ尾根、岩岳尾根歩きになりますので、インスタ映えは全くしませんが、奥秩父主脈縦走路の様子についても確認できると思いますので、良かったら観てください!
ヨモギ尾根から雲取山登山で利用できる駐車場・トイレの詳細
こちらが今回の雲取山登山の拠点としてい利用しました道の駅たんばやまになります。
丁度、桜が満開を迎えてまして、独りでウットリ♡してしまいました。
道の駅たんばやまには、トイレと自動販売機、売店、温泉がありますので、かなり便利でございます。
駐車場も、約150台ほど停めれるそうですので、満車で使えないことは少ないと思います。
しかしながら、道の駅たんばやまからヨモギ尾根の入口までは、結構な距離(約10kmの道のり)になりますので、駐車場として使う場合はチョット微妙かも知れません。
奥多摩湖から道の駅たんばやまへ向かっていると、路肩に駐車可能な箇所がありますので、そちらを利用するのも手かもしれません。
こちらが道の駅たんばやま周辺の地図になりますので、登山の参考にしてみてください。
トイレにつきましては、黄色い車の奥にあります。
日帰り温泉(のめこい湯)も、駐車場から歩いて5分前後の所にありますので、下山後にノンビリ疲れた体を癒すのアリかと思います!
また、ヨモギ尾根を使って雲取山へ登山となると、昔は奥多摩小屋のトイレが利用できたのですが、現在は使用することが出来ません。
少し離れておりますが、雲取山山頂にトイレがありますので、そちらを利用してください!
ヨモギ尾根登山口までのルートの様子について
そんな感じでヨモギ尾根から雲取山を登りたいと思います!
晴天の予報だったのですが・・・。
相変わらず、「ガスに愛されたオジサン」から卒業できない誰かさんです(涙)
同じくらい山ガールから愛されたいのですが、来世まで難しそうですね(涙)
のっけから意気消沈してしまいましたが、道の駅たんばやまから5kmほど歩くとヨモギ尾根の入口に至る「雲取山・飛龍山登山口」に到着出来ました。
途中まで、三条の湯へのルートと一緒になります。
現在、落石のため、この地点で通行止めになっておりますので、車で入らないようにしてください!
ヨモギ尾根の入口を目指し林道を歩いてくと、片倉橋のゲートに到着しました。
本来、片倉橋のゲート手前まで車で入ることが出来るのですが、現在、通行止めになってますので歩いてくるしかありません。
いや~ここまで結構遠く、ヨモギ尾根の入口は更に歩きますので、メンタルを蝕む行程でございます・・・。
片倉橋からヨモギ尾根の入口を目指し進んでいくと、桜が満開でした!
いや~奥多摩にも春の到来ですよね~♪
桜が見れて私は幸せ者でございます♡
ヨモギ尾根(鉢焼場尾根)登山とルートの詳細
桜を見ながら進んでいくと、「塩沢橋」がありまして、そちらを渡るとこの道標があります。
こちらが奥多摩ヨモギ尾根の入口になります。
ヨモギ尾根の入口を違う角度から撮った写真になります。
途中までしっかりとした林道になっております。
ヨモギ尾根から雲取山を目指さず、三条の湯へ行く場合は、こちらには入りませんので道を間違わないようにしてください。
三条の湯でテント泊をし、雲取山へ登山した時の記事になります!
ブログのオフ会で知り合った仲間たちと一緒に登山した時の様子になるのですが、この頃は、コロナで悲惨な一年になるとは夢にも思ってませんでした。
ヨモギ尾根の入口周辺は、沢沿い歩きになりまして、かなり癒される景色が広がっております!
林道歩きで白目になっているので、沐浴したいな~と思ってしまいました。
こちらがヨモギ尾根(鉢焼場尾根)の入口になります。
小さいながらも道標がありますので、見落とさないようにしてください。
私は見落としてしまい、このまま真っ直ぐ進んでしまいました・・・。
左の斜面を意識して歩けば見落としはないかと思います。
ヨモギ尾根(鉢焼場尾根)は、入口から急登が連続し、私の心臓が破裂しそうになってしまいました。
心拍数が157とハードに燃えてきました!!
いつしか急登でエクスタシーを迎え、エキスパートモードになってしまいました。
このドキドキ感は、初恋の時以上でございます!!
ヨモギ尾根(鉢焼場尾根)に恋したオジサンの生きざまをとくと見て下さい!!
よ~~やく尾根がなだらかになってきました。
それにしても、ヨモギ尾根(鉢焼場尾根)は人気がないみたいで、直近で人が歩いた形跡がありませんでした。
私が来ることを察して逃げちゃったんでしょうかね!?
ヨモギ尾根(鉢焼場尾根)は、作業道(管理道)が結構多いのですが、基本、こんな感じの簡易的な道標が設置されております。
道標がない所もありますので、地形図があると便利だと思います。
こんな感じにダラダラな上り坂も結構多く、ペース配分が少し難しいです。
新緑・紅葉の時期は、本当に綺麗だと思います!
ヨモギ尾根なのに馬酔木の花が咲いておりました。
私、馬酔木(あせび)の花が地味で好きなんですよね~
パンツの色は黒が好きなのですが、純白も捨てがたいな~と思ってしまいました(?)
モザイクが濃いですが、正面のモッコリがヨモギ尾根上に鎮座する奥後山(標高1,466.4m)になります。
何故か山頂プレートを見つけることが出来ませんでした。
ヨモギマジックとは、この事を言うんでしょうね~(?)
ヨモギ尾根(鉢焼場尾根)は、雰囲気が良い所があるものの、基本、展望は悪いです。
修行僧のようになりながら進んでいくと、奥多摩小屋への分岐となりました。
ここでヨモギ尾根(鉢焼場尾根)登山は終了でございます!
さ~水場で「がぶ飲み君」になりたいと思います!!
奥多摩小屋の現状(水場・テント場・トイレ)の詳細
こちらがヨモギ尾根(鉢焼場尾根)の水場(奥多摩小屋の水場)になります!
水量は弱いものの、シッカリと水が出ておりました。
水場の整備も定期的に行われている感じでしたので、当てにしても大丈夫だと思います。
とても冷たくて美味しい水ですのでおすすめでございます!
こちらで2.5L補給して先を目指しました。
気になっていた奥多摩小屋のテント場の様子になります。
昔と変わらず幕営できるスペースは十分ありますが、一人もテント泊をしている方はいませんでした。
奥多摩小屋が営業している頃は、平日でもテント泊をしているかたが多かったんですけどね~・・・。
そしてこちらが奥多摩小屋があった場所になるのですが、既に解体が終了し更地になっておりました。
写真右手にあったトイレも現在はありません。
奥多摩小屋の入口付近に「テント泊禁止」の表示が目立つように掲げられておりました。
奥多摩小屋がなくなってしまったんだな~と、改めて実感してしまいました。
なんだか寂しい話ですよね~
今日現在、奥多摩小屋跡の活用方法はまだ決まっていないそうです。
休憩所ができると有難いですよね~
奥多摩小屋の閉鎖、取り壊しについて書いた記事になります。
詳細に書いてますので、良かったら雲取山登山の参考にしてみてください!
雲取山登山とルートの様子について
奥多摩小屋の現状をシッカリと目に焼き付けていると無性に腹が減ってしまいました。雲取山へ登山する前に、腹黒い虫に栄養補給をしたいと思います。
今回は見切り品を購入する時間がなく、財布の中身が大打撃となりました(涙)
腹が満たされたので雲取山目指して登って行くと、ルート上は更にガスが濃くなってきました。
いや~モザイクに慣れてはいるものの、この濃さには脳内変換も間に合いませんね~
ここはどこざんす?と、思ってしまうようなガスの世界でございます!
雲取山と言わないとどこだか分かりませんよね。
天気が良いと、ルート上から富士山や大菩薩嶺が良く見えるのですが、今回は残念な感じです。
「今日は晴天です♡」と、太ももをアピールしながら説明していたお天気オネーさんのことを、本気で殺意を覚えてしまった時間帯でした。
よっ!雲取山!!
雲取山は、山梨県にも属してまして、その関係で「山梨百名山」に選ばれております。
雲取山山頂には、そこそこ登山者がいました。
普段なら、もっと混雑しているんですけどね~
こちらが雲取山の山頂直下にあります雲取山避難小屋になります。
普段なら、平日でも混雑しているので、今日は閑散としておりました。
なんだか雲取山へ登った感じがしませんね~
そんな感じで、ヨモギ尾根から雲取山へ完歩でございます!
思った以上に時間が掛かってしまいました・・・。
今回のヨモギ尾根から雲取山登山の詳細は、下記の通りになっております!
ヨモギ尾根~雲取山登山のルート・標高差・コースタイムについて
こちらが今回のヨモギ尾根~雲取山登山のルート・標高差、コースタイムの詳細になります!
登山日程:4月3日[日帰り登山]
天 候:曇り、風がやや強く雲取山の山頂周辺は肌寒い
メンバー:単独
今回歩いたヨモギ尾根ルート、雲取山登山道には、積雪や凍結はありませんでした。
そしてこちらが今回登山をしました道の駅たんばやまからヨモギ尾根・雲取山への登山ルート、標高差の地図になります!
地図の10kmほどからヨモギ尾根が始まりまして、21km付近が雲取山の山頂になります。
標高差の通り、ヨモギ尾根の入口から奥多摩小屋までひたすら登り道になります。
特に、ヨモギ尾根の取り付き地点から奥後山まで急登が続きますので、気持ち良く白目を剥くことが可能です♡
ヨモギ尾根は、景色があまり良くないので、修行の様な登山の時間になると思います!
ただ、私は樹林帯が結構好きなので、それほど苦になる行程ではありませんでした。
そしてこちらが今回の雲取山登山のコースタイムになります!
道の駅たばやま 6:53 → 6:54 丹波山温泉バス停 → 7:38 親川 → 8:08 片倉橋 → 8:34 塩沢橋 → 9:49 塩沢右岸上段巡視路分岐 9:56 → 10:23 奥後山 → 11:26 奥多摩小屋 11:56 → 11:57 ヨモギノ頭 → 12:18 小雲取山 12:21 → 12:31 雲取山避難小屋 → 12:36 雲取山山頂
ヨモギ尾根の入口(塩沢右岸上段巡視路分岐)から奥多摩小屋まで、約2時間のコースタイムになりました。
当初、雲取山の山頂で昼食にしようと思い計画していたのですが、異様に腹が減ってしまい、奥多摩小屋の跡地周辺で食べることになりました。
道の駅たんばやまから、昼食込みでザックリ6時間程度のコースタイムで計画すれば、大崩れすることはないかと思います。
また、お恥ずかしながら、途中で作業道に迷い込んでしまい、結構時間をロスしております。
ヨモギ尾根は、管理道が多いので道間違いに注意してください!
まとめ
運動不足でなまった体に堪えたヨモギ尾根からの雲取山登山の時間になりました。
しかしながら、今回のルートは、奥多摩小屋の水場を通るため、荷揚げする水の量を少なくすることが出来るのがメリットだと思います。
時々枯れることのある奥多摩小屋の水場ですが、今回はシッカリと出てましたし、整備もされておりましたので、当分の間は当てにすることが出来ると思います。
また、ヨモギ尾根から雲取山を目指す登山者はかなり少ないので、静かな山歩きを楽しむことが出来るのも魅力の1つだと思います!
新型コロナウイルスのことを考えると、登山者が多いルートを使うのは、低いながらもリスクの要因になってしまいますしね。
そんなことも考えながら今回の登山のコース設定をしたのですが、次回は更に登山者が少なくなる雲取山から飛龍山と、未踏だった岩岳尾根について書きたいと思います!
獣集がプンプン♪でビビりながらの飛龍山への登山となりました・・・。
ヨモギ尾根から雲取山登山の後半戦になりますが、岩岳尾根から飛龍山・前飛龍山登山の記事になります!
奥秩父主脈縦走路のコース状況についても書いてますので、登山の参考になれば幸いです!