アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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北アルプス燕岳!コマクサや雷鳥と素敵な出会い(中房温泉~合戦小屋~燕山荘)前編

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北アルプス燕岳登山道の花

 

 

北アルプス燕岳登山に出掛けた経緯について

今日は、普段全然登らない「北アルプス」に出没した時のことを記事にしたいと思います!

 

私は、北アルプスよりも南アルプスの方が登山者が少なく静かで好きなんですが、数年ぶりに北アルプスの山に登ろうと決心し、未踏だった「北アルプスの女王 燕岳」へ行ってきました!

 

当初、天気が良ければ2泊3日のテント泊で燕岳を起点にして、アッチからコッチへ縦走しようと思っていたのですが、計画日に近づくにつれて天気が悪くなり、結局、日帰り登山で落ち着いた感じです!

 

今回の山行で、「定期的に北アルプスへ登山に行こうかな~!」と考えが変わったので、今後、機会を作って時々出没しようと思っております!

 

そんな感じで今回は、北アルプス燕岳登山の前線基地である中房温泉を起点に、急登で名高い合戦尾根から合戦小屋を経由して燕山荘、燕岳のピストンになります。

 

地味に長いので、今回も前・後編の2部作で行きたいと思います!

 

前編は、第1駐車場~中房温泉~合戦小屋~燕山荘までになります!

 

こんな一日になりました!

 

北アルプス燕岳登山の日程・天候・メンバー

登った日:06月22日(月) [日帰り]

天  候 :曇り

メンバー:単独

 

 

燕岳登山のアクセス・駐車場について

中房温泉近くの無料駐車場を利用。

7:00頃着きましたが、第1駐車場は半分くらい空いてました。

第1~第3駐車場まで広い駐車場ですが、早めの到着が良いかと思います。

 

コース状況(中房温泉~合戦小屋~燕山荘)

 第1ベンチ近くの水場は水量も多くあてに出来ます。

合戦小屋にトイレがあり、名物の「うどん」は既にこの時既に販売されておりました。しかし、「スイカ」の方は6月下旬頃からの発売で食べれませんでした。

道中、かなり虫が多いので、虫除けスプレーがあると重宝します。

 

 

北アルプス燕岳登山の装備

水3.0L(余り 0.3L。)

※2.5L持参で、第1ベンチ近くにある水場で0.5L補給

 

貧乏セット(おいなりさん、のりまき2本、ラーメン(カレー味))、シュークリーム1個、チョコレート120g、飴玉15個、柿の種、お煎餅、コーヒセット1式、バーナー、コッヘル、カップ、ガス缶(大:1/6消費)、へッドライト、予備電池、ダブルストック、手袋(薄手)、帽子、日焼け止め、虫除けスプレー、その他諸々

 

コースタイム(中房温泉~合戦小屋~燕山荘)

第1無料駐車場6:58 → 7:02中房温泉登山口7:04  → 7:23第1ベンチ7:25 → 7:36 第2ベンチ 7:38 → 7:57第3ベンチ8:00  → 8:15 富士見ベンチ 8:17 → 8:33 合戦小屋 8:35 → 9:06 燕山荘

 

燕岳登山のコース・標高差(中房温泉~合戦小屋~燕山荘)

燕岳登山のコース・標高差中房温泉~合戦小屋~燕山荘

北アルプスのメジャーなお山が勢揃いですね~!てな所に燕岳はあります!

 

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 中房温泉から出発し、合戦小屋~燕山荘~燕岳を日帰りピストンしております!

 

 

北アルプス登山の写真(中房温泉~合戦小屋~燕山荘)

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経費節減で高速道路を使わず、下道で神奈川の自宅から中房温泉で来たんですが、5時間掛かってしまいました。

 

山登りする前ですが、既にグッタリです(涙)

 

そんな感じで、中房温泉の第1駐車場(無料)からスタートです! 

 

 

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今日は、北アルプスの山々の中でもメジャーな燕岳に合戦尾根から登りたいと思います!

 

実は、人が多い北アルプスの事を毛嫌いしてまして、あまりこの山塊には出没いたしません。

 

も~北アルプスの山に何年ぶり来たか思い出せないほど昔でございます。

 

 

中房温泉で、燕岳の登山口

 こちらが中房温泉で、燕岳の登山口になります!

 

この近くに綺麗なトイレがあります。

 

下山後の楽しみである温泉は、こちらにするか、あちらにするか大変悩みました。

 

どっちの温泉に入ったかは、後編で明らかになります♡

 

 

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 落葉松の新緑が輝いております♪

 

秋の紅葉の時期も綺麗なんでしょうね~(´∀`*) 

 

 

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雲のモザイクが濃いですが、薄っすら見えているお山が東餓鬼岳方面になります!

 

当初、アッチまで歩いて中房温泉へ下山しようかと思ったんですが、計画通りに行かないのが登山ですよね~~・・・

 

 

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 リンリン草が私のことを出迎えてくれました!

 

 

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モリモリ登っていくと、ほどなくして「第1ベンチ」になりました。

 

この第1ベンチの近く水場がございます!

 

モリモリ有るんで、帰りに寄って状況を確認したいと思います!

 

 

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 合戦尾根は、北アルプス三大急登らしいですが、私の地元丹沢の大倉尾根に似ているような感じでした。

 

 北アルプス三大急登の残り2つは、烏帽子岳のブナ立尾根、鹿島 槍ヶ岳の赤岩尾根と言われております。

 

 でも、こちらの合戦尾根は、「急登か?」と言われると、それほど「M指数」は高くないかな~と思います。

 

全行程で、鎖場や岩稜帯歩きもありませんので、危険な所はないです。

 

 

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さらに進んでいくと、荷揚用ケーブルが見えてきました。

 

名物のスイカや、可愛い山ガールが落ちてこないかな~っと眺めていたんですが、ピクリとも動きませんでした。

 

 

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 さらに進むと第2ベンチが見えてきます。

 

定期的にベンチがあるので、休憩のペース配分に使えますし、ザックを下ろせて体も楽ですよね~

 

 

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 第2ベンチからは、少し急な道が続きますが、途中からイワカガミロードになってきました♡

 

可愛いですよね~(´∀`*) 

 

 

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 純白のお花がとても綺麗でした!

 

合戦尾根は、樹林帯が続きますが、こ~やって定期的にお花があると癒されますよね~♬

 

 

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 天気が少し微妙ですが、多くのお花に出迎えてもらえて心は爽やかでございました!

 

この爽やかさを継続できれば女性にモテるんでしょうけどね~・・・

 

噓をつくのが苦手なんで、直ぐにバレてしまうのが私の良いところでございます(笑)

 

 

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 こんな感じの岩場もありますが、全く難しくございません。

 

ただ、下りで雪があると滑って少し難儀するかもしれませんね。

 

 

合戦小屋

 よ~やく合戦尾根の名物である「合戦小屋」に到着できました!

 

非常に立派な小屋ですね~!!

 

宿泊できないのが勿体無いですよね~・・・。

 

 

ちなみに、合戦小屋の営業は、下記の通り、6月から既に始まっております!

 

 

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※燕山荘より出典

 

「うどん」と「スイカ」が合戦小屋の名物ですので、是非ご賞味あれ!!

 

 

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 ちなみに、合戦小屋の標高が2,350mで、燕山荘の標高が2,712mになります。

 

合戦小屋から、さらに360mほど登らないといけません。

 

 

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平日ですので、流石に誰も居ませんでした。

 

折角なんで「チャリティーコンサート」として、1曲唄いたい気分になりました(笑)

 

 

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拍手なんていらない!この、「バチバチチカチカ草」が咲き乱れていれば、私は大満足です!てな感じでした(?)

 

 

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 短い区間ですが合戦尾根に残雪があり、雪道になりました。

 

今年は積雪が少し多いみたいですので、6月中の北アルプス登山には軽アイゼンがあると安心かもしれませんね!

 

 

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 合戦尾根で、唯一痺れる区間がこちらになります。

 

写真の撮り方で急斜面に見えますが、実際はそれほど難しくございません。

 

ただ、滑って落ちると怪我しちゃうので、滑落しないように慎重に歩いてください!

 

 

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よ~やく燕山荘が見えてきました!!

 

ここまで地味に遠かった・・・。

 

そして、ガスと残雪が神秘的ですよね~(´∀`*) 

 

出来たら快晴だと有難いんですが・・・

 

 

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 燕山荘が近いようで遠い遠近法に最後の最後で苦しめられました(>_<)

 

美術の点数が悪かったので、授業をもっと真面目に受けていれば良かったですね~・・・(?)

 

 

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 遠近法から解放されると、燕山荘の近くに私のご先祖様が鎮座しておりました。

 

お墓に行っても留守にしていると思ったら・・・

 

こんな所でなにやっているんですか!?(笑)

 

 

燕山荘

こちらが北アルプスの山荘の中でも非常に有名な燕山荘でございます!

 

夏山シーズンに向けて、忙しそうに準備しておりました。

 

こちらの燕山荘は、リピーターが非常に多く、ご飯も旨ければサービスも良いと評判ですよね!

 

折角なんで、燕山荘の宿泊料やテント泊料金(幕営料)について、少し触れてみたいと思います!

 

 

燕山荘のテント泊料金、宿泊料金の詳細について

燕山荘ホームページ

 ホームページも非常に力を入れていて、とても観やすく操作も簡単です!

 

 

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 燕山荘の収容人数は、驚異の650人!!

 

テントは30張なんで、こちらは少し狭いかな~と思います。

 

今年の営業期間は、4月22日~11月25日と年末年始となっております。

 

 

燕山荘の宿泊料金

 宿泊料金は、こんな感じになっております!

 

時期によっては、お水が有料になっております。

 

ご飯も美味しくサービスも良いそうなんで、1泊2食で10,000円なら安いかもしれませんね!

 

 

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大部屋が苦手な方には、「個室」まであります!

 

私はどこでも寝られるので、「トイレの個室」で十分かな~(笑)

 

 

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※上記5枚は燕山荘より出典

 

テント泊が好きな私にとっては、大変気になる燕山荘のテント泊情報ですが、テント1張700円でした!

 

そして、大変勉強になったのが、燕山荘のテント場が一杯になると、先ほどの合戦小屋でテントを張れるとのことです。

 

出発が遅れてしまった場合は、合戦小屋で燕山荘のテント場の情報を聞いた方が無難かもしれません。

 

ちなみに、燕山荘から大天荘のテント場まで、コースタイムで3時間40分になります。

 

燕山荘泊なら、生ビール(大)¥1,000、(中)¥800も呑めますし、女性に大人気の「ケーキセット950円」も食べれるので、それを楽しみに頑張って登れますよね!!

 

 

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 そんな感じで燕岳山頂を目指して先に進みたいと思います!

 

燕岳のコマクサ・ライチョウについて

燕岳周辺には高山植物の女王であるコマクサの群落がありまして、季節になると綺麗な花を咲かせます!

 

その年の気候によって、コマクサの花の見頃の時期は変動しますが、例年6月下旬頃から見頃迎えます。

 

特に燕岳手前の「眼鏡岩」周辺に、コマクサの群落が多いので、お勧めなエリアになります!

 

また、燕岳周辺には、雷鳥(ライチョウ)が生息しておりまして、晴天よりも曇りや雨の日によく見かけることが出来ます。

 

燕岳の雷鳥も、コマクサの群落と同様に、眼鏡岩周辺でよく見かけることが出来ます!

 

まとめ

左手の槍ヶ岳を目指して表銀座縦走コースを歩いてみたい気持ちがモリモリで大変でした!

 

そんな感じで、次回後編に続きます!!

 

コマクサにライチョウの出迎えもあって素晴らしい縦走になりました!

 

www.aohigetozan.com