- 飯豊山縦走と山小屋(本山小屋)について
- 御西小屋から飯豊山縦走の様子とルートの詳細
- 飯豊連峰山小屋(本山小屋)の料金・ビール・トイレの詳細
- 飯豊山のキャンプ場!本山小屋のテント場と水場の詳細
- 飯豊山縦走のルート・標高差・コースタイムの詳細
- まとめ
飯豊山縦走と山小屋(本山小屋)について
前回に引き続き、飯豊山を縦走した時の様子について書いてみたいと思います!
今回は、御西小屋でテント泊をしたのち、飯豊山までの縦走と、山小屋周辺の様子について書いてみたいと思います!
飯豊連峰の縦走路上には、山小屋が点在しているのですが、夏の期間以外は「避難小屋」になりますので、食料や寝具などを自分で荷揚げしなければなりません。
今回出没した本山小屋も、夏の期間だけ管理人が常駐し、営業小屋の様なサービスを提供してくれるのですが、飯豊山の山頂から近いこともありまして、小屋泊やテント泊で多くの方が利用する大人気スポットになります!
切合小屋経由ならギリギリ日帰りでも飯豊山に登れるかと思いますが、それでも体力・時間的にもタイトになりますので、本山小屋で宿泊できるのは大きなメリットになるかと思います。
また、飯豊連峰の山小屋の中でも、本山小屋はキャンプ場がかなり広く、大人数のグループで縦走する方にとっては、欠かせないテント場だと思います。
飯豊山へテント泊する場合、気になるのがキャンプ場の様子になるかと思いますので、本山小屋の水場やトイレや、酒好きにとっては欠かせないアイテムでありますビールの値段についても触れていきたいと思います!
まずは、テント泊をした御西小屋から飯豊山への縦走の様子について書いていきたいと思います!
まず、こちらの記事が御西小屋のテント場や、水場、トイレ、ビール、大日岳への登山の様子について書いた記事になります!
また、飯豊山縦走の登山動画がこちらになります!
上記写真を押すと、短いですが飯豊山の山頂からとった景色を観ることが出来ますので、縦走登山の参考になれば幸いです!
御西小屋から飯豊山縦走の様子とルートの詳細
今日は御西小屋から飯豊山へ縦走したいと思います!
こちらは、御西小屋のテント場から見た飯豊連峰最高峰の大日岳になります!
御西小屋のキャンプ場も、景色が良いのでおすすめでございます!
お世話になった御西小屋になります!
飯豊連峰縦走においては、とても重要な山小屋になりますよね。
さ~飯豊山目指して縦走のスタートでございます!
今日はダイグラ尾根を下って登山口である飯豊山荘を目指しますので、長い一日になりますね~
飯豊山への縦走ルートになります!
飯豊山を一番感じられる縦走区間が御西小屋~飯豊山~本山小屋までの区間かな~と思っております。
飯豊山を紹介する登山雑誌などに載る写真は、この区間の景色が多いですよね。
どうせなら、私の可愛い笑顔も載せてくれると女性ファンが増えて良いんですけどね~・・・。
え?苦情の嵐になるから無理だよ!?
交番の「指名手配犯」や、登山口によくある「尋ね人」として載る方が早いかもしれませんね(笑)
非常に名残惜しい時間になりました。
また、飯豊山を縦走したいです!
御西小屋から飯豊山を目指してい進むと、正面に磐梯山が見えてきました!
綺麗な三角形をしてますよね~
磐梯山から飯豊山を眺めている登山者も多いんでしょうね。
飯豊山までの縦走は、360度の大展望と、数多くのお花、雪渓の景色が待っておりました!
茜色に染まる山々が美しいですよね!
コバイケイソウと大日岳のコラボになります!
左に登り「オンベ尾根」が無性に気になりました。
あまり歩かれていないルートになるそうですが、飯豊山を縦走する時は、何処かで利用してみたいですね~
大日岳と御西小屋が本当に絵になります!
日本じゃない風景ですよね~!!
飯豊山まで雰囲気の良い登山道を歩いていきます!
朝は涼しいので、テント泊縦走もそれほど苦になりません!って、嘘をつきました・・・。
やっぱり、重いものは重いです・・・。
後ろ髪を引かれてしまってます(笑)
手前の草原に小さな池塘があったりと、雲上の楽園の様なところでございます!
善悪の知識の木は、何処に生えているんでしょうかね!?
飯豊山への縦走は、磐梯山方面の景色が絶品で、ついつい足が止まてしまいます。
西吾妻山とかも出没したいですね~
目指す飯豊山の山頂が見えてきました!
お~~!!チングルマ!!
飯豊山への登山道にも多く咲いておりました!
チングルマと聞くと「車懸りの陣」を思い起こしてしまいますよね~って、私だけですかね!?
朝露に濡れるチングルマでございます!
チングルマの時に「濡れる」と書くと、少しドキドキしてしまうのは何故でしょうかね?(笑)
それにしても、飯豊山方面が美しく、ついつい足が止まってしまいます。
飯豊山の雪渓でございます!
ここで「ポロリだよ!全員集合!!」をやりたいですよね(?)
棚田の様な雪渓ですよね~
「飯豊こまち」や「飯豊にしき」あたりのお米のブランを作ったら売れるかも知れませんよね!
山形県にも近いので「どまんなか」にあやかり「ややまんなか」とか命名しても面白いかもしれませんね(笑)
「そのネーミング、グッジョブ!!」と、マエちゃんからもお墨付きを得る事に成功しました☆彡
飯豊山へ縦走していくと、何とも言えな緩やかな草原地帯になりました!
登山道周辺に咲くニッコウキスゲでございます!
飯豊山は、本当にお花が多い山塊でございます!!
飯豊らしいダイナミックな雪渓ですよね~!!
涼しい風が吹き抜けてくるのかなり助かりました。
テント泊縦走で3日も経ちますと下半身が特にムンムンしてくるものですが、こちらでクールダウン出来て山ガールたちも安心だったと思います(?)
それにしても飯豊山の山頂が遠いです・・・。
あれ?こんなに登りましたっけ!?
そんな感じで玄山道分岐になります。
分岐と言いつつ、特に分岐する縦走路はありませんが、この辺に水場(弘法清水)があるそうです。
この時期は雪渓の下に埋もれてしまうので使用できませんが、秋になるとコンコンと水が湧きだしているそうです。
笹の縦走路に突入でございます!
綺麗に刈り払いされていて歩き易かったです。
登山道を管理してくれている方に感謝でございます!!
振り返っての烏帽子岳・梅花皮岳方面になります。
雪渓が良い絵アクセントになってますよね!
マエちゃんが良いアクセントになってますよね(笑)
飯豊連峰らしい景色が広がっております!
歩いてきた飯豊山の縦走路でございます!
疲れが一気に吹き飛びますね♡
駒形山の手前から見る飯豊山の山頂になります。
御西小屋から近いようで地味に距離がありますね。
そんな感じで飯豊山の偽ピークである駒形山に到着です!
駒形山からも飯豊連峰の景色を360度楽しめます!
駒形山から見る飯豊山の山頂の景色になります!
登山者も少なく静かな感じでした。
飯豊山の山頂から少し離れたところにあります本山小屋が見えてきました。
本山小屋のテント場は、こちらからでは見えてませんね。
飯豊山の山頂付近に咲いていた固有種の「イイデリンドウ」になります!
お花の色も濃く、朝露と相まってキラキラと輝いておりました!
正に、私の笑顔と同じくらいの輝きでした!!(勝手に言ってろ!!!)
だいぶ縦走してきましたね~!
天気も良くて最高の飯豊登山日和でございます!!
あの頂が飯豊山の山頂でございます!!
岩が多くて少し歩き難いですが、登山道に危ない所はありません。
下山で利用するダイグラ尾根が不気味な輝きを放っておりました・・・。
このダイグラ尾根は、想像以上にヘビーでございます。
無事に飯豊山山頂に到着でございます!
飯豊山の標高は、2,105mになりまして、日本百名山、お花の百名山等の選出されている名峰になります!
晴天の時に登れてマエちゃんにも笑みがこぼれておりました!
ここまで遠かったですね~~!!
飯豊山の山頂からの景色になります!
THE飯豊連峰!の風景ですよね~♪
見事な縦走路でございます。
烏帽子岳方面の山並みが美しく、才能が有ればここで一句詠むのですけどね~
熱い思いとして出てくるのは「抱きたい」、「舐めたい」、「拝みたい!」だけで、そんな自分が嫌になりました(笑)
飯豊山の山頂を堪能した所で飯豊本山小屋を目指したいと思います!
下山はダイグラ尾根ですので、ザックは山頂付近にデポしました。
朝日連峰が綺麗に見えました!
いや~朝日連峰も縦走したいですね~・・・。
大朝日岳~以東岳の縦走ルートが好きなんですよね~
切合小屋方面が見えてきました!
切合小屋から飯豊山へ登った日が懐かしいですね~
切合小屋から飯豊山へ縦走した時の記事になります!
山小屋の様子や水場、トイレ、ビールについても書いてますので、良かったら参考にしてみて下さい!
飯豊連峰山小屋(本山小屋)の料金・ビール・トイレの詳細
こちらが飯豊連峰のメジャーな山小屋と呼んで良い「飯豊本山小屋」になります。
梅花皮小屋小屋、御西小屋と同じく、夏以外は避難小屋になりまして、管理人は常駐しておりません。
本山小屋の入口になります!
気づかなかったのですが、本山小屋の内部は写真撮影禁止になっております。
また、本山小屋の営業時間は朝3:30~20:00迄になっております。
まさに山小屋!てな感じの営業時間ですよね。
登山者の朝は早いですからね~
本山小屋で宿泊する場合、20時頃から静かにした方が良いかと思います。
※暗黙の了解として21頃にはお喋り等は止め、床についた方が良いと思います。
本山小屋の売店でもビールを始め、記念バッチ等が発売しております。
メニュー表を見て思ったのが「アクエリアスのストレート」が500円で販売されている点になります。
管理人に頼めばロック、水割り、お湯割り等の対応をしてくれるかもしれません(笑)
聞かなかったので分かりませんが、「アクエリアス」ではなく「アクエソアス」と記載されてますので、中国製品を扱っているのかもしれませんね。
疑惑は闇の中ですが、梅花皮小屋、御西小屋とは違い、ビールの値段が一気に上がり350mlの1缶で1,000円(税込)になります!
雪渓を使ってビールを冷やしていたので滅茶苦茶旨そうな感じでしたが、お値段の方はチョット高いですよね~・・・。
本山小屋に宿泊する場合、御西小屋や切合小屋でビールを買ってから来た方が良いかもしれません。
飯豊山神社が山小屋の隣に鎮座してまして、その関係でお札やお守りなども扱ってまして、500円~1、500円だったような記憶が残っております。
お値段が少し高いですが、山小屋から飯豊連峰の景色を堪能できますので、小屋泊もおすすめでございます!
本山小屋の建屋全景になります!
中々綺麗な山小屋ですよね!
連休になりますと、小屋泊は100人を越す日もあるそうです。
ちなみに本山小屋の宿泊料金は2,500円(素泊まり)、テント泊は1,000円になります。
こちらにはトイレの使用料金が含まれております。
本山小屋の管理人さんと仲良くなり、一枚撮らせていただきました!
その節は大変お世話になりました!
非常に気さくな方ですので、楽しい山小屋の時間を楽しめると思います!!
独り言ユーチューバー、面白かったですよね(笑)
そしてこちらが本山小屋のお隣に鎮座する飯豊山神社になります。
神社内の写真撮影は禁止ですので注意してくださいね。
飯豊山神社で下山の安全を祈願したのですが、「守ってくださいの舞」を披露するほど体力が残ってなく・・・。
そして山小屋泊で気になるのがトイレですよね!
本山小屋のトイレは非常に綺麗に管理されていて臭いもなく快適です!!
紙も沢山置いてありましたので、そちらも安心だと思います。
山小屋泊ではないと(日帰り登山)、トイレの使用料金は100円になります。
飯豊山のキャンプ場!本山小屋のテント場と水場の詳細
続きましては、飯豊山のキャンプ場と呼んで良い本山小屋のテント場と水場について書いてみたいと思います!
本山小屋のテント場までは少し距離がありまして、下りで5分前後、登りで10分ほどの道のりになります。
山小屋の直下にもテントを張れそうなスペースがあるものの、植生保護のため、現在は写真中央奥がテント場になっております。
こちらが飯豊山のキャンプ場になります!
非常に広いテント場になりまして、100張前後は十分張れると思います。
「飯豊山のテント場」とついつい言ってしまいますが、この付近の正式名称は「一ノ王子」になります。
テント場に正式名称がある所も珍しいですよね。
しかしながら、地味に傾斜と岩が邪魔をし、平地でテントを張れる場所はそれほど多くはない感じです。
また、本山小屋のテント場は強風で知られてまして、シッカリとテントを固定しないと飛ばされて悲惨な目に遭いますので注意してください。
そして飯豊山でキャンプする上で欠かせないのが水場ですよね!
本山小屋のテント場に水場への分岐がありまして、行きが5分、帰りが10分前後の道のりになります。
少し悪路ですので注意してください!
こちらが飯豊本山小屋の水場になります!
本山小屋の水場は、水量も豊富で非常に冷たく美味しい水になります!!
あまりにも冷たくて気持ちよかったので、顔と頭をここで洗ってしまいました(笑)
水場からの景色になります!
すぐ間近に雪渓が残ってまして、水場周辺は非常に涼しかったです。
ダイグラ尾根の縦走は、距離も長く水場も少ないので、こちらで3L補給しました。
標高の高い所で綺麗な水を得られるのは助かりますよね!
本山小屋のテント場から切合小屋が良く見えました!
写真ですと分かり難いですが、切合小屋でもキャンプしている人がいるみたいで、テントが数張見えました。
それにしても本山小屋のテント場から見事な景色が広がっておりました!
飯豊連峰の景色を見ながらキャンプできるのが本山小屋のテント場の魅力の1つですよね!
最高のロケーションですよね!
テントを担ぐ体力がない方でも、本山小屋で宿泊出来ますので、是非、挑戦して欲しい感じです!
そんな本山小屋のテント場ですが、上述してます通り、山小屋まで少し距離と上り坂がありまして、その辺がマイナスポイントになります。
テント場にトイレがないので、本山小屋のトイレまで行かなければならず、ギリギリの状態ですと「間に合わない」事が十分予想されます。
また、道もそれほど良くないので、サンダルでトイレにくのは困難な感じです。
夜間ですと「滑落」する恐れもありますので、本山小屋のテント場でのキャンプは、トイレがネックになるかな~と思います。
ビールの値段も高いので、あまり呑まない!といった対策も良いかも知れませんね!
ビール呑むと、本当にトイレが近くなりますからね~
そんな感じで今回の飯豊山縦走登山の詳細がこちらになります!
飯豊山縦走のルート・標高差・コースタイムの詳細
今回縦走した御西小屋から飯豊山・本山小屋、テント場(一ノ王子)と水場までのルートと標高差の地図になります!
御西小屋から飯豊山までは、3km程の行程でして、コースタイムは1時間30分くらいでたどり着ける距離感になります。
7月25日に登山をしてますが、今回の区間で危ない箇所(雪渓など)はルート上にありませんでした。
ただ、本山小屋の水までは道が悪く、雪渓が残っているとかなり厄介な所になりますので注意が必要です。
御西岳避難小屋 5:49 → 5:56 御西岳 → 6:11 草月平 → 6:25 玄山道分岐 → 6:46 駒形山 6:48 → 7:07 飯豊山 7:16 → 7:29 本山小屋 → 7:33 一ノ王子 → 7:38 一ノ王子東の水場 7:42 → 7:45 一ノ王子 7:46 → 7:51 飯豊本山小屋
そしてこちらが今回の縦走に掛かったコースタイムになります。
飯豊山の山頂で荷物をデポしてますので、本山小屋やキャン場等は空身で動いておりますので、その点ご留意の上、コースタイムの参考になれば幸いです。
まとめ
飯豊山らしい縦走を楽しめるのが今回の御西小屋から飯豊山・本山小屋への登山だと思います!
本山小屋まで行けば、水場やトイレもありますので、休憩するのに持って来いの場所だと思います!
飯豊山は、綺麗な景色が一望できるキャン場でテント泊も出来ますし、小屋泊出来るのもメリットですよね!
そんな感じで次回はダイグラ尾根を使っての下山の様子について書いてみたいと思います!
飯豊山の縦走において、非常に魅力的な位置に登山道があるものの、距離が長く厳しいアップダウンの連続に足が向かない登山者も多いと思います。
個人的には、ダイグラ尾根は登りも嫌だけど下りもやっぱり嫌!な感じになったのですが、その辺について書いていきたいと思います!
飯豊山からダイグラ尾根で下山した時の様子について書いた記事になります!
飯豊山荘を起点にすると、ダイグラ尾根もルートの後方の1つになるかと思います。
詳しく書きましたので、飯豊山縦走の参考にしてみて下さい!