日本各地には同じ名前の山が多いですが、その中でもよく聞くのが「竜ヶ岳」になります。
今まで登ったことがなかったのですが、数年前から「鈴鹿セブンマウンテン」に興味がわき、機会があったら足を延ばすようにしているのですが、そんな一座としてあるのが竜ヶ岳になります。
今回は三重県に鎮座する人気の竜ヶ岳への登山について解説したいと思います!
- 竜ヶ岳へ登山した経緯と鈴鹿セブンマウンテンについて
- 竜ヶ岳三重の宇賀渓駐車場と混雑、トイレの詳細について
- 竜ヶ岳三重へのアクセスと竜の雫(水場)について
- 竜ヶ岳三重登山!遠足尾根登山ルートと紅葉の詳細
- 竜ヶ岳中道コース詳細!五階滝、魚止滝について
- 竜ヶ岳三重登山の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
竜ヶ岳へ登山した経緯と鈴鹿セブンマウンテンについて
今まで三重県の方へ登山する機会がなかったのですが、当ブログのオフ会に参加してくださった方の本拠地になりまして、お忙しいところ時間を割いて定期的に登山計画を練って案内してもらっております。
前回は、鈴鹿セブンマウンテンに選ばれている御在所岳、鎌ヶ岳、雨乞岳へ連れて行ってもらったのですが、素晴らし景色にウットリが止まりませんでした。
こりゃ~残る鈴鹿セブンマウンテンも登らないとイカンな~っと考えていると、「三重の山々の旬の時期なので登りに来ませんか!?」っと、登山計画をしてくれました!
有難いお誘いだな~っと感謝しつつ、喜び勇んで三重県に出没したのですが、今回も鈴鹿セブンマウンテンの1座に選ばれている名峰竜ヶ岳へ連れて行ってもらえました♡
全く土地勘のない竜ヶ岳だったのですが、紅葉や伊勢湾方面の景色が素晴らしく、忘れられない登山の時間になりました♡
ちなみに「鈴鹿セブンマウンテンっていつ命名されたんだろう!?」っと思い調べてみると、1964年(昭和39年)に開催された鈴鹿山脈の登山大会までさかのぼることが出来ます。
この登山大会で選ばれた7つの山が、後に「鈴鹿セブンマウンテン」になりました。
登山大会の主催者が、「近畿日本鉄道」、「朝日新聞」、「名古屋テレビ」になりますので、この3社が鈴鹿セブンマウンテンを命名したといっても過言はない感じです。
そんな感じで今回は、三重県の鈴鹿セブンマウンテンに選ばれている竜ヶ岳への登山について書いていきたいと思います!
竜ヶ岳への登山の詳細の前に、こちらが鈴鹿セブンマウンテンへの登山中に撮影した登山動画になります!

上記写真を押すと、YouTubeで動画を観ることが出来ますので、鈴鹿セブンマウンテン竜ヶ岳周辺の登山ルートの様子と美しい景色を堪能していただけたらと思います!
竜ヶ岳三重の宇賀渓駐車場と混雑、トイレの詳細について
こちらが今回の鈴鹿セブンマウンテン竜ヶ岳登山で利用した宇賀渓にあります有料駐車場周辺の地図になります。
地図の通り、宇賀渓という観光地にあります駐車場になりまして、約100台ほど駐車可能な広さになります。
そんな竜ヶ岳への登山に便利な宇賀渓駐車場の料金ですが、500円/日になっておりまして、駐車券を発券して支払うシステムになっております。
青空駐車場にバーが設置されているタイプになりますので、満車の時は無理やり駐車することが出来ません。
こちらが利用した宇賀渓駐車場の混雑の様子になります。
土曜日の7時頃到着したのですが、既に宇賀渓の駐車場は8割ほど駐車されている状態でした。
人気のある竜ヶ岳になりますので、10時頃の到着ですと、満車で駐車できないと思われます。
特に紅葉の季節は混雑しますので、なるべく早く宇賀渓駐車場に到着がおすすめになります。
そして有難いことに、宇賀渓駐車場内には、公衆トイレが設置されておりました。
飲用水として利用はできませんが、綺麗なトイレなので女性も安心して使用することが出来ると思います!
竜ヶ岳三重へのアクセスと竜の雫(水場)について
神奈川在住かつ、貧乏に貧乏を重ねているもので、今回も横浜発の夜行貧乏バスを利用して竜ヶ岳が鎮座する三重県へアクセスしたいと思います!
夜行バスにつきましては、利用頻度がモリモリなもので、だいぶ長距離移動にも慣れてはいるものの、段々と加齢には勝てなくなってきたな~っと感じることが増えました。
ぼちぼち夜行バスから卒業し、鈍行列車に切り替えようかと考えている今日この頃です(笑)
オネーさんの生足にドキドキが止まらなかったのですが、無事に三重県にアクセスすることが出来ました♡
運転手さん、安全運転ありがとうございました!
そんな感じで三重県内で拾って頂き、無事に宇賀渓駐車場に辿り着くことが出来ました!
写真に写っている方が、今回の竜ヶ岳登山をプロデュースしてくださったナカジーさんになります。
何かのアニメの影響か「心臓をアオヒゲさん(私)に捧げます!」っと朝から騒いでおりました(笑)
宇賀渓駐車場で登山の準備をし、少し進むと竜の雫という、なんとも素敵な名前をした水場がありました。
なお、駐車場周辺には自動販売機はあるものの、水場はありませんでした。
水場には「竜の雫」と表記されていて分かりやすくなっておりました。
美味しそうな水だな~っと飲もうとしたところ、看板の左上に「飲用不可」と記載がありまして、一気にテンションがダダ下がりとなりました・・・。
ナカジーさんは、いつも竜の雫で「がぶ飲み君」だったそうで、初めて飲めないことを知ったそうです。
ま~「下痢の雫」にはなれなかったみたいですので、お腹が強い方は挑戦してみても良いかもしれません(笑)
竜ヶ岳三重登山!遠足尾根登山ルートと紅葉の詳細
竜の雫(水場)を過ぎると竜ヶ岳遠足尾根登山口が見えてきました。
遠足尾根から竜ヶ岳山頂までのコースタイムは、登りで3時間、下りで2時間30分になるそうです。
さ~頑張って登りたいと思います!
竜ヶ岳三重の遠足尾根は、かなり急登が続きメンタルが病んでしまいました・・・。
こんな感じの岩場もあったりと、遠足尾根は変化に富んでいて中々面白い登山ルートになります。
奥に見えるのがナカジーさん、手前の女性がミキさんになります!
ミキさんも関西在住なので、竜ヶ岳がある三重まではアクセスがよく、直ぐ参加表明してくださいました!
標高が上がるにつれて竜ヶ岳遠足尾根上の紅葉が綺麗になってきました!
いや~紅葉がとても美しく、旬な時期に来れてラッキーでした!
竜ヶ岳への稜線上の登山ルートは、広葉樹の森が広がっていて、想像以上に紅葉が美しかったです!
ちなみに竜ヶ岳三重の紅葉の見頃の時期は、11月上旬から下旬頃になります。
初めて登る竜ヶ岳ですが、紅葉の時期に登れて私は幸せ者でございます♡
遠足尾根を進んでいくと、大鉢山への分岐となりました。
土地勘がないもので、大鉢山も登ってみたいな~っとなりました。
遠足尾根から眺める竜ヶ岳になります!
思った以上に距離があって驚きました・・・。
いや~地味に長いですね~・・・。
竜ヶ岳山頂のアップになるのですが、草原?が広がり展望が良さそうですよね!
竜ヶ岳山頂が見えたもので、一気にテンションが爆上がりしているカオリンになります!
今回の三重県の遠征登山に一緒に参加していただき楽しい時間になりました!!
竜ヶ岳遠足尾根からの三重県の山々の景色になります!
雄大な景色にウットリ♡が止まりませんでした。
伊勢湾方面も綺麗に見えてまして、海が近いんだな~っと改めて感じてしまいました。
樹林帯から展望のよい登山ルートになってきました!
開放的な尾根歩きが続きそうですね♡
見えているお山は鈴鹿セブンマウンテンの一座であります藤原岳になります。
藤原岳も未踏なので、何かの機会に登りたいですね。
途中、登山ルートが分岐するところがありました。
どちらでも竜ヶ岳へ至るのですが、折角なので展望が良さそうな直登ルートを利用したいと思います。
急な階段があるものの、癒しの木道歩きもあって非常に美しい登山ルートでした!
ただ、風を遮るものがなく、強風だったこともありまして非常に寒かったです・・・。
竜ヶ岳は、風が強い山になりますので、防寒対策が必須になります。
山頂が見えてからが遠い・・・。が、登山の格言の1つになりますが、竜ヶ岳は意外と簡単に登ることが出来ます!
さ~大事に登りたいですね。
竜ヶ岳の山頂にあった「中道コース(長尾滝)」への分岐になります。
下山で利用した登山ルートになるのですが、そちらは後述したいと思います。
竜ヶ岳山頂から静ヶ岳の景色になります!
あちらへ縦走も面白そうですね♡
そして竜ヶ岳山頂からの景色になるのですが、360度の大展望が待っておりました♡
そんな感じでお目当ての竜ヶ岳三重の山頂に到着でございます!
竜ヶ岳三重の標高は、1,099.6mになりまして、あと一歩で1,100mに届かない感じです。
1,000mちょっとの低山ながら、竜ヶ岳山頂からの景色が素晴らしく、そんな景色を求めて数多くの登山者が休憩しているのが印象的でした。
竜ヶ岳中道コース詳細!五階滝、魚止滝について
竜ヶ岳の山頂は、風が強くめちゃくちゃ寒かったので、早々に下山することに致しました。
下山ルートとしてチョイスしたのが五階滝、魚止滝を楽しめる中道コースになるのですが、山頂付近は開放的な稜線歩きを楽しむことが出来ました。
眼下に広がる四日市方面の景色になります!
見慣れない景色なもので、妙に新鮮な時間になりました。
中道コースをモリモリ下った行くと、沢沿い歩きになってきました。
中道コースは、遠足尾根と違い、結構難所が多く油断ならない感じでした。
簡単に登れるイメージが強い竜ヶ岳ですが、中道コースは、遭難、滑落、道迷いが多いみたいですので、利用される際は十分注意してください!
中道コースの紅葉の様子になります!
沢沿いで気温差が大きいためか、遠足尾根よりも色付きが良く綺麗でした♡
かなり怖ったのが、こちらの砂防ダムの梯子になります。
中道コースの滑落事故は、この梯子付近が多いそうです。
かなり高度感のある梯子になりますので要注意箇所になります。
中道コースの五階滝、魚止滝と、長尾滝への分岐になります。
ここは駐車場方面に進みます。
モリモリ進んでいくと、五階滝が見えてきました!
滝壺には降りられなかったのですが、迫力がありまして、このままダイブしたくなってしまいました(笑)
五階滝の滝口の様子になります。
水量も多く、かなり立派な滝に驚いてしまいました!
五階滝からさらに進むと、今回利用しなかった金山尾根の分岐となりました。
次回、竜ヶ岳へ登山する際は、お金に目がないので、金山尾根を利用したいですね。
金山尾根の分岐を過ぎると、今度は魚止滝が鎮座してました。
こちらは落差はないものの、滝壺近くまで行くことが出来るので、マイナスイオンをモリモリと浴びることが出来ます♡
中道コースの登山道から5分も掛からない所に魚止滝はありますので、是非、立ち寄ってみてください!
魚止滝から少し進むと、現在は崩壊している「白滝丸太橋」が見えてきます。
豪雨で橋が流されてしまってますが、その前は立派な橋が架かっていたそうです。
現在は、名前に負けないように1本の丸太が橋の役目を担ってました!
いや~白滝は何処にあるのだ!?っと探しながら渡ったのは言うまでもございません!!
丸太橋になってしまったため、現在は梯子で登山コースへ復帰しなければなりませんでした。
最後まで油断できない中道コースですね~
竜ヶ岳三重の中道コースを堪能し、無事に駐車場まで戻ってきました!
そんな感じで今回の鈴鹿セブンマウンテン竜ヶ岳への登山の詳細に移りたいと思います。
竜ヶ岳三重登山の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をしたジャンダルム竜ヶ岳三重のルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、11月23日なりまして、記載の通り竜ヶ岳三重の山頂付近は強風で体温をモリモリ奪い、非常に寒かったです。
地形的に風が強い山になりますので、ウィンドブレーカー等で体温調整出来るようにして登山に臨んでいただけたらと思います。
また、標高差の地図の通り、遠足尾根、中道コース共に急登が続きますので、低山ながらあなどれない登山コースになります。
やはり、奥穂高岳の山頂で残された体力、筋力を適切に判断することが、滑落、遭難から身を守るうえでも重要だと思います。
そしてこちらが今回登山をした竜ヶ岳三重のコースタイムになります!
宇賀渓キャンプ場駐車場 7:22 → 7:43 遠足尾根登山口 → 9:36 緊急時避難小屋 → 9:57 竜ヶ岳 10:47 → 11:38 五階滝 → 11:59 魚止滝 → 12:18 自由テント村 → 12:22 宇賀渓キャンプ場
宇賀渓キャンプ場駐車場から竜ヶ岳山頂までのコースタイムが約2時間30分ほどでした。
竜ヶ岳から中道コースで下山した際のコースタイムが2時間弱でしたので、トータルで5時間ほどで登れた感じになります。
登山初心者の方でも十分登れる山ではあるものの、中道コースは少し危ない所がありますので、十分注意しながら楽しんでいただけたらと思います。
まとめ
初めて登る三重県の竜ヶ岳でしたが、稜線からの素晴らしい景色に驚いたと共に、鈴鹿セブンマウンテンの奥深さを感じられる時間になりました!
家から近ければ通い詰めるんだろうな~っと思った竜ヶ岳ですが、山ビルが活動しているそうで、4月~11月までは注意が必要とのことでした。
私の地元の丹沢山塊にも山ビルが生息しているので、妙に親近感が沸いてしまった時間にもなりました。
そんな感じ竜ヶ岳への登山をした翌日に登った入道ヶ岳への登山について、次回は書いていきたいと思います!
竜ヶ岳へ登山した良く時に登った鈴鹿セブンマウンテンの一座である入道ヶ岳への登山の様子について書いた記事になります!