- 北奥千丈岳・国師ヶ岳・破風山避難小屋テント泊の詳細について
- 北奥千丈岳・国師ヶ岳・破風山避難小屋テント泊のコースタイム・ルート・標高差
- 残雪期北奥千丈岳・国師ヶ岳テント泊登山の様子
- 甲武信ヶ岳・甲武信小屋・破風山避難小屋テント泊登山の様子
- まとめ
北奥千丈岳・国師ヶ岳・破風山避難小屋テント泊の詳細について
前編に引き続き、乾徳山から入山し、北奥千丈岳~国師ヶ岳~甲武信ヶ岳を経由して笠取山まで縦走した続きになります!
当初の予定では、奥千丈岳でテント泊するつもりはなく、大弛小屋で幕営を考えていたのですが、あまりにも雪が深くて時間内に辿りつけず、適当な所を見つけてビバークした感じです。
残雪期の時期とは言え、奥秩父はモリモリ雪が積もり、人を寄せ付けない感じでした。
ま~5月のGWですので、残雪期と呼んでよいか悩んでしまうところもありますが、年によって雪のつもり具合が異なりますので、この時期の奥秩父登山は要注意ですよね!
そんな感じで中編の今回は、奥千丈岳~北奥千丈岳~国師ヶ岳~東梓~富士見~水師~甲武信ヶ岳~破風山避難小屋で、またまたビバークとなりました。
前編同様、雪道の奥秩父縦走路の行軍が厳しく、予定通りにいかずの1日になりました。
そんな感じで、前編の奥秩父2泊3日テント泊縦走の記事がこちらになります!
乾徳山から入山し、黒金山~大ダオ~トサカ付近~奥千丈岳でテント泊した記録になります!
この区間は、鎖場あり、倒木あり、積雪もありと、かなりシンドイ登山の時間になりました・・・。
そしてこちらが北奥千丈岳・国師ヶ岳・破風山避難小屋テント泊の日程・天候・メンバーの詳細になります!
登山日程:5月02日(金) ~5月04日(日)
天 候 :5月3日晴れ
メンバー:登山仲間のkさんと私の2名
交通手段:前編に記載。
北奥千丈岳・国師ヶ岳・破風山避難小屋テント泊のコースタイム・ルート・標高差
奥千丈岳 5:23 → 7:02 北奥千丈岳 → 7:32 国師ヶ岳 → 9:12 国師のタル → 10:32 東梓 → 12:25 富士見 → 14:21 甲武信ヶ岳 → 14:38 甲武信小屋 → 16:18 破風避難小屋(幕営)
こちらが北奥千丈岳・国師ヶ岳・破風山避難小屋へ縦走したコースタイムになります。
後述しますが、北奥千丈岳・国師ヶ岳・甲武信ヶ岳だけまで積雪が深く、かなり歩き難い感じでした。
積雪期のコースタイムになりますが、奥秩父縦テント泊縦走のコースタイムの参考になれば幸いです!
こちらが北奥千丈岳・国師ヶ岳・破風山避難小屋へのコースと標高差になります。
中編で歩いた奥千丈岳~北奥千丈岳~国師ヶ岳~東梓~富士見~水師~甲武信ヶ岳~破風山避難小屋の登山ルートと標高差になります!
18km地点のピークが、今回の登山の最高峰である北奥千丈岳になります。
奥千丈岳から甲武信ヶ岳までが雪が深く距離・標高差以上の悶絶を楽しむ事ができました・・・。
残雪期北奥千丈岳・国師ヶ岳テント泊登山の様子
そんな感じで奥秩父テント泊縦走の2日目突入でございます!
昨晩の激しい夜とは打って変わり幻想的な夜明けになりました♡
こちらがビバークした奥千丈岳の山頂付近になります!
残雪期とは呼べないくらい雪がしっかり残っております。
さ~北奥千丈岳・国師ヶ岳を目指して進むとしますか!
寒い早朝なら雪が締まって歩きやすいかな~っと思っていたんですが、残念ながらズボズボでしたf^_^;
奥千丈岳から先は、一段と雪が深くなってきます。
勿論、ノートレースなので、ルートファインディングしなければならず、時間も掛かりコース取りにも気を遣います。
ズボズボの雪道をヒィーヒィー言いながら登っていると北奥千丈岳の近くで景色が開けてきました!
金峰山と八ヶ岳が見えてますね!
いや~綺麗だ~!!
北奥千丈岳付近からの南アルプス白峰三山でございます♡
滅茶苦茶綺麗ですね~(´∀`*)
真っ白な八ヶ岳がとても綺麗でした!
左手前のピークが金峰山と五丈石ですね!!
夢のコラボですね~♬
思わず立ち止まってしまう景色が広がっておりました!!
この残雪期に登らないと見れない景色ですよね(´∀`*)
それにしても北奥千丈岳周辺は雪が更にモリモリですね・・・。
そんな感じで奥秩父最高峰の北奥千丈岳(標高2,601m)でございます!
雪景色に似合わない半袖オジサンい居ますが、多分、心頭滅却し過ぎて頭が逝ってしまったんだと思います(笑)
北奥千丈岳から見る国師ヶ岳方面の展望です!
奥の方に邪悪な縦走路がチラチラ見えてますよね・・・(´∀`*)
お察しの通り、アッチを歩きます!
金峰山も威風堂々としておりました!
奥に見える南アルプスと八ヶ岳が絵になりますね!
北奥千丈岳登頂の喜びに浸っているKさんです!
GWだというのに、我々しかいませんでした。
よっぽど私の事が嫌いな山ガールが多いみたいですね(涙)
北奥千丈岳の山頂を後にし、少し進むと奥秩父主脈縦走路に合流できました!
石楠花新道は、雪がある時期はキツイですね~~・・・。
北奥千丈岳・大弛峠への分岐から少し登れば国師ヶ岳(標高2,592m)です!
富士山をスリスリしているKさんでございます!
「天狗尾根」も歩いてみたいんですが、交通の便が悪すぎなんですよね~~
よっ!富士山!日本一!!
国師ヶ岳の山頂からスッキリとしたお姿が見れました!
空気の澄んだ朝の景色が一番綺麗ですよね!!
朝っぱらなのに既に国師ヶ岳で体力の限界が近づいている誰かさんでございます(笑)
オレンジ色のサンダルから、「腐敗臭」が絶えず襲ってくるので、気分が悪くなってしまいますf^_^;
甲武信ヶ岳・甲武信小屋・破風山避難小屋テント泊登山の様子
国師ヶ岳を後にし、モリモリ下るとこの周辺が「国師ノタル」になります。
途中まで先行者のトレースがありました。
しかし、雪がかなり深くスピードが全然出ませんね~~
いや~甲武信ヶ岳まで先が思いやられます。
途中で展望開ける場所があります!
先ほどまでいた北奥千丈岳・国師ヶ岳が見えてますね!
ビタミンDを生成中のKさんでございます。
私はリポビタンDを飲みたい気分でした。
金峰山方面でございます!
アッチも雪が凄そうですね~~
途中で、大弛小屋に泊まった先行者のオネーさんに追いつき、我々がファーストトレースになりました。
さらに進んでいくと甲武信ヶ岳が近づいてきました。
この手前で、甲武信小屋から来た登山者とすれ違い、よ~やくトレースが合体いたしました。
ですので、5月2日まで、この奥秩父主脈縦走路界隈にはトレースがなかったことになります。
今年は結構雪がモリモリだと思いますので、GWの初め頃に奥秩父主脈縦走路を歩く予定の方は注意してください!
前日登った黒金山でございます!
よ~やく半分周った感じですねf^_^;
深いツボ足に体力をモリモリ削り取られ、なんとか千曲川源流との分岐に着けました。
いや~~ここまで本当につらかった・・・。
何度も白目になり、目玉が飛び出す勢いでした・・・。
国師ヶ岳~甲武信ヶ岳の区間を甘く見てはいけません!
特にテント泊装備ですと、雪に足がとられ、なかなか進みません!
よ~やく甲武信ヶ岳の山頂でございます!
登山者がモリモリで一気に賑やかな感じでした。
北奥千丈岳からよく無事にここまで来れましたよね~
甲武信ヶ岳の山頂から見た北奥千丈岳・国師ヶ岳の縦走路でございます!
アソコの縦走路を歩いて来たのか~っと思うと、達成感がモリモリになりました。
それ以上に、疲労感がモリモリになりました(苦笑)
甲武信ヶ岳の山頂から下った行くと、甲武信小屋に着きました。
水が既に尽きそうなので、甲武信小屋で購入いたしました。
※1L50円です。
テント場も雪が多く、乾いている所の方が少なかったです。
甲武信ヶ岳への登山も難儀しましたが、木賊山の巻き道も凄い雪で、時間ばかり掛かってしまいました。
さ~今日中に雁坂小屋に辿り着けるのか・・・。
なんだか時間が微妙になってきました。
最悪、破風山避難小屋でテント泊ですかね~
甲武信ヶ岳を後に進むと、破風山が綺麗に見える賽の河原に到着しました!
バックの姿が爽やかモリモリのKさんです。
なんか爽やかになる薬でも飲んでいるんですかね!?(笑)
ちなみに私は「アオヒゲになる薬」を飲んでなくてもアオヒゲになってしまいます。
どうでもよい告白が済んだところで、木賊山・破風山のコルに破風山避難小屋がありますので進んでみたいと思います!
凄い急坂を進むと、破風山避難小屋になりました。
この時点で16:30。
破風山避難小屋から雁坂小屋までコースタイムで3時間前後は掛かるので、無理せずこちらでビバークする事にしました。
破風山避難小屋の中は、すでに先客でいっぱいで、雪がない所はガラス片が散乱しているので、かなり微妙な感じでした。
そんな感じなので、写真の左側に見える雪の上にテントを張る事にしました。
よ~やくテント張って安らぎタイムになりました(´∀`*)
朝から歩きっぱなしでしたからね~~
Kさんが色々な食材を持ってきてくださり、豪華な夜の宴会になりました!!
まとめ
北奥千丈岳・国師ヶ岳周辺は、雪で凄いだろうな~と想像していたものの、まさか甲武信ヶ岳までモリモリ積もっているとは思わず驚いてしまいました。
そして、トレースが途中からなく、ルートファインティングに時間を取られ、目標だった雁坂小屋にはたどり着けず、破風山避難小屋でテント泊するとは想像もしてませんでした。
何が起こるか分からないのが登山ですので、やっぱり怖いですよね~
何があっても大丈夫なように、水は多く持ち、時間に余裕を持って臨む事が大事ですよね!
そんな感じで乾徳山~甲武信ヶ岳~笠取山縦走は、次回後編に続きます!
そして今宵はどんな熱いプレーになったのか・・・
アオヒゲさんは、誰の子を身籠ったのか見逃せませんよ!!(嘘)