アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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青笹尾根登山!破風山避難小屋と破風山バリエーションルートのコース詳細!

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青笹尾根登山中の景色

 

 

青笹尾根(破風山バリエーションルート)を歩いた経緯について

前回の甲武信ヶ岳、三宝山、三宝岩への登山に引き続き、今回は破風山の直下から延びる青笹尾根について書いていきたいと思います!

 

青笹尾根は、破風山のバリエーションルートの1つになるのですが、あまり存在が知られていないものの、静かで素敵な尾根道になりまして、前から歩いてみたかった登山コースの1つになります!

 

どうせ歩くなら紅葉の時期が良いだろうと思い、温めていたルートになるのですが、青笹尾根だけを歩くのは勿体ないと思い、甲武信ヶ岳、三宝山への登山と絡めて利用する事に致しました。

 

今回初めて青笹尾根を利用することもありまして、日没が早い時期だとトラブルがあると命取りになる事から10月頃が良いと思い臨んだのですが、案の定、道迷いを連発して冷や汗が出る場面もありました。

 

今回は、破風山からのバリエーションルートの青笹尾根について掘り下げてみたいと思います!

 

歩いてみた感じ、初めて青笹尾根を利用するなら下りではなく、登りで使った方が安心だと思いますし、一般登山道ではないので、自己責任でご利用いただけたらと思います!

 

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そんな感じで、青笹尾根のバリエーションルートの前に、甲武信ヶ岳、三宝山への登山について書いた前回の記事がこちらになります!

 

そして今回登山をした甲武信ヶ岳、三宝山と、下山で利用した青笹尾根や破風山までの登山ルートの様子を撮った登山動画がこちらになります!

 

上記写真を押すと短い登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、大山登山の参考になれば幸いです!

 

 

破風山避難小屋までの登山とコース詳細

甲武信小屋の巻き道を破風山避難小屋方面に進むとイルカ石がある

甲武信ヶ岳、三宝山への登山に続き、次の目標は破風山でございます!

 

甲武信小屋の巻き道を破風山避難小屋方面に進むと、イルカ石が鎮座しておりました。

 

北アルプスのイルカ石と勝負できるのではないかと思っているのですが、もう少しこちらは全体的にシャープになったほうが良さそうですよね(笑)

 

 

破風山避難小屋方面の天気

それにしても今日は天気が良すぎですね!!

 

これだけ晴天な日に登山をしたのが久しぶりなもので、なんだかドキドキしてしまいます(笑)

 

今年は本当に雨の日の登山が多かったもので・・。

 

 

破風山

あのモッコリが目指す破風山になります。

 

見事なモッコリ具合に「負けました!!」と、白旗を直ぐに差し出した誰かさんでした!(?)

 

 

広瀬湖の奥に見えるのが大菩薩嶺遠望

広瀬湖の奥に見えるのが大菩薩嶺でしょうかね!?

 

やっぱり、奥秩父主脈縦走を使って奥多摩まで歩きたくなってしまいました!

 

来年のGWは奥秩父かな!?

 

 

す破風山避難小屋を目指して登山スタートの様子

そんな感じで、破風山の鞍部にあります破風山避難小屋を目指して進みたいと思います!

 

破風山避難小屋までは、かなりの激下りをこなさなければなりません!

 

それでも、雰囲気の良い登山コースが続き足取りは軽くなってきました!

 

 

破風山の激登り返し登山ルートの様子

破風山の激登り返しが見えてきて一気に意気消沈してしまった誰かさんでした・・。

 

いや~~足取りが一気に重くなってきました・・・。

 

地味に下山で使う青笹尾根が見えてますね~

 

 

破風山避難小屋に到着の様子

破風山の登りが嫌だな~っと考えていると、お目当ての破風山避難小屋が見えてきます。

 

写真には写っておりませんgな、写真右手に水場へのルートがあります。

 

破風山避難小屋の水場までのコースタイムは、往復40分前後になりますので、時間に余裕を持っていかれる事をおすすめいたします。

 

破風山避難小屋の内部の様子と薪ストーブについて

折角なので、破風山避難小屋の中で休憩したいと思います。

 

破風山避難小屋の周辺には、これでもか!ってくらい薪が用意されておりました。

 

 

こちらが破風山避難小屋の内部の様子になります。

 

中々広い避難小屋になっておりまして、大人で10名前後余裕で寛げる広さがあります。

 

 

そして破風山避難小屋の名物の1つが、こちらの薪ストーブになります!

 

煙突も付いているので、煙たくなくて快適です!!

 

 

破風山避難小屋には、アックス(手斧)やノコギリ等が用意されてまして、薪を割ることが出来るようになっております。

 

 

寒い季節でも安心な設備ですよね~~

 

焚き火好きな私なもので、破風山避難小屋の薪ストーブで暖をとりたくなってしまいました・・・。

 

 

ちなみに破風山避難小屋のストーブは、概ね1時間前後の利用になっております。

 

これは、用意されている薪を使っての場合になっておりまして、自分で薪を集めて燃やす分には該当いたしません。

 

少し前の登山道の写真の通り、破風山避難小屋周辺は、立ち枯れした木々が多いので、薪を簡単に集めることが出来ます。

 

 

こんな感じに事前に薪が用意されているのですが、こちらは緊急避難用になりますので、安易に利用はしないようにして下さい。

 

また、破風山避難小屋は「曰くつきの避難小屋」としても有名です。

 

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破風山避難小屋については、こちらの記事で詳しく書いてますので、良かったら参考にしてみてください!

 

破風山登山と青笹尾根入口の詳細について

気が進みませんが、破風山の山頂を目指して登山をスタートしたいと思います!

 

 

分かってはおりましたが、破風山の山頂までは激急登の連続になります。

 

白目になると言うよりは、目玉が零れ落ちるプレイの連続になります・・・。

 

 

破風山の登山コースから振り返っての景色になります!

 

左のピークが木賊山になりまして、目立たない小さなモッコリが甲武信ヶ岳になります!

 

 

破風山の山頂付近は、紅葉のピークを迎えておりました!

 

いや~綺麗ですね!!

 

 

紅葉があると、登山道に彩りが増して足取りが軽くなりますよね!って、今回の破風山の激急登にはあまり効果はありませんでした・・・。

 

 

だいぶ登ってきましたね~~!

 

ここまで登ると目指す破風山は直ぐ近くなので、モリモリ進みたいと思います!

 

 

そんな感じで西破風山の山頂に到着でございます!

 

標高は2,318mになりまして、写真の通り樹林帯で景色はありません。

 

 

そしてこちらが青笹尾根の入口になります。

 

西破風山の山頂から雁坂峠方面に少し進むと右手に薄っすらと踏み跡が見えてきます。

 

ただ、青笹尾根の入口周辺にはピンクテープなどのマーキングはありませんので注意して下さい!

 

青笹尾根登山(破風山バリエーションルート)のコース詳細

先ほどの青笹尾根の入口を暫く下って行くとピンクテープが見てきます。

 

さ~青笹尾根を使って道の駅みとみまで戻りたいと思います!

 

 

樹林帯を抜けると開けた所に出ます!

 

いや~素晴らしい景色ですよね!!

 

中央付近に見えている尾根がバリエーションルートであります青笹尾根になります!

 

 

 

雁坂峠方面も綺麗に見えました!

 

中央付近に見えているのが水晶山でしょうかね!?

 

 

青笹尾根を下って行くとゴーロ地帯に突入します!

 

景色が開ける所から、基本、真っすぐに進めばルートはOKなのですが、岩と岩との隙間が深いので、転倒に注意して下さい!

 

 

ゴーロ地帯が終わると、再度樹林帯に突入します!

 

こちらが青笹尾根のルートの入口付近にあるピンクテープなのですが、結構この辺が分かり難いです。

 

間違ってしまうと、かなりドツボにハマると思いますので要注意に所になります。

 

天気が悪い時や、濃霧の時はピンクテープを見逃してしまう恐れがありますので、青笹尾根は使わないようにして下さい!

 

 

青笹尾根からの甲武信ヶ岳方面の景色になります!

 

これで見納めですね~・・・。

 

また、再訪したいと思います!!

 

 

樹林帯に再突入すると、激下りルートとなります。

 

青笹尾根のルートは、暫くの間「境界見出標」が目印になります。

 

マーキングも適当な間隔であるものの、数は非常に少ないので当てにしないようにして下さい。

 

 

そして青笹尾根でルートを迷ってしまったところがこちらの2,000m付近にあります倒木地帯になります。

 

踏み跡やマーキングもなく、ここでだいぶ時間をロスしてしまいました。

 

国土地理院の地図を眺めながら進んだのですが、青笹尾根のルートは、写真右手(1時の方向)に進むのが正解になります。

 

途中で枯れ沢が見えてくるのですが、そちらは下らないようにして下さい!

 

 

青笹尾根は、激藪コースではないものの、見えない倒木が足元に多く何度も転倒しそうになってしまいました。

 

ここで怪我をすると、中々見つけてもらえませんので、足元にも要注意ですよね~

 

 

そして再度道迷いしてしまった場所がこちらになります。

 

枝尾根に入ってしまったものの、方向が違うな~って気が付き事なきを得ました。

 

いや~流石、バリエーションルートですよね~~

 

中々痺れる時間になりました・・・。

 

 

1,800m付近まで下ってくると、踏み跡が明瞭になってきます。

 

途中で目印なる岩がコース上にあるのですが、こちらは右に巻くように進んで行きます。

 

 

そして青笹尾根上に「地籍調査」の杭がありました。

 

こちらも青笹尾根の登山ルートの目印になります。

 

 

それにしても青笹尾根は静かで雰囲気が良くお気に入りの尾根に昇格いたしました!

 

バリエーションルート特有の緊張感はありますが、1,800m位まで下ればお気軽登山が出来る感じです!

 

 

ただ、熊が居そうな雰囲気がモリモリでビビりながらの登山になりました(笑)

 

念のため、クマ撃退スプレーを持参したのですが、荷物が重くなるものの安心感が全然違いますね~

 

バリエーションルートを歩く際は、熊や野生動物との遭遇にも注意が必要ですよね!

 

 

青笹尾根の木々の間から甲武信ヶ岳方面の景色が見えました。

 

だいぶ下って来ましたね~

 

 

そして青笹尾根のルート上の目印になるのが、こちらの4等三角点になります。

 

 

4等三角点がある地点が、ピーク1,859mの所にあります。

 

この辺は、管理される方が来るみたいでだいぶ踏み跡が明瞭でした。

 

 

気持ちの良い平坦な尾根道が続きます。

 

踏み跡がない所もあるのですが、尾根を外さなければ問題ございません!

 

非常に歩き易いルートが続き、バリエーションルートである事を忘れてしまう感じでした。

 

 

そして楽しみにしていた青笹尾根の紅葉になります!

 

この時期は、1,700m付近が紅葉の見頃でした。

 

青笹尾根は、紅葉する木々が意外と少ないのですが、標高を下げるほど広葉樹が多くなるので旬の時期はとても綺麗です!

 

 

更に下って行くと、登山コースが防火帯になっていきます。

 

 

よく整備された防火帯の中をグングン下って行きます。

 

かなりの急坂な所もあるので油断ならない感じでした。

 

 

更に下って行くと国道140号線が見えてきます!

 

ここまで来ると下界はもう少しです!!

 

 

青笹尾根で拾った天然の栗になります。

 

途中、ルート上に栗の木が多い所がありまして、あの辺は熊が居そうな感じでした。

 

それにしても今年の栗は生育不良みたいで、どれも小粒で驚きました。

 

むしろ、私の手が非常に汚ない事にも驚きました(笑)

 

バリエーションルートに手こずった証でございます・・・。

 

 

そんな感じで、よ~~やく青笹尾根の入口(鶏冠山大橋)に辿り着きました。

 

 

「久保の沢」の橋の所に青笹尾根の登山口があります。

 

 

青笹尾根の登山口がこちらになります!

 

ここから破風山までは、バリエーションルートですので、ご利用は計画的に!

 

 

後は舗装路歩きになります。

 

車の往来が激しく、何度も轢かれそうになりました・・・。

 

バリエーションルートの方が、むしろ安全ですね。

 

 

そんな感じで、無事に道の駅みとみに戻ってこれました。

 

道迷いを連発しましたが、何もなく青笹尾根から下山出来て安堵致しました!

 

続きましては、今回の青笹尾根の登山の詳細に移らせていただきます!

 

青笹尾根登山のルート・標高差・コースタイム詳細

こちらが今回登山をした青笹尾根登山のルートと標高差の地図になります。

 

登山をした日は、10月7日なりまして、日差しが強く珍しく1日晴天でした。

 

標高差の地図の通り、青笹尾根の入口付近(14km地点)からグングン下って行きます。

 

かなりエグイ斜面もありますので、木の幹や枝が支えになる場面が多く、軍手などの手袋があると便利だと思います。

 

成就してます通り、標高2,000m付近が迷いやすく、1,800m付近まで下ると踏み跡が明瞭になってきます。

 

ゴーロ地帯と標高1,900m~2,100m付近が、青笹尾根の核心部になるかと思います。

 

そしてこちらが今回登山をした青笹尾根のコースタイムになります!

 

木賊山まき道分岐 11:33→ 12:05 破風山避難小屋 12:09 → 12:39 破風山 12:49(青笹尾根入口) 12:49 → 13:37 三角点(ナメラ沢) → 14:03 三角点(ナレイ沢) → 14:38 鶏冠山大橋西 14:41 → 14:51 道の駅みとみ

 

破風山の青笹尾根入口から鶏冠山大橋西(青笹尾根下山口)までのコースタイムが約2時間になりました。

 

何度か道に迷ったものの、基本、下り基調のコースになりますので、結構サクサクと歩けました。

 

青笹尾根を下山で利用する場合、距離の割に平坦な登山道もあるので、コースタイムとしては4時間前後見ておけば安心だと思います。

 

まとめ

初めて歩いた青笹尾根ですが、予想を上回る雰囲気の良い登山ルートに驚いてしまいました。

 

名前の通り、笹が生い茂る美しい樹相も相まって、とても楽しい登山の時間になりました。

 

しかしながら、何度も書きますが、青笹尾根はバリエーションルートになりますので、道標などは一切ありません。

 

人が歩いた気配もかなり薄いので、何かトラブルがあると取り返しのつかない恐れもあります。

 

安易に利用せず、準備を整えてから複数で歩く事をおすすめいたします!

 

ただ、奥秩父主脈縦走路のエスケープルートとして使えますので、1度歩いて慣れておくと登山の幅に広がるかな~っとも思っております。

 

また、季節を変えてバリエーションルートを楽しむべく、青笹尾根へ再訪したいと思います!

 

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今回歩きましたバリエーションルートですが、登山ルートを正しく表しているマーキングがあるものの、全く違った意味の物があったりと、判断に迷うことがあります。

バリエーションルート、マーキングの意味につて書いた記事になりますので、良かったら参考にしてみてください!