アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山とキャンプ、写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」のアウトドアブログです。

熊撃退スプレーレビュー!効果・価格・熊撃退グッズ・銃刀法違反詳細!

この記事をシェアする

熊撃退スプレーレビュー

 

熊と遭遇した時の生存率を上げるのに有効な熊撃退スプレーについてレビューしたいと思います!

 

使い方を始め、気になる銃刀法違反に該当するのか?についても書いてみたいと思います!

 

 

熊撃退スプレーを購入した経緯と効果について

先日、夏休みを利用して北海道の大雪山へ登山に出掛けたのですが、雄大な景色が楽しみなものの気になるのがヒグマの存在になります。

 

ここ数年ほどヒグマの出没が多発しておりますが、その中でも今年は異様と言えるような状態ですよね。

 

釣りの最中にヒグマに襲われ食べられてしまった食害の事故もありましたし、襲われて怪我を負ってしまった事故も数知れない状況です。

 

また、人慣れした熊が多くなり、人里まで下りてくるような異常な状態が恒久化しつつありますよね。

 

近々の状況を踏まえまして、北海道の山に登る際には、熊撃退グッズの最有力アイテムであります「熊撃退スプレー」が必須であると思い、価格が高くてビックリしたものの購入する事にいたしました。

 

実際に熊撃退スプレーを持参しながら北海道大雪山へ登山をしたのですが、心の余裕に繋がり精神衛生上とても助かるアイテムになりました!

 

今回は、熊の出没に対して対抗しうる撃退グッズである「熊撃退スプレー」ついてレビューしたいと思います!

 

特に気になるのが、熊撃退スプレーの効果や価格、携帯性、と「銃刀法違反に該当するのか?」になるかと思いますので、そちらについても触れていたいと思います!

 

熊撃退スプレーフロンティアアーズマンの価格・使用期限の詳細!

熊撃退スプレーフロンティアアーズマン

 

こちらがヒグマの恐怖に負けて購入したフロンティアアーズマンの熊撃退スプレーになります!

 

熊撃退グッズの中では、最強の位置付けになるアイテムだと思っております。

 

まず驚かされたのは、熊撃退スプレーの梱包が非常に頑丈な点になります。

 

非常に強力なスプレーになりますので、誤作動を防ぐ為に頑丈な梱包にしていると思われます。

 

そんな梱包からして恐ろしいフロンティアアーズマンの熊撃退スプレーですが、価格について調べた限り、7,000~16,000円前後と開きがありました。

 

フロンティアアーズマンの熊撃退スプレーは、アメリカ製になる関係で、販売業者が並行輸入していると思われます。

 

輸入品になりますので、その時の為替の影響や、それほど数多く売れる商品ではないと思いますので「在庫リスク」などを勘案して価格を付けていると思われます。

 

また、一番最安な熊撃退スプレーの詳細を見てみると、使用期限が半年ほどしか残っておらず、その辺もあってか値段が半値になっていた感じでした。

 

ただ、その業者は「使用期限が半年である」といった事を小さな表記でしか謳っていなかったので、ある意味悪質だな~っと感じた時間になりました。

 

価格だけで判断しますと「安物買いの銭失い」になってしまいますので、購入する際は、必ず使用期限がどれだけ残っているかを確認するようにして下さい。

 

 

熊撃退スプレーの使用期

ちなみに私が購入した熊撃退スプレーの使用期限は、2027年3月までになりまして、約4年間使用できる感じでした。

 

また、個人的な見解になりますが、使用期限が到達したからと言って、直ぐに使えなくなる訳ではないと思います。

 

「安全率」といって、ある程度使用期限には余裕を持たせているのが世の常になるのですが、あくまでも個人的な見解としましては安全率を考慮すると、使用期限から1.5倍くらいで判断して大丈夫だと思ってます。

 

フロンティアアーズマンの熊撃退スプレーは、使用期限が4年ですので、安全率を1.5として計算すると6年間は問題なく使えると判断しております。

 

貧乏性な私なもので、今回購入した熊撃退スプレーは、2029年までは使えると判断しております!

※あくまでも個人の見解ですので真似はしないでください。

 

そしてフロンティアアーズマンの熊撃退スプレーを購入する際に比較検討した熊撃退グッズがこちらになります!

 

カウンターアソールトクマ撃退スプレー(熊撃退グッズ)の詳細

 

フロンティアアーズマンの熊撃退スプレーを購入する際に目に留まったのが、こちらのカウンターアソールトクマ撃退スプレー(熊撃退グッズ)になります!

 

カウンターアソールトクマ撃退スプレーの主成分は「唐辛子エキス(カプサイシン)」になりまして、購入したフロンティアアーズマンの熊撃退スプレーと同じになります。

 

適用動物につきましても同じになりまして、「哺乳類全般」になります。

 

特に遭遇したら困る動物の筆頭でありますヒグマやツキノワグマを始め、北極グマ、ライオン、ヒョウ、象、ニホンザル、狼、野犬等の動物になります。

 

そんなカウンターアソールトクマ撃退スプレーのサイズは、高さ22cm、直径5.2cmになりまして、重量は約310gになります。

 

サイズ、重さ的にも邪魔にならない感じですので、登山やアウトドアの邪魔になりません。

 

また、熊撃退グッズの噴射距離は、約9.6mと射程が長く、連続噴射時間は約7秒になります。

 

クマ撃退スプレーの射程は、短い商品ですと5m前後の物が多いので、カウンターアソールトクマ撃退スプレーは約2倍と長いです。

 

射程が長いほど身を守れる確率が高まりますので、安全重視の方は、カウンターアソールトクマ撃退スプレーがおすすめになります!

 

私もこの射程の長さに魅力を感じたのですが、お値段がネックとなり・・・。

 

熊撃退スプレーフロンティアアーズマンのサイズ・重量・収納ホルダーの詳細!

フロンティアアーズマンの熊撃退スプレーのサイズと重量

カウンターアソールトクマ撃退スプレーに続きまして、購入したフロンティアアーズマンの熊撃退スプレーのサイズと重量に移らせていただきます!

 

まず、サイズの方ですが、比較対象として350ml缶を並べてみました!

 

長さは約30cmほどになりますので、携帯性に問題はない感じです。

 

また、重量につきましては258 gになっております。

 

ヒグマに対応しているクマ撃退スプレーは、だいたい300g前途の重量の物が多い感じでした。

 

 

熊撃退スプレー収納ホルダー

そして収納ホルダーも一緒に買ってみました。

 

ロンティアアーズマンの熊撃退スプレー単品と収納ホルダーがセットの商品がありますので、この辺は考え方次第ですかね。

 

登山での使用を想定していたので、携帯ホルダーは不要かな~っと思ったのですが、結果的に色々な所に括り付けられるので買って大正解でした!

 

 

クマ撃退スプレーとホルダーのサイズ感

当たり前ですが、クマ撃退スプレーとホルダーのサイズはピッタリでした!

 

この挿入感が癖になりました♡(?)

 

熊撃退グッズ(ヒグマ・ツキノワグマ)熊撃退スプレー の効果と使い方詳細

熊撃退スプレーの効果と使い方

続きましては、購入した熊撃退スプレーの効果と使い方について触れたいと思います!

 

まず、ロンティアアーズマンの熊撃退スプレーは、世界50カ国以上の軍隊や警察が採用している商品になりますので、信用度が抜群だったりします。

 

また、熊撃退スプレーの効果になりますが、カプサイシンの含有量が2%と高配合の熊撃退グッズになりますので、危ない時に大活躍してくれます!

 

また、品質面も万全を喫しておりまして、ロンティアアーズマンの熊撃退スプレーは100%規格通りに製造されていることが証明されております。

 

他社品の場合は、30%ほど規格通りに製造されていない商品が含まれていることがあるみたいなので、イザ!を考えるとチョット怖いよなと思ってしまいました。

 

 

熊撃退スプレーの有効射程距離

また、熊撃退スプレーの有効射程距離は10.5mとかなり長く、連続噴射時間は5秒となっております。

 

ロンティアアーズマンの熊撃退スプレーを選んだ要因の1つが、この射程距離が長い所になります!

 

連続噴射時間が5秒間とやや短いですが、10m離れた距離でも使えるのは大きな魅力であると感じました!!

 

そして熊撃退スプレーの使い方になりますが、写真交えて書いてみたいと思います!

 

 

熊撃退スプレーに黄色いテープが付いている様子

購入時は黄色いテープが付いているのですが、こちらは切り取ります。

 

 

熊撃退スプレー誤噴射を防ぐクリップ

このテープがなくても誤噴射を防ぐクリップが付いてますので大丈夫です。

 

むしろ、このテープが付いてままですと、直ぐに発射することが出来ませんので、必ず切り取って下さい。

 

また、ストッパー(クリップ)は蛍光塗料が使われおりまして、暗闇の中でも薄い緑色に発光するので見つけやすい工夫がされております。

 

 こちらのストッパーを外してピストル?の容量でレバーを引っ張ると、スプレーが作動します!

 

 

クマ撃退スプレーの本体

クマ撃退スプレーの本体にも商品の詳細や使い方が書かれております!

 

 

熊撃退スプレーの使い方のイラスト

本体にも熊撃退スプレーの使い方がイラスト付きで記載されているので安心です!

 

クマ撃退スプレーレビューについて

実際にクマ撃退スプレーを持参して登山した時の様子

それでは実際にクマ撃退スプレーを持参して登山した時の様子についてレビューしたいと思います!

 

 

ヒグマ出没情報

熊撃退スプレーを買った大きな原因が、こちらのヒグマ出没情報でございます。

 

北海道の大雪山(旭岳周辺)へ登山したのですが、今年は例年以上にヒグマの出没が多く、熊撃退グッズを用意しないと身の危険が高いと感じ購入しました。

 

 

ヒグマの剥製

ヒグマの剥製も迫力がモッコリでした!

 

無性にクマ撃退スプレーを噴射したくなってしまったのですが、使うタイミングはここではないですよね(笑)

 

 

熊撃退スプレーをザックに括り付けている状態

そんな感じで熊撃退スプレーをザックに括り付けている状態になります!

 

ヒグマのスピードは、時速50~60kmになると言われておりますので、熊撃退スプレーをいかに早く取り出せるかが勝負の別れ道になります。

 

ザックの中に熊撃退スプレーを入れてしまうと間に合いませんので、直ぐに取り出せるところに置いておくことが必要です。

 

 

ヒグマが生息している大雪山

ヒグマが生息している大雪山にはなりますが、熊撃退スプレーを持っていると気持ちがだいぶ楽になりました!

 

そ~は言っても使う場面がこないことが重要ですよね。

 

 

ザックのサイドポケットに熊撃退スプレーを括り付けた

ザックのサイドポケットに括り付けたのですが、結構な振動や衝撃を加えても誤発射することはありませんでした。

 

専用収納カバーが良い感じに衝撃からスプレーを守っているんでしょうね~

 

 

熊撃退スプレーを括り付けると良い場所

直ぐに取り出せますので、ザックのサイドポケットか、ショルダーベルトに熊撃退スプレーを括り付けると良いと感じました。

 

先人達の口コミ・レビューを読んでいると、やはりショルダーベルトやサイドポケットに収納している方が多い感じでした。

 

また、過去のレビューを読んでいると、熊撃退スプレーを岩にぶつけた拍子に誤噴射してしまったそうです。

 

凄い威力だったみたいで、周囲にいた2名の登山者は目が明けられず暫くその場から動けなくなったそうです。

 

また、熊撃退スプレーを持っていた方も皮膚が火傷の様にただれてしまい3、4日ほど風呂に入れない状態だったそうです。

 

 

熊の迫力

剥製ながら熊の迫力は凄いな~っと感じた時間になりました。

 

こんなのが時速60kmのスピードで襲ってきたらと思うと・・・

 

やはり、ヒグマの生息域に入る場合は、熊撃退グッズは必須ですよね。

 

 

熊撃退スプレの安心感ー

大雪山以外にもヒグマのいる山に登山をしたのですが、安心感が半端ない感じでした。

 

熊撃退スプレーは銃刀法違反になるのか?ついて

非常に強力な熊撃退スプレーですので、護身用アイテムとして使えるのではないか?と思う方も多いと思います。

 

実は私も同じような考えになりまして、家に泥棒が入った際には「熊撃退スプレーを喰らわしたれ!」っと思うようになりました。

 

そこで気になるのが「熊撃退スプレーは銃刀法等の法律でどのように規制されているのか!?」ですよね。

 

調べた限り、熊撃退スプレーの購入と所持は銃刀法違反に該当しません。

 

ただし、熊撃退スプレーを携帯しながら街をブラブラすると「軽犯罪法違反」に該当する恐れが非常に高いです。

 

軽犯罪法に抵触しないためには、熊撃退スプレーを携帯する必要性(理由)がとても重要になります。

 

例えば街中で警察官に職務質問され「何故持っているのだ?」と聞かれた際に「護身用に熊撃退スプレーを持ってます」ですと、「危ない物を意味もなく携帯している」となりますので、軽犯罪法で検挙されてしまう恐れがあります。

 

ただ、携帯する必要性を説明できれば処罰されることはありません。

 

例えば熊や猪に遭遇する恐れのある林業や登山、渓流釣り、キノコ・山菜採り、農業、その他の業務で山中に行く場合は「正当な理由」に該当します!

 

また、熊撃退スプレーは、カプサイシンが豊富含まれておりますので「ペペロンチーノの味付けに使う」でも「正当な理由」になるかどうかは、その時のお巡りさんの機嫌次第だと思います!?(笑)

 

え~・・・そして注意になるかどうか怪しいのですが、熊撃退スプレーを暴漢に使用した場合、「過剰防衛」になる場合があるそうです。

 

それだけ強力なスプレーである証拠でもあるのですが、個人的には過剰防衛と言われても火の粉はスプレーで消した方が良いと思ってます。

 

暴漢対策のみならば、対人用崔流スプレーを買った方が良いかもしれません。

 

www.aohigetozan.com

登山やアウトドアで必須なナイフの銃刀法違反について書いた記事になります!

熊撃退スプレーでも記載した軽犯罪法についても触れてますので、良かったら参考にしてみて下さい!

 

まとめ

登山や渓流釣りを始め、山の中で活動する方にとっては、ヒグマやツキノワグマの襲撃に備えて熊撃退スプレーを装備する事が自分の身を守るうえでも有効ですよね!

 

今後もヒグマやツキノワグマの生息数は増加すると思いますので、遭遇するリスクはどんどん高まっていきます。

 

熊撃退スプレーは、価格が少し高く躊躇してしまいますが、ヒグマに襲われてしまったことを考えれば、非常に安い投資だと感じております。

 

上述の通り、熊撃退スプレーの使用期限も比較的長いので、山の中でヒグマに怯えてドキドキするくらいなら購入した方が安心だと思います。

 

登山者が少ない山域や、見晴らしの悪い藪漕ぎ地帯、沢沿いなどの熊鈴の音がかき消されてしまう所へ行く際には、熊撃退スプレーを持参して身の安全を図りたいと思っております!

 

使う機会がない事を祈りつつ、実際に使用した際には、こちらの記事で加筆したいと思います!