- 鴨沢ルートで雲取山登山した経緯について
- 鴨沢ルート周辺のトイレと駐車場、アクセスについて
- 鴨沢ルートから七ツ石小屋までの登山の詳細
- 七ツ石小屋の水場・テント場・トイレの詳細
- 七ツ石山から鴨沢ルートで雲取山登山の詳細
- 赤指山から雨乞山バリエーションルートの詳細
- 鴨沢ルートで雲取山登山のルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
鴨沢ルートで雲取山登山した経緯について
お正月休みを利用して、東京都最高峰の雲取山へ登ってきました!
元旦に登ったのですが、2月~3月末まで本業が多忙を極め、記事にするのがすっかり遅くなってしまいました・・・。
よ~やく年が明けたような気分に浸っている今日この頃なのですが、お正月休みということもあって雲取山も混雑していると思い臨んだのですが、人気がまばらで静かな山の時間を楽しむ事が出来ました。
今回は、奥多摩湖の湖畔にあります「鴨沢」から入山し、山頂を目指したのですが、途中には「七ツ石小屋」などもありまして、比較的登りやすルートになっております。
神奈川県に住む私にとっては、王道の鴨沢ルートから雲取山を経由して三峯神社へ下山するコースが難しく、日帰り登山の場合は、今回のようルート取りが多くなる感じです。
同じようなルートを歩いても新鮮味に欠けるので、今回はバリエーションルートの1つであります「雨乞山南西尾根」を使って下山してみました。
多くの方にとっては、雨乞山南西尾根については、ご存じないかと思いますが、そもそも「雨乞山南西尾根」と呼ぶのが正解なのかも定かではないので、念の為「仮の尾根の名前」とさせていただきます。
そんな感じで、今回は鴨沢ルートから雲取山への登山と、奥多摩バリエーションルートの登山の様子について書いていきたいと思います!
鴨沢ルートから雲取山への登山の前に、今回撮影した登山動画がこちらになります!
そして上記写真を押すと登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、鴨沢ルートから雲取山、赤指山、雨乞山への縦走登山の様子について撮ってますので、参考になれば幸いです!
鴨沢ルート周辺のトイレと駐車場、アクセスについて
今回利用した鴨沢ルート周辺には、いくつか無料の駐車場が整備されております。
鴨沢バス停の近くにも無料の駐車場があるのですが、数台しか駐車できないので、今回は少し離れた留浦駐車場を利用しました。
こちらが留浦駐車場の様子になりまして、約30台ほど駐車できるスペースが用意されております。
今回は7:30頃到着したのですが、2割程度して停まってなく、珍しくガラガラでした。
雲取山への登山口の近くに「丹波山村村営駐車場」もあるのですが、今回は雨乞山から下山を考えているので、留浦駐車場に落ち着いた感じです。
鴨沢ルートから雲取山へピストン登山を考えているならば、「丹波山村村営駐車場」は留浦駐車場よりも標高が高く、歩く距離も短くなるのでおすすめです。
なお、留浦駐車場、丹波山村村営駐車場ともにトイレがありますので、その点も心配はありません。
ただ、水場はありませんので注意してください。
鴨沢ルートへのアクセスですが、奥多摩駅からバスが出てまして、約1時間ほどで鴨沢バス停に到着できます。
鴨沢バス停にもトイレと自動販売機があるので、登山の拠点として利用できます。
鴨沢ルートから七ツ石小屋までの登山の詳細
それでは早速、鴨沢ルートを使って雲取山を目指したいと思います!
まずは水場、トイレのある七ツ石小屋を目指して頑張りたいと思います。 奥多摩湖が美しいですね~
鴨沢ルート登山口付近に、私のご先祖様が遊んでました!
かなり大量の猿がいまして、ちょっと怖い感じでした。
鴨沢ルートには、分かりやすい道標が設置されているので、迷わず進めると思います!
こちらが先ほどご紹介しました「丹波山村無料駐車場」になります。
留浦駐車場よりも広く、こちらは50台以上駐車する事が出来るのですが、アクセスが良い分人気も高く、遅い到着ですと満車で駐車できないことが多いです。
今回も8:00頃で満車になってましたので、遅くとも7:00前後には到着していないと週末は厳しいと思います。
そんな感じで、こちらが登山口になります。
ここから雲取山の山頂までの距離は、10.8kmになります。 さ~~モッコリ頑張りますかね!!
モリモリ登っていくと、雲取山バリエーションルートの1つであります「登り尾根」との合流地点であります堂所に到着しました!
よく見ていないと登り尾根の入口が分からないと思います。 登山者が多い鴨沢ルートですが、登り尾根は利用する人が少ないので、静かな山歩きをしたい方におすすめです。
鴨沢ルートを上がっていくと、目指す七ツ石小屋と雲取山への分岐になりました。
水場に寄りたいので、七ツ石小屋へ向かいたいと思います。
七ツ石小屋の水場・テント場・トイレの詳細
少し急な登り坂をこなすと目指す七ツ石小屋が見えてきました。
お正月ということもありまして、おめでたい感じで出迎えてくれました!
こちらが七ツ石小屋のテント場になりまして、6張り前後の広さになります。
昨晩は1張りテント泊の方がいた感じですね。
テント場の直ぐ上にトイレがありまして、協力金は100円になります。
綺麗なトイレもありますし、水も旨いので休憩するのに七ツ石小屋は最適なスポットになります。
そしてこちらが七ツ石小屋で売られているグッズの数々になります!
手拭いを始め、お酒や食べ物なども充実してました。
忘れちゃいけないのが、七ツ石小屋の美味しいお水(水場)になります。
七ツ石小屋から少し登ったところに水源があるのですが、冷たくて非常に美味しいです!
七ツ石小屋の水源で給水し、七ツ石山を目指したいと思います!
秋から春にかけては、雨が少ないので水場が枯れることがありますので注意してください。
今回は「80代男性!」な感じの水の勢いで、600mlを給水するのに15分ほど掛かってしまいました。
七ツ石山から鴨沢ルートで雲取山登山の詳細
七ツ石小屋の水場から少し登れば七ツ石山の山頂に到着でございます!
七ツ石山の標高は、1,757mになりまして、流石に冷えてきました・・・。
よっ!富士山!日本一!!
七ツ石山の山頂からの富士山は絶品でございます!!
目指す雲取山への稜線も見えてますね~~
アレを登るのね~っと思うと、目玉が零れ落ちそうになりました(?)
奥秩父主脈縦走路も綺麗に見えてますね~!
今年のGWは、久しぶりに歩きたいな~っと考えております。
そして鴨沢ルートから南アルプスも綺麗に見えました!
仙丈ヶ岳ですかね!?
久しく登っていないので、どこかで出没したいですね~
お正月休みを利用して南アルプスへ登山している方も多いんでしょうね~
とても寒そうですが、最高の景色を満喫できるでしょうね!!
農鳥岳ですかね!
今年の夏は南アルプスへ攻めたいですね~!!
特に「小太郎岳」に登りたいな~っと考えております!
雲取山を目指して進んでいくと、奥多摩小屋の跡地が見えてきました。
休憩所になると噂で聞いていたのですが、まだ工事は始まっていませんでした。
鴨沢ルートは、急なアップダウンが少なく、ノンビリ歩けるのが良いところだと思います!
吹き抜ける風が心地よく、汗で濡れた体を一気に冷やしにかかり亡き者にしようと企んでいる感じでした(笑)
雲取山の山頂近くからの富士山の景色になります!
いや~~足が止まってしまい、中々雲取山の山頂に辿り着けません!!
なんだか奥秩父の景色を見ていると、金峰山を目指して縦走を開始したくなってしまいました!!
これは何の病気なんでしょうかね!?
よ~~やくお目当ての雲取山の山頂が見えてきました!
見えている小屋は雲取山避難小屋になります。
そんな感じで、雲取山の山頂に到着でございます!
鴨沢ルートは登山者が少なく、思った以上に静かでした。
勿論、雲取山の山頂にも登山者がいなくて独り占めする事が出来ました!!
こちらは山頂にありますトイレになるのですが、冬でも利用する事が出来ました!
ただ、紙はありませんので持参する必要があります。
ちなみに雲取山の山頂周辺の温度は、0度でした。
風が吹くとかなり寒かったです。
お正月ということで、豪華に見切り品祭りを開催することに致しました!!
お祭りを開催する場所は、雲取山避難小屋の中にしようと思い、入ってみることに致しました。
雲取山避難小屋の内部の様子になります。
前日に泊まった方がいたみたいで、非常に臭く、チョットここで祭りを開催するのは・・・
って事で、結局、雲取山の山頂付近で貧乏ランチに致しました!
お正月といえども、やっぱりこれが一番安心する味ですよね(笑)
ま~我が家の場合、おせち料理なんて作らないし買わないんですけどね!
赤指山から雨乞山バリエーションルートの詳細
お正月の雲取山の山頂を堪能したところで、赤指山、雨乞山を目指して登山を再開したいと思います!
石尾根(鴨沢ルート)は、防火帯のような登山ルートが続き、景色も良いので足取りが軽くなってしまいます!
なんだか「足軽隊」の気持ちが少し分かった瞬間でした☆彡
石尾根を使って進んでいくと「峰谷」への分岐が見えてきます。
赤指山、雨乞山は、峰谷方面に進んでいきます。
分岐からは美しい森の中を歩いてきます。
あまり歩く方がいないみたいで、地面がふかふかで膝に優しい仕様になってました!
この道標の奥からバリエーションルート(赤指尾根)が始まります。
ピンクテープもありますし、尾根を外さなければ難しいことはありませんが、登山者が少ないので、トラブルがあると致命的になるかもしれません。
藪っぽい道を進んでいくと、非常に地味な赤指山の山頂が見えてきました!
地味ながら存在感のあるお姿に一目惚れしたのは言うまでもございません(笑)
赤指山から更にバリエーションルートを使って雨乞山を目指して進んでいくと、林道が見えてきます。
林道の正面にルートが続いているのですが、案内等はありませんので注意してください。
少し登ればウエンタワと呼ばれる場所に到着しました!
綺麗な森が広がり静かでよい場所になるのですが、相変わらず誰も居ません!
ウエンタワから雨乞山を目指して進んでいくと、林道と合流します。
このピンクテープが目印になりますので、更に尾根を進んでいきます。
少し登れば太平山に到着です!
この辺も、赤指山同様かなり渋い感じの山域になります(笑)
尾平山になるのですが、この辺は更に渋い感じの山頂になります!
キングダムに出てきそうな山の名前ですよね(笑)
尾平山を下るとハチコク峠になります!
前回は、ここから留浦駐車場へ下山したのですが、ルートが大荒れでかなり難儀しました。
ハチコク峠から留浦方面の下山は危ないのでおすすめしません!
今回歩いた赤指山への登山とハチコク峠から小留浦廃道ルートの詳細についた記事になりますので、参考になれば幸いです!
目指す雨乞山は、そのまま尾根伝いに進んでいきます。
少し登れば雨乞山に到着です!
景色に同化した山頂プレートに、サバイバルな匂いを感じてしまいました♡
残念ながら、迷彩服使用のためか展望はなく、今回最大の渋い山頂になりました(笑)
さ~南西に延びる尾根を使って留浦方面に下山したいと思います!
雨乞山南西尾根(バリエーションルート)は、マーキングがほぼなく、なんとなく踏み跡っぽい感じのものがある程度でした。
枝尾根もほぼないので、尾根上を下っていけばルート間違いはほぼないと思います。
急坂を下っていくと奥多摩湖が見えてきました!
奥多摩湖が見えてきてからが地味に長いです。
モリモリ下っていくと、左側にルートが続き、こんな金網が見えてきます。
この金網をくぐり抜けて下山していきます。
人家の庭のようなところを進んでいくと、道路が見えてきます。
こちらが雨乞山の登山口になります。
民家の横にルートが続くのですが、正直、入るのを躊躇ってしまうような登山口になります。
そんな感じで、車を駐車した留浦駐車場まで戻ってきました!
楽しい登山になったものの、ここから怒涛の電話地獄になりました。
無事に下山で来たところで、続きましては、鴨沢ルートから雲取山登山の詳細に移りたいと思います!
鴨沢ルートで雲取山登山のルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした鴨沢ルートから雲取山への登山ルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、1月1日なりまして、快晴で日差しが強く風も冷たくて終始寒い1日になりました。
標高差の地図の通り、鴨沢登山口から雲取山への山頂までは、約13kmの長丁場になりますし、雨乞山のバリエーションルートを含めると30kmほどの行程になりました。
特に雨乞山からの下山道は、かなりの急坂になりますので、登山初心者の方は利用しないようにして下さい。
滑落すると「さようなら~!」な場所が、所々ありましたので要注意になります。
そしてこちらが今回登山をした鴨沢ルートから雲取山のコースタイムになります!
留浦バス停(無料駐車場) 8:00 → 8:20 丹波山村村営駐車場 8:24 → 9:21 堂所 → 9:57 七ッ石小屋 9:58 → 10:10 七ツ石山の水場 10:13 → 10:26 七ツ石山 10:32 → 10:54 奥多摩小屋 10:56 → 11:13 小雲取山 → 11:24 雲取山避難小屋 → 11:33 雲取山 12:21 → 13:38 千本ツツジ → 14:21 赤指山 → 14:48 ウエンタワ → 15:16 尾平山 → 15:26 ハチコク峠 → 15:36 雨乞山 → 16:06 中奥多摩湖バス停 → 16:27 留浦バス停
車を駐車した留浦駐車場から鴨沢を経由して雲取山の山頂までのコースタイムが約3時30分になりました。
雲取山の山頂から雨乞山までのコースタイムが、約3時間になりますので、13時前にはスタートしないと日没に間に合わない可能性があります。
赤指山、雨乞山のルートは、バリエーションルートを含みますので、時間に余裕を持って臨んでいただけたらと思います!
まとめ
静かな鴨沢ルートをノンビリ歩けて幸先の良い1日になりました!
しかしながら、下山すると大量の着信履歴がありまして「なんざんすか!?」と思い連絡すると「能登半島地震が発生した」とのことで、ビックリしました。
結局、雲取山からの下山後は、ノンビリする事が出来ず、地震の対応に追われて散々でした。
まさか、元旦に大地震が起こるとは誰も予想してませんよね~~
色々な意味で記憶に残る鴨沢ルートからの雲取山登山になりました。
また、季節を変えて雲取山へ再訪したいな~っと考えております!
雲取山バリエーションルートの1つであります登り尾根から登山した時の様子について書いた記事になります!
積雪期の雲取山への登山の参考になれば幸いです!