- 奥多摩小屋でテント泊(厳冬期)について
- 奥多摩小屋・七ッ石小屋の宿泊料金(テント泊料金)・営業期間について
- 奥多摩小屋・七ッ石小屋の水場・トイレ・テント場について
- 奥多摩小屋でテント泊の詳細とルート・標高差、コースタイム
- 鴨沢ルートのトイレ・駐車場・水場と登山コースの詳細
- 奥多摩小屋登山とルートの詳細
- まとめ
奥多摩小屋でテント泊(厳冬期)について
毎日寒さが厳しいですが、鴨沢ルートから奥多摩小屋でテント泊(雲取山登山)してきました!
最近、テント泊に目覚めた相方が、「奥多摩小屋が閉鎖する前にテント泊したい!」との事で、1泊する事に致しました。
きっと、理由をつけて私と一緒にいたいんだと思います(笑)
奥多摩小屋は、標高1700m前後に位置する通年営業小屋になるのですが、この厳冬期の時期はかなり冷え込みますので、ドキドキしながら出没してきました。
分かっていましたが、予想以上の寒さで、4人前後の山ガールに暖めてもらわないと生きていけない環境でした。
中々機会のない5Pでございます。
一人は上に乗ってもらい、左右に1名ずつ配置し、最後の一人は私の顔に座ってもらおうかな~
激しく擦ってもらいつつ、左右の山ガールにはチロチロタイムで暖めてもらい、顔の上の山ガールは、私の方からチロチロすれば、どんな寒さも怖くありませんよね!
多分と言うよりは、確実に1分は持たないだろうな~と思いつつ、そんな極上の時間をテント泊中に楽しめたら最高ですよね~♡
あまりにも寒いので、濡れたそばから凍りつき、女性にとっても厳しい時間になるかと思いますが、中で凍結し、抜けなくなるのもアリと言えばアリですよね♡
そんな時間を「氷穴生絞」と命名すれば、なんかのDVDの題名で使われそうな感じですが、え~さっきから何の妄想をしているかを記事に書けないのが心苦しいです・・・。
話が盛り上がり、収集がつかなくなりそうなのでこの辺にし、相方は、テント泊の経験が乏しく、厳冬期の寒さを舐めているだろうな~と思いながらも、私は奥多摩小屋で何度もテント泊しているので、安心感がある山小屋になります。
最悪、何かあれば奥多摩小屋に逃げ込めますからね。
先日、記事にしましたが、今回お世話になった奥多摩小屋は、平成31年3月31日を以って閉鎖となります。
4月1日以降、奥多摩小屋はどうなるのか調べてみたのですが、今現在、まだ決まっていないようです。
奥多摩小屋の跡地に避難小屋を造る造らない、トイレのみ設置するなど話はあるみたいですが、現在未定でございます。
この時期に決まっていないところをみると、4月1日以降は、奥多摩小屋周辺でテント泊はできないと思ったほうが良いかと思います。
今年のGWは休みが長いので「奥秩父主脈縦走路」をテント泊で縦走を考えている方も多いと思いますが、奥多摩小屋では張れないと思って計画した方が良いかと考えます。
七ッ石小屋、雲取山荘のテント場は、今後混雑が激しく場所取り合戦になってしまうだろうな~と思っております。
そんな感じで今回は、奥多摩小屋について触れながら書いてみたいと思います!
奥多摩小屋の閉鎖と取り腰について書いた記事になります。
良かったらご参考にしてみて下さい!
そしてこちらが奥多摩小屋でテント泊(鴨沢ルート~七ッ石小屋)で撮った登山動画になります!
上記写真を押すと、今回歩いた鴨沢バス停~七ッ石小屋~奥多摩小屋でのテント泊や、登山の様子について撮った動画を観る事が出来ます!
七ッ石小屋・奥多摩小屋の水場の様子も撮ってますので、この時期に奥多摩小屋でテント泊する方の参考になれば幸いです!
動画の通り、登山道に雪はほぼありませんが、凍結が地味にあるのでスリップに要注意です!
奥多摩小屋・七ッ石小屋の宿泊料金(テント泊料金)・営業期間について
こちらが今回お世話になった奥多摩小屋になります。
標高1750mのところに位置している山小屋になりまして、 営業期間通年になります。
現在、雲取山荘の方から管理人を派遣しているみたいで、居る時と居ない時があります。
今回、1月13日~14日にテント泊したのですが、管理人さんは不在にしてました。
そんな奥多摩小屋の宿泊料金ですが、食事の提供はなく、素泊まりのみで4,000円になります。
ビール等も販売されていて、350mlで1本500円になります。
また、奥多摩小屋のテント泊料金(幕営料)は、1張500円になります。
管理人さんが不在の時は、小屋の中に料金ボックスがありますので、受付の伝票を記載の上、料金を入れてください。
※管理人さんがいないと、お釣りはありませんので注意です。
こちらが七ッ石小屋になるのですが、宿泊料金の方は、食事の提供はなく、素泊まりのみで4,000円になります。
365日小屋番さんが常駐している山小屋ですので、登山者にとっては有難いですよね!
ビールやワインに日本酒、おつまみ等も販売されているので、宿泊や休憩するのに便利な山小屋になります。
また、七ッ石小屋のテント泊料金(幕営料)は、1張500円になります。
奥多摩小屋・七ッ石小屋の水場・トイレ・テント場について
こちらが奥多摩小屋の水場になっております。
ほぼ枯れる寸前で、90代男性な感じの勢いですので全く当てにできません!
今後、更に冷え込むと完全凍結してしまい使えなくなりますので、七ツ石小屋の水場で給水し奥多摩小屋まで持ち込まなければなりません。
奥多摩小屋の水場とは打って変わり、七ッ石小屋の水量になるのですが、60代男性のように水量が細いものの、こちらは枯れたり完全凍結する事はありません。
まだまだ現役世代ですしね!(?)
え~・・・とても美味しいお水になりまして、七ッ石小屋から3、4分登ったったところに水場があります。
今回こちらで3.1L給水し奥多摩小屋に持ち込みました。(1.6L前後あまり)
奥多摩小屋の水場は、道が少し険しいところがありますので、サンダルなどで行かないほうが良いかと思います。
そして、こちらが奥多摩小屋のトイレになりまして、宿泊者以外は1回100円になります。
かなり古いトイレで、ボットンの垂れ流しになっております。
トイレットペーパーもありませんので、持参する必要があります。
電灯もないので、ぼっとんに落ちないように注意してください。
私は危うく「おつり」になりそうでした(笑)
こちらは七ツ石小屋のバイオトイレになるのですが、こちらは最近出来たこともあり、非常に清潔です。
トイレットペーパーもありますので、女性は七ッ石小屋のトイレで用を足したほうが良いかと思います!
トイレの利用料金は、宿泊者以外は協力金を募っておりました。(1回100円くらいでしょうか!?)
奥多摩小屋・七ツ石小屋のトイレは、冬季も通常通り使用が可能です。
そしてこちらが奥多摩小屋のテント場になります。
この時期にテント泊する方は、やっぱり少ないですね。
右が私のテントで、左が相方の物になります。
夜になると、怪しげな吐息が聞こえてきたので、もしかすると独りで慰めていたのかも知れません(?)
厳冬期とは言え、結果的に奥多摩小屋のテント場には、約20張り前後テントが設営されてました。
奥多摩小屋のテント場はかなり広く、最大で100張前後幕営できるそうですが、全体的にフラットな場所が少なく、だいたい10張前後が快適に過ごせる感じです。
また、地面が硬く、ペグが刺さらない所もあるので、注意して下さい。
手頃な岩が多いので、ペグが刺さらない場合は、そちらを利用して下さい。
手頃の岩が少ないので、ペグを持参した方が良いかと思います。
こちらが七ッ石小屋のテント場(幕営指定地)になるのですが、約10張ほどの広さになります。
斜めな場所が多く、意外と狭いテント場になりますので、結構混み合うことがあるそうです。
七ッ石小屋は、20時以降は立ち入り禁止の処置がされるそうですが、怪我やその他の場合は、対応してくれるそうです。
※ナイトハイクの場合は、七ッ石小屋は協力しないと記載がありました。
奥多摩小屋でテント泊の詳細とルート・標高差、コースタイム
登山日程:1月13(日)~1月14日(月) [1泊2日]
天 候:1月13日晴れのち曇り
メンバー:Sさんと私の2名
アクセス:奥多摩駅 8:35発 鴨沢バス停 9:15 627円(IC)
こちらが今回の奥多摩小屋でテント泊の詳細になります!
19時のテント内の気温が-6度、21時の気温が-8度、26時で-11度と、非常に寒い夜でした。
天候も、夕方から雲が出始め、風も少し強く、更に寒かった・・・。
そしてこちらが今回の登山で歩いたルート・標高差の地図になります!
前編で歩いた鴨沢バス停~七ツ石小屋~~奥多摩小屋への登山ルートと標高差の地図になります!
標高差の地図の通り、奥多摩小屋までひたすら登り道になります(涙)
また、標高1,600m前後から雪が薄っすら積もってます。
日陰はそれなりに凍結してますので、コースによっては軽アイゼンが必要だと思います!
そしてこちらが鴨沢ルートから奥多摩小屋までのコースタイムになります!
鴨沢バス停 9:16 → 9:41 丹波山村村営駐車場 9:45 → 9:49 小袖緑道あがり → 10:52 茶煮場 → 11:17 堂所 → 11:55 七ッ石小屋下分岐 11:56 → 11:59 七ツ石小屋 12:10 → 12:18 七ツ石山の水場 12:21 → 12:21 七ッ石小屋上分岐 → 12:35 上段と下段の分岐 → 12:44 ブナ坂 → 13:42 奥多摩小屋
登山口であります鴨沢バス停からテント泊をした奥多摩小屋まで約4時30分のコースタイムになりました。
非常に混雑する奥多摩小屋ですので、遅くとも14時には到着したいところだと思います。
鴨沢ルートのトイレ・駐車場・水場と登山コースの詳細
外壁工事中のJR奥多摩駅からバスに乗って鴨沢バス停まで行きたいと思います!
鴨沢バス停(丹波行き)へ行く場合は、2番乗り場になります。
1時間ほどバスに乗り、鴨沢バス停到着です!
多くの登山者で賑わっております!!
鴨沢ルートから雲取山を目指す方が多いですからね~
「かもさわ登山口」の左の建物がトイレになります。
鴨沢登山口で準備していると、増便のバスが到着し、更に賑わいがましました。
鴨沢ルート恐るべし!ですね~
鴨沢ルートから雲取山を目指していくと、村営の無料駐車場が見えてきます。
鴨沢ルートで奥多摩小屋を目指す場合、留浦の無料駐車場よりも、ここに駐車した方が楽です!
丹波無料駐車場にもトイレがあるので便利でございます!
実は相方の腹の調子が非常に悪く、トイレの事ばかり考えていたそうです。
無理して来なければ良いものの、私に似て「スカニー」を愛しているのかも知れません(?)
季節感のない服装ですが、鴨沢ルートで雲取山・奥多摩小屋を目指したいと思います!
七ッ石小屋を目指していくと、こんなコースタイムが分かる看板がありました。
無謀な登山者が多いのかな~と思ってしまいました。
相方も、2時間持たないくらいスカニータイムが頻繁に訪れるので、ある意味同類ですよね~
七ッ石小屋の手前から雪道になってきますが、日の当たるところは有りません!
地味に急な登りをこなすと七ッ石小屋に到着でございます!
飲み物やバスの時刻表などもあって便利でございます!
鴨沢ルート上にあります七ッ石小屋の水場になります。
今回は凍結のため水場は利用できませんでした。
七ツ石山小屋の手前にも水場があるのですが、そちらも今回は枯れてました。
七ッ石小屋の看板になります。
七ッ石小屋でテント泊するときの掟みたいな感じですかね。
七ッ石小屋の上を見ると、ツララが出来ておりました。
オモザックで肩が凝ってきたので、一本さして欲しいですね~(?)
相方の「アナニー」に挿せば、「スカニー」の頻度が経るかも知れませんね(?)
モザイク濃い目ですが、七ッ石小屋からの富士山の眺めになります!
薄めで見ると、結構はっきり見えますのでおすすめです!
明日の朝までの水を、七ッ石小屋の水場で補給したいと思います。
日陰のため、凍結してましたので、滑落に注意して下さい!
七ッ石小屋の水場は、枯れないので当てにできます!
奥多摩小屋登山とルートの詳細
七ッ石山は、明日登るので、巻き道を使って奥多摩小屋を目指す事にしました。
北斜面になると、積雪が残っているのですが、アイゼンを装着するほどではありませんでした。
至福の巻き道を進むと、ブナ坂に到着です!
休憩ポイントになりますので、結構登山者が休んでおりました。
ブナ坂周辺は、雰囲気が良いので休憩におすすめです!
正面左に見えているのが七ッ石山になります。
さ~鴨沢ルートのクライマックスと呼んでよい石尾根歩きの始まりでございます!
振り返っての七ッ石山になるのですが、薄っすら雪が積もってますね~!
ルート上から飛龍山と奥秩父主脈縦走路も綺麗に見えてますね!
石尾根のシンボルツリーである「Sの木」になります。
「Mの木」があればお気に入りになると思います!
奥多摩小屋へモリモリ進むとヘリポートになります。
テント場が混んでいると、この辺で張る事もあるそうです。
奥多摩小屋周辺から見る飛龍山になります!
展望のない山頂ですが、山容は素晴らしいですよね!
そんな感じで奥多摩小屋に到着です!
今日は、管理人さんは不在でした。
奥多摩小屋の内部の様子です。
確かに、痛みが激しく小屋が斜めになってますね。
ま~私の段ボール御殿に比べれば、まだマシですけどね(笑)
奥多摩小屋の管理人さんが不在の時は、こちらの宿泊券を記入し、料金をポストに投函します。
奥多摩小屋の内部の温度は、-4度でした。
寒いわけですね~・・・。
折角なので奥多摩小屋の水場の調査をしたと思います!
雪はないものの、水もありませんでした・・・。
奥多摩小屋の水場は、当てにしてはいけません!
奥多摩小屋のテント場で設営し、「命の聖水」を冷やして夜を待つことにしました♡
なんだか美味しそうな写真ですよね!
CMのオファーこないかな~(笑)
今回、テント泊用に荷揚げした食材になります!
寒いので、チゲ鍋にしてみました!
今回も大活躍だった、イワタニジュニアコンパクトバーナーと、コールマンヒーターアタッチメントになります!
寒い時期のテント泊に大活躍でございます!
奥多摩小屋のテント場に戻ると、チラチラとテント泊者が増えてきました。
この時期は日が沈むのが早いですよね~・・・。
そんな感じでチゲ鍋の完成でございます!
間違いのない美味しさでございます!
さ~奥多摩小屋で夕日を堪能したいと思います!
あれ?焼けるような夕日になることなく、粛々と終了となりました・・・。
まとめ
久しぶりに訪れた奥多摩小屋ですが、この時期は本当に寒いです!
私の厳冬期のテント泊装備も鼻くそに毛が混じった程度ですが(?)、相方のほうは更に弱々しい感じですので、凍死しなければよいな~と思いながら床につきました。
翌日、寝れたのかどうか聞いてみると、
「19時に寝て21時に目を覚まし、再度気絶したものの、22時から寒くて寝られませんでした」
との回答でした。
ご愁傷様でした・・・♡
あの怪しい吐息は寒くて逝っちゃったんだね♡
てな感じだったのですが、上述してますとおり、26時のテント内の温度が、マイマス11度と非常に寒い世界になっておりました。
外は更に寒かったと思いますし、日の出を見に雲取山へ登ったのですが、気温がマイナス15度前後、風も強く、体感でマイナス20度くらいの世界だったと思われます。
この時期の雲取山は、非常に寒いので、テント泊を楽しむ場合は、シッカリと防寒対策をして臨んで欲しいと思います!
そんな感じで、奥多摩小屋でのテント泊は次回後編に続きます!
バリエーションルート(一般登山道ではないルート)であるハンノキ尾根を絡めて縦走したのですが、とても長く辛い1日なりました。