今回は雄大な景色が美しい北海道を代表する大雪山旭岳への縦走登山をした時の様子について書いていきたいと思います!
天気が微妙な中での登山になりましたが、大雪山旭岳周辺からの景色とお花畑が素晴らしく、癒しの時間になりました!
- 大雪山旭岳登山と旭岳野営場でテント泊をした経緯について
- 旭岳野営場の詳細と大雪山旭岳のヒグマの出没状況について
- 大雪山旭岳までのアクセス・駐車場の詳細について
- 旭岳ビジターセンター・旭岳ロープウェーの詳細について
- 大雪山旭岳登山とルートの詳細
- 大雪山旭岳登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
大雪山旭岳登山と旭岳野営場でテント泊をした経緯について
前々から登りたかった北海道の明峰大雪山旭岳へ、よ~~やく出没する事が出来ました!
登山を趣味にしている方ならば、大雪山旭岳は、1度は登りたい明峰になるかと思います。
しかしながら、神奈川県在住の私にとっては、北海道は果てしなく遠く、会社の休みを考慮すると、かなり敷居の高いエリアになります。
今回、北海道にも拠点を置く「マエちゃん」のご協力もあって、大きなトラブルもなく無事に大雪山旭岳へ登山する事が出来ました!
マエちゃんにつきましては、当ブログのオフ会で知り合った方になるのですが、登山やキャンプ、飲み会にも参加してくださっているので、チョコチョコ記事に出ているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
また、三重から「ナカジーさん」も参戦してくださり、3人で雄大な北海道の山々に挑戦した感じになります!
今回お金がない私に同情してくださり、大雪山旭岳へ登る前に、前泊として利用したのが「旭岳野営場」になります。
旭岳野営場の詳細については、別の記事で記載したいと思いますが、最低限の設備ながらも雰囲気の良い施設になってまして、大雪山旭岳への登山口でもあります「大雪山旭岳ロープウェー駅」からも近いので、登山の拠点として利用するのに便利だったりします。
今回は、少し長くなってしまったので、大雪山旭岳までの登山と、旭岳野営場までの移動の様子について書いていきたいと思います!
特に気になるのが登山ルートの様子や駐車場、ヒグマの出没状況、トイレ、水場になるかと思いますので、そちらについても触れていきたいと思います!
まずは、今回登山をした大雪山旭岳と旭岳野営場や登山ルート、周辺の様子を撮った登山動画がこちらになります!
上記写真を押すと短い登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、大雪山旭岳登山の様子や雄大な北海道の山々の景色やルートについて参考になれば幸いです!
旭岳野営場の詳細と大雪山旭岳のヒグマの出没状況について
こちらが今回の大雪山旭岳へ登山する時に前泊しました、旭岳青少年野営場になります!
正式名称は、「東川旭岳青少年野営場」になるみたいですが、標高も高く、非常に涼しくて快適でした!
こちらが旭岳野営場の入口になります。
写っておりませんが、写真右手にトイレと駐車場があります。
トイレにつきましては、利用者じゃなくても無料で使用可能になります。
そんな旭岳野営場の気温ですが、15時前後で18度と涼しい感じでした。
私が住む神奈川県は、この日の気温が35度以上の猛暑日になったみたいですが、旭岳野営場周辺は、天国のような涼しさでした!
そんな大雪山旭岳の麓ですが、ヒグマの出没が気になっていると、旭岳野営場に注意喚起の看板が掲げられておりました。
旭岳野営場の隣に「旭岳ビジターセンター」があるのですが、そちらでヒグマ出没の情報を入手しようと思い訪れてみました。
すると、白雲岳周辺でヒグマの出没が相次いでいるみたいで、10頭以上がウロウロしているというショッキングな内容が掲示されておりました。
こちらが大雪山旭岳周辺のヒグマ出没の状況です。
登山者が多い旭岳の山頂周辺にもヒグマ出没の痕跡があったそうです。
ヒグマの出没が凄いですね~~・・。
この影響により、白雲岳避難小屋のテント場が閉鎖されておりました。
テント場の閉鎖は、ヒグマの出没の影響もあるのですが、利用者のマナーの悪さも影響しております。
ヒグマが出没した時に、避難小屋の管理者から「直ぐに建物に入るように!」と言った指示があったみたいですが、ヒグマの写真撮影に夢中で無視したみたいです。
大変危険な状況であることを理解できない利用者が多い事を鑑みて白雲岳避難小屋のテント場の利用を中止しているそうです。
今年はかなりヒグマの出没が頻繁に起きてますので、熊除けスプレーや、鈴などで対策が必須であると感じております。
大雪山旭岳までのアクセス・駐車場の詳細について
神奈川県に住む私にとっては、大雪山旭岳の登山口に向かうだけでも大変になります。
早朝の飛行機でアクセスする事にしたのですが、始発のバスや電車に乗っても間に合わないことが分かり、羽田空港に近いJR蒲田駅の漫画喫茶で前泊することにしました。
翌朝、羽田空港から新千歳空港を目指して出発でございます!
新千歳空港で朝食を食べたいので抜いてきたのですが、「抜く」と書くと「アレか!?」と思ってしまう自分が、なんだか情けないな~っと思ってしまった空港の時間でした(?)
飛行機の中でも抜いていた誰かさんでした。って、なんだか良く分からなくなってきましたが、早朝の便にもかかわらず、大変混雑しておりました。
ラブジャパン!ってな感じに並んでいた羽田空港の滑走路でした。
さ~大雪山旭岳を目指して飛行機で向かいたいと思います!
飛行機からの景色になるのですが、大雪山旭岳の期待が高まる青空でした!
このまま晴れて欲しいのですが、実際は・・・。
無事に新千歳空港に到着出来ました!
手前の方が今回一緒に大雪山旭岳へ登山したマエちゃんになります!
荷物が多いですね~~
どんなプレイを考えているのでしょうかね!?
腹が減っては登山は出来ぬ!なテンションとなり、ガッツリ朝食をとる事にいたしました。
山の中に入ると贅沢は出来ませんからね~~
三重県からアクセスしたナカジーさんと合流し、大雪山旭岳の登山口を目指して進みたいと思います!
ナカジーさんの荷物もかなりモッコリですね~~
どんなプレイを考えているのでしょうかね!?(笑)
北海道の達人であるマエちゃんから、大雪山旭岳へのアクセスは、バスの方が便利との事で、札幌まで利用する事にいたしました。
新千歳空港から札幌の中心部まで、1,100円でアクセスすることが可能です!
全然土地勘がない私なもので、高いんだか安いんだか全く分かっていなかった瞬間でした。
バスに乗ってしまえば、札幌市街までノンビリする事が出来ます。
全然混雑していなかったので、快適そのものでした♡
札幌からマエちゃんのご家族の車をお借りして、旭岳野営場まで向かう事となりました。
札幌から旭川まで結構距離があるんだな~っと、改めて広大な北海道の大地に恐ろしさを感じた時間帯でした。
そんな感じで今日のお宿である旭岳野営場周辺の地図がこちになります!
旭岳周辺は、観光地なだけあって、数多くのホテルが点在してました。
我々の今日のホテルがこちらになります!
雨が結構降ったみたいでサイトが濡れていたのですが、直ぐにテントを設営してマッタリとした時間を過ごしてみました。
また、旭岳野営場は、蚊やブヨが凄いので防虫対策が必須になります。
しかしながら、日が沈むと虫がいなくなりかなり快適になりました。
テントの設営は、日没前後に行うと、虫刺されから逃れる事が出来ると思います!
また、旭岳野営場の利用料金は、1名500円で事前予約不要になります
旭岳ビジターセンター・旭岳ロープウェーの詳細について
こちらが大雪山旭岳へ登山する際に情報収集した旭岳ビジターセンターになります。
かなり立派な建物ですよね~
建物の横に登山靴の洗い場などもありますので、非常に利用価値の高い施設になります。
旭岳ビジターセンター内には、大雪山で生息している生き物の剥製が展示されておりました!
警戒心が強い動物は、登山中でも中々見る事の出来ないので、剥製で勉強したいと思います!
北海道を賑わせているヒグマの剥製も展示されておりました!
いや~~迫力モッコリですね~~
これに襲われたら命はないでしょうね・・・。
ヒグマに遭遇しても、ボディーランゲージで話が通じればよいのですが・・・(?)
そしてこちらが旭岳ビジターセンターの無料駐車場になります。
かなり広い駐車場ですが、大雪山旭岳へ登山で駐車する方が多いので、満車で駐車できないことが多いそうです。
そしてこちらが旭岳ロープウェーの有料駐車場になります。
駐車場の料金は、普通車500円になってまして、1泊するとプラス1,000円になります。(合計1,500円)
旭岳ビジターセンターの隣にあるのですが、満車の時はこちらの有料駐車場を利用する事になります。
旭岳ロープウェーの有料駐車場の様子になるのですが、非常に広い敷地になりますので、こちらは満車で駐車が出来ないことはないかと思います。
それでは大雪山旭岳への登山口であります旭岳ロープウェー山麓駅の建屋になります。
テンションが一気にモッコリなってきました♡
テンション高めながらも、ヒグマの生息域に突入ですので、熊除けスプレーを購入してシッカリと対策してみました!
ロープウェー乗り場は2階になってまして、トイレは1階にあります。
こちらは旭岳ロープウェーのトイレになるのですが、非常に綺麗でした!
朝早いと、旭岳ビジターセンターのトイレが利用できませんので、注意してください!
旭岳ロープウェーの料金になります!
大人片道で2,000円、往復が3,200円になっております。
15分間隔でロープウェーに乗れますので、それほど混雑はしないと思います。
何故か決まっているナカジーさんとマエちゃんになります!
3人で音楽ユニットでも組みますか?(笑)
10分程ロープウェーに乗れば、そこは別世界でした!
ロープウェイ駅の姿見駅になります!
建物の中にトイレと喫茶店、自動販売機がありますので、休憩するのに丁度良いと思います!
大雪山旭岳登山とルートの詳細
大雪山旭岳の登山口の目の前に綺麗な池がありました!
クマ除けスプレーを投げ込めば、「金のクマ除けスプレー」、「銀のクマ除けスプレー」、「銅の蚊除けスプレー」のどれかと交換してくれるプレイが発動すると思います(笑)
それにしても旭岳山頂に至る登山道はお花が多くビックリしました!
さ~~あの頂まで頑張って登りたいと思います!
旭岳の山頂は、近いようで遠いです・・・。
箱根の大涌谷のような山だな~っと思いつつ旭岳の迫力に圧倒されてしまいました!
大雪山旭岳へ登りだすと雨がチラチラと降りだしてきました。
いや~晴れて欲しいですね~~
この辺が姿見平になります。
旭岳の山頂は、右手に進みます。
左手に進むと中岳温泉の方に行くことが出来ます。
大雪山旭岳は、高山植物の方で、この時期はチングルマが見頃になります!
旭岳の山頂を目指して登って行くと、姿見の池が見えてきます。
姿見の池周辺の様子になるのですが、休憩できるようになってまして、池越しに旭岳の景色を眺めることが出来ます!
雄大な景色ですね~~
ここでも何故かクマ除けスプレーを池に投げ込みたい衝動に駆られてしまいました(笑)
こちらは大雪山の登山道のマップになります!
地図の通り、色々なコースが整備されてました!
大雪山国立公園姿見の池でございます!
大雪山に来たんだな~っと感じさせてくる絶景でございます!
左手に見えている建物が、旭岳石室になりまして、20人ほど収納できる避難小屋になります。
噴火時のシェルターの役割があるみたいで、非常時以外の宿泊は出来ませんので注意してください。
姿見の池から本格的な登山道になってきます。
かなりの急登が続くので、テント泊装備で登るには辛い感じです・・・。
旭岳登山道から振り返っての姿見の池になります。
池に映る冴えない自分の姿に涙が流れてしまいました(?)
大雪山旭岳へ登っている途中にこれから向かう白雲岳方面の景色が見えてきました!
ガスってますが、美しいですね!!
こちらは更にガスっておりました!
風向きによっては、独特な硫黄臭がたち込めてきました。
今ならメタンガスを放屁しても疑われずにすみますね♡
それにしても旭岳の景色が迫力モッコリでした!
何度も噴火を繰り返したのが良く分かる景色ですよね。
北海道の山は、本当に雄大ですよね~~
いや~この景色を見たかったのです!!
この景色を見れただけでも北海道に来た甲斐がありましたね!
素晴らしい景色ながら、土地勘がないもので山座同定が出来ていない誰かさんでした(笑)
人気のある大雪山旭岳ですので、数多くの登山者が登っておりました!
皆様、日帰り装備なので登るスピードが速く、我々は付いて行けれてませんでした(笑)
富士山のお鉢ち巡りをしているような景色が広がってました!
蟻地獄って、あんな感じなんだろうな~っと、独りで妄想していた時間帯でした(笑)
振り返っての登山道の様子になります。
写真の通り、結構滑る登山コースになってまして、雨で濡れていると歩き難いです。
さっきまでウロウロしていた姿見の池が小さく見えてますね!
ここからクマ除けスプレーを投げ込むのは、イチローでも難しいでしょうね!(笑)
そんな感じで大雪山旭岳の山頂に到着でございます!!
大雪山旭岳の標高は、2,290.9mになりまして、北海道の最高峰になります!
人気のある旭岳ですので、山頂は登山者でお祭り騒ぎでした!
前日の天気予報よりも状況が良く、山頂からの景色に酔いしれておりました!!
旭岳山頂の次は、、黒岳・間宮岳方面を目指して進みたいと思います!
目指す間宮岳方面の景色になります!
ガスが幻想的ですよね~
中央の鞍部が「裏旭キャンプ指定地」になります。
旭岳山頂を満喫している3人になります!
九州のオネーさん、写真撮って下さりありがとうございました!!
そんな感じで今回縦走登山をした、大雪山旭岳登山のルートやコースタイムの詳細は、下記の通りになります!
大雪山旭岳登山ルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした大雪山旭岳山から忠別岳・天人峡温泉までのコースと標高差の地図になります。
登山をした日は、7月15日なりまして、登山道には積雪が一部ありましたが、アイゼンなどは不要な感じでした。
また、標高差の地図の通り、大雪山旭岳の山頂までは、急登が続きますが、そこさえクリア―すれば、なだらかな稜線歩きを楽しむことが出来ます!
また、ルート上は登山者が多いものの、旭岳周辺にもヒグマの出没がありましたので、十分注意する必要があります。
そしてこちらが今回縦走登山をした大雪山旭岳へのコースタイムになります!
姿見駅 6:16 → 6:33 旭岳石室 → 6:35 姿見の池 → 8:05 金庫岩 8:14 → 8:19 大雪山
旭岳ロープウェーの所要時間は、約10分間になりまして、今回は6:00が始発でした。
山頂駅である「姿見駅」にもトイレや自動販売機がありますので、そちらで調達も可能です。
コースタイムになりますが、テント泊縦走の装備を担いでおりますので、参考程度に眺めていただけたらと思います。
日帰り装備でしたら、大雪山旭岳山頂まで、コースタイムで2時間前後になるかと思います!
大雪山旭岳山頂までのルートは、よく整備されているものの、浮石が多いので、転倒、滑落に注意が必要です。
風が吹き抜ける地形になりますので、強風時も注意が必要だと思います。
まとめ
念願だった大雪山旭岳へ登頂出来て感動の時間を楽しむことが出来ました!
天気が心配でしたが、思ったほど崩れずにすみ、大雪山の山々の景色を見る事が出来て良かったです!
ヒグマの出没が多く心配していたのですが、人気のある大雪山旭岳ですので、人手が多くある意味安心して歩くことが出来ました。
しかしながら、旭岳から忠別岳方面は、ヒグマの出没が多い箇所になりますので、ドキドキしながらの縦走登山となりました。
忠別岳方面(忠別岳避難小屋)への縦走については、次回の記事で詳しく書いていきたいと思います!
大雪山旭岳から北海岳、白雲岳避難小屋までの登山について書いた記事になります!
ヒグマの出没が非常に多い地域ですが、登山ルートの参考になれば幸いです!