今回は蝦夷富士で名高い羊蹄山の景色が素晴らしニセコ連峰最高峰でありますニセコアンヌプリへ登山した時の様子について書いていきたいと思います!
観光地のイメージが強いニセコですが、良い山と温泉が多く、とても癒しの時間になりました!
- ニセコアンヌプリへ登山した経緯について
- ニセコアンヌプリの熊出没と駐車場・トイレ・水場の詳細
- ニセコアンヌプリ登山の様子と登山ルートの詳細
- ニセコアンヌプリの標高と山名の意味について
- ニセコアンヌプリ避難小屋と山頂からの景色について
- ニセコアンヌプリゴンドラ駅と南峰登山とルートの詳細について
- ニセコアンヌプリの登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
ニセコアンヌプリへ登山した経緯について
北海道大雪山に引き続きまして、今回は世界的にも有名な観光地でありますニセコに鎮座するニセコアンヌプリへ登山した時の様子について書いていきたいと思います!
神奈川県民である私にとっては、北海道の山は全然馴染みがなく、今回登ったニセコアンヌプリも直前まで存在すら知りませんでした(笑)
当初、夕張岳へ登る予定だったのですが、林道の崩壊により登山口に辿り着けない事が発覚し、急遽、羊蹄山orニセコアンヌプリに登るということで、登山口の直ぐ近くにあります五色温泉野営場でキャンプすることになりました。
体力、天候、今後の予定を考慮し、ニセコアンヌプリへ登山することになったのですが、登り始めはガスガスの状態で山頂からの景色は絶望的だろうな~っと思いスタートしました。
テンションが低いながらも登って行くと徐々にガスが晴れてゆき、ニセコアンヌプリの山頂から雲海に浮かぶ羊蹄山の景色を見る事が出来て、大満足な登山の時間になりました!
そんな感じで今回は、ニセコの最高峰であり、日本三百名山に選ばれておりますニセコアンヌプリへの登山について掘り下げてみたいと思います!
ニセコアンヌプリについてご存じない方も多いと思いますので、登山ルートの様子やヒグマの出没、駐車場、トイレ、水場についても触れていきたいと思います!
まずは、今回登山をしたニセコアンヌプリの登山ルートの様子や、下山後に立ち寄った
ニセコ湯本温泉大湯沼の様子を撮った登山動画がこちらになります!
上記写真を押すと短い登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、ニセコアンヌプリや湯本温泉大湯沼の様子の参考になれば幸いです!
ニセコアンヌプリの熊出没と駐車場・トイレ・水場の詳細
こちらが今回登山をしたニセコアンヌプリ周辺の地図になります。
上述の通り、ニセコ五色温泉野営場にあります登山口から登ったのですが、別のルートは、ゴンドラを利用することが出来まして、標高1,000m位までアクセスし、そこから山頂を目指す事も出来ます。
登山初心におすすめなニセコアンヌプリ登山になるのですが、気をつけなければいけないのはヒグマの出没になります。
ここのところヒグマの出没が多発しておりますが、ニセコアンヌプリにも生息しておりますので、十分注意が必要です。
数年ほど前になりますが、ニセコアンヌプリにもヒグマが出没し、今回利用した五色温泉野営場が閉鎖になったことがあります。
特にニセコアンヌプリ登山口周辺は笹藪が多く、6月頃になりますと熊も大好物なネマガリダケが旬を迎えます。
熊の活動が活発な夕方から早朝にかけては、熊鈴や熊撃退スプレー等で備える事が賢明です。
そしてこちらがニセコアンヌプリ登山口あります無料駐車場になります。
私達がキャンプした五色温泉野営場の駐車場にもなっておりまして、直ぐ近くにキャンプ地が広がっております。
登山の場合、早朝から行動開始する方が多いと思いますが、キャンプで寝ている人もいますので、車のドアの開け閉めの音や、熊鈴、お喋りなどは慎んでいただけたらと思います。
皆さんが思っている以上に音が響き非常に煩いです。
また、駐車場の横には24時間無料で利用できる公衆トイレがあります。
掃除が行き届き綺麗なトイレになります!
ただ、ウォシュレット付きのトイレではないので、寒い時期はヒンヤリタイムを楽しむ形になるので、心臓が止まらないよう注意してください!
後述しますが、駐車場の入口付近に登山靴などを洗える水場がありますので、トイレで洗わないようにして下さい。
そしてこちらが水場になります。
ニセコアンヌプリ登山口にあります五色温泉野営場の水場になるのですが、濾過や煮沸消毒せずにそのまま飲用として使用可能です!
こちらが駐車場の入口付近にあります登山靴などが洗える水場になります。
ブラシも置かれていて至れり尽くせりでした!
ニセコアンヌプリ登山口の場所になりますが、五色温泉野営場の右奥にあります。
登山口近くのトイレは現在使用できませんので、駐車場の直ぐ近くにあるトイレを利用して下さい。
五色温泉野営場が混雑している場合は、イワオヌプリ登山口にも駐車場とトイレがありますので、そちらをご利用ください!
ニセコアンヌプリ登山の様子と登山ルートの詳細
五色温泉野営場で前泊し、ニセコアンヌプリへ登山スタートしたいと思います!
登山口には登山ポストが設置されておりまして、熊出没注意の看板が不気味に輝いておりました。
雨が続いていたのが影響してか、ニセコアンヌプリの登山ルートはドロドロ地帯が多く、岩も濡れていてよく滑り滑り落ちてしまいました(涙)
ニセコアンヌプリの登山ルートは、結構頻繁に道標が設置されておりました!
山頂までルートも一本道ですので迷う事はないと思います。
それにしてもガスガスでございます・・・。
今回の北海道遠征登山は、天気に恵まれないな~っとこの時は思っていたのですが・・・♡
山頂まであと2000m地点に到着しました。
近いんだか遠いんだかよく分からん感じでしたが、定期的に道標があると安心しますよね!
ニセコアンヌプリの登山ルート上に咲いていたお花になります。
ルート上にお花は少ない感じでしたが、展望の良いコースになりますので、天気が良いと絶景が終始見渡せると思います。
ガスのモザイクが晴れてきまして、久しぶりに青空を見る事が出来ました!
すると、目指すニセコアンヌプリの山頂のお姿が見えてきました!!
うわ~~~~!!
一気にガスが晴れてきました!!
いや~憎い演出でございます!!
ガスが晴れてきて良かったのですが、登山道は結構エグイ急登が続きます。
浮石も多いので転落に注意が必要です。
ニセコアンヌプリのお隣りに鎮座するイワオヌプリの景色が見えてきました!
いや~アッチのお山も良さそうですね!!
下界に広がるニセコの様子も見えてきました!
いや~登る前は大したことがないだろうな~っと勝手に思っていたのですが、想像以上に良い山ですね!
ニセコアンヌプリ山頂に至る登山ルートになります!
絵になるお山ですね!!
希望の光が差し込む瞬間でした☆彡
登山ルート上の道標は、500m間隔で設置されておりましたので、登山の参考にして下さい。
所々に景色が良く見える休憩スペース(広場)があるのですが、日陰がないので夏の登山は少しきついかもしれません。
ニセコアンヌプリの登山道で咲いていたニッコウキスゲになります。
北海道ではニッコウキスゲとは呼ばず「ゼンテイカ」と呼びます。
ニセコアンヌプリの山頂直下は、こんな感じの登山ルートになります。
雨降って濡れると歩き難いでしょうね~
それにしてもガスが晴れるとニセコアンヌプリの周辺は絶景が広がっておりました!
ニセコは観光地のイメージがあったのですが、山深く良い所なんですね~~
ま~それだけヒグマも多く生息しているんでしょうけどね~
朝露に濡れる姿がグッときました♪
急登をこなすとニセコアンヌプリの山頂が見えてきました。
左手に建物が見えてますね~~
あれがニセコアンヌプリの避難小屋なんでしょうかね!?
稜線の右手に見えているモッコリがニセコアンヌプリ南峰になります!
ニセコアンヌプリは双耳峰になりまして、南峰にも登山ルートがあるので後で登ってみたいと思います!
綺麗な山容をしているニセコアンヌプリ南峰でございます!
あのモッコリからの景色は素晴らしいに違いないですよね!!
天気が良くなると足取りが軽くなってきました!!
きっと、今なら飛べるはず!っとなったのですが、試すのはもう少し人生が詰んだ時にしたいと思います(笑)
アレはケルンかな!?っと思うと・・・
ニセコアンヌプリの標高と山名の意味について
ニセコアンヌプリの山頂に到着しました!
ニセコアンヌプリの標高は、1,308mになりまして、ニセコ連峰の主峰(最高峰)でもあり、日本三百名山に選ばれている北海道の名峰の1つになります!
ちなみにニセコアンヌプリは活火山になるそうです。
よくよく考えると、付近には五色温泉もありますので、そりゃ~活火山だよな~っと思ってしまいました。
そして気になるのが、山の名前になっているニセコアンヌプリの意味ですが、こちらはアイヌ語が語源になっておりまして「ニセコアンベツ川の源頭の山」と言った意味になります。
アイヌ語でヌプリは「山」を指す言葉になるのですが、漢字で山名(点名)を書くと「似古安岳」になったりします。
日本語も難しいですが、アイヌ語は更に難解ですよね~~
ニセコアンヌプリ避難小屋と山頂からの景色について
ニセコアンヌプリの山頂にあった道標?(観測所跡の碑)になります。
青空と雲海のコントラストとマッチしてますよね!
そしてこちらがニセコアンヌプリの山頂に鎮座する避難小屋になります。
ニセコアンヌプリ避難小屋になりまして、中で休憩することが出来ます!
昔は、この場所に日本軍の観測所が置かれておりました。
ニセコアンヌプリ避難小屋の中の様子になるのですが、シッカリとした造りで中も広くとても綺麗でした。
トイレ、水場はありませんが、緊急時の避難先として重宝しますね。
ニセコアンヌプリからの羊蹄山の景色になります!
よ~やくガスが晴れて見えてきたと思ったら笠雲が山頂付近を覆っておりました。
眼下を見渡すと、ニセコアンヌプリの山頂ゴンドラ駅が見えてきました!
天気が好転しそうだな~っと思っていると、見事な雲海に浮かぶ羊蹄山のお姿を見る事が出来ました♡
天気が悪く羊蹄山のお姿は見れないだろうな~っと思っていただけに嬉しい対面となりました!!
山頂にいた登山者達も一斉に羊蹄山のお姿を写真に撮っておりました!
いや~~~絶景ですね!!
今なら雲を渡って羊蹄山に行けるはず!っと思ったのですが、こちらも人生が詰んだら実行に移したいと思います(笑)
それにしても、羊蹄山に登っている人は、山頂が曇っている事を知らないと思われますので、「やったー!雲の上に出た!!」の喜びもつかの間・・・になりますよね(笑)
山頂に着いたらガスガスなのは、ちょっと悲しいですよね~~
そんな感じでガスがぶり返してきたので、ニセコアンヌプリ南峰を目指して進みたいと思います!
ニセコアンヌプリゴンドラ駅と南峰登山とルートの詳細について
ニセコアンヌプリ南峰とゴンドラ駅方面は、こちらのケルンの裏側に登山ルートが付いております。
ゴンドラ山頂駅は、ニセコアンヌプリから1,300mの道のりになります。
コースタイムで1時間ほど見ておけば大丈夫だと思います。
目指すニセコアンヌプリ南峰になります!
いや~山容が美しく、至福の天空縦走路歩きでございます♡
南峰への登山ルートは、左手にゴンドラ駅と羊蹄山を見渡せる展望の良いコースになります。
南峰のコルから振り返ってのニセコアンヌプリの山頂になります。
避難小屋が目立っておりますよね!
狭い急登をこなすとニセコアンヌプリ南峰の山頂に到着出来ました!
ニセコアンヌプリ南峰からの景色になります!
あまり代わり映えのない景色ではありますが、思っていても口に出してはいけません(笑)
南峰から見る山頂ゴンドラ駅の様子になります。
冬のシーズン中は、凄い数のスキーヤーが利用するんでしょうね~
ニセコアンヌプリ南峰には、山頂プレートはなく、こちらのケルンのみがありました。
とても静かな山頂で景色も良いので、是非、ニセコアンヌプリに登るなら一緒に来て欲しい一座になります。
さ~ニセコアンヌプリ南峰を堪能としたことで、来た道を戻りたいと思います!
左手が山頂ゴンドラ駅方面になりまして、写真右手が南峰の登山ルートになります。
分岐に道標はありませんので注意してください。
南峰の分岐からゴンドラ山頂駅まで1,000m、ニセコアンヌプリの山頂まで300mの道のりになります。
ニセコアンヌプリの山頂から南峰までは、コースタイムで15分前後みとけば大丈夫だと思います。
※往復1時間弱位だと思います。
だいぶ山頂の笠雲が薄くなってきた羊蹄山になります。
残念ながらこれ以降はガスが濃くなってしまい、綺麗な蝦夷富士を見る事がは出来ませんでした・・・。
思った以上に素晴らしかったニセコアンヌプリ南峰でした!
山頂に戻ったら腹が減ってしまい、避難小屋付近で遅い朝食にしてみました。
北海道の登山で食べるパンは最高でございます!
名残惜しいですが、そろそろニセコアンヌプリの山頂から下山したいと思います!
羊蹄山の景色が素晴らしい名山でした!
またガスの中の登山ルートに突入していきたいと思います!
標高1,000m前後が天国とガスの境目な感じでした。
モリモリと下り、出発地点であります五色温泉野営場が見えてきました!
そんな感じで今回登山をした、ニセコアンヌプリ登山のルートやコースタイムの詳細は、下記の通りになります!
ニセコアンヌプリの登山ルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をしたニセコアンヌプリの登山ルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、7月18日なりまして、日差しが強く地味に暑かったです。
標高差の地図の通り、登山口から山頂までは地味にキツイ急登が続きます。
標高1,000mより下の登山道は、湿っている事が多いと思いますのでスパッツなどがあると良いかと思います。
そしてこちらが今回登山をしたニセコアンヌプリのコースタイムになります!
五色温泉野営場 7:32 → 7:41 見返坂分岐 7:43 → 8:10 展望台 8:11 → 8:39 ニセコアンヌプリ 8:46 → 8:53 ニセコアンヌプリ南峰 8:54 → 9:03 ニセコアンヌプリ 9:13 → 9:57 五色温泉野営場
全体のコースタイムが約3時間弱と軽めの登山になりました。
ニセコアンヌプリへの登山ルートには、危ない所もありませんし、距離も短いので登山初心者におすすめになります!
まとめ
天気が悪くあまり期待していなかったニセコアンヌプリへの登山でしたが、標高が上がるにつれて天気が好転し、雲海に浮かぶ羊蹄山の素敵な景色も見れて癒しの時間になりました!
五色温泉野営場を登山の拠点にすれば、体力的にも楽ですし、下山後には近くにあります五色温泉で汗も流せるのでおすすめでございます!
ニセコアンヌプリだけですと物足りない方は、隣に鎮座するイワオヌプリへの登山も日帰りで可能ですので、是非、チャレンジしてみて下さい!
前泊でキャンプした五色温泉野営場について詳細に書いた記事になります!
料金も安く雰囲気の良いキャンプ場ですので、良かったら参考にしてみて下さい!