忠別岳登山と忠別岳避難小屋
大雪山登山の中でも、好展望な区間としていられているのが白雲岳~忠別岳の登山コースになります。
大雪山旭岳から忠別岳へ縦走となると、トムラウシ山が目の前に鎮座し、雄大な景色を見ながら登山が出来るのですが、今回は天気に恵まれず・・・。
むしろ、大雨に強風という最悪なコンディションになりまして、「このままだと遭難してしまうのではないか!?」と本気で思える悪天候となりました。
幸いなことに、気温がそれほど低くなかったので、低体温症のリスクが低かったの良かったところになるのですが、それでも「寒いな~」と感じながら忠別岳への登山となりました。
白雲岳から忠別岳までの登山道は、風を遮る木々が殆ど生えていないので、悪天候時は吹きっさらしになりますので、夏場と言えども低体温症のリスクがあったりします。
また、登山道が不明瞭な箇所もありますので、道迷いにも注意が必要ですので、甘く見てはいけないコースになります。
更に微妙なことに、忠別岳への登山道は、ヒグマがよく出没するエリアになりますので、そちらにも注意を払わなければなりません。
悪天候時は、ヒグマとのニアピンのリスクも高まりますので(熊鈴が聞こえない、気配を感じにくい等)、精神的にも肉体的にもハードな1日になってしまいます。
そんな感じで今回は、非常に辛い状況下で登山をした忠別岳と併せまして、宿泊した忠別岳避難小屋について書いていきたいと思います!
特に気になるのが、忠別岳避難小屋のトイレや水場、小屋の中の様子になるかと思いますので、そちらについても触れていきたいと思います!
その前に、今回の大雪山への登山について書いた記事がこちらになります!
大雪山旭岳へ登山した時の様子について書いた記事になります!
前泊した旭岳野営場についても触れてますので、何かの参考になれば幸いです!
大雪山旭岳から北海岳を経由して白雲岳避難小屋までの登山について書いた記事になります!
白雲岳避難小屋について詳細に書いた記事になります!
ヒグマの出没状況や、水場、トイレ等についても触れてますので、良かったら読んでみてください!
そして今回登山をした大雪山の登山ルート、周辺の様子を撮った登山動画がこちらになります!


上記写真を押すと短い登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、大雪山旭岳登山の様子や白雲岳、忠別岳、化雲岳などの雄大な北海道の山々の景色やルートについて参考になれば幸いです!
高根ヶ原・忠別沼・忠別岳登山の様子と登山コースの詳細について
天候が悪化してきましたが、白雲岳避難小屋から高根ヶ原を経由して忠別岳を目指して登山を再開したいと思います!
白雲岳避難小屋から忠別岳まで、距離にして8.3kmになりまして、地味に遠いです・・・。
コースタイムは、約3時間前後になるみたいですが、この悪天候とテント泊装備を担ぐ身にとっては、ちと厳しい感じですね~・・・。
ガスガスでなんだか良く分かりませんよ~
この辺が神々の庭と言われている高根ヶ原になります。
天気が良ければ高根ヶ原は絶景を見れるだけに残念でございます・・・。
写真ですとアレですが、雨風共に強く、全身ビショビショになってしまいました・・・。
スケスケランジェリーが大好物な私なのですが、自分自身がプレイするのはやっぱり嫌ですね(笑)
むしろ、山ガールの皆様!私のアレはニーズありますかね!?
全くニーズはないよ~~♡と、聞こえてきた瞬間でした(笑)
それにしてもガスに隠れてヒグマがいそうでビビりまくりの時間でした。
ガスで隠れてますが、目指す忠別岳のお姿がチラチラ見えました!
結局、この写真を最後に天候がさらに悪化し、写真撮影が出来ないレベルの大雨になってきました。
何時もの事ながら、沢を見ると「桃が流れてこないかな~」と思ってしまう誰かさんでした(笑)
今は桃よりも、温かいスープと山ガールの黄色い声援が欲しいですね~・・・。
忠別岳の登山は、天候こそ悪かったものの、足元は高山植物が咲き乱れ、とても美しい縦走路でした!
大雪山のチングルマの群落の規模が凄く、また、コマクサもモリモリ咲いていて、本州の比ではない美しさでした!!
写真がアレですが、コマクサの群落が非常に多く、こんな数多くのお花を始めてみた感じです!
北海道の自然の豊かさに脱帽でございます!!
忠別岳の登山道は、チングルマの天国でした!!
いや~凄い群落ですね~~♡
忠別沼周辺は、チングルマや高山植物がモリモリ咲いてまして、今まで見た事のない景色が広がっておりました!!
これだけチングルマが咲いていると有難味がなくなってしまいます(笑)
人間って「慣れる生き物」だな~っと、改めて感じた忠別岳登山の時間になりました!
素敵なチングルマの景色が広がる忠別沼でございます!
斧を投げ入れると、金色のチングルマ、銀色のチングルマ、銅色のチンコグルマに交換してくれるプレイが発動すると思われます(笑)
個人的に金のチンコグルマが良いですが、皆様は如何でしょうか!?
そのうち池に引きずり込まれてしまうかもしれませんよね(笑)
天気が悪いですが、忠別沼のさざ波を見ていていると、波に乗って家に帰りたくなってしまいました(?)
そしてこちらの忠別沼は水場にもなっていまして、煮沸すれば飲むことが可能です!
忠別沼から緩い登りが永遠と続きます!
雨風強い中、よ~やく忠別岳山頂に辿り着くことが出来ました!!
忠別岳の標高は、1,962mになります。
天気が良ければ忠別岳の山頂からは、大雪山の絶景が広がるだけに、今回は残念でした。
忠別岳避難小屋のトイレ・水場の様子と山飯について
忠別岳の山頂からは、結構な斜度を下って行きます。
60分ほど下ると、忠別岳避難小屋とトムラウシ山への分岐がありまして、そこから更に15分ほど下って行くと、建物が見えてきます。
あの三角屋根が今宵のお宿である忠別岳避難小屋になります。
忠別岳避難小屋のテント場は、雪に埋もれていて確認できませんでした。
こちらが忠別岳避難小屋の入口になります!
三角屋根の建物って、なんだか無性にドキドキしちゃいますよね♡
こんな三角屋根で木馬攻めしてもらった日には、一瞬で召天でしょうね(笑)
忠別岳避難小屋の建物のすぐ隣にトイレがあります!
ボットンプレイを楽しむことが出来るトイレになるのですが、紙を捨てることが出来ませんのでお持ち帰りする必要があります。
また、紙はありませんので、持参する必要もあります。
とても綺麗に掃除されてまして、シッカリと管理されている避難小屋になります。
そして忠別岳避難小屋の水場になりますが、この季節はまだ雪渓が大きく、下流まで汲みに行かなければなりません。
雪渓の端っこの様子になるのですが、こちらが忠別岳避難小屋の水場になります。
非常に冷たい水でして、ついつい生水を飲みたくなってしまうのですが、ここはエキノコックスがモリモリいる北海道になります。
小型浄水器を使って水をろ過してから汲んでみました!
折角、綺麗で冷たい水なのに、生で飲めないのが残念ですよね~
生好きな私にとっては、とても歯がゆい忠別岳避難小屋の水場でした。
エキノコックス対策で使用している浄水器は、ソーヤーマイクロスクィーズフィルターになります!
小型軽量で持ち運ぶに便利なソーヤーマイクロスクィーズフィルターについて詳細にレビューしてますので、良かったら参考にしてみて下さい!
そんな感じでこちらが忠別岳避難小屋の内部の様子になります。
2階建てになっておりまして、1階で10人前後、2階で8人前後寝られるスペースがあります。
今回、2階に宿泊したのですが、階段(梯子)がとても急なので、足腰が弱い方にはおすすめしません。
忠別岳避難小屋は、管理人の居ない避難小屋になります。
天気も悪いし空いているかな~っと思ったのですが、地味に混雑しておりました。
忠別岳避難小屋で寛ぐナカジーさんと後ろにマエちゃんになります。
全身ビチョビチョでかなり参りました・・・。
腹も減ったので忠別岳避難小屋で貧乏ディナーを作りたいと思います!
私が作り出すとナカジーさんもガサガサが始まりました。
何を作るんでしょうかね!?
私はメスティンを使って生米から炊いてみました。
資金繰りが苦しく、アルファー米を買うことが出来ないのです(笑)
米を炊いていると、ナカジーさんが職人の目つきで調理を開始されました!
何だかカッコ良いな~っと眺めていたのですが、日頃から鍛えている「手いん健康法」のテクニックを垣間見ることが出来ました!!
あの手つきは凄いです!!
教祖様から「山男なら1日1回、必ず抜きましょう!」、「山ガールなら、1日1回お豆さんを擦りましょう!」と、有難いお言葉を賜りました♡
一心不乱に鍋をかき回すナカジーさんが素敵過ぎです♡
マエちゃんの抜き疲れた感じが哀愁を誘いますよね♡
この「手いん健康法」を開発し、自分で自分を慰めてはや40年。
歴史を感じさせる高速ピストン運動でございます!!
そのうち「現代の匠」として、NHKの取材が来るのではないでしょうか!?
歴史が詰まった黄金の右腕になります。
高速過ぎて目で追っかけられませんでした・・・。
こんなんで皮を遊ばれてしまった日にはあっと言う間に果ててしまいます・・・(?)
ナカジーさんに比べ、お粗末な私の食事になります。
もっと頑張るね☆彡
何故か前向きに慣れた瞬間でした(笑)
なんじゃこりゃ~~~!!
と、ブツブツ呟いてしまった瞬間でした♡
ちなみにこちらはカレーライス(レトルト)とハンバーグのトッピングになるのですが、得体の知れない山飯になってますよね(笑)
ちなみに教祖は「素ラーメン」を作っておりました。
今までの人生の中で、一番美味しい「素ラーメン」との事でした。
マエちゃんは抜き疲れていたのか、何を食べていたのか確認できませんでした。
何だかよく分からなくなってきましたが、今回の忠別岳登山の詳細がこちらになります!
忠別岳登山ルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回宿泊した忠別岳避難小屋周辺の地図になります!
地図の通り、忠別岳避難小屋は陸の孤島になっておりまして、周辺には何もありません!
そしてこちらが今回登山をした白雲岳避難小屋から忠別岳・忠別岳避難小屋までのコースと標高差の地図になります。
白雲岳避難小屋から忠別岳まで、距離にして8.3km、忠別岳避難小屋まで約11kmのルートになります。
この区間は、エスケープルートがほぼありませんので、天候が悪い場合は、無理をせず、白雲岳避難小屋か忠別岳避難小屋で泊まった方が良いかと思います。
また、忠別岳まではなだらかな縦走路になるのですが、山頂直下は地味な坂が続き、メンタルがやられる系になります。
高い木もなく、風がもろに当たる区間ですので、この夏の時期でも防寒対策をおすすめいたします。
白雲岳避難小屋 12:03 → 12:59 高根ヶ原分岐 13:00 → 14:35 忠別沼 14:37 → 15:25 忠別岳 15:30 → 16:23 忠別岳避難小屋分岐 → 16:37 忠別岳避難小屋
そしてこちらが忠別岳登山と、忠別岳避難小屋までのコースタイムになります。
白雲岳避難小屋から忠別岳まで約3時間30分のコースタイムになりました。
忠別岳山頂から忠別岳避難小屋まで、約1時間のコースタイムになりますので、地味に遠いと思います。
まとめ
生憎の天気になってしまいましたが、ヒグマにも遭遇せず、無事に縦走できて安堵の時間になりました!
宿泊した忠別岳避難小屋は、意外にも混雑していて驚いてしまったのですが、水場、トイレもありますので、必要十分な避難小屋でした。
今回、テント泊装備で臨んだのですが、避難小屋で宿泊が可能だったので使うことはなかったのですが、夏の大雪山を縦走する登山者とガイドさんが多く利用しますので、荷物が重くなってしまいますが、必ず持参が必要だな~っと感じました。
白雲岳避難小屋から忠別岳までの登山は、大展望の中をノンビリ歩けるコースになりますので、またリベンジしたいなと考えております!
そんな感じで次回は、忠別岳避難小屋から化雲岳から天人峡温泉へ縦走した登山について書いていきたいと思います!
忠別岳避難小屋から化雲岳、天人峡温泉へ登山をした続きの記事になります!