- 南アルプス鳳凰三山・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳・農鳥岳 4泊5日テント泊縦走について
- 南アルプス縦走の日程・天気・メンバー・アクセス
- 南アルプス縦走のコースタイム(夜叉神峠~鳳凰三山~早川尾根小屋)
- 南アルプス縦走のコース・標高差(夜叉神峠~鳳凰三山~早川尾根小屋)
- 南アルプス縦走のテント泊装備について
- 山行写真(鳳凰三山・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳・農鳥岳)
- 早川尾根小屋の営業・水場・テント泊・クマ出没について
- まとめ
南アルプス鳳凰三山・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳・農鳥岳 4泊5日テント泊縦走について
今日は梅雨らしい蒸し蒸しの一日でしたね~・・・。
早く梅雨が明けないかな~って感じですが、今日は、夏に南アルプスを4泊5日のテント泊で縦走した時の記録を書いてみたいと思います!
今回、南アルプスを縦走した大雑把なコースにつきましては、夜叉神峠から入山し、鳳凰三山・早川尾根小屋幕営・甲斐駒ヶ岳・仙水小屋幕営・仙丈ヶ岳・両俣小屋幕営・農鳥岳・農鳥小屋幕営・間ノ岳・北岳まで歩き、広河原へ下山をして、そこからバスに乗って夜叉神峠へ戻るという、お金が全然掛からないケチケチ縦走でございます!
見難くなって申し訳ございませんが、4泊5日と長いので、パート1~パート5の全5編に別けて書いていきたいと思います。
少し古い記録ですので、最新の情報に差し替えて書いていきたいと思います!
この界隈は、何だかんだで良く歩いてますので、その時の情報も交えて書いていきたいと思います!
今回のパート1につきましては、夜叉神峠~南御室小屋~鳳凰三山~高嶺~赤薙沢ノ頭~早川尾根小屋になります!
こんな一日になりました!
南アルプス縦走の日程・天気・メンバー・アクセス
登った日:08月10日(土) ~ 08月14日(水)
天 候 :8月10日(土) AM快晴 PM晴/曇
メンバー:単独
交通手段
夜叉神峠無料駐車場にバイクを駐輪しました。
6:00頃に着きましたが、夜叉神峠の無料駐車場は、まだ余裕がありました。
しかし、夜叉神峠の駐車場は、無料の為、非常に混み合います。
なかなか停めれませんので、手前の芦安駐車場に停めた方が無難です。
南アルプス縦走のコースタイム(夜叉神峠~鳳凰三山~早川尾根小屋)
夜叉神峠駐車場 6:08 → 6:55 夜叉神峠 7:01 → 8:58 苺平 9:04 → 9:19 南御室小屋(昼食) 9:42 → 10:31 薬師岳小屋 → 10:40 薬師岳 → 11:02 観音岳 11:06 → 11:52 赤抜沢ノ頭 → 12:28 高嶺 → 13:03 白鳳峠 13:08 → 13:54 広河原峠 13:58 → 14:23 早川尾根小屋(幕営)
南アルプス縦走のコース・標高差(夜叉神峠~鳳凰三山~早川尾根小屋)
※本編で歩いた南アルプス縦走区間です!
夜叉神峠から入山し、鳳凰三山を縦走して高嶺~白鳳峠~広河原峠~早川尾根小屋で幕営した記録になります!
南アルプス縦走のテント泊装備について
今回の南アルプス4泊5日テント泊縦走の登山装備でございます!
装備の詳細につきましては、最終章で詳しく記載したいと思います!
4泊5日にしては、少し荷物が多かったのですが、山では調達できないので、足りないよりはマシですからね~
山行写真(鳳凰三山・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳・農鳥岳)
そんな感じで夜叉神峠無料駐車場です!
6時前に到着したんですが、まだ駐車場に余裕がありました。
こちらは直ぐに満車になってしまうので、下にある「芦安駐車場」の方が無難だと思います。
写真に薄っすら写ってますが、左手に綺麗なトイレと、自動販売機・売店があります。
こちらが鳳凰三山の登山口になります!
写真には写ってないんですが、左手に水道がありまして給水できました。
夏のシーズンは水場として利用できるみたいですが、あまり当てにしない方が良いかと思います。
地味~~~に登ると夜叉神峠でございます!
既に標高1,770mもあるので、空気がひんやりしていて涼しいです。
これから歩く、白峰三山をバッチリ見ることが出来ます!
右から北岳・間ノ岳・農鳥岳ですね~(´∀`*)
数日後、無事にアソコの頂にいるのかどうなのか、この時は不安でいっぱいでしたね~
甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳から仙塩尾根も一部歩くので、大変長丁場ですからね・・・。
夜叉神峠の近くに、夜叉神峠小屋があります。
夜叉神峠小屋に水場がなく、片道15分前後の所にある水場まで汲みに行かないといけません。
夜叉神峠小屋では、テントは15張前後は、張れるのではないかと思います!
テント泊は、500円/日になります!
北岳・間ノ岳・農鳥岳の景色が非常に良いテント場ですので、大変お勧めでございます!
しばらくこんな感じの樹林帯歩きになります!
鳳凰三山っぽい道が続きます!て、鳳凰三山っぽい道って何なんでしょうかね?(笑)
鳳凰三山の登山基地である、南御室小屋でございます!
テントの張りやすい平地が広がり、50張ほど張れるそうです。
南御室小屋のテント場料金は、1泊500円でございます!
当初、こちらでテント泊しようかと考えていたのですが、時間もあるので、鳳凰三山を越して早川尾根小屋へ行くことにしました。
少し時間が早いですが、荷物を減らしたいので、早々に南御室小屋で昼飯にしました!
こんな感じの昼飯が永遠と続きます・・・(涙)
こちらが南御室小屋の水場です!
小屋の正面から東に進むと直ぐあります!
非常に冷たくて美味しいお水で、お気に入りの水場でございます(´∀`*)
今回の、南アルプス縦走で立ち寄った水場の中でも、上位に入るほどの美味しさかな~と思っております。
南アルプスの天然水をモリモリ飲んで癒されたところで、鳳凰三山を目指します!
こんな感じの森林限界を越えてくると薬師岳小屋が見えてきます!
ここまで来るのが、なかなか大変なんですけどねf^_^;
南アルプス縦走において、比較的簡単だと言われている鳳凰三山ですが、言うほど楽ではございません(>_<)
高山植物もモリモリで、弱ったオジサンに潤いを与えてくれます!!
目指す甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳が見えてきました!
いや~遠いですね・・・。
アソコまで無事に辿り着けるのかしら!?と、この時は思っておりました。
特に甲斐駒ヶ岳の急登がとても怖くうつりました。
南アルプス縦走は、簡単なものではないですよね~
こちらが鳳凰三山の薬師岳小屋になります。
現在改装工事中で、平成29年9月末から営業を再開するそうです!
※平成30年7月加筆 すでに工事も終了し通常通り営業しております!
それまで宿泊できませんので、薬師岳小屋を当てにした計画をしないようにしてください!
鳳凰三山のイルカ岩でございます!
北アルプス燕岳のイルカ岩には負けますが、それでも可愛いですね!
よ~やく鳳凰三山の薬師岳に到着です!
北岳・間ノ岳・農鳥岳に仙丈ヶ岳の景色がモリモリ見えて最高の展望台でございます!
目指す観音岳方面でございます!
極楽天空縦走路とは、この事を言うんでしょうね~♡
南の島の砂浜みたいな美しい縦走路でございます!
北岳が怪しい輝きを放っておりました・・・!!
北岳バットレス周辺に残雪がまだ残ってますね!
北岳のあまりの迫力と美しさに、中々足が進みませんでした。
鳳凰三山は、あまりお花のイメージがないんですが、岩場の陰にモリモリと色んな種類が咲いております!
そんな姿を探すのも、山登りの醍醐味ですよね!
その割に、お花の名前を覚えようとしない誰かさんでございます(苦笑)
ま~優しく微笑んでおけば、私の気持ちがお花に通じると思っております!(笑)
気持ちの良い白浜の天空縦走路を歩いていると、鳳凰三山の観音岳に到着でございます!
こちらの山頂からも素晴らし景色が広がっております!!
特に地蔵岳のオベリスクが綺麗に見えるので、観音岳はお気に入りの山頂でございます!
勿論、アサヨ峰・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳の景色も素晴らしいので、「時間泥棒」な感じの山頂でございますf^_^;
アップダウンを繰り返し、よ~やくアカヌケ沢の頭でございます。
地蔵岳にも行こうか迷ったんですが、直射日光が大変暑く、水の消費が激しいので素直に高嶺に向かうことにしました。
少し汚いですが、シャクナゲのお花がモリモリでした!
この時期でも咲いていることにビックリしました( ゚Д゚)
お!目指す高嶺が見えてきました!
そして、思った以上の急登に、一気に萎えてしまいました・・・。
アレを登るのか・・・白目確定ですね・・・そして水の残量がとても寂しく、本格的にヤバくなってきました・・・。
白目・泡吹きを経て、よ~やく高嶺の頂に立つことが出来ました!!
思った以上に急な登りにゲッソリしました(>_<)
アカヌケ沢の頭から高嶺までは、少し道が悪いので、滑落に注意してください!
切れ落ちた個所が結構ありますので、滑って落ちるとシャレになりません!
先ほど歩いていた鳳凰三山の稜線でございます!
南アルプス縦走の出発に相応しい天空縦走歩きでした!
高嶺から白鳳峠までの道のりもかなり険しく、こんな感じの岩場歩きの連続になります。
ゴーロ地帯もあり、道が不鮮明な所もあるので、道迷いからの遭難にも十分注意してください!
白鳳峠の手前で、これから歩く早川尾根を一望できました!
アサヨ峰まで結構な距離がありますね・・・。
手前のモッコリが赤薙沢ノ頭ですかね!?
アップダウンがモリモリで、白目からなかなか回復いたしません(>_<)
地味に長いゴーロ歩きが終わると、白鳳峠になります。
ベンチもあって、休憩するにはもってこいの場所でございます。
2013年の台風の影響で、こちらの白鳳峠から赤薙沢ノ頭の区間が崩落のため通行止めになってましたが、現在は迂回路が整備されていて問題なく歩けるそうです。
赤薙沢ノ頭付近からの高嶺・鳳凰三山の地蔵岳の景色でございます!
だいぶ下った来たことに驚いてしまいました( ゚Д゚)
思った以上に地味に長い登りに、流石にペースダウンでございました・・・。
早く早川尾根小屋に幕営してマッタリしたいですね・・・。
モリモリ登り、モリモリ下ると本日最後の峠である広河原峠になります。
先ほどの白鳳峠と同様、こちらからも広河原へ下りることが出来ます。
今度歩いてみたいな~と思っているルートの1つです!
ここまで来ると、早川尾根小屋はあと少しです!
早川尾根小屋の営業・水場・テント泊・クマ出没について
思いと裏腹に早川尾根小屋まで地味に長い登りに吐き気が・・・。
そんな感じで早川尾根小屋でテントを張る前に一本行っちゃいました♡
最高のご馳走ですよね~(´∀`*)
早川尾根小屋のテント料金は、1泊400円です。
一応、テント15張は張れるそうですが、テント場が狭いので早めの到着無難です!と、言ったものの、私がお世話になった時は5,6張でガラガラでした。
こちらが 早川尾根小屋の水場でございます!
小屋から西へ2分もしない所に水が湧いておりますので、この流し場で汲まなくても水を得ることが出来ます。
平成30年7月加筆
ここ数年、早川尾根小屋は営業しておりませんので、水を得る為には、踏み跡のある西(北岳方面)へ進んでみてください。
早川尾根小屋の水場は、枯れないと思いますので当てにできます。
今年は、早川尾根小屋は営業するんでしょうかね!?
この早川尾根小屋界隈は、クマが結構いるそうで、「注意しろ!」てな話を小屋の方から聞きました。
「数年前にクマが出て早川尾根小屋が荒らされた?」みたいなことを小屋の方が言ってたのですが、他のブログの方も同じようなことを書いていたので、この話は本当だったみたいです。
※早川尾根小屋の調理場をクマに荒らされちゃったみたいですが、詳細は不明です。
早川尾根は、歩く登山者が少ないので、滑落・道迷いからの遭難もそうですが、クマの出没にも十分注意してください!
まとめ
そんな感じで、次回パート2(アサヨ峰・宇多田ヒカルさんで有名になった栗沢山・甲斐駒ヶ岳)に続きます!