- 谷川岳馬蹄形縦走(武能岳~蓬ヒュッテ~朝日岳~白毛門) について
- 谷川岳馬蹄形縦走のコースタイム・コース・標高差(武能岳~蓬ヒュッテ~朝日岳~白毛門)
- 谷川岳馬蹄形縦走武能岳登山とルート・ご来光・雲海の様子
- 蓬ヒュッテの詳細(テント泊・料金・水場・トイレ)
- 白崩避難小屋・七ツ小屋山の詳細
- 谷川岳馬蹄形縦走で朝日岳登山と水場の様子
- 笠ヶ岳・白毛門登山と谷川岳馬蹄形縦走下山の様子
- まとめ
谷川岳馬蹄形縦走(武能岳~蓬ヒュッテ~朝日岳~白毛門) について
前編に引き続きまして、西黒尾根から谷川岳馬蹄形縦走をした時の後編を記事にしたいと思います!
後編の区間は、茂倉岳から出発し、武能岳~蓬ヒュッテ~七ツ小屋山~白崩避難小屋~清水峠~ジャンクションピーク~朝日岳~笠ヶ岳避難小屋~笠ヶ岳~白毛門~松ノ木沢ノ頭~土合駅になります!
絶景に次ぐ絶景に狂気乱舞の山の時間になりました!
谷川岳馬蹄形縦走路は、アップダウンが多くて厳しいルートではありますが、展望にも恵まれるコースですので、特にお勧めでございます!
今回は、テント泊装備で谷川岳馬蹄形縦走を行ったのですが、蓬ヒュッテでテント泊出来ますので、日帰りよりもノンビリ楽しむことが出来ました!
折角、絶景が広がる谷川岳ですので、日帰りで谷川岳馬蹄形縦走をするよりは、1泊した方が贅沢な時間を過ごせると思います!!
そんな感じで、後編で歩きました谷川岳馬蹄形縦走の登山の様子に移らせていただきます!
こちらが前編で歩きました谷川岳馬蹄形縦走の登山の記事になります!
西黒尾根から出発し、谷川岳(オキノ耳・トマノ耳)から一ノ倉岳~茂倉岳へ縦走し、茂倉岳避難小屋でテント泊した記録になります。
そしてこちらが谷川岳馬蹄形テント泊縦走の日程・天候・メンバーの詳細になります!
登った日:9月29日
天 候:晴れ(朝晩は冷えました。防寒対策が必要です)
メンバー:計4名
交通手段:土合駅、土合橋に無料駐車場がありまして、土合橋の方は50台程停めることが出来ます。
谷川岳馬蹄形縦走のコースタイム・コース・標高差(武能岳~蓬ヒュッテ~朝日岳~白毛門)
茂倉岳避難小屋 5:07 → 5:23 茂倉岳 5:44 → 7:17 武能岳 7:25 → 8:05 蓬ヒュッテ 8:07 → 8:54 七ツ小屋山 9:02 → 9:44 白崩避難小屋 9:55 → 12:15 ジャンクションピーク 12:18 → 12:48 朝日岳 12:55 → 14:09 笠ヶ岳避難小屋14:15 → 14:17 笠ヶ岳 14:19 → 15:12 白毛門 15:20 → 18:10 土合橋
こちらが谷川岳馬蹄形縦走の後編で歩きましたコースタイムになります!
テント泊装備なもので、谷川岳馬蹄形縦走歩きも苦戦すると思い、朝の5時に茂倉岳避難小屋を出発したのですが、結局18時過ぎに下山となりました。
谷川岳馬蹄形縦走は、アップダウンが連続で、結構歩くのが大変ですので、コースタイムは余裕をもって臨んでください!
そしてこちらが谷川岳馬蹄形コースのルートと標高差になります!
後編で歩いた武能岳~蓬ヒュッテ~朝日岳~白毛門までのルートと標高差になります!
茂倉岳避難小屋からスタートし、武能岳~蓬ヒュッテ~朝日岳~白毛門~土合に下山しております。
歩く距離は20kmチョットですが、標高差の通り、朝日岳までの登りがしんどく、白毛門からの下りも長くて辛い時間になりました。
谷川岳馬蹄形縦走武能岳登山とルート・ご来光・雲海の様子
風が強い夜でテントがモリモリ揺れて煩く寝不足気味でございます・・・。
朝飯を食べ、早々にテントを撤収し谷川岳馬蹄形縦走スタートしたいと思います!
まずは、茂倉岳でご来光を見たいと思います!
谷川岳馬蹄形縦走路を雲海がビッシリと埋め尽くしておりました!!
凄く綺麗で幻想的な朝の時間が始まろうとしております!!
谷川岳の稜線がダムのように雲海を堰き止めてました。
いつの間にかお亡くなりになり、アッチの世界に旅立ったのかと何度も錯覚を起こしてしまいました(笑)
アオヒゲを抜いたら痛かったので、まだ「さようなら~!」してない事が分かり良かったです( ̄O ̄)ノ
茂倉岳から見る谷川連峰主脈縦走路方面です!
空が茜色に空が燃えてますね~!!
冠次郎さんの「炎」を熱唱したくなってしまいました(笑)
苗場山も美しいお姿を見せてくれました!
平らな山頂なのが手に取るように分かりますよね~(´∀`*)
あの平らな山頂に立つまでが、地獄のような急登なのですけどね~・・・。
静寂と雲海の世界でした。
谷川岳馬蹄形縦走の期待値が高まってしまいます!
段々と明るくなるにつれて更に幻想的になってきました!
美しい景色が広がり、中々武能岳へ足が進みませぬ・・・。
今日と言う日が始まろうとしております!
何度見ても山頂から見るご来光は綺麗ですよね~(´∀`*)
このご来光の景色が見れただけでも、西黒尾根をテント泊装備で登った甲斐があるというものです!
言葉を失う谷川岳のご来光の景色でございます。
これを見たくてテント泊で山登りをしているようなものですよね!
相変わらず谷川岳馬蹄形な形に雲海がビッシリでございます!!
今なら雲の上を歩けるはず!!と、思いダイブしちゃいそうでした(笑)
飛び込んだら最後。
きっと、雲海の上の世界に逝ってしまうんでしょうね~♡
段々とご来光がクライマックスになってきました!
一気に目が覚めアオヒゲの成長が急速に拡大中です!
うお~~~!!!
なんじゃこりゃ~!!!
雲海が凄いことになってますね~!
余計な言葉は要らんですよね。
谷川岳のご来光と雲海が神々しくて言葉が出ませんでした。
今までの登山人生において、3本の指に入るほどの雲海の絶景でした!!
文句なしの1日のスタートを切ることが出来ました!
さ~最高の雲海とご来光を堪能したところで、武能岳を目指したいと思います!
開放感抜群の谷川岳馬蹄形縦走路です!
雲海が凄すぎて、全然足が進みませんf^_^;
正面に見えるのが、目指す朝日岳・笠ヶ岳・白毛門ですね!
最高の谷川岳馬蹄形縦走でございます(´∀`*)
何処か武能岳へのルートなのか分からない感じですが、このまま雲海に突入します!
も~気分は仙人でございます!
きっと、アレが「筋斗雲」に間違ないですね~
そ~すると、「カメ仙人」のコスプレをしない訳にはいきませんよね!(?)
武能岳近づくにつれて迫力が増してきました!!
アルプスの山を登っているような錯覚を起こします。
振り返っての茂倉岳方面です!
こっちから見る茂倉岳も絵になりますよね!
次から次へと絶景を見せてくれる谷川岳でございます!
雲海が川のように流れていき、滝のように落ちていきました。
アソコで雲海に打たれれば、煩悩も一気に消え去り、あの世に行けるんでしょうね~
結構な急登をこなすと武能岳の山頂に到着です!
武能岳の標高は、1,759.6mです!
茂倉岳の標高が1,977.9mなので、だいぶ下ってきましたね~
蓬ヒュッテの詳細(テント泊・料金・水場・トイレ)
さらに下り気味の道を進むと蓬ヒュッテに到着しました。
当初の計画ですと、こちらの蓬ヒュッテでテント泊の予定でした。
山と高原地図には「幕営地」の表記がありませんが、1張り500円?だかでテント泊出来ます。
蓬ヒュッテには、トイレ・水場も近くにあるので、泊まってみたかったんですけどね。
テント場もフラットでしたので、快適に過ごせると思います。
蓬ヒュッテは、谷川岳馬蹄形縦走路で数少ない幕営地になります。
蓬ヒュッテから少し進むと、さっきの快晴が嘘のようなガスガス街道になってきましたf^_^;
山の天気は本当に変わりやすいですよね~
山の天気と乙女心にはついていけない誰かさんです・・・。
蓬ヒュッテから七ツ小屋山を経由し進んでいくと、可愛らしい建物が見えてきます。
三角形の建屋が「送電線監視所」になり、その奥に白崩避難小屋があります。
この周辺も雰囲気が素晴らしく良い所ですよね~(´∀`*)
白崩避難小屋・七ツ小屋山の詳細
そんな感じで、白崩避難小屋になります。
谷川岳馬蹄形縦走上には、避難小屋がそこそこあるので安心感がありますよね。
白崩避難小屋は、あまり広い避難小屋ではなく、良いところ5、6人位までのの利用かな~と思いました。
<白崩避難小屋の近くには、水場はないのですが、少し進んだ所にあります清水峠の近くに水場があります。
白崩避難小屋から巻機山へ続く国境尾根が見えてきました!
あれは檜倉山ですかね!?
残雪期の縦走が懐かしいですね~!!
そしてこちらが振り返っての七ツ小屋山です!
人工物がちょっと気になりますが、それでも雰囲気が良いですよね~♡
七ツ小屋山から段ボールでシュ~~と滑りたい衝動がモリモリでした!
七ツ小屋山から目指す朝日岳が見えてきました!
いや~遠いうえに結構な登りですね・・・。
アレを登るのか~と思うと、急速に馬力が落ち、白目の馬面になってしまいました!
谷川岳馬蹄形縦走は、やっぱり骨が折れますね~・・・。
谷川岳馬蹄形縦走で朝日岳登山と水場の様子
朝日岳を目指して登っていくと、池塘越しの谷川岳が見えてきました!
雲上の楽園って、こんな景色の事を言うのかも知れませんよね。
天気が良い時に谷川岳馬蹄形縦走を出来て、私は幸せ者でございます♡
ゲッソリするほど長く急登な朝日岳への登りです。
日陰もなく、「イカ臭い干物おじさん」に変身してしまいました(>_<)
数日、お風呂に入ってないのでお許しください(-∧-)
見えている山は大烏帽子山かな!?
迫力はモリモリ伝わるものの名前が分かりません(笑)
谷川岳馬蹄形縦走路を一望できました!!
右奥に見える岩峰が上越のマッターホルンの異名を持つ大源太山ですね!
大源太山は、未踏なもので、機会を作って登ってみたいです!
日本海が見えそうなほど空気が澄んでおりました!
眼下に清水街道も見えてますね~
谷川岳馬蹄形縦走は、本当に景色が良いルートでございます!
永遠と続く登りこなし、よ~やく朝日岳のジャンクションピークに到着です。
ここから朝日岳~巻機山国境稜線が始まります。
谷川岳~巻機山(上越国境稜線)は、残雪期に歩かれるルートなのですが、この時期は藪が凄く、クマも出没するそうなので、色んな意味で大変です。
残雪期に朝日岳~巻機山(上越国境稜線)を2泊3日のテント泊で歩いた記録です!
良かったらご参考にしてみてください!
朝日岳ジャンクションピークからも谷川岳の山並みを見ることができます!
谷川岳馬蹄形縦走は、変化に富んでいて本当に面白いですよね♡
朝日岳ジャンクションピークからなだらかな道のりになります!
今までの急登が嘘のようですね~
も~全て脱ぎだし、そのままダッシュしたいほどの解放感でした♪
朝日岳周辺は、池塘もあったりして素敵な空間でございます♡
私、高層湿原に萌えてしまうんですよね~(´∀`*)
勿論、「制服コスプレ」にも萌えてしまうんですけどね♡
朝日岳の山頂近くにある水場でございます!
谷川岳馬蹄形縦走路の稜線のすぐ近くにある水場なので、非常に有り難かったです。
水量もそこそこ出てましたので、当てにできるんじゃないかな~と思います。
冷たくて大変美味しいお水でした!
何度も見てしまう谷川岳の景色でございます。
やっぱり好きだな~♡
そんな感じで、よ~やく朝日岳の山頂でございます!
朝日岳は、標高1,945.3mなので、清水峠(標高1,450m)から地味に登らないといけない感じです。
朝日岳は、谷川岳馬蹄形縦走後半戦の目玉の一座でございます。
尾瀬の山並みも見えて、朝日岳の山頂も展望が最高に良い所でした!!
谷川岳馬蹄形に鎮座するピークは、どれも展望が本当に良いです♡
目指す笠ヶ岳と白毛門方面の稜線なのですが、見たくないアップダウンがモリモリですよね・・・。
谷川岳馬蹄形縦走は、中々簡単には終わらせてくれません。
笠ヶ岳・白毛門登山と谷川岳馬蹄形縦走下山の様子
朝日岳から笠ヶ岳・白毛門を目指してい進むと、凄く尖がってますね!!
私の青春時代を彷彿とさせる尖がり具合でございます(笑)
尖がっていたと言うよりは、ヘソが曲がっていただけなんですけどね(?)
無の境地でアップダウンをこなすと、笠ヶ岳避難小屋があります。
ここも非常に狭く、3人前後の宿泊が限界かな~と思います。
笠ヶ岳避難小屋の近くに水場・トイレはございません。
笠ヶ岳避難小屋から少し登れば、笠ヶ岳の山頂でございます!
巻機山へ縦走した時にこの辺でビバークしたのですが、その日に熊の出没が近くでありました。
谷川岳も熊の目撃が多い山域ですので、十分注意してください!
笠ヶ岳山頂から見る朝日岳の展望です!
青い笠ヶ岳避難小屋がまた絵になりますよね!!
雄大で解放感抜群ですね~(´∀`*)
笠ヶ岳の山頂からは、谷川岳のトマノ耳・オキノ耳もハッキリと見えました!
昨日、アッチ側の谷川岳馬蹄形縦走をしていたんだな~とシンミリしてしまいました。
あの稜線を、グルっと回ってきたと思うと感慨深いですね~・・・。
笠ヶ岳から30分ほど歩くと白毛門に到着です!
白毛門も、谷川岳の雄大な景色を見ることができる絶景地でございます!
谷川岳馬蹄形縦走も、あとは下山するのみです!
白毛門からの下りは、長い鎖場もあったりと道が悪いので要注意です!
モリモリ下ると松ノ木沢ノ頭になりました。
ここから車を停めた土合の駅まで地味に長く、樹林帯で単調なもので結構しんどい思いをしました。
写真がありませんが、途中で日没になってしまい、撮影どころではなかったの真相になります(笑)
まとめ
朝から素晴らしい雲海とご来光を見ることができ、思い出深い谷川岳馬蹄形縦走になりました!
テント泊装備でなければ、もっと楽な登山だったと思うのですが、「修行」と思えば良いだけですしね!
また、季節を変えて谷川岳の山々を縦走したいと考えております!
とりあえず、目標の1つである「谷川岳馬蹄形日帰り縦走」をどこかでやってみたいと考えております!
これが出来れば「ドM登山者」仲間に入ることができるそうなので、今からニヤニヤが止まりません(笑)
谷川岳は、秋の紅葉も素晴らしいので、是非、その頃を狙って登ってみて下さい!
谷川岳馬蹄形縦走よりもキツかった、谷川岳主脈縦走+苗場山登山の記事になります。
2泊3日のテント泊で縦走したのですが、苦行ながら楽しい時間でした!