- 尊仏山荘・ユーシンロッジについて
- 前編のマルガヤ尾根・尊仏山荘(塔ノ岳登山)の記事と動画
- 尊仏山荘・ユーシンロッジの宿泊料金・混雑・夜景と景色について
- 尊仏山荘のトイレ・水場(不動の清水)について
- ユーシンロッジ(避難小屋・トイレ・水場・テント泊)について
- ユーシンロッジへのアクセス・駐車場・バスの時刻表について
- 登山の日程・天候・メンバー
- コース・標高差・コースタイム(大倉~塔ノ岳~ユーシンロッジ~寄バス停)
- 尊仏山荘から不動の清水(水場)尊仏ノ土平までの登山の様子
- ユーシンロッジ・熊木ダムまでの登山の様子
- 雨山峠・寄バス停までの登山の様子
- まとめ
尊仏山荘・ユーシンロッジについて
前回の丹沢バリエーションルートのマルガヤ尾根に引き続き、今回は塔ノ岳の山頂で通年営業している尊仏山荘と、秘境ユーシンロッジに出没した内容について書いてみたいと思います!
尊仏山荘につきましては、多くのファンを抱える人気の山小屋になりまして、週末になると大変混雑しております。
それにひきかえユーシンロッジにつきましては、訪れるのがなかなか大変な道のりになってまして閑散としております。
同じ丹沢の山小屋なのに対照的な感じになるのですが、ユーシンロッジは静かな環境で雰囲気がよく、個人的には好きな小屋の1つになります。
そんな感じで今回は、尊物山荘とユーシンロッジにスポットを当てながら書いてみたいと思います!
前編のマルガヤ尾根・尊仏山荘(塔ノ岳登山)の記事と動画
上記写真を押すと、今回歩いたマルガヤ尾根~塔ノ岳~ユーシンロッジ~寄バス停までの動画を観ることができます!
ユーシンロッジ周辺や、丹沢の紅葉の様子を動画で撮っております。
短い時間の動画になりますが、丹沢登山の参考にしてみてください!
こちらは、マルガヤ尾根で小丸・大丸・塔ノ岳登山をした前編の記事になります。
丹沢バリエーションとであるマルガヤ尾根~小丸について詳細に書いてますので、良かったら登山の参考にしてみてください!
尊仏山荘・ユーシンロッジの宿泊料金・混雑・夜景と景色について
尊仏山荘の宿泊料金につきましては、大人1泊2食付で6,500円、 素泊まり4,500円になります。
尊仏山荘が営業している神奈川県秦野市の中で、一番人気のある宿泊施設になるそうです。
山小屋で1泊2食で6,500円なら、比較的安いのではないかと思います。
食事につきましても評判がよく、ご飯も美味しく山小屋とは思えないクオリティーになるそうです。
尊仏山荘は、標高1,491mの高所にある山小屋ですので、非常に寒いです。 宿泊する場合は、下界より10度前後寒いと思って防寒対策をしてください。
山荘の中は、ストーブなどで暖房されてますが、朝晩は冷え込みますので、あまり当てにするのは危険かな~と思います。
また、尊物山荘の混雑ですが、小屋の宿泊泊収容人数が約150人と広いものの、上述しましたとおり週末になるとキャパオーバーになる事もシバシバあります。
混雑が酷いと、1枚の布団で2人とかもありますので、そのつもりで宿泊した方が良いかと思います。
尊仏山荘からの日の入り・日の出が本当に美しく、「初日の出」にお勧めな感じです!
特に尊仏山荘からの夜景が絶品で、こんな感じの景色を眺める事ができます!
勝負の日に使いたい素晴らしいシチュエーションですよね~
きっと、チューぐらいは出来ると思います!
私はもう少し先を目指したいと思います!(?)
また、ユーシンロッジにつきましては、現在営業していないものの「避難小屋」として一部施設が開放されております。
避難小屋ですので、宿泊料金は無料ですが、緊急避難的な使用が望ましいのは言うまでもないですよね。 ユーシンロッジは休業中になりますので、登山者が時々来るくらいで日頃は人気のないところになります。
尊仏山荘のトイレ・水場(不動の清水)について
尊仏山荘の建屋横に公衆トイレがありまして、1回100円になっております。 宿泊者の場合は、トイレの料金が含まれております。
現在、トイレを新しく建替える予定になっているそうで、工事しておりました。
来年には綺麗なバイオトイレになるみたいですので、益々利用しやすくなると思います!
また、尊物山荘から約300mほど下ったところに水場(不動の清水)があり吸水可能です。
50mごとに水場への案内もありますし、道も一本ですので迷うことはないと思います。
尊仏山荘からモリモリ下り、ベンチ(木のテーブル)が見えてきたら左側奥に不動の清水(水場)があります。
基本、不動の清水は枯れませんので、通年当てに出きる水場になります。
しかしながら、不動の清水から塔ノ岳までの道のりが地味にきつく、尊物山荘から往復で30分くらいは掛かるかと思います。
ユーシンロッジ(避難小屋・トイレ・水場・テント泊)について
こちらが現在のユーシンロッジの様子になります!
2週間ほど早く訪れていたら、紅葉が綺麗だったと思われます。 写真のとおり、ユーシンロッジはかなり大きな建物になります。
折角なので、ユーシンロッジの内部の様子を確認してみました。
施錠されているので中には入れないのですが、ガラス越しに見る内部はとても綺麗でした。
定期的に関係者が訪れて管理していると思われます。
現在、ユーシンロッジは「避難小屋」として施設の一部が開放されているのですが、こちらも久しぶりに様子を見てみたいと思います!
避難小屋の案内のとおり、ユーシンロッジの建屋の裏側(東側)に入口がありまして、6畳ほどの1室が開放されております。
電気も通っていますので、明かりが点いて便利です!
現在、水道(水場)は止まっているので利用できないのですが、使える日もあるので、もしかすると凍結対策で冬季だけ利用できないのかも知れません。
※水道が使えたという話を聞いた事があります。
6畳部屋の正面に「洗面台」がありまして、そちらがユーシンロッジ避難小屋の水場になっております。
また、ユーシンロッジの建屋の前に立派なトイレがあるのですが、こちらも冬季閉鎖中で、現在使えない状況でした。
水道(水場)と同様に、凍結対策によるものだと思います。
ユーシンロッジ周辺でテント泊する方がいますが、厳密には「アウト!」だと思います。
丹沢山塊は国定公園に指定されているので、旧大倉高原山の家の指定地以外はテント泊禁止になっております。
気持ちは分かりますが、色々あるのでテント泊はしない事をおすすめいたします。
※関係者に見つかると、テント没収の上焼却処分になるそうです。しかし、実際にあった方の話を聞いたことがありませんので、真偽については不明になります。
ユーシンロッジへのアクセス・駐車場・バスの時刻表について
こちらがユーシンロッジへの地図になります!
一応、ユーシンロッジには駐車場があるのですが、現在は玄倉林道が閉鎖中のため、車で行くことができません。
ユーシンロッジへの行き方(アクセス)になりますが、一番簡単に行ける玄倉林道が、現在崩落のため利用できません。
簡単に行けると書くと語弊があるのですが、玄倉(丹沢湖)からユーシンロッジまで10kmの林道歩きになりますので、簡単ではない感じです。
このルート以外で一番楽に行けるのが、今回我々が利用した寄(やどりき)・雨山峠のコースになります。
それ以外ですと、弁当沢ノ頭からのルートと、蛭ヶ岳南稜尾根、臼ヶ岳南尾根、同角山稜、鍋割山北尾根からユーシンロッジへ行くことができます。
どのルートも、標高1,200m以上まで登らないといけませんので、体力・時間的に厳しいものがあります。
こちらがユーシンロッジの最短コースである寄バス停の時刻表になりますので、良かったらご利用ください!
むしろ暗くてよく写ってないですよね・・・。観難くて申し訳ございません。
寄バス停から新松田駅までバスの運賃は520円になります!
登山の日程・天候・メンバー
日 程:12月2(日) [日帰り]
天 候:曇りのち夕方は雨
メンバー:Sさんと私の2名
塔ノ岳の山頂につくと風が強くかなり寒かったです。
凍結していた箇所はありませんでしたが、ぼちぼち軽アイゼンの季節の到来ですね。
不動の清水は、樹林があるので、塔ノ岳の山頂よりも風の影響を受けないので休憩するのにもってこいです!
コース・標高差・コースタイム(大倉~塔ノ岳~ユーシンロッジ~寄バス停)
後編で歩いた塔ノ岳~不動の清水~尊仏ノ土平~ユーシンロッジ~雨山峠~寄バス停への登山ルートと標高差になります!
ユーシンロッジ~雨山峠~寄バス停までの間は、道が荒れていて歩きにくい箇所があります。
雨山峠から寄バス停の区間は、大雨降ると登山道が水没し歩けなくなりますので要注意です!
そしてこちらが、尊仏山荘~尊仏ノ土平~ユーシンロッジ~雨山峠~寄までのコースタイムになります!
塔ノ岳 11:03 → 11:07 不動の水 11:52 → 12:40 尊仏ノ土平 → 12:52 オガラ沢出合 12:53 → 13:04 熊木沢出合 13:32 → 13:47 鉄砲沢 → 13:54 茅ノ木棚沢 → 13:58 ユーシンロッジ分岐ゲート → 14:03 ユーシンロッジ 14:10 → 14:25 雨山橋 → 15:01 雨山峠 15:11 → 15:31 寄コシバ沢 15:32 → 15:36 釜場ノ平 → 16:15 後沢出合 → 16:23 水源の森・公衆トイレ → 16:52寄バス停
寄バス停付近の紅葉が綺麗でした!
それにしても、塔ノ岳山頂(尊仏山荘)からユーシンロッジを経由して寄バス停まで6時間程掛かっております。
塔ノ岳から下り基調の登山になりますが、思いのほかユーシンロッジから寄バス停まで時間が掛かりますので、コースタイムは多めに計画してください!
尊仏山荘から不動の清水(水場)尊仏ノ土平までの登山の様子
天気が悪く寒いので、尊仏山荘の中で暖まりたかったです・・・。
いつきても大賑わいですよね~
ファンが本当に多いんでしょうね!
尊仏山荘の前に情報の多い道標がありました。
相変わらず「1バカ脳みそバイト」なもので、情報処理が追いつきませぬ。
ユーシンロッジはどっちだ!?となりましたが、シッカリ書かれてますね!
尊仏山荘から水場がある不動の清水へ行きたいと思います!
地味に急坂で長い道のり(300mほど)になります・・・。
不動の清水(水場)で給水しました!
60代男性!てな感じので水量でした(?)
この時期は水量が細いですね~
不動の清水を使って高級カップラーメンを作ってみました!
いや~寒い季節も山で食べるカップ麺が美味しいですよね~って、私の場合は、季節問わないんですけどね(笑)
腹も満たされたので、ユーシンロッジを目指したいと思います!
尊仏山荘から「これでもか!」てくらい尊仏ノ土平まで下っていきます。
所々道が荒れているところがあります。
アクロバティックな体位になってしまい、オジサン二人で興奮してしまいました(?)
モリモリ下ると写真の「尊仏ノ土平」になります。
サッカーや野球をやりたくなる、清々しいフィールドになります!
振り返っての写真になります!
尊仏ノ土平から尊仏山荘への登山口が地味に分かり難いと思います。
この辺は、濃霧の時要注意になります。
丹沢とは思えない景色が広がっております。
この辺はとても静かなので個人的には好きな場所になります。
こちらが尊仏山荘から下ってきて対岸にある道標になります。
地味に見つけにくいので要注意です!
尊仏ノ土平に到着したら正面右手(北)に行くイメージになります。
ユーシンロッジ・熊木ダムまでの登山の様子
右岸(対岸)に渡りユーシンロッジを目指すと、右手に丹沢山方面が見えてきます。
天気が悪くて残念ですね。
ここから上流へ行き直接丹沢山の近くに出るバリエーションルートがあるのですが、未踏なので今度行ってみたいですね~
こちらが鍋割山北尾根の取り付き地点になります!
時々ツキノワグマの出没があるので、利用される時は注意してください!
ユーシンロッジを目指し林道を歩いてくと、やんちゃに崩れた場所が多くあります。
尊仏ノ土平からユーシンロッジの近くまでは、落石要注意箇所ですので、立ち止まらずモリモリ進んだ方が安全です。
ユーシンロッジへ行く前に、折角なので熊木ダムを間近で見ようと思います。
脚立を使って対岸に渡ります!
天気が良いと蛭ヶ岳が綺麗に見えるのですが、今日は残念な感じでした。
右手に弁当沢ノ頭のルートがあり、真っすぐ進むと「蛭ヶ岳南陵」になります。
蛭ヶ岳南陵登山について書いた記事になりますので、良かったらご参考にしてみてください!
こちらが熊木ダムになるのですが、水門が解放されていて、全く水が溜まってなく川になってました・・・。
水がとても綺麗なのですが、どうせならモリモリ水が溜まっている熊木ダムの姿を見たかったのですけどね・・・。
秘境感溢れる熊木ダム周辺になります。
正面に見えているのが弁当沢ノ頭になります。
駅弁の舞台に重宝しそうな名前の山ですよね♡
ダムマニアって地味に多いですよね~
私は「穴マニア」なもので、こんな感じの所を見つけるとムラムラしてしまいます。
う~ん・・・。
あのイボイボな感じ、直ぐ逝ってしまいそうです(?)
逝く前にユーシンロッジに到着できました♡
いや~ユーシンロッジに来るのは久しぶりです!
相方も大興奮してました!!
さ~~!バッチコーイ!!!
ユーシンロッジをウロウロし、時間も押しているので寄方面に戻ることにしました。
残念ながら崩落で通行止めになっているので、ユーシーンブルーを見ることは出来ませんでした。
残念です。
ユーシーンブルー(玄倉)方面は、こんな感じでバリケードが設置されてました。
落石が収まってないので、無理して入り込まないようにしてください。
雨山峠・寄バス停までの登山の様子
さ~寄バス停まで7.8kmの道のりでございます・・・。
遠いですね~・・・。
雨山峠まで細い道が続きます。
滑落要注意です!
時々沢に下りて川底を歩きます。
大雨降ると水かさが増して歩けなくなりますので、気を付けてください。
時々オジサンのお尻がアップになる場所があります。
時々修業するには最高な滝壺があったりします。
私は肉壺のほうが好きです(?)
冗談が通じないオジサンなもので、そそくさと先に行ってしまいました。
落ち葉が滑りますので、滑落要注意です!
右側に落ちると「さような~」になってしまいます。
水が本当に綺麗で飲めるのではないかと思ってしまいますが、丹沢の生水は腹を壊しますので挑戦しないほうが無難ですよ!
クラクラするほどの急登をこなすと、雨山峠になります。
日没が迫っているので雨山峠から早々に寄バス停を目指します!
なかなか雰囲気の良いコースが続きます。
こんな鎖場・階段の所がありますが、よく整備されているので難しくありません。
むかし、ここは長い梯子だったのですが、いつの間にか階段に変更されて
ました。
雨山峠から寄バス停までは、3、4箇所ほど渡渉ポイントがあります。
大雨で増水していると渡れませんので、数日前の天気にも気を配る必要があります。
登山コースが地味に分かり難いので、道標やマーキングを見落とさないようにして下さい!
寄に近づくにつれて紅葉が綺麗になってきました!
こちらが寄大橋になります。
ここまで来れば、あとは舗装路歩きでございます!
日没時間に待ちあいませんでしたが、無事に寄バス停に到着です!
まとめ
久しぶりに訪れた不動の清水(水場)とユーシンロッジになるのですが、水量がだいぶ細くなっていたのが印象的でした。
また、ユーシンロッジも、建屋の傷みが少し進んだように感じました。
人の手が入らないと、建物はドンドン傷んでしまいますので、早期の営業再開が待たれますよね!
数年前の情報になりますが、ユーシンロッジの営業再開の話があったのですが、玄倉林道の崩落があったりと、なかなか話が進んでいない状況です。
「ユーシンブルー」などの観光資源もありますので、営業再開になれば、一定の集客力があるのではないかな~と思っております。
ユーシンロッジの営業再開を心待ちにしているのですが、現実は中々難しい状況ですよね。
人が増えれば環境破壊に繋がりますので、ユーシンロッジはこのままでも良いのかな~と思う反面、立派な設備なだけに勿体無いな~と思ってしまいます。
ユーシン渓谷周辺は、雰囲気も良いので、また季節を変えて出没したいと思います!
ユーシン渓谷、弁当沢ノ頭から丹沢登山をした記事になります!
今回歩けなかったユーシン渓谷について詳細に書いてますので、良かったら登山の参考にしてみてください!