- 入笠山スノーシューで大阿原湿原・程久保山へ登山した経緯について
- 入笠山のスノーシューのレンタルと料金について
- 入笠ヒュッテ(マナスル山荘)からスノーシューで入笠山登山とルート詳細
- 大阿原湿原までのスノートレッキングとルートの詳細について
- スノーシューで程久保山登山とテイ沢ルートの詳細
- 沢入登山ルート(入笠山登山口)の駐車場・トイレ・富士見駅へのコース詳細
- 入笠山スノーシューで歩いた大阿原湿原・沢入登山ルート・程久保山登山の標高差・コースタイム詳細
- まとめ
入笠山スノーシューで大阿原湿原・程久保山へ登山した経緯について
お金がなくて(?)ロープウェイに乗れず、泣く泣く青柳駅から入笠山へ入山し、無事にお宿のヒュッテ入笠(マナスル山荘本館)へ辿り着いたのですが、翌日は快晴で前日に降り積もった新雪を思う存分楽しむことが出来ました!
厳冬期の入笠山の登山は、スノーシューを楽しめる格好の山域になるのですが、パウダースノーを求めて多くの登山者が登る人気の山だったりします。
今回は、ヒュッテ入笠に泊ったことによる地の利もある事から誰も踏んでいない雪道をスノーシューで思う存分歩くことが出来ました!
ファーストトーレスを作る重圧に耐えきれずフラフラと怪しげな道を進んでしまったのですが、2番手、3番手の方は「何でこんなルート取りをするだ!?」と困惑していたと思われます(笑)
そんなスノーシューでの登山になったのですが、実は入笠山や大阿原湿原が目的ではなく、未踏である「釜石山」へ登りたいと思い計画しておりました。
雪が深くノートレーの中を登るのは時間的には間に合わない事は分かっていたのですが、折角のスノーシューでの登山ですので、行ける所までは・・ってなノリでスタートいたしました。
結果、時間云々ではく道間違いという初歩的な理由で釜石山は断念したのですが、たまたま登った程久保山が地味に素敵で癒しの時間になりました。
そんな感じで今回は、大人気のヒュッテ入笠(マナスル山荘本館)からスノーシューで入笠山、大阿原湿原を経由して程久保山までの登山と、下山で歩いた沢入登山ルートについて書いていきたいと思います!
その前に、前回までに書いた入笠山登山とヒュッテ入笠(マナスル山荘本館)について書いた記事がこちらになります!
青柳駅から入笠山へ登山した時のルートの様子について書いた前回の記事になります!
宿泊したヒュッテ入笠(マナスル山荘本館)について詳しく書いた記事がこちらになります!
そして今回の入笠山スノーシューでの登山の様子や大阿原湿原、沢入登山ルートを撮った動画がこちらになります!
上記写真を押すと短い登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、入笠山、大阿原湿原、、沢入登山ルートとの様子や雪景色を楽しんでいただければ幸いです!
入笠山のスノーシューのレンタルと料金について
見難いのですが、看板の右手にスノーシューのレンタル料金の記載があります。
スノーシューで入笠山を楽しむ場合は、持参するかレンタルになるのですが、各山小屋で有料で貸し出しを行っております。
宿泊したヒュッテ入笠(マナスル山荘)の場合はスノーシューの1日レンタル料金が2,000円(税込)になります。
ただ、ヒュッテ入笠で宿泊すると、スノーシューのレンタル料金が無料になる特典がありますのでおすすめです!
また、入笠山のロープウェイ(ゴンドラ)乗り場でもスノーシューのレンタルを行っております。
レンタル料金は、1日2,000円(税込)でして、他の山小屋も同額ですので、入笠山の相場なるんだろうな~っと思ってしまいました。
無料(宿泊費に含まれる)のスノーシューの履き心地は格別でした(笑)
やや小さいスノーシューになる関係で、浮力はいまいちでしたが、それでも生足(?)に比べると格段に歩きやすい感じでした。
パウダースノーを満喫するためにも、スノーシューをお持ちでない方は、レンタルする事をおすすめいたします!
スノーシューを使って、朝一番に乗り込んだ時の様子になります!
ファーストトレースだったのですが、積雪に負けずにモリモリと進むことが出来ました!
入笠ヒュッテ(マナスル山荘)からスノーシューで入笠山登山とルート詳細
宿泊したヒュッテ入笠(マナスル山荘)の朝の様子になります!
ヒュッテ入笠からスノーシューを使って入笠山登山を開始したいと思います!
前夜の雪がかなり積もりまして、前日のトレースが見事に消えておりました。
朝日に浴びる入笠山の登山道が美しく、中々脚が進みませんでした。
ファーストだと思っていたら、2名の方が先行スタートしておりました。
同じ日にヒュッテ入笠で宿泊した登山者だったのですが、途中で追いつき、それ以降はファーストトレースの任につかせていただきました。
入笠山を目指し進んでいくと、登山道の霧氷が綺麗になってきました!!
入笠山は、霧氷の森に変身しておりました!!
「霧氷!ムヒョ――!!」と、品もなく叫んでいたのは内緒ですよ☆彡
陽の光を浴びる入笠山の霧氷たちになります!
スノーシューを履いていても積雪が深く、段々苦行になってきました‥。
太陽と霧氷のコラボが素敵でした!
ラーメンと半チャーハンのコラボと同じくらい素敵でした(笑)
入笠山の霧氷がこんなにも綺麗だとは夢にも思いませんでした!
アクセスも良いですし見所も多いので人気があるのも頷けます!
霧氷を堪能しつつ、スノーシューで入笠山の山頂を目指したいと思います!
それにしても入笠山の霧氷が素晴らしく、脚が止まってしまいます・・・♡
家に持って帰りたい景色ですよね!
純白のキャンパスをスノーシューで踏み抜ける喜びに浸っている誰かさんになります!
よ~~やく入笠山の山頂が見えてきました。
新雪をスノーシューで歩けてテンションモッコリな誰かさんになります。
ハニカンダ笑顔が可愛けど何処か心に闇を抱えていそうなクールな眼差しが印象的で見つめられるとドキッ♪と赤面しちゃうけど、根は優しく誠実さが滲み出ている私の影になります(笑)
勝手に言ってろー!と聞こえてきた入笠山の山頂でした(笑)
入笠山の山頂から見る甲斐駒ヶ岳方面の景色になります!
晴天で絶好調な天候ながらも、風が爆風で非常に寒い山頂でした。
遠くに富士山が見えました!
あちらも凄い強風なんでしょうね~
正面に見えているのが甲斐駒ヶ岳、左側が鳳凰三山ですね!
両山ともに久しく登っていないので、何処かで出没したいです!!
そんな感じで入笠山の山頂に到着でございます!
入笠山の標高は、1,955mになりまして、写真の通り、360度の大パノラマになります!!
入笠山の山頂から見る中央アルプスの山並みになります!
あちらからこちらを眺めている登山者がいるんでしょうね~
手前の山の裏側に見えているのが諏訪湖でしょうかね!?
今年は全面凍結したんでしょうかね!?
いや~本当に山深い所でございます!
スノーシューがあれば、あの尾根も問題なく歩けるんでしょうね!
それにしても雪の羽衣を纏った甲斐駒ヶ岳が美しく、見入ってしまいました!!
シースルーが大好物な私なだけあって、山ガールに着せてイチャイチャしたいな~♡と、妄想が膨らむ時間になりました(笑)
あのお山はなんざんすかね?
塩見岳でしょうかね?
塩見岳も久しく登っていないので、蝙蝠尾根経由で歩いてみたいです。
大阿原湿原までのスノートレッキングとルートの詳細について
入笠山の山頂を堪能したところで、次は大阿原湿原でスノートレッキングを楽しみたいと思います!
入笠山の山頂からもノートレースでして、スノーシューが大活躍いたしました!
先行するのはウサギですかね!?
思いのほか積雪が深く、コトコトと煮込んだ玉ねぎの様な溜め息になってきました・・・。
そんな感じで入笠山から下山し、ルート地図の首切峠に到着しました。
こちらには首切清水があるのですが、雪に埋もれていて良く分からんかったです。
ちなみに首切清水は、飲用不可になりますので注意してください!
大阿原湿原へ向かっている途中の私の足跡になります。
雪が深く、段々テンションが低減してきました。
スノーシュー履いていて良かったですね~・・・。
なんだか良く分からないかと思いますが、こちらが大阿原湿原になります!
一面銀世界でした!
無雪期は、湿原の中に入れないのですが、積雪期は中に入って新雪を楽しむことが出来ます!
大阿原湿原は、平地になりますので、スノーシュートレッキングするには最高の舞台だと思います!
折角なので、大阿原湿原のど真ん中迄スノーシューで歩いてみました!
いや~贅沢な空間でございます。
ここが湿原とは思えないですよね!
入笠山でスノーシューでウロウロするならば、是非、大阿原湿原にも出没して欲しいです!
大阿原湿原を真っすぐ進むと、入笠牧場方面に行けるルートがあるのですが、今回は釜無山へ登りたいので、途中で引き返しました。
また、違う季節に入笠山牧場へ出没したいな~っと考えております!
ちなみにこちらが大阿原湿原の正規ルートになります!
一番乗りは、やっぱり気持ちが良いですね!!
新雪と相まって、幻想的な空間が広がっておりました!
マナスル山荘に宿泊して大正解でした♡
こちらが大阿原湿原のルート図になります。
現在、右岸(入口から見て左側)のルートは通行止めになっているみたいです。
後述しますが、登山慣れしている方なら問題なく歩くことが出来ます。
折角なので、入笠山と大阿原湿原の愛情を表現してみました♡
奇妙なハートの形になってしまいましたが、この景色がいつまでも続いてくれれば嬉しいですね。
スノーシューで程久保山登山とテイ沢ルートの詳細
大阿原湿原を堪能したところで、本日のメインディッシュであります釜無山へ向けてスタートしたいと思います!
大阿原湿原と同じ積雪が深く、こちらでもスノーシューが大活躍致しました!
スノーシューを履いていても膝下位まで沈み込むことが多く、白目・泡吹きタイムになってきました・・・。
こんなんで釜無山に辿り着けるのでしょうか・・・。
足元はとても邪悪なのですが、程久保山に近づくにつれて日差しと霧氷のコラボが素晴らしくなってきました!!
釜無山へ進んでいくと、左手に古いとレースがあり、そちらが正しいと思って進んでしまったのですが、こちらは程久保山の登山ルートでして、山頂に着くまで誤りに気が付きませんでした(涙)
程久保山へのルートも霧氷が素晴らしく、脚が止まってしまいました。
そして結構な急登で脚が上がらなくなってきました・・・。
無雪期は藪ルートになるんだろうな~っと思いながらスノートレッキング中の誰かさんでございます。
この時は、こちらの登山ルートが釜無山の山頂に至るものだと全く疑っておりませんでした!
怪しげな物が山頂と思われるところに鎮座してました。
この時初めてここが釜無山ではなく程久保山だと気が付きました・・。
いや~大変なロスでございます・・・。
程久保山からの甲斐駒ヶ岳の景色になります。
道間違いをしたからこそ見れた景色なので、これはこれでアリですかね。
幻想的な甲斐駒ヶ岳の景色でした!
いや~山頂は寒いんでしょうね・・・。
それにしてもスノーシューが大活躍中でございます!
あまり雪山トレッキングをする事がないと思い購入していないのですが、これだけ快適ですと、1つ持っていてもアリかも♡と、思ってしまいました。
時間的にも釜無山は難しいと感じ、断腸の思いで程久保山から下山いたしました。
釜無山へ登る場合は、この林道を真っすぐ進みます。
私はここを左へ登ってしまいました。
時間調整として、程久保山周辺をウロウロしてみました。
平地の雪山トレッキングは最高ですね♡
程久保山から大阿原湿原に戻ってきました!
折角なので、通行止めの右岸からテイ沢を目指して雪山トレッキングしたいと思います!
思った以上に距離があったのですが、こちらがテイ沢分岐になります。
テイ沢を進むと入笠牧場方面に行くルートになるのですが、今回はここで戻りたいと思います!
テイ沢ルートは、中々雰囲気が良いコースになりますので、何かの機会に歩きたいと思います!
こちらはテイ沢分岐から見た大阿原湿原の様子になります!
相変わらず踏み跡がなく親切でフカフカな状態でした♡
テイ沢から大阿原湿原をスノーシューで歩いた足跡になります!
きっと、毛深い動物なんでしょうね(笑)
大阿原湿原から八ヶ岳絶景スポットに出没してみました!
雲がやや多いですが、綺麗な八ヶ岳が見れて私は幸せ者です!
そんな感じでヒュッテ入笠(マナスル山荘)の近くに戻ってきました!
出発した時よりも登山者が一気に増えてお祭り騒ぎでした。
あのお山はなんざんすかね?
霧ヶ峰とかですかね!?
スノーシュー日和であった入笠山でした!
沢入登山ルート(入笠山登山口)の駐車場・トイレ・富士見駅へのコース詳細
そんな感じでヒュッテ入笠(マナスル山荘)から入笠山のメジャー登山ルートであります「沢入登山ルート」を使って富士見駅まで下山したいと思います!
沢入登山ルートは、結構李陵される方が多いみたいで、踏み跡が明瞭でした。
危ない所は少ないのですが、一部切れ落ちている所がありますので、滑落に注意が必要です。
沢入登山ルートは、緩やかに高度を下げていくのですが、途中にあった人工物になります。
この辺、休憩するのに丁度良いかと思います!
更に下って行くと沢入登山ルート(入笠山登山口)に到着出来ました。
流石に雪が多く、駐車場も真っ白でした。
駐車場も結構車が停まっていました。
そして沢入登山口(駐車場)には公衆トイレがあります。
しかしながら、冬季は閉鎖されて利用できませんので注意が必要です。
お金がないので沢入登山口から富士見駅目指して林道を歩いて行きたいと思います!
沢入登山口から90分ほど舗装路を歩くとJR富士見駅に到着出来ました!
入笠山のロープウェイ(ゴンドラ駅)から富士見駅への直通バスが出ているので、そちらを利用するのがおすすめになります。
富士見駅の写真右手に公衆トイレとお食事処があるので便利だと思います!
入笠山スノーシューで歩いた大阿原湿原・沢入登山ルート・程久保山登山の標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした入笠山と大阿原湿原・程久保山、沢入登山口ルートのコース・標高差の地図になります。
今回のルートは、15km付近からスタートになるのですが、22km付近にピークが程久保山になります。
標高差の地図の通り、沢入登山ルートを使って富士見駅までは距離が長く車も結構通りますので注意が必要です。
そしてこちらが今回の入笠山登山のコースタイムになります!
ヒュッテ入笠 7:56 → 8:04 岩場コース 迂回コース分岐 → 8:20 入笠山 8:25 → 8:33 首切登山口(仏平峠) → 8:37 首切清水 → 8:50 大阿原湿原 8:51 → 8:54 大阿原湿原入口 8:56 → 9:36 程久保山 9:49 → 10:29 大阿原湿原入口 → 10:43 テイ沢分岐 → 11:13 首切清水 → 11:47 マナスル山荘本館 11:55 → 11:55 マナスル山荘本館 12:44 → 12:51 山彦荘 12:58 → 12:59 入笠湿原 → 13:34 沢入登山口 13:37 → 14:47 富士見峠 → 15:00 富士見駅
入笠山から大阿原湿原まで、約1時間のコースタイムになりました。
大阿原湿原から程久保山までは、約40分でしたので、それほど時間は掛からない感じです。
釜無山と絡めて登ることが出来るのですが、地味にアップダウンのある道のりになりますので、時間に注意しながらチャレンジしていただけたらなと思います。
まとめ
ヒュッテ入笠へ宿泊した臨んだ未踏の釜無山でしたが、痛恨の道間違いの影響がモリモリで、山頂まで辿り着けなかったのが心残りになりました。
しかしながら、途中にあります程久保山へ登れたので、これはこれでアリであると自分に言い聞かせている所になります(言い訳)
雪が深くても、スノーシューがあれば、なんとかなりそうだな~っと感じた1日になりました。
大阿原湿原のど真ん中をスノーシューで歩けたので大満足でしたし、また違う季節に入笠山へ再訪したいな~っと考えております!
次回はマナスル山荘天文館に宿泊したいですね!
紅葉最盛期に訪れた入笠山、大阿原湿原への登山について書いた記事になります!
スノーシュー歩きも素敵ですが、紅葉の時期も美しいので、是非、チェックしてみて下さい!