- 青柳駅からマイナールートで入笠山へ登山した経緯について
- 青柳駅から入笠山登山口(大沢登山口)までのルートの詳細
- 青柳駅から入笠山マイナーコースで展望台・お花茶屋ルートの様子
- 山彦荘・入笠山公衆トイレ・マナスル山荘本館までの登山ルートの詳細
- ヒュッテ入笠から入笠山登山と入笠湿原へのルートの詳細
- 厳冬期入笠山登山とルート・標高差・コースタイム詳細(青柳駅マイナーコース)
- まとめ
青柳駅からマイナールートで入笠山へ登山した経緯について
先日、雪山登山と山小屋泊をしたくなり、山梨県にあります入笠山へ登山してきました!
入笠山は、ロープウェイ(ゴンドラ)が整備されているので、比較的簡単に登山できる事から老若男女問わず登られている人気スポットだったりします。
特にスズランのお花が咲き乱れる季節になりますと、多くの方が入笠山へ登るのですが、今回はパウダースノーを歩きたくて入山した感じです。
普通はロープウェイで一気に標高を稼いで・・・になるのですが、万年金欠病である私にとっては、贅沢極まりないプレイでございます!!!
ロープウェイの料金を節約すべく、最寄り駅でありますJR青柳駅から入山し、マイナーコースを登って入笠山を目指す事に致しました。
青柳駅からの登山ルートは、藪道があったり分かり難い箇所があると聞いていたのですが、実際に登ってみると「確かに!」と思える感じでした。
そんな感じで今回は、マイナーコースであります青柳駅から入笠山を目指して登山した時の様子について書いていきたいと思います!
まずは、今回登山をした入笠山周辺の様子や登山ルートを撮った登山動画がこちらになります!
上記写真を押すと短い登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、青柳駅から入笠山周辺の雪景色やルートの様子を楽しんでいただければ幸いです!
青柳駅から入笠山登山口(大沢登山口)までのルートの詳細
こちらが今回入笠山への登山コースの出発地に選びましたJR青柳駅になります!
想像以上に何もない駅になりまして、無人駅でゴミ箱もありませんでした。
写真には写ってませんが、右手に綺麗なトイレがありまして、自動販売機もあるので調達は可能ですが、コンビニ等はありませんので注意してください。
青柳駅から入笠山への登山ルート図になります。
分かるような分からないようなコース図になりますが、まずは「大沢地区」を目指して進んで行きます。
青柳駅から入笠山を目指して進むと、国道沿い20号線が直ぐに見えてきます。
国道にぶつかると、車道の奥に写真の道標が立っております。
とりあえず金鳥金山(千軒平)を目指して進んできます。
それにしても「金鳥金山」って凄い名前ですよね!!
花鳥風月も負けてしまうインパクトのある地名でございます。
大沢地区を過ぎると写真の分岐がありますす。
入笠山へは、この橋を渡って真っ直ぐ進みます。
右手に林道がありますので、そっちに行かないようにして下さい!
更に進むとまたルートが分岐します。
入笠山へのルートは、こちら(右手)に進むのですが、道標等もないので間違えて真っ直ぐ進んでしまいました。
真っ直ぐ進むと通行止め?になってしまいました。
写真には撮らなかったのですが、こちらが入笠湖になります。
管理棟?が建ち並んでまして、独特な雰囲気がありました。
ルート間違いに気がつき、先ほどの右折箇所を進んで行くと、入笠山の登山口(大沢登山口)が右手にありました!
藪に隠れておりますが、「入笠山」の登山口(入笠山大沢登山口)である事が分かる看板が立っておりました。
既に登山ルートなのか怪しい感じですが、入笠山を目指して登ってみたいと思います!
青柳駅から入笠山マイナーコースで展望台・お花茶屋ルートの様子
青柳駅からの入笠山への登山ルートは、林道を何度も交差します。
少し遠回りになりますが、林道をそのまま進んでも大丈夫だと思います。
そして交差する地点の登山ルートが不明瞭なので注意が必要です。
ここは左上にルートがある感じです。
分かっていましたが、青柳駅からの登山ルートは、入笠山の山頂近くまでノートレースでした。
登山口から暫くの間は道も明瞭なので問題ございません!
ただの藪の斜面にしか見えますが、こちらはれっきとした入笠山の登山ルートになります(涙)
噂の通り、結構な藪道になってきました。
結構な急坂になりますので、雪がある時期は要注意です。
登山道があるのかよく分からなくなってきましたが、ひたすら藪道を進んで行きます。
この辺で雪も降りだしコンデションが最悪になってきました。
登山道の様子からしますと、暫く誰も歩いていないと思われる荒れっぷりでした。
藪道を抜けて林道チックなルートを進んで行くと、山小屋?のような建物が目の前に鎮座してました。
こちらは昭文社の山と高原地図に記載されている「展望台」付近になります。
建物は、「旧茶屋」になるみたいですが、中を覗くと地味に管理されていて人の出入りがありそうな感じでした。
雪も強くなり腹も減ったので、建物の軒先で貧乏タイム(ランチ)にしてみました!
半額シールをゲット出来て私は幸せ者でございます♡
赤飯については凍っていて驚きました。
もち米なので大丈夫だと思っていたのですが、入笠山の寒さには勝てなかったみたいです。
ちなみに登った日の昼の気温は、マイナス8度前後でした。
段々積雪と凍結が酷くなってきたので、こちらで12爪アイゼンを装着しました。
ピッケルは不要ですが、6爪アイゼン以上がおすすめですね。
昔は展望が良かったんでしょうね!
多分、駄目だと思いますが、展望台付近は地味にテント泊適地になりまして、相当数のテントを張ることが出来ると思います。
さ~展望のない展望地で英気を養ったところでお花茶屋を目指して進んで行きたいと思います!
今シーズン初の12爪アイゼンにテンションマックスになってきました!!
旧道を使わず新道(林道)を登って行くとお花茶屋がありました。
避難小屋なのか?営業小屋なのか分からず周囲を見てみたのですが、何かの研修用の施設かな?って感じでした。
ちなみに施錠されていて小屋の中に入ることは出来ませんでした。
お花茶屋周辺の積雪の様子なのですが、アイゼンの刃が利いていて歩き易い感じでした。
しかしながら、標高が上がるにつれ雪が深くなり・・・
入笠山を目指して進んで行いくと、意味深なマーキングを見つけました。
JRすずらんの里駅、JR青柳駅へ至る廃道ルートかと思われます。
入笠山は、バリエーションルートが豊富なので、次回は違ったコースで登りたいですね!
お花茶屋から少し進むと「風の音山荘」がありました。
現在は営業休止中みたいです。
この辺は入笠山の別荘地みたいで、建物が一気に増えてきました。
積雪も一気にモッコリになってきて苦行の時間になってきました・・・。
こちらの山荘も営業休止中です。
だいぶ朽ちてきているの、再開はなさそうですね。
よ~~~~やく青柳駅からの入笠山登山ルートを攻略できました!
途中から雪が凄く、膝下ラッセルでした・・・。
ここから早稲田寮は歩いて直ぐになります。
逆に入笠山から青柳駅、すずらん駅を目指す場合は、この道標が目印になるのですが、藪があったりと分かり難いコースなので、歩く人はかなり少ないと思います。
林道が交差していたりと不明瞭な所も多いので、個人的には登山初心者には下山でおすすめできない登山ルートになります。
茅野、高遠、千代田湖方面にも行くことが出来るみたいです。
高遠城の桜も素晴らしいので、今年行けたら良いのですが・・。
山彦荘・入笠山公衆トイレ・マナスル山荘本館までの登山ルートの詳細
よ~やく入笠山のゴンドラ駅の案内が出てきました。
青柳駅から遠かった・・・。
入笠山周辺地図になります!
本日のお宿はマナスル山荘本館(ヒュッテ入笠)になるのですが、手前にある山彦荘に寄ってみたいと思います!
天気が悪いですが、入笠湿原が見えてきました!って、雪で何だかわからなんですよね(笑)
斜面に見えている線のような物は木道になります。
スズランの季節になると、一面白いお花でお祭りになります!
趣のある建物が見えてきました。
こちらが入笠湿原の目の前にあります山彦荘になります。
山彦荘には食堂がありまして、食事を味わう事が出来ます!
山菜そばが名物みたいで、結構美味しいそうです。
山彦荘から見た入笠湿原になります。
入笠山へ登った後に入笠湿原周辺を散策したいと思います!
絵になる山彦荘でございます!
次回、入笠山へ登山することがあれば、山彦荘でご飯を食べてみたいですね~
そして山彦荘のお隣りには公衆トイレがあります。
入笠山には、あちこちに公衆トイレがあるので非常に便利です。
ペットを連れて登山する方が多いのが入笠山の特徴になるのですが、ペットの汚物関係の処理が出来るようになっておりました。
公衆トイレの目の前からも入笠山への登山ルートがあります。
色々とルートがあるので体力と時間の調整が出来て便利ですよね。
ヒュッテ入笠から入笠山登山と入笠湿原へのルートの詳細
こちらが今宵のお宿でありますヒュッテ入笠(マナスル山荘本館)になります。
ランチの営業が終わった後なので、閑散としておりました。
宿泊の手続きをする前に、入笠山の山頂を目指して登りたいと思います!
ヒュッテ入笠の前にも公衆トイレがありました。
さ~雪深いですが、入笠山を目指して進みたいと思います!
入笠山の登山ルートの様子になります。
トレースがあるものの、雪が深くてなかなか進みませぬ・・。
少し進むと入笠山岩場コースと迂回コースの分岐となりました。
これだけ雪が積もっていると岩場コースも迂回コースも関係ない感じですよね。
そんな感じで岩場コースを使って入笠山を目指したいと思います!
何が岩場なのかよく分からいまま高度を上げて行きます。
それにしても雪が止まず非常に寒いです・・・。
この辺で山仲間のミキさんとすれ違い、後で再開する約束をして入笠山を目指しました!
天気が悪いですが、無事に厳冬期の入笠山山頂に到着出来ました!
入笠山の標高は、1,955mになりまして、天気が良いと、南アルプス、八ヶ岳、中央アルプス、北アルプスの景色を見ることが出来ます。
今日は残念ですね~~
入笠山の山頂からの景色なのですが、何だかよく分からないですよね(笑)
雪が深くルートが良く分からない感じですが、入笠山の山頂から入笠湿原を目指して下山したと思います!
何だかよく分からない感じですが、こちらが入笠山の迂回コースの一部になります。
眼下に広がるのがヒュッテ入笠方面になります。
ヒュッテ入笠に戻るとミキさん(手前)とナミちゃん(左奥)が待ってくれました!
防寒対策が万全なもので、すれ違ってもお互い気付かないですよね(笑)
ミキさんは日帰りで帰るとの事で、入笠湿原を経由してゴンドラ駅までお見送りいたしました!
ナミちゃんから「頭から左側に突っ込んでみ」と指令が入り、「アムロ行きます!」と叫びながら飛び立つ瞬間を待っているミキさんでした。
僕はどうしたら良いのでしょうか!?(笑)
スノーシュー良いな~っと思いながら行軍しました!
厳冬期とはいえ、ゴンドラ駅から入笠山までは、トレースが豊富なので迷う事はないと思います!
こちらが入笠山のゴンドラ駅になります。
左奥にアイスキャンディーが見えてますね!
左からミキさん、ナミちゃん、良い男!になります!
じゃんけんは私の圧勝でした(笑)
モザイクがモリモリですが、ゴンドラ駅のストーブで暖をとりながら話し込んでしまいました。
皆様苦労が絶えないみたいですが、適当に頑張りましょう!ってことで話が纏まりました(笑)
ミキさん、ナミちゃんまた機会作って登山&キャンプしましょう!
お見送りをしたのち、ヒュッテ入笠を目指して再度入笠湿原へ戻ってきました。
この時間になると(16時頃)登山者はほぼいない感じでした。
入笠湿原、山彦荘を経由してヒュッテ入笠へ戻りました!
そんな感じで今回の青柳駅からマイナーコースで厳冬期の入笠山登山の詳細がこちらになります!
厳冬期入笠山登山とルート・標高差・コースタイム詳細(青柳駅マイナーコース)
こちらが今回登山をした入笠山への登山ルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、1月20日、21日の1泊2日(ヒュッテ入笠泊)になりまして、地図の通りJR青柳駅から入山し、入笠山等へ登った後にJR富士見駅へ下山した感じです。
標高差の地図の通り、青柳駅から入笠山までは、13km前後の道のりになるのですが、急登、藪道の連続で体力を削り取ってきます。
お花茶屋から上は積雪が結構あるので、歩き難く時間が掛かりました。
そしてこちらが今回の入笠山登山のコースタイムになります!
青柳駅 9:10 ~ 9:27 入笠山大沢登山口 ~ 10:51 展望台 11:21 ~ 12:13 お花茶屋 12:19 ~ 13:00 鐘打平 ~ 13:08 山彦荘 13:12 ~ 13:23 ヒュッテ入笠 13:26 ~ 13:27 マナスル山荘天文館 ~ 13:40 岩場コース 迂回コース分岐 ~ 13:53 入笠山 13:57 ~ 14:09 御所平峠登山口 14:12 ~ 14:18 マナスル山荘本館 ~ 14:29 山彦荘 ~ 14:33 入笠湿原 ~ 14:50 富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅 16:00 ~ 16:07 入笠湿原 ~ 16:17 ヒュッテ入笠泊
青柳駅から入笠山山頂まで、約5時間のコースタイムになりました。
ゴンドラを使えば入笠山山頂まで1時間のコースタイムになりますので、青柳駅ルートを歩く方が少ないのも頷けますよね(笑)
雪が多いですが、ゴンドラ(ロープウェイ)もありますので、厳冬期の登山を安全に楽しめる数少ない山の1つかな~っと思っております!
まとめ
未踏だった青柳駅から入笠山へのルートを歩けて大満足の時間になりました!
雪のある厳冬期だからこそ楽しめたのかな~っと思っておりまして、多分、グリーンシーズンで大沢登山口から歩く事はもうないと思います!
雪山を思う存分楽しめたものの、生憎の天候でしたが、翌日の天気が快晴で登山日和となりまして、最高のスノートレッキングを楽しむことが出来ました!
そんな感じで次回は入笠山登山のリベンジと大阿原湿原について書いてみたいと思います!
宿泊したヒュッテ入笠について書いた記事になります!
名物のビーフシチューについても触れてますので、良かったら宿泊の参考にして下さい!