アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山とキャンプ、写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」のアウトドアブログです。

山岳保険のメリット・デメリット!分かりやすく解説!

この記事をシェアする

山岳保険で救助、捜索の様子

 

 

 

山岳保険は必要?遭難事故の実態と加入のメリットについて

登山やアウトドアを趣味にしている方にとっては、「遭難事故」のニュースを聞くとドキッ♪としてしまいますよね。

 

自分が加入している山岳保険の期限が切れていないか?補償の方は大丈夫か?と、遭難事故のニュースを聞く度に心配になる方も多いと思います。

 

また、山岳保険に加入していない方も多いと思いますが、実は私もその一味になりまして、重要性を全く感じていない時期がありました。

 

山岳保険の加入なんてお金を捨てるのと同じでメリットがなく無駄だ!

 

山岳保険のお金で山の道具や最新のウェアが欲しい!

 

山岳保険の加入が必要だ!という輩は山で事故が起こると本当に思っているのか!

 

と、登山を始めた頃は真剣に思っておりました。

 

無知とは怖いもので、山の怖さを分かっていなからこその発言になるのですが、ここのところ山岳事故のニュースが増えてきたよな~っと思い、2022年の統計を調べてみたのですが、やはり増加傾向になっておりました。

 

警察庁の方では、遭難事故の件数や状況、年齢別などを纏めた統計資料がありまして、定期的に発表されているのですが、それを見て啞然としてしまいました。

 

遭難事故の件数や状況、年齢別を纏めた統計資料

※警察庁より引用(以下4枚の資料も含む)

 

こちらの資料は2022年の夏季(7、8月)のみの資料になるのですが、前年対比で大幅な増加となっておりました。

 

1ヶ月で約400人の方が遭難していると思うと、この数字は生々しく感じてしまいます。

 

1日辺り約13名が山で遭難している訳ですので、かなりの頻度になりますよね!

 

最新の過去の遭難事故件数と、死者・行方不明者数の推移

こちらは過去の遭難事故件数と、死者・行方不明者数の推移になるのですが、新型コロナが蔓延する前の水準(H30年)に戻ってきている事が良く分かります。

 

今後さらに行動制限が緩和される見込みですので、更に遭難事故や死亡者数は増加するだろうな~っと推測しております。

 

 

登山の遭難事故が多く山岳保険に入るメリットがあることが分かる

そしてこちらが目的別の遭難者数の統計資料になるのですが、群を抜いて多いのが、やはり「登山」になります。

 

個人的には「山岳信仰」で遭難事故が出ているのが目に留まってしまったのですが、どんな無茶な修行をしていたのか気になってしまいました(笑)

 

鎖場で「ファイト一発!!」を叫び忘れてしまったのか?それとも梯子を登ってる最中に「出初式」のプレイを発動しちゃったのかもしれませんよね!?(笑)

 

何だかよく分からなくなってきましたが、登山における遭難事故がとても多いのは分かっているものの、「自分は遭難するはずがない!」、「私は大丈夫!山岳事故は関係ない!」、「アオヒゲさん(私)は良い男!」と根拠のない自信を持たれている方も多いと思います。

 

年齢別の遭難者数と山岳保険の重要性の資料

こちらは年齢別の遭難者数になるのですが、40~70代に集中しているものの、20~30代も決して低くなく、どの年代にも当てはまるのが山岳事故の怖い所になります。

 

個人的には若い方は体力、気力、筋力がモリモリですので、比較的遭難するリスクは低いとは思いますが、それでも滑落して骨折や脱臼して動けなくなってしまえば、年齢は関係なくなりますからね。

 

最新の統計情報からしても、日頃から山での事故に備える必要がある事が分かるかと思います!

 

それでは、どのようにして山岳事故の備えるのか?になりますが、怪我や捜索費用の事を考えると、山岳保険の加入が大きなメリットになってくるのですが、1日保険や1年掛け捨て保険に入られている方が多いと思います。

 

今回は山岳保険のメリット・デメリットについて分かりやすく解説していきたいと思います!

 

山岳保険のメリットとデメリットについて分かりやすく解説

続きましては、山岳保険に加入する際に気になるのがメリットとデメリットになるかと思います。

 

私見にはなりますが、メリット・デメリットについて分かりやすく解説してみたいと思います!

 

まずは山岳保険のメリットから解説してみたいと思います!

 

山岳保険のメリットは救助費用があること

山岳保険の大きなメリットは、救助費用を支給してくれる点になります!

 

登山やアウトドア中に救助が必要な場合は、基本、ヘリコプターでの捜索になるのですが、民間に依頼すると1時間で10万円以上請求されることもありますので、捜索費用が膨大になってしまう事があります。

 

警察や消防が捜索してくれるから費用は掛からないのではないか?と思っている方も多いと思いますが、それは半分正解で、半分不正解になります。

 

何故かと申しますと、警察や消防等の行政の捜索は、せいぜい3日~7日までになっておりまして、その間に見つからない場合は「打ち切り」となってしまいます。

 

広大な山域を人の手で探すとなると、多くの人員が必要になりますので、それに伴い「日当」や「お弁当代」、「旅費代」などが請求されることになりますので、残された人の経済的負担が凄い事になってしまいます。

 

生命保険では補償されないので金銭的に助かる!

もし、山岳事故で遭難死しても、生命保険に加入しているから金銭的にも大丈夫!と思っている方も多いと思いますが、こちらも半分正解で、半分不正解になります。

 

何故かと申しますと、遭難している事実だけでは生命保険は支給されません。

 

生命保険は、お亡くなりになった事実に基づいて支払われる保険になっておりますので、山の中で生死が不明な場合は、裁判を経て死亡を確定させる必要がありますので、直ぐに支給されることはありません。

 

遺体が見つかり本人と確定できれば良いのですが、遭難して見つからない場合は、 家庭裁判所で手続きしなければなりませんので、残された方達の経済的負担が相当増してしまう事態が見込まれます。

 

生命保険が下りない中で、救助費用の負担があると往復びんた状態になってしまいますが、適切な山岳保険に加入しておけば、捜索費用の負担が軽減されますので、残された方達の大きな金銭的なメリットに繋がります!

 

手続きが面倒臭い

山岳保険に限らず何でもそうですが、手続きが面倒臭いのがデメリットかな~っと感じております。

 

登山やアウトドアの安全のため山岳保険に加入しよう!と思い調べてみると、思いのほか手続きが面倒で驚く方も多いと思います。

 

補償内容や料金が不明瞭なプランも多いので、どれが良いのか悩んでしまう事も多いですよね。

 

ネットで手続きや支払いが完結する山岳保険がもう少し増えてくると有難い所ですよね!

 

傷害保険と補償が重複してしまう

個人的には山岳保険の一番のデメリットであると感じているのが、一般的な傷害保険と補償が重複してしまう点かな~っと感じております。

 

山岳保険だけでは補償が弱いので、一般的な傷害保険を解約できない方も多いと思います。

 

普段の生活で起きる事故やケガなどに対応していない山岳保険が多いので、補償の内容をよく吟味することが重要です。

 

日常生活における怪我や盗難、自転車事故、賠償事故の補償を24時間補償してくれる保険であれば、重複契約を解消することが出来ますので、保険料の削減に大きなメリットが生まれますよね!

 

まとめ

山岳保険につきましては、色々な考え方がありますので、自分に合ったプランを探し加入するのがおすすめになります!

 

事故を起こさない事が一番重要ですが、それでも自然を相手にしている我々にとっては、自分の力ではどうしても防げない山岳事故が数多くあったりします。

 

もしもの時に備えることはとても重要ですので、山岳保険については契約内容をよく吟味し、安心・安全な登山やアウトドアの時間を送っていただけたら幸いです!

 

【PR】登山時の「危険」に備える日新火災のジョイエ傷害保険

「スポーツジョイエ」商品サイトはこちら >>

 

 

www.aohigetozan.com

登山保険の選び方や1日山岳保険、年間山岳保険の違いについて詳しく解説しておりますので、良かったら山岳保険選びの参考にしてみて下さい!

 

www.aohigetozan.com

選ぶのが難しい山岳保険ですが、比較表を使って解説しておりますので、良かったら参考にしてみて下さい!

 

www.aohigetozan.com

傷害保険と山岳保険、自転車保険の違いや補償について解説してますので、良かったら参考にしてみて下さい!