
前回ご紹介した佐武流山と同じく日本二百名山でありながらアクセスが悪く、中々登り難い一座として君臨しているのが鳥甲山になります。
苗場山から綺麗に見ることが出来る名山になるものの、急峻な地形をしている関係で難路が続き、また、急登の連続で非常に骨の折れる1座になります。
今回は登り難いけど達成感がモリモリになる鳥甲山への登山について解説したいと思います!
- 鳥甲山へ登山した経緯と読み方、難易度について
- 鳥甲山登山!屋敷登山口の駐車場、トイレ詳細
- 鳥甲山登山!屋敷登山口から山頂までの登山ルート詳細
- 鳥甲山ムジナ平登山口までの登山ルートと駐車場詳細
- 鳥甲山の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
鳥甲山へ登山した経緯と読み方、難易度について
久しぶりの苗場山への登山という事もありまして、前回歩いたルートだと面白みに欠けると思い、今回は秘境と呼んでよい秋山郷(長野県栄村)を拠点にして色々と計画しました。
秋川郷を拠点にしますと、苗場山は勿論のこと、アクセスが悪く、非常に登り難い佐武流山や、岩菅山、今回ご紹介する鳥甲山など、アプローチがしやすくなったりします。
当初、「岩菅山も登ってしまえ!」っと思ったのですが、切明温泉から入山となると、往復30kmオーバーになる関係で日帰り登山としては難易度が高く、帰りの事を考えて今回は見送ることに致しました。
そんな感じで岩菅山よりも難易度の低い鳥甲山へ照準を合わせて計画し実行に移したのですが、前日の苗場山から佐武流山への日帰り登山でかなり体力、気力、脚力を消耗し、一晩寝ても回復せず、のっけから厳しい登山になってしまいました。
きっと、山ガールと一緒に寝ればビンビン♪だったと思われますので、現地調達すればよかった!っと、後悔先に立た状態となりました(?)
鏡に映る自分の風貌からすると、人間の女性というよりはツキノワグマや獣のメスを調達した方が早さそうだな~っと感じてしまったのですが、話が変な方向に進みそうなので、早速、鳥甲山への登山に移りたいと思います!
ちなみに「鳥甲山」も中々読めない山の名前ですよね。
無知なもので「鳥甲山」と書いて「ちょうこうさん」だと信じて疑っていなかったのですが、正解は「とりかぶとやま」と読みます。
鳥甲山へ登山していると、「確かに鳥の小さな頭に兜を被った感じに見えなくもないな~」っと思ってしまったのですが、そこまで辿り着くまでに悪戦苦闘の時間になりました。
なお、後述しますが、鳥甲山の登山の難易度はかなり高いです。
標高差が約1,200m、山中には山小屋はおろか水場、トイレはありません。
道標もありませんし、登山ルートも分かり難い所がありますので、登山初心者の単独山行は難易度が高くおすすめしません。
鎖場や痩せ尾根が続く登山コースですので、滑落事故や遭難も起こっておりますので、十分注意して臨んでいただけたらと思います!
そんな感じで鳥甲山への登山について書いていきたいと思います!
鳥甲山への登山に移る前に、前回歩いた苗場山、佐武流山への登山について書いた記事がこちらになります。
鳥甲山登山の前日に出没した苗場山への登山について書いた記事になります!
平太郎尾根を使って苗場山の山頂を目指したのですが、ワタスゲ、チングルマの花が素晴らしく絶景が広がっておりました!
苗場山から佐武流山へ縦走登山した続きの記事になります!
ツキノワグマの痕跡が多く、登山者も少ないルートなので、単独山行はおすすめしません!
そしてこちらが、鳥甲山の倉敷登山口から入山し、ムジナ平登山口へ縦走した際に撮影した登山動画になります!

上記写真を押すと、YouTubeで動画を観ることが出来ますので、鳥甲山への登山ルートの様子と切明温泉にも出没してますので、その雰囲気など参考になれば幸いです!
鳥甲山登山!屋敷登山口の駐車場、トイレ詳細

昨日の苗場山から佐武流山への登山に引き続きまして、今日はキャンプしたのよさの里から鳥甲山へ登山を楽しみたいと思います!
鳥甲山の登山口であります屋敷登山口、ムジナ平登山口まで車で行こうかと思ったのですが、帰りのガソリンの事を考えて徒歩で向かう事にしました(笑)
貧乏をこじらせておりまして、油代にも事欠く状況でございます(涙)

のよさの里から鳥甲山屋敷登山口を目指して歩き始めると、目の前に登る鳥甲山が見えてきました!
簡単に登れそうに見えてしまいますが、実際は標高差で1,000m越してきますので、中々の試練にが待っていたりします。

屋敷登山口を目指して進んで行くと「風穴」がありました。
確かに天然クーラーになってまして、非常に冷たい風を私の爽やかな顔に吹きつけてくれました。
割れ目を見ると、ついつい入ってみたくなるのは何の病気なんでしょかね!?(笑)

それにしても朝から蒸し暑く、昨日の疲れもあって既にペースが乱れていた誰かさんでした。
そんな感じでこちらから鳥甲山屋敷登山口を目指します。

鳥甲山の名物?である柱状節理の様子になります。
約77万年前に鳥甲山は噴火しておりまして、その際に形成されております。
現在、鳥甲山は活火山には指定されておりませんが、周辺に温泉街がある事から察せれますよね。

ついつい綺麗な沢を見ると桃が流れてこないかな~っと思ってしまいます(笑)
毎回思ってしまうので、なにかの病気なんだと思っております。
それにしても秘境感モッコリな秋山郷ですね~

鳥甲山を目指して進んで行くと、屋敷公衆トイレがありました。
バスの待合所にもなってまして、綺麗に整備されてました。

屋敷公衆トイレの中も非常に綺麗でして、紙もモリモリありました。
鳥甲山への登山に使える大事なトイレになりますので、大事に使いたいですね。

公衆トイレから少し進んで左手に延びる林道を登って行くと鳥甲山の屋敷登山口、ムジナ平登山口への分岐となりました。
一般的には、ムジナ平登山口から鳥甲山へ登り、屋敷登山口へ下山して林道を約6km歩いて周回する方が多いです。

こちらが鳥甲山屋敷登山口の無料駐車場の様子になります。
林道の路肩に駐車スペースがありまして、ここで約8台、屋敷登山口の目の前に約2台駐車できる感じでした。

駐車場から少し進むと鳥甲山屋敷登山口になります。
鳥甲山は、豊かな自然が残っているので大事にしてね♡っと、書かれておりました。
ブナ林があるという事は、その実を餌にしているツキノワグマを始め、多種多様な生態系が残っている証左になりますよね。
鳥甲山登山!屋敷登山口から山頂までの登山ルート詳細

非常に蒸し暑く既にグッタリしておりますが、屋敷登山口から鳥甲山を目指して登山スタートしたいと思います!

登山口からは、親の仇をとられるほどの急登で始まり、なんとか砂防ダムまで上がってきました。
こんな高い所にも砂防ダムを造る日本の技術に驚かされてしまいます。
ど~やってここまで資材を荷揚げしたんでしょうかね!?
やはり歩荷さんが荷揚げしたんでしょうかね!?(笑)

標高1,300m位まではキツイ急登の連続になります。
我慢の時間帯だな~っと思っていると景色が広がる絶壁となりまして、向かう鳥甲山方面が綺麗に見えてきました!!

思わず「ヤッホー!」っと叫びたくなる雄大な景色が鳥甲山から広がっておりました!
秘境と呼ばれている秋山郷周辺ですが、確かに人を寄せ付けない自然が残ってますよね~

昨日、登った佐武流山方面の景色になります!
改めて鳥甲山から眺めると急峻な山ですよね~

そんな感じで気を引き締めて鳥甲山の山頂を目指したいと思います。
この辺から登山ルートが非常に細くなりまして、滑落すると洒落になりません。
また、木々が少なく直射日光がモリモリになりますので、日射病にも注意が必要です。
前日登った佐武流山の激藪でサングラスを落としてしまい、目が辛いです・・・。

そしてこちらが鳥甲山から眺める苗場山の景色になります。
広大な台地をしている苗場山である事がよく分かりますよね!
あの稜線から佐武流山へ縦走したんだな~っと思うと、感慨深い時間になりました。

クドイですが佐武流山の景色になります!
今回初めて登りましたが、この界隈の雰囲気がかなりお気に入りになりました。
上越国境稜線、今度歩いてみようかな~

色々と妄想が膨らんでしまったのですが、鳥甲山の山頂への登山ルートは、結構エグイです・・・。
南斜面に登山道が付いている事から、終始太陽の光を浴びる形になりまして、非常に暑くて夏場は辛いですね~~

屋敷登山口方面の景色になります。
いや~ここまで来るのが大変でした。
そして、ここから鳥甲山の山頂までも暑くて辛かった・・・。

よ~やく登山道から鳥甲山の山頂が見えてきました。

奥に見えているのが鳥甲山の山頂になります。
簡単に山頂を踏ませてくれない仕様になっておりました(笑)

そして鳥甲山の山頂が見えてきたタイミングで天気が悪くなってきました。
この辺も天気が崩れるかも?ってな予報だったので、早く登ってしまったほうが良さそうだな~っと思いつつ、体が思うように動かず・・・。

登山の格言としてあるのが「山頂が見えてからが遠い」ですよね・・・。
山頂直下の急登が痺れそうだな~っと思いつつ、鳥甲山を目指したいと思います。

遠くからも見えてましたが、鳥甲山の南斜面は崩壊地が多いです。
崖も多く油断らない登山ルートが続きます。
想像以上に難易度の高い登山になってきました・・・。

無の境地で登って行くと、ムジナ平登山口方面からの登山ルートと合流しました。
ここまで来れば鳥甲山の山頂も近いです!

鳥甲山の山頂直下からの景色になります。
妙に気になる岩菅山が綺麗に見えてました。
志賀高原方面は未踏の山が多いので、機会作って出没したいと思います!

鳥甲山にもニッコウキスゲの花が咲いておりました!
群落もあって何だか得した気分になりました♡

暑くてフラフラになりながら、よ~やく鳥甲山の山頂に到着でございます!
苦労して登った鳥甲山の標高は、2,038mになりまして、日本二百名山の1座に選ばれている名峰になります!

モザイクが濃い感じですが、鳥甲山の道標?山頂プレートもありました。
折角の山頂なので、ここで昼食をとろうと思ったのですが、あまりにも暑くて食事どころではなく、早々に下山して切明温泉へ行くことにしました。
山頂から少し下ると、同じキャンプ場を利用して顔なじみになった登山者と再会し談笑に華が咲いてしまいました。
切明温泉に行くとの事で、私の濡れ場シーンをお披露目かな~っと思ったのですが、時間が合わずここでお別れとなってしまいました。
鳥甲山ムジナ平登山口までの登山ルートと駐車場詳細

鳥甲山の山頂からムジナ平登山口を目指して進んで行くと、屋敷登山口方面が綺麗に見えました!
アップダウンが連続する登山ルートですが、ムジナ平登山口から登るよりは少し楽かもしれません。

「急峻」と言う言葉がピッタリな鳥甲山ですよね!

あのモッコリはなんざんす!?
鳥甲山の山頂からムジナ平まではただ下るだけと思っていたのですが・・・。

カミソリ岩周辺は、予想以上に難路が続きビックリでした。
両側が切れ落ちていて、ここで滑落すると「さようなら~」になってしまいますね・・・。

今度は崖の縁にある鎖場になります。

左側は絶壁で中々の高度感でした。
ただ、手掛かり足掛かりは豊富なので、技術的に難しくはないのですが、ただただ怖い所でした(笑)

その後も難路が続き、登山ルートが微妙に分かり難い所もありました。
そんな感じで鳥甲山七合目の白嵓の頭に到着です!
ここも地味に登り返しになるのですが、樹林帯の中で涼しかったのが救いでした。

ムジナ平登山口を目指して進んで行くと、苗場山方面の景色が綺麗に見えました!

景色は良いのですが、登山道が狭く、両側切れ落ちているので非常に怖いです。
草が生い茂り登山ルートを踏み外すこともありまして、滑落要注意箇所になります。

おっかない道が続き、よ~やく五合目の布岩上に辿り着けました。
展望が良いものの日陰がなく、蒸し暑く消耗が激しくフラフラしていた時間帯でした。
いや~鳥甲山は登りも下りもシンドイですね~

振り返っての鳥甲山になります。
見えているピークが白嵓の頭になります。
ムジナ平登山口から入山すると、鳥甲山と間違えてしまうでしょうね~

更に進むと今度は長い鎖場となります。
いや~これまたおっかないですね・・・。

鎖場を振り返っての写真になります。
長く険しい鎖場に見えますが、意外と手掛かり、足掛かりが豊富なので、見た目ほど難しくありませんでした。

鎖場からもダラダラと長く・・・
そんな感じで鳥甲山の登山口でありますムジナ平に到着です!

こちらが鳥甲山ムジナ平登山口になります無料駐車場になります!
結構広い駐車場になってまして、50台位は駐車できると思います。
ただ、トイレ、水場等がないので注意して下さい。
個人的にはトイレのある屋敷登山口からスタートすると良いのではないかな~っと思っております。

距離はそれほどではないですが、急登が続き緊張を強いられる急峻な登山ルートに疲労感がモッコリになりました・・・。

鳥甲山登山の楽しみの1つが、こちらの切明温泉になります。
河原から温泉が湧き出てまして、スコップを使って湯舟を作ってマイ温泉を作ることが出来ます。

結局、水着がないと入浴が出来ない事が分かり、足湯で楽しむ事にしました。
かなり血管が浮き上がってますね~
血管フェチな女性も多いと聞きますが、個人的にはスクール水着で切明温泉を楽しんでもらえると嬉しいです♡(???)

切明温泉で水が底をつき、周辺には自動販売機もなく「どうしよう!?」っとなってしまいました。
まさか4Lの水を飲み干すとは思わなかったのですが、キャンプ場に戻る途中に沢がありまして、水場として整備されてました。
山慣れしてないと、このパイプが「水場」だとは思わないかも知れませんよね。
肝心の水の方は非常に冷たくて美味しく、前日の佐武流山登山口付近の水場の下流域になる位置(同じ水源)でした。
想像以上につらく長い長い一日になりましたが、今回の鳥甲山の登山の詳細に移りたいと思います。
鳥甲山の登山ルート・標高差・コースタイム詳細


こちらが今回登山をした鳥甲山の登山コースと標高差の地図になります。
登山をした日は、7月20日なりまして、前日の苗場山、佐武流山への登山と同様、非常に蒸し暑く大変でした。
今回は、前日の様子から水を4L担いで鳥甲山登山に臨んだのですが、結果的には全て飲んでしまい、切明温泉からのよさの里へ向かう途中の沢で水を補給する羽目になりました。
また、登山ルート、標高差の通り屋敷登山口、ムジナ平登山口共に急登が続きます。
上述の通り、日陰も少ないので夏の登山は体調管理が重要になってくると思います。
そしてこちらが屋敷登山口からスタートし、ムジナ平登山口へ下山した鳥甲山登山のコースタイムになります!
のよさの里キャンプ場 4:52 → 5:56 敷公衆トイレ → 6:23 屋敷登山口 → 8:16 赤嵓ノ肩 → 8:56 赤嵓ノ頭 → 9:49 鳥甲山 10:02 → 10:27 カミソリ岩 → 10:53 白嵓の頭 → 11:22 布岩(五合目) → 12:05 小水ノ頭 → 12:46 ムジナ平 → 13:07 切明温泉(雄川閣駐車場) 13:47 → 15:35 のよさの里キャンプ場
キャンプ泊したのよさの里から屋敷登山口までのコースタイムが約1時間30分、そこから鳥甲山山頂まで3時間掛かりました。
鳥甲山山頂からムジナ平登山口までのコースタイムが約3時間でしたので、参考になれば幸いです。
まとめ
想像以上に蒸し暑く、想像以上に急登の連続で大苦戦した鳥甲山への登山でしたが、登山ルート上からは絶景が広がり思い出深い1日になりました。
途中、同じキャンプ場で私と同じようなスタイル(キャンプ場を拠点にしての登山)の男性と仲良くなり、色々と登山の情報を教えてもらえて非常に助かりました。
鳥甲山から下山途中に再開し、切明温泉で再度合流かな~っと思っていたのですが、当初の計画とは違ったルートどりをしたみたいで、今生の別れ?となってしまい、お礼を言いそびれたのが心残りとなりました。
今回取りこぼした岩菅山は、野反湖へ至る東電歩道を絡めて周回とかも面白そうだな~っと考えております。
中々アクセスが悪いですが、秋の紅葉の時期に秋川郷へ再訪出来たらな~っと思っております!
上越国境稜線になります谷川岳から巻機山へテント泊で縦走した時の記事になります!
残雪期に登山したのですが、素晴らしい景色の数々に今でも思い出深い山行の1つになっております。
鳥甲山への登山の拠点として利用した「のよさの里オートキャンプ場」について詳しく書いたレビュー記事になります!
天然温泉が付いているキャンプ場になりますので、おすすめになります!
