- 白砂山登山について
- 白砂山登山口の駐車場とトイレについて
- 白砂山登山ルートの詳細(野反湖キャンプ場~堂岩山)
- 白砂山登山の様子と登山ルート詳細!(堂岩山~猟師ノ頭)
- 白砂山山頂からの景色と紅葉について
- 白砂山の水場と下山ルートの詳細について
- 白砂山登山のルート標高差・コースタイム詳細
- まとめ
白砂山登山について
野反湖の紅葉が美しいという登山仲間の情報が胸に響き、近くの名峰「白砂山」への登山を絡めて「野反湖キャンプ場」でキャンプもしてきました!
野反湖キャンプ場でのキャンプについてはまた別の記事で書きたいと思いますが、今回のメインディッシュが白砂山への登山になります。
私は「藪漕ぎ」や「樹林帯」、「山ビルの絨毯」が地味に好きで、そんな場面に遭遇すると、何故か下半身がシットリと濡れてしまうのですが、その中でも「稜線フェチ」が隠れた性癖の1つになります。
山頂から見る景色も大好きなのですが、その中でも稜線から延びる山頂への天空縦走路の景色にグッ♪と来るものがあったりします。
人間で例えると、「お尻よりは、そこに至る美脚にムラムラするタイプになります!」になるのですが、余計分かり難いですかね?(笑)
え~・・・今回登山をした白砂山は、まさに私のツボを刺激してくれる素晴らしい山になるのですが、イマイチ知名度が低く、ご存じない方も多いと思います。
白砂山は「しらすなやま」と読みまして、群馬県、長野県・新潟県の3県に跨る山になっております。
そんな位置関係にあるもので、白砂山の肩書は凄いものがありまして、群馬百名山、信州百名山、越後百名山に選ばれており、また、日本二百名山の一座にも名を連ねている名山になります!
私の肩書は「アオヒゲ」、「泥棒ヒゲ」、「この顔にピンときたら110番」になるもので、白砂山と比較するのが非常に恥ずかしい感じになります(笑)
え~・・・そんな白砂山ですが、標高は2,139.7mになってまして、今回登山を開始した野反湖からですと登山道も整備されていて危ない箇所も少なく、登山初心者の方も楽しむことが出来たります。
前々から苗場山から佐武流山(さぶりゅうやま)を経由して白砂山へ縦走したいな~、いや、三坂峠からも良いかも♡と、考えているもので、今回は偵察の意味も兼ねた登山になります。
今回は、野反湖から白砂山への登山とルートの様子について書いていきたいと思います!
こちらは、今回登山をした野反湖から白砂山登山の様子を撮った登山動画になります。
上記写真を押すと3分ほどの動画(YouTube)を観ることが出来ますので、白砂山の登山の様子が伝われば幸いです!
白砂山登山口の駐車場とトイレについて
こちらが今回登山をした白砂山の登山口周辺の地図になります。
地図の通り、白砂山の登山口は、野反湖の湖畔に位置しております。
そして駐車場になりますが、数ヵ所あるのですが、一番おすすめなのが「登山駐車場白砂山」になります。
こちらが白砂山の登山口にあります駐車場になっておりまして、登山口が写っておりませんが、写真右手にあります。
とても広い駐車場でして、100台前後は停めることが出来ると思います。
私が白砂山から下山した頃には20台ほど駐車されていたのですが、これだけ広いとスカスカな感じでした。
そんなスカスカな白砂山登山口の駐車場に「ぐんま県境稜線トレイル」の看板が掲げられておりました!
ぐんま県境稜線トレイルは、ここ数年程整備が進んだ国内最長の稜線ロングトレイルになっております。
100kmの道のりになるのですが、いつか縦走したいと思っているコースになります。
ま~熊野古道奥駈道170kmテント泊縦走に比べれば屁でもないかも知れませんが・・・って言い過ぎですかね!?
そして白砂山登山口の駐車場の目の前にあります公衆トイレになります!
非常に綺麗なトイレになってまして、これなら山ガールも納得の時間を過ごせるのではないかと思います!
駐車場も広く、トイレもあるので、ついついテント広げてキャンプしたくなってしまいますが、白砂山の駐車場はテント泊禁止みたいですので、マナーを守って頂けたらと思います。
ちなみに白砂山の駐車場でトラブルがあったのですが、そちらについてはまた別の記事で書きたいと思います。
白砂山登山ルートの詳細(野反湖キャンプ場~堂岩山)
今回は、野反湖キャンプ場で前泊して白砂山への登山に臨みました!
キャンプ仲間と一緒に過ごした様子は、別の記事で書きたいと思います!
野反湖には周回遊歩道が整備されておりまして、全長9.5kmになります。
9.5kmって、結構な距離ですよね~
白砂山へ下山した後、時間があれば歩きたいな~と思っていたのですが、今回は時間切れで散策できませんでした・・。
野反湖キャンプ場から少し歩くと、白砂山登山口に到着しました!
先ほどご紹介した白砂山登山口の駐車場に、色々な案内板が設置されておりました。
今回の白砂山への登山ルート図になります。
野反湖キャンプ場から白砂山山頂まで、約8kmの道のりになります。
途中にあります堂岩山まで展望もなく、結構急登が続く感じです。
こちらが白砂山登山口になります。
周辺に街灯などは一切ありませんが、これだけ目立つ登山口なので安心しました。
さ~堂岩山・白砂山を目指して登りたいと思います!
堂岩山を目指して進むと、いきなり徒渉となりました。
真っ暗の中での徒渉は、道迷いの原因になるので嫌なんですけどね~
ただ、流石「名山白砂山!」な感じで、登山道も綺麗に整備されておりました!
登山ルートも分かりやすいので、暗い中登っても安心です!
真っ暗中登っていくと、ハンノキ沢に到着しました。
ここから目指す堂岩山まで3.6kmの道のりになります。
ここからルートは結構な急登の連続となります。
更に登っていくと、堂岩山・白砂山と切明・和山の分岐になりました。
切明・和山へのルートも歩いてみたいコースの筆頭になるので、いつか攻略したいと考えております。
ちなみに切明・和山へのルートには温泉もありまして、紅葉の時期は特に美しいコースでマニアックな方には有名なのですが、最終的には苗場山の麓に至る感じになります。
堂岩山の登山ルートは、基本、樹林帯歩きになるのですが、時々展望が開けた場所があったりします。
正面に見えているのが堂岩山かと思います。
目指す白砂山は、まだ見えてませんね~・・・。
それにしても静かな登山の時間でございます!って、4:30頃から入山すれば、登山者はいませんよね~・・・。
結局、白砂山の山頂から野反湖へ戻る時に、数人の登山者とすれ違っただけでした。
段々と白砂山の山域が夜明けを迎えようとしております!
天気が微妙だな~っと思いながら登って行ったのですが、とにかく風が強く非常に寒かったです。
前日に雪が降ったみたいで、標高が上がるにつれて積もってきました。
白砂山の標高は、2,000mを越してきますので、11月でも雪山装備で臨んだ方が良いかと思います。
更に登っていくと、白砂山登山で唯一の水場の分岐がありました。
こちらは白砂山から下山の時に寄って水量や味などの調査をしてみたいと思います!
※私は水場マニアになります(笑)
そんな感じでモリモリと登山ルートを登ると堂岩山の山頂に到着です!
堂岩山の標高は、2,051mになります!
標高2,000mを越してきますと、やはりこの時期は寒いです・・・。
そして、堂岩山の周辺は凍結が凄く歩くのに難儀しました。
も~チェーンスパイクか軽アイゼンが必要な状況でした。
堂岩山から見る白砂山の景色になります!
いや~白砂山の稜線が美しいですよね!!!
堂岩山は、樹林が広がり景色はあまり良くない山頂でした。
白砂山登山の様子と登山ルート詳細!(堂岩山~猟師ノ頭)
堂岩山から少し下って行くと、白砂山と八間山の分岐となりました。
八間山との分岐から見る白砂山への稜線が極上だったりします♡
この白砂山へ繋がる天空縦走路を前から歩きたかったのです!!
白砂山から稜線で繋がっている佐武流山方面の夜明けになります!
いや~やっぱり、佐武流山から苗場山へ縦走したいですね~~
堂岩山から白砂山までの稜線は、結構凍結している個所が多く、結構難儀しました。
やっぱり、紅葉の季節とはいっても標高2,000mより上は真冬の寒さですからね~・・・。
白砂山への登山道の脇に池?がありました。
結構凍っていて驚きました。
ストックを投げ込んでも、金色、銀色へと交換してくれるプレイは発動しないと思われます(?)
白砂山へ至る稜線です。
いや~足が止まってしまいますね~♡
白砂山の山頂でご来光を見たかったのですが、間に合いませんね・・・。
うわ~~~白砂山でのご来光です!!
荘厳な夜明けでございます・・・。
白砂山とご来光のコラボでございます!
パンチ力がある景色ですよね!!!
早起きして大正解でした!!
白砂山を貸し切りすることが出来ました!!
登山道周辺も雰囲気の良い所が多く飽きのこない行程でした!!
刻々と表情を変える白砂山でございます!
紅葉のように真っ赤に燃えております!!
そんな感じで猟師ノ頭に到着です!
猟師ノ頭も景色が素晴らしく、360度の大パノラマを鑑賞することが出来ます!
猟師ノ頭から見る白砂山になります!
ず~~~っと見ていられる景色でございます!
猟師ノ頭から見る歩いてきた稜線です。
正面のモッコリが堂岩山になります。
写真では分かり難いのですが、小さなアップダウンが連続する登山ルートになります。
猟師ノ頭から白砂山の山頂を目指して進みたいと思います!
猟師ノ頭から白砂山への登山ルートも地味なアップダウンが連続します。
白砂山に近づくと、霧氷がお出迎えしてくれました!
白砂山の山頂直下は、風が物凄く強く・・・。
霧氷が「残像拳」を繰り出してくれました!!
この様子だと山頂はかなり寒いでしょうね~・・・。
白砂山の直下は、かなりの急登で口から泡が漏れてしまいました・・・。
白砂山山頂からの景色と紅葉について
急登をこなすと白砂山の山頂に辿り着けました!
途中に偽ピークが数個あって、メンタルを蝕まれますので要注意です!
そんな白砂山の標高は約2,140mになります!
実は、白砂山から延びている「三坂峠」までのルートも縦走してみたいと考えてまして、今回はその偵察も兼ねております。
最近整備されたルートになるのですが、エスケープなし、避難小屋なし、水場もなし(あるけど汲むのが大変)、携帯電波もなし、熊は多数という、中々痺れる縦走路になります。
白砂山から延びる三坂峠への縦走路です!
右奥に延びるのが三坂峠への縦走路、左へ延びるのが佐武流山への縦走路になります!
佐武流山へ至る稜線です!
白砂山から佐武流山は廃道ルートになってまして、結構強烈な笹藪コースになるので今から楽しみです!!
ちなみに佐武流山は、左の木にやや隠れたポコッとした小さなピークになります。
白砂山の山頂は景色が素晴らしいです!
山頂の紅葉を見たかったのですが、既に枯れ落ち真冬の様相でした。
11月7日に白砂山へ登山をしたのですが、この時は標高1,400m前後が紅葉の見頃でした。
調べてみると、白砂山の山頂周辺は、10月15日前後が見頃だったみたいです。
いや~装備があれば、このまま三坂峠へ縦走するんですが・・・。
三坂峠から平標山、仙ノ倉山、谷川岳へ縦走できるので、テント泊縦走マニアにとっては涎が出る登山ルートですよね!
歩きたい縦走コースと似ている「谷川岳~苗場山」へ縦走した時の記事になります!
白砂山の山頂から苗場山が綺麗に見えました!
苗場山も雪が積もってますね~
後ろ髪を引かれつつ、白砂山から野反湖キャンプ場へ戻りたいと思います!
紅葉がモリモリの様な感じの山頂ですが、これは朝焼けです!
白砂山から見る浅間山方面の景色になります!
幻想的な景色に大興奮してしまいました♡
堂岩山から八間山の縦走路の景色になります!
今回は時間がなく八間山へ行けれなかったのが心残りです。
草津白根山が見えてますね!
アッチも雪がだいぶ積もっておりました。
それにしても、白砂山から堂岩山への登山ルートはアップダウンが連続で・・・。
景色が良いのが救いですね~
なんか好きな景色でございます!
このまま光に包まれてあの世に旅立ってしまいましょう!と、思えてしまう景色でした!!
何度も白砂山方面を振り返ってしまいました・・・。
思った以上に良い山でした!!
それにしても風が強く・・・。
歯が抜けそうなほど風が強く、下山したらお口がガバガバになっているかもしれませんね(笑)
見渡す限り山しかありません!
なんだか癒されますね~♪
草津白根山と四阿山方面がとても綺麗でした!
どこかのタイミングで野反湖から縦走したいですね~!
眼下に野反湖が見えてきました!
温度差で野反湖の上空に霧が発生してますね。
中々面白い景色ですよね!
妙に気になる苗場山でございます!
バーコードヘアーな感じですが、白砂山から地味に近く、チョット驚きました。
アップダウンをこなすと堂岩山へ戻ってきました!
さ~あとは下るのみです!!
樹林帯をぐんぐん下って行きます。
私の査定と同じくらい急降下していきます(?)
霧が消えてきた野反湖でございます!
波平さんみたいな髪型になってきましたね(?)
白砂山の水場と下山ルートの詳細について
今回の白砂山登山のミッションの1つである「水場調査」へ出動したいと思います!
水場の分岐から3分ほどで小さな沢が見えてきます。
この沢が白砂山の水場になります。
かなり冷たく美味しい水でした!!
水量豊富なので、十分当てにできる水場でした。
三坂峠、佐武流山へ縦走する際、貴重な水場になりますので、状況が分かって良かったです。
ただ、水場までのルートは少し荒れている所がありまして、濡れていると難儀するかもしれません。
濡らしてよいのは女性だけにしたいものですよね(?)
水場周辺は紅葉が残ってまして、目の保養になりました。
水場から少し下ると地蔵山になりました。
地蔵山の直ぐ近くに地蔵峠があります。
更に下って行くと皇太子殿下が白砂山へ登山したことを示す石碑がありました。
平成4年に登山をされたみたいです。
天皇陛下と同じ趣味なのは、嬉しい感じですよね。
天皇陛下は、ヤマレコやヤマップ、ヤマケイオンライン、キャンプハックとかユーザー登録して記録をUPされているのでしょうかね?
ユーザー名は、やっぱり「emperor」なのでしょうかね?(笑)
色々と妄想しながら白砂山の登山口駐車場に戻ってきました。
結構、車が駐車してますが、多分、登山者ではなく紅葉や釣り目当ての方だと思います。
白砂山登山口から少し歩くと野反湖になります。
野反湖は「ダム湖百選」に選ばれているそうです。
流石、ダム湖百選に選ばれているだけあって、素晴らしい景色でした!
よ~やく野反湖キャンプ場へ戻ってきました!
キャンプした様子は、また違う記事で詳しく書きたいと思います!
続きましては、白砂山登山のルート図や標高差、コースタイムについて書いていきたいとおみます。
白砂山登山のルート標高差・コースタイム詳細
こちらが今回の白砂山登山のルートになります!
野反湖キャンプ場から白砂山までは、距離にして約9km前後の行程になります。
往復で18kmになりますので、日帰り登山で十分狙える感じになります。
今回は時間の関係で八間山には行きませんでしたが、そちら経由で野反湖へ戻ると更に充実した白砂山登山を楽しむことが出来ると思います!
そしてこちらが今回白砂山登山のコースタイムになります!
野反湖キャンプ場 4:17 → 4:25 野反湖ビジターセンター → 4:32 野反湖バス停 → 4:41 ハンノ木沢 4:45 → 5:03 地蔵峠 → 5:17 地蔵山 → 5:46 堂岩の泊場 5:51 → 6:07 堂岩山 6:12 → 6:15 堂岩山分岐 6:18 → 6:33 猟師ノ頭 → 7:01 白砂山7:14 → 7:30 金沢レリーフ → 7:53 堂岩山分岐 → 7:55 堂岩山 → 8:10 水場 8:16 → 8:44 地蔵山 → 9:02 ハンノ木沢 → 9:13 野反湖登山口 9:15 → 9:21 野反湖ビジターセンター → 9:29 野反湖キャンプ場
出発地点である野反湖キャンプ場から白砂山まで、約3時間弱のコースタイムになりました。
9:30頃、キャンプ場に戻ると仲間に伝えていたのですが、ギリギリの下山になってしまいました。
野反湖キャンプ場のチェックアウトが11:00までになりますので、遅くとも10:00には下山しなければならないのが今回ネックになりました。
登山コースはシッカリしているものの、結構急登かつアップダウンが連続しますので、ペース配分を間違わないようにしてください。
地味にキツイ山という印象です。
まとめ
前から登ってみたかった白砂山へ快晴の時に登れて大満足の時間になりました!
堂岩山から見る白砂山への稜線の景色は、憧れていたのでこの目で見れて良かったです♡
白砂山の水場や三坂峠、佐武流山へのコースについても簡単ですが調査できましたので、次につながる登山が出来たのもポイントが高い感じです!
白砂山は、日本200名山でありながら、アクセスが悪く地味な感じで登る方が少ない印象ですが、山頂からの景色は「素晴らしい」の一言ですので、是非、機会を作って挑戦していただけたらなと思います!
白砂山登山の拠点として利用した野反湖キャンプ場でキャンプをした時の様子について書いた記事になります!
ロケーションが素晴らしく、料金も安いのでおすすめのキャンプ場です!