奥多摩には低山ながらも美しい自然を抱いた山が多く、JR奥多摩駅まで電車が通っているので登山するにもアクセスが良い山域だったりします。
そんな奥多摩の中でも、比較的登られているのが御岳山になります。
何度か登ったことがあるのですが、色々な登山ルートがある関係で、今まで途中に鎮座する大塚山に出没したことがありませんでした。
今回は、御岳山の登山ルート上に鎮座する大塚山と、ロックガーデンを経由して大岩山、御前山まで足を延ばし大好きな滝巡りをしたのですが、そちらの登山について解説したいと思います!
- 大塚山登山と大岩山、御岳山、御前山、栃寄大滝へ出没した経緯について
- 大塚山登山!川井駅から川井キャンプ場と登山ルート、トイレについて!
- 大塚山登山と登山ルートの詳細について
- 大塚山から御岳山への登山と登山ルートの詳細
- 大岩山登山と長尾平展望台とトイレ詳細
- 御前山、大岳山までの登山とルートの様子
- 栃寄大滝登山!御前山避難小屋の様子とゴハンギョウノ滝について
- 大塚山登山!御岳山縦走の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
大塚山登山と大岩山、御岳山、御前山、栃寄大滝へ出没した経緯について
年末年始は、飲み会などが重なり、どうしても体重が増加してしまいますよね。
毎年、年末から2月にかけて凄い状況(おでぶちん)になるので、少しでも時間がある時は登山に出掛けてダイエットに勤しんでいる感じです。
若干、体重が落ちてきたので安堵しているところなのですが、久しぶりに奥多摩方面でモリモリ登山をしたいと思い、今まで歩いてきた自分の過去ログを見つめてみることにしました。
すると、大塚山が未踏であることが分かり、また、ロックガーデン近くの大岩山と、御前山からの下山の途中にある「栃寄大滝」も出没したいなかった事が発覚し、今回はグルっと奥多摩を周回することに致しました。
そんな奥多摩は、我が家から直線距離こそ近いのですが、車や電車でアクセスするとなると、かなり迂回する形になるもので、始発の電車に乗っても登山のスタート時間が遅くなってしまうのがネックだったりします。
大塚山から御前山、栃寄大滝まで縦走すると、もしかすると日没に間に合わないかもしれないな~っと思い、大岳山の山頂に到着した時間によって進むか戻るかを判断することに致しました。
結果、問題なく御前山、栃寄大滝へ向かうことが出来たのですが、中々痺れる登山ルートもあったりと、かなり変化に富んだ1日になりました。
そんな感じで今回は、未踏の大塚山と大岩山を始め、御岳山、御前山、栃寄大滝を絡めた登山について書いていきたいと思います!
登山の詳細に移る前に、今回登山した大塚山から御前山、栃寄大滝へ縦走多彩に撮影した登山動画になります!

上記写真を押すと、YouTubeで動画を観ることが出来ますので、大塚山を始め、御岳山や大岩山、御前山、栃寄大滝周辺の登山ルートの様子と美しい景色を堪能していただけたらと思います!
大塚山登山!川井駅から川井キャンプ場と登山ルート、トイレについて!
今回は、川井駅から大塚山を目指して登山スタートしたいと思います!
こちらは大塚山へのエリアマップになります。
「しょうゆうの木」が妙に気になってしまった誰かさんになります。
川井駅の改札を出て右手に進むと直ぐの所に公衆トイレがあります。
大塚山の登山口にも公衆トイレがありますので、「軽い残尿感」くらいなら、我慢しても大丈夫です(?)
川井駅から大塚山登山口を目指して進んでいくと、川井キャンプ場を見下ろすことが出来ました。
大塚山の登山とは別に、今回は川井キャンプ場の偵察を兼ねていたりします。
川井キャンプ場は、川井駅から歩いてアクセスできるので、車などを持っていないキャンパーにとっては、「徒歩キャン」の聖地だったりします。
そんな徒歩キャンの聖地である川井キャンプ場の料金などの詳細になります。
登山を絡めて川井キャンプ場でキャンプを楽しみたいな~っと考えているので、機会作って訪れたいと思います!
川井駅から大塚山の登山口は、こんな感じに道標が随所にあるので迷うことは無いと思います。
こちらが大塚山の登山口に鎮座するお寺になります。
自称教祖である私なもので、「アオヒゲ真理教」の発展をお祈りさせていただきました。って、お寺でもご利益有るのかしら!?(笑)
大塚山の登山口の正式名称は「丹三郎登山口」になるみたいです。
「丹次郎」だったら「鬼滅の刃」で主人公になれたかもしれませんね!(?)
え~・・・こちらにも公衆トイレが設置されております。
ここから御岳山までトイレはありませんので、残尿感がなくてもシッカリと始末して下さいね!
大塚山へ登山したくてここまで来たのですが、何故か「御岳山登山口」と表記がなされておりました。
確かに御岳山と比べると大塚山は認知度が低いですからね~
ここから本格的な登山道になりますので、気を引き締めて大塚山を目指したいと思います!
大塚山登山と登山ルートの詳細について
大塚山の登山口からスタートすると、害獣用の柵が設置されておりました。
電流が流れている柵を見ると、ついつい死闘を繰り広げた「電流デスマッチ」を思い出していしまいます(?)
大塚山を目指して進んでいくと、こんな感じの登山ルートが暫く続きます。
いや~平和な登山道でございます。
途中、林道と交差しますが、大塚山へのルートは正面にありますので、迷うことはありません!
林道と交差した後も歩きやすい登山道が続いてました。
いや~なんだか雰囲気が良いですね!
私は川井駅から大塚山を目指しましたが、古里駅から入山するのがメジャーみたいです。
大塚山の山頂に近づくと、大きな休憩所?が見えてきました。
山頂周辺は、アンテナが立ち並び、凄い光景になっておりました。
そんな感じで「初めまして!」である大塚山の山頂に到着です!
大塚山の標高は、920mになります。
大塚山の山頂は、かなり広く休憩するのに最適な感じでした。
雰囲気も良く、御岳山から登ってきたと思われる登山者が休憩しておりました。
大塚山から御岳山への登山と登山ルートの詳細
こちらは、大塚山から御岳山登山ルート図になります。
少し距離があるのではないかと思っていたのですが、実際は御岳山までかなり近くて驚きました。
大塚山から少し歩くと御岳山、長尾平園地への分岐が出てきました。
思いのほか御岳山まで近くて驚いてしまいました。
目指す御岳山ですかね。
モザイクの中のモッコリ具合に「グッ♪」っときてしまう山ガールが多いと思いました(?)
情報量が多い道標ですが、とりあえず左に行きたいと思います!
御嶽神社の見取り図がありました。
注意書きにもありますが、イメージにしては素晴らしい図ですよね!
私がイメージすると「喪服美女」が登場してしまうので、違う方向に進んでしまうのが悩みだったりします(笑)
そんな感じで御嶽神社の入口(御岳神社登山口)になります。
御岳山の山頂でもあるので、こちらから登りたいと思います!
御嶽神社の階段には、2つだか3つほど鬼が隠れております。
是非、鬼を探しながら御岳山へ登ってみて下さい!
朱色が素晴らしい御嶽神社でございます!
いや~豪華絢爛ですよね♡
御岳山からの景色になります!
正面に見えているのが日の出山ですね!
大塚山から御岳山への縦走は、距離的にも近いので絡めての登山がおすすめになります!
そんな感じで御岳山と御嶽神社を満喫したところで、これまた未踏の大岩山を目指したいと思います!
大岩山登山と長尾平展望台とトイレ詳細
大塚山と同じく未踏の大岩山を目指して御岳山からスタートしたのですが、長尾平展望台へ寄ってみる事に致しました。
長尾平展望台には公衆トイレがありまして、無料で利用することが可能です!
長尾平展望台からの景色になります!
左上に見えているピークが日の出ですね。
長尾平展望台には、東屋やベンチが多数あるので、休憩するのに最適です!
これから向かうロックガーデンや、御岳山は混雑してるので、ノンビリ休憩したい場合は、長尾平展望台が良いかもしれません。
私が訪れた時も結構休憩している方が多く、大賑わいだった長尾平展望台になります。
大塚山よりも展望が良いので、こちらでお昼ごはんタイムが良いかもしれません。
長尾平展望台からロックガーデンを目指して進んで行くと天狗岩が見えてきました。
久しぶりに見る天狗岩の迫力に驚かされてしまいました。
屁っ放り腰の山ガールが高度感にビビっていたの印象的でした。
きっと、夜の運動会で腰砕けになると、あんな感じになるんだろな~っと妄想に華が咲いてしまいました(笑)
天狗岩からロックガーデンに降り立ち沢沿いを進んで行くと凍結がモリモリありました。
いや~寒い訳ですね~~
ロックガーデンでオンザロックを飲むのがささやかな夢だったりです♡
そんな感じでオンザロックした高岩山への分岐になります。
ロックガーデンから上高岩山までの登山ルートは、悪路で結構狭いので滑落に注意が必要です!
高岩山への登山は、狭い急登の登山ルートを始め、こんな感じの梯子もあったりと、中々起伏に富んで楽しいコースです!
そして高岩山と言ったら「イワウチワ」が咲く山として有名だったりします。
4~5月頃イワウチワが咲くみたいですので、荒らさないようにしたいですよね。
モザイクがとても激しいですが、こちらが上高岩山の山頂になります。
上高岩山の標高は、1,011.8mになります。
折角なので、大岳山に行く前に、上高岩山から高岩山を目指したいと思います!
高岩山を目指して登山ルートを進んで行くと、立派な展望台が見えてきます。
高岩山の展望台からの景色になります!
いや~絶景ですね♡
誰もいないので、高岩山の展望台で貧乏ランチを食べる事にしました。
コンセプトが分からないメニューになっておりますが、選んだ理由は「見切り品だったから」になります(笑)
貧乏だって良い・・・ワンパクに育って欲しい。
そんな事をブツブツ妄想しながらラーメンを食べて「余った汁はどうしよう!?」っと悩んでいた時間帯でした。
※全て飲み干しました。
塩分過多やな~っと思いながら進んでいくと、初めまして!である高岩山の山頂に到着出来ました!
残念ながら樹林に囲まれ展望はありませんが、高岩山の標高は920mになります。
御前山、大岳山までの登山とルートの様子
大岩山を堪能したところで、次の獲物は大岳山、御前山でございます!
途中にあった中ノ沢ノ頭になります。
「頭」を「ピーク」と呼ぶのに違和感を感じた誰かさんになります。
ここは「なかのさわのヘッド」が正解ですよね(笑)
なんだかよく分からなくなってきましたが、大岳山荘が見えてきました。
こちらにもトイレがあるので、残尿感が激しければ利用して下さい!
そんな感じで久しぶりに登った大岳山になります!
大岳山の山頂は、非常に混雑してまして、思わず悲鳴が出てしまいました・・・。
ただ、大岳山からの景色が素晴らしく、人気があるのも頷けますよね~
あまりにも登山者でお祭り状態だったもので、休憩もとらずに御前山を目指して登山再開してしまいました。
御前山の大ダワにあります公衆トイレは、冬季閉鎖中でした。
4月~11月まで利用可能です!
そんな感じで御前山の前衛峰であるクロノ尾山になります。
樹林帯で展望はないのですが、陽気な外国人とすれ違い「グッドラック!」なテンションになってしまいました。
無の境地で登り、よ~~やく御前山の山頂に到着することが出来ました!
本日の最高峰になる御前山の標高は、1,405mになります。
流石に時間が遅く、普段は登山者でお祭り状態になる御前山の山頂も、私だけの貸し切りでした。
栃寄大滝登山!御前山避難小屋の様子とゴハンギョウノ滝について
こちらは御前山周辺の登山ルートの詳細図になります。
今回の登山のメインディッシュであります栃寄大滝とゴハンギョウノ滝を目指して御前山避難小屋から体験の森を経由して境橋を目指したいと思います。
御前山の山頂から5分ほど下った所に御前山避難小屋があります。
カチコチンコに凍っているのが御前山避難小屋の水場になります。
あまり美味しくない水になりまして、煮沸やアウトドア用浄水器で濾過しての使用をおすすめします!
水場の直ぐ横に御前山避難小屋があります。
かなり広い避難小屋になりまして、大人15人前後は寝られるスペースがあります。
けしからん事に、建物の裏側で若者5人?で焚き火をしてました。
寒いのは分かるけど山火事起きたらどうするねん!っと思いつつ、時間もないので先を目指す事にしました。
御前山避難小屋からモリモリ下って行くと、遠くに滝が見えてきます。
こちらの滝が「ゴハンギョウノ滝」になりまして、一度では覚えられない名前になっております(笑)
滑舌が悪い私なもので「ごはんぎょうざの滝」と呼ぶようにしております(?9
ゴハンギョウノ滝は、少し危ないですが滝壺まで近づくことが出来ます!
あと3歳若ければ、ゴハンギョウノ滝で滝行を行う所ですが、この寒さで大事に育てている心臓の毛根が死んでしまいますので、泣く泣く諦める事に致しました。
ラッキーだったことに、ゴハンギョウノ滝の滝壺は宝石が散りばめられておりました♡
氷瀑していたら良いな~っと思っていたのですが、こんな見事な氷の芸術を見れてラッキーでした!
これだから滝巡りは止められません!
氷の芸術を堪能したところで、お目当ての栃寄大滝を目指したいと思います!
通行止めの区間ながら、マーキングや道標もチョコチョコありまして、危ない所はありませんでした。
ただ、登山ルートが落ち葉で隠れているので、ルートファインディングが必要な場所もあったので、安易に利用はしないでくださいね。
栃寄大滝の直ぐ上にあります登山道の様子になります。
かなり朽ち果てていて、いつ崩れてもおかしくない状況でした。
この辺の崩壊が、栃寄大滝ルートの閉鎖の理由になっている感じです。
何度も書きますが、御前山避難小屋から栃寄大滝の区間は、現在通行止めになっておりますので、安易に利用しないでくださいね!
そんな感じで割れ目が印象的な栃寄大滝になります!
汁ダクな感じの割れ目の姿に「グッ♪」っとくる山オジサン達が多いと思います。
前から見たかった滝の1つになります♡
穴があったら入りたい!を信条にしている私ですが、あと10歳若ければ、栃寄大滝で滝行をし、世界の平和を祈願するところなんですけどね~
全てを受け入れてくれる山ガールを見つけるまで、栃寄大滝の割れ目で頑張ろうと思います!(?)
それにしても初めて見る栃寄大滝が美しく、とても神秘的な滝だったもので、季節を変えて再訪したいな~っと強く思ってしまいました。
栃寄大滝からモリモリ下り、よや~く「体験の森入口」に辿り着くことが出来ました。
ここから御前山まで、結構ハードな道のりになるので、登りでは利用したくないな~っと思ってしまいました。
ブレブレになりながらも無事に奥多摩駅に下山することが出来ました・・・。
そんな感じで今回の大塚山と御岳山縦走の登山の詳細に移りたいと思います。
大塚山登山!御岳山縦走の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした大塚山から御岳山、大岩山、御前山、栃寄大滝への登山のルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、1月12日なりまして、非常に冷え込み登山口の気温が3度、大塚山の山頂で1度で風がかなり強く体感は氷点下な感じでした。
今回の前半戦のメインである大塚山への登山ルートは、登山口にトイレもありますし、道標も多く安心して登れる感じでした。
なお、上記写真でも記載しましたが、御前山から栃寄大滝への分岐から先は登山道崩落により通行禁止になっておりますので、安易に利用しないでください。
また、標高差の地図の通り、大塚山までは結構急登な道のりになっております。
今回は、御岳山へ登ったのち、ロックガーデンから大岩山の破線ルートを利用した関係で、地図の表記は小さいですが、実際はかなり急登な区間を歩いております。
大岩山周辺は、花の名所になりますので、春になると多くの登山者が訪れるのですが、ロックガーデンからの登山道は幅が狭く急途が続きますので注意が必要です。
そしてこちらが今回登山をした大塚山から御岳山、大岩山、御前山、栃寄大滝への縦走のコースタイムになります!
川井駅 8:01 → 8:40 御岳山登山口 → 9:32 中ノ棒山 → 9:43 大塚山 → 9:53 円塚山 → 9:57 御岳ビジターセンター → 10:17 御岳山 → 10:47 天狗岩 → 10:55 ロックガーデン → 11:20 上高岩山 → 12:06 高岩山 → 13:10 大岳山 → 14:52 御前山避難小屋 → 15:03 御前山 → 15:54 ゴハンギョウノ滝 → 16:10 栃寄大滝 → 17:04 JR奥多摩駅
入山した川井駅から大塚山の山頂までのコースタイムが約2時間ほどでした。
大塚山から御岳山までのコースタイムが約30分ほどでしたので、十分日帰りで歩ける登山ルートになります。
御岳山から大岩山、御前山を経由して栃寄大滝目指す場合、コースタイムが約6時間でしたので、大岳山で時間を見て進むかどうか判断した方が安心です。
まとめ
初めて登った大塚山ですが、御岳山へアクセスする際に利用しても良いな~っと思えるほど静かで歩きやすい登山ルートでした。
また、御前山からの下山も、前から見たかった栃寄大滝を間近に見れて良かったです。
しかしながら御前山から栃寄大滝の下山道は、現在通行禁止になっており、確かに危険な部分がありましたので、あくまでも自己責任でお願いいたします。
特に栃寄大滝の直ぐ近くの木の橋の損傷が激しく、あと数年で完全に渡れなくなると思います。
奥多摩の低山は、登山口まで電車でアクセスしやすいので、季節を変えてまた出没したいと思います!
今回の大塚山への登山と区間が被っている、奥多摩三山縦走の記事になります!
御岳山、大岳山、御前山、三頭山へ縦走した登山記事になりますので、良かったら参考にしてみてください!