笹山登山と黒河内岳(ダイレクト尾根)と農鳥岳・白峰南嶺テント泊縦走について
少し前の記録になるですが、南アルプスの白峰三山の一角をなす「農鳥岳」と「笹山黒河内岳」を絡めて少しマイナーな「白峰南嶺」を登ってきました!
白峰三山は数年前に登った事が有るので、今回は山梨百名山最難関の一座として有名かつ急登で名高い笹山黒河内岳の登山と「白峰南嶺」について登山ルートについて触れながら書いていきたいと思います!
特に笹山は、別名「黒河内岳」と呼ばれてまして「山梨百名山」の1つに数えられている名峰になります!
山梨百名山の中でも、笹山は登るのに苦労する1座として有名で、その意味を今回痛いほど味わってきました・・・。
奈良田の登山口から笹山山頂までの標高差もさることながら、只管急登の登山道が続き、途中に山小屋がないのも難易度を上げている要因だと思います。
奈良田から笹山までは、日の長い時期なら日帰りでも行けれますが、脚力に自信がない方にとっては1泊2日のテント泊が無難かな~と思います!
そして今回は、初めて登る笹山登山になりますので、黒河内岳ダイレクト尾根の様子を絡めて登山中様子を動画で撮影してみました!
こちらが今回の笹山登山の動画になります!
上記写真を押すと、短い動画(YouTube)が観れますので、笹山登山の参考になれば幸いです!
そんな感じで今回は、1泊2日のテント泊で笹山へ登ったのですが、コースはこのようになっております!
こちらが今回の笹山登山(黒河内岳ダイレクト尾根)と農鳥岳・白峰南嶺のコース・標高差の地図になります!
標高差のグラフの通り・・・
笹山の山頂までは、黒河内岳ダイレクト尾根と呼ばれている登山ルートを登って行くのですが、ガツンと登り、農鳥岳からガツンからのジワジワ~な感じに下りるルートになっております・・・。
白峰南嶺には、稜線上に水場が無いので、今回、水とビール合わせて約6L担がなければならず、初日は腰砕けの白目泡吹きの刑に服しました・・。
さ~無事に笹山から白峰南嶺を歩けるかどうか・・・
そしてこちらが今回の黒河内岳への登山の日程・天候・駐車場についての詳細になります!
登山日:5月28日~ 5月29日
天 気:5月28日 AM曇りPM雲り/小雨/晴れ、5月29日 快晴
駐車場:奈良田バス停近くにバイクを駐輪(無料)自動販売機、トイレもあります。
※笹山登山口(黒河内岳ダイレクト尾根)近くに、名湯奈良田温泉があり、日帰り入浴もできますので、「温泉セット」を持参のうえ是非お越しください!
非常に良い温泉ですので、お勧めでございます!!
前置きが長くなりましたが、こんな黒河内岳と白峰南嶺の2日間のテント泊縦走になりました!
笹山登山(黒河内岳ダイレクト尾根)の水場・登山ルート詳細
さ~奈良田バス停からスタートです!
奈良田と聞くと「温泉地」のイメージがあるので、山登りよりも先に温泉を楽しみたいな~と思ってしまいました(笑)
ちなみにこのバイクが私の愛車、ホンダのPCXです!
燃費が非常に良く、50km/L前後走るので、お財布に優しい仕様になってます❤
来た道を少し戻り、奈良田湖にかかる吊橋を渡ります!
少し高度感があり、このまま湖に入水する人生もアリかも?と思ってしまいます(?)
対岸に渡り左へ進むとこちらが有ります!
案内がないですが、右の壁沿いに進むと・・・
眩暈がするほどの急登が始まり、延々と続きます・・・
この尾根を、「黒河内岳ダイレクト尾根」と呼ぶそうですが、南アルプスの3大急登に数えて良いのではないかと思うほどの急登です!
黒河内岳ダイレクト尾根を登って行くと、途中で唯一の水場があります。
水場への分岐の標高が1,603mになりまして、結構涼しくなってきます。
ただ、黒河内岳の標高は2,700mを越してきますので、まだまだ登らなければなりません。
今回は、だいぶ水を担いでいるので(2日分で6L)寄りませんでしたが、水場まで少し距離がありそうです。
踏み跡は意外にも明瞭でした!
水場の分岐から少し登ると珍しい白色のイワカガミが咲いておりました!
私色に染めてあげたい♡そんな気分でした(笑)
さらに登ると、テント泊適地がありました。
これを皮切りに、登って行くとテントが張れそうな箇所がチラチラと出てきます!
も~ここでテントを張っちまおうかな?と、悪魔の囁きとビールの誘惑が凄くて大変でした(笑)
さらにダイレクト尾根を登って行くと、よ~やく展望が♡
あの稜線が、明日歩く「白峰南嶺」でございます❤
稜線フェチにはたまらない刺激モッコリな予感が致します!
なんか凄いモッコリな山が見えますが、アレが日本第2の標高である「北岳」でございます!
「2番じゃダメなんですか???」てな、言葉がとても似合う山容ですよね!
1富士2鷹・・・と言いますから、「鷹岳」に改名すると認知度が上がるような、上がらないような(笑)
白目になったご褒美が広がっておりました!
こちらが鳳凰三山でございます!
今年、秋頃にまた行こうかと考えております!
一番馴染みが有る南アルプスのお山なので、厳冬期とかに行ってみようかしら!?
展望が開けたと思ったら、また樹林帯に突入です・・・
笹山(黒河内岳)のさん©尿が近づくと登山道が狭くなり、しなった枝がビシビシと私の顔や尻を叩き、快楽を注入し続けてくれます(笑)
バブー!!と樹林帯を飛び出すと、正面に笊ヶ岳(奥の双耳峰)が姿を見せてくれました!
アッチもかなりの急登で白目泡吹きの刑に服すことになります・・・
この稜線から笊ヶ岳を越して七面山まで歩いてみたいもんです。
ちなみに笊ヶ岳も山梨百名山最難関の一座として君臨しております。
よ~~~~やく前から登ってみたかった「笹山(黒河内岳)」の山頂に到着です!
7:52から登り始め、山頂に着いたのが12:29ですので、登頂まで約5時間弱かかりました・・・
写真の通り、笹山の山頂はテン泊適地が広がっております!
黒河内岳の山頂から塩見岳が見えました!
笹山は双耳峰になりまして、現在いる南峰の方は展望がイマイチになります。
南アルプスの景色をモリモリ見たいので、笹山北峰の方へ行きたいと思います!
笹山南峰から地味なアップダウンをこなすと笹山北峰(標高2,733m)になります!
これで山梨百名山最難関の一座と言われている笹山(黒河内岳)を攻略できましたね♡
よっ!荒川岳!!とても綺麗ですね~♪
笹山北峰は、噂以上の好展望地になります!
よっ!塩見岳!!
こっちも素晴らしい景色ですね~!!
ダイレクト尾根に虐められた苦労が報われた瞬間でした!
笹山登山でテント泊の様子について
天気が微妙そうなので、笹山北峰から先を目指します!
登山ルート上は、少し藪が煩い所が出てきます!
ま~私の独り言よりは静かなもんです(笑)
また、少し岩が煩い所も出てきますので足元注意です!
ま~私の独り言よりは静かなもんです(笑)
※要所要所にケルンがありますので、それを頼りに進みます。
も~許して下され~~! と、私の腰が悲鳴を上げていると、テントを張るには丁度良いスペースと風除けが有ったので、こちらで張る事にしました!
こちらについたのが、13:06着なのでまだ早い気もしますが、ま~・・・
夜になると風が強くなりますので、白峰南峰でテント泊する際は、やっぱり風除けが有るかどうかは大事ですよね!
膝が笑いながら笹山北峰周辺でテントを設営し、やっと一服ることが出来ました。
手が震えだしたので、早々にアルコールで消毒いたしました(笑)
今日は豪華にハンバーグでございます❤
手の震えが収まり外に出てみると、最高のローケションが待っておりました!!
やっぱり、南アルプスは雄大ですね!
白峰南峰から独り占めの景色でございます!
「独占禁止法」で訴えられちゃいますよね(笑)
生まれて初めて「彩雲」を見れました!
こちらを見ると、運勢が上り良いことが起こるそうです!
今晩、テントに「喜び組」が来ないかな❤と、期待が高まりました(笑)
明日登る、白河内岳がズッシリとしたお姿で微笑んでいるようでした♪
白河内岳周辺にもテントを張るスペースがありますので、到着時間によっては登ってしまった方が良いかもしれません。
鳳凰三山もスッキリフェイスで姿を見せてくれました!
アッチは登山者が多いんでしょうね~~
最高ですか?最高です!!
いや~初めて登る黒河内岳ですが、こんな素敵な山だとは夢意にも思いませんでした!
最高ですか?最高です!!
段々と、自然の力に洗脳されてきている誰かさんです(笑)
笹山から農鳥岳へ至る白峰南峰の稜線が美しいですよね!
よっ!!日本一!!
笹山周辺から富士山の綺麗な姿を見せてくれました!
中央アルプスに陽が沈んでいきました・・・
哀愁漂うこの瞬間が、私は大好きです。
長い笹山登山(黒河内岳ダイレクト尾根)と戦った一日が終わろうとしております!
今日はモリモリ寝れそうですね~☆彡
まとめ
急登である黒河内岳ダイレクト尾根に苦しめられた笹山登山の1日になりましたが、明日は念願の白峰南嶺歩きと農鳥岳への登山になります!
笹山から農鳥岳までは、至福の天空縦走路歩きになるので楽しみでございます!
農鳥岳周辺は、どんな景色が待っているのやら・・・
まさかあんな絶景が広がっているとは、この時は夢にも思いませんでした!
そんな感じで、黒河内岳から白峰南峰で農鳥岳への登山については、次回(後編)に続きます!!
笹山から白峰南嶺を縦走し農鳥岳まで歩いた記事になります!
秘境とは、まさにこの事を言うんだろうな~と思ってしまう絶景が広がっておりました!