- 熊野古道 大峯奥駈道 170km5泊6日テント泊縦走について
- 熊野古道大峯奥駈道縦走登山の詳細とコースタイム・ルート・標高差
- 熊野古道大峯奥駈道弥山登山と行者還避難小屋ルートの詳細
- 八経ヶ岳登山とルートの詳細
- 釈迦ヶ岳・千丈平登山と熊野古道大峯奥駈道縦走ルートの詳細
- まとめ
熊野古道 大峯奥駈道 170km5泊6日テント泊縦走について
前回に引き続きました、今回も熊野古道大峯奥駈道を歩いた記録になります!!
今日は、小笹宿から出発し、弥山~八経ヶ岳~釈迦ヶ岳~千丈平へ縦走し幕営の記録になります!
初日の疲れが残り、大峯奥駈道縦走の難しさが良く分かった2日目になりました。
今回の記録が、大峯奥駈道の前半のハイライトになるかな~と思いますし、体力的にもきつい行程になります。
それにしても、予定が目まぐるしく変わり、なんだかな~な日々でございます・・・
明日も午前中は天気が悪いみたいで、なんだかな~って感じですね・・・
携帯の方に、「不動産投資会社」から電話が掛かってきて、なんだかな~って感じでした・・・
「私の預金残高を見てから電話しろ!!」
と、怒鳴ってやろうかと思ったんですが、なんだかな~って感じなんで、紳士的に対応致しました。
全然使ってない携帯電話なんですが、どこで番号が漏れたんでしょうかね!?
私の名前を知っている所が怖い感じですが、ま~なんだかな~・・・の精神で乗り切りたいと思います。
この、「なんだかな~・・・」のスパイラルにハマると、中々抜け出せないんですが、「なんだかな~・・・」って考え込んでいる自分が、なんだかとても愛おしい・・・♡
なんだかな~って感じですが、前回大峯奥駈道熊野古道5泊6日テント泊縦走の続きでございます!
大峯奥駈道の最高地点である八経ヶ岳や、弥山・釈迦ヶ岳からの熊野の景色が素晴らしく、千丈平の雰囲気の良いテント場で癒された1日にでした!
そんな感じで、こちらが前回の大峯奥駈道熊野古道5泊6日テント泊縦走の記事になります!
熊野古道大峯奥駈道の入口である、奈良吉野から入山し、山上ヶ岳~小笹宿で1泊した初日の記録になります!
熊野古道大峯奥駈道縦走登山の詳細とコースタイム・ルート・標高差
登った日:5月01日(金) ~5月06日(水)
天 候:5月2日(土) AM快晴 PM晴/曇
メンバー:単独
※交通機関については、最終章に記載。
こちらが熊野古道大峯奥駈道縦走登山2日目の詳細になります!
雨の多い山域になりますが、2日目につきましても1日快晴で助かりました。
気温の方もそれほど寒くなく、快適なテント泊になりました。
そしてこちらが、大峯奥駈道2日目のテント泊縦走登山のコースタイムになります!
小笹宿4:53 → 5:46 大普賢岳5:53 → 6:55 七曜岳 6:59 → 7:42 行者還避難小屋 7:58 → 10:21 弥山 10:40 → 11:02 八経ヶ岳 11:06 → 13:06楊枝ヶ宿小屋(水場往復含む) 13:22 → 14:28 鳥の水 14:41 → 15:49 釈迦ヶ岳 15:55 → 16:06千丈平(泊)
テント泊をした小笹宿から大普賢岳を登り、弥山~八経ヶ岳~釈迦ヶ岳~千丈平までのコースタイムになります!
コースタイムの通り、朝早く出発したものの、テント泊をした千丈平へ到着した時間が16時過ぎになります。
11時間、ほぼ休憩なく歩いた感じになりますので、コースタイムはかなりキツ目になっていると思います。
本来ですと、弥山でテント泊するのが定石になります。
そしてこちらが、熊野古道大峯奥駈道コース・標高差(弥山~八経ヶ岳~釈迦ヶ岳~千丈平)の地図になります!
2日目の本編は、弥山~八経ヶ岳~釈迦ヶ岳~千丈平をテント泊縦走した記録になります!
よ~やく熊野古道を50km弱歩いた感じになります。
標高差の地図の通り、今回の大峯奥駈道のコースの中でも1、2を争う登りの区間になりますので、体力温存しつつも、急いで登りコースタイムを縮める必要がありますので、かなり矛盾した登山区間になるかと思います。
この区間が、大峯奥駈道最大の難関ルートかと思います。
熊野古道大峯奥駈道弥山登山と行者還避難小屋ルートの詳細
大峰山脈の夜明けでございます!
いや~良い景色ですね~!
今日はコース上に水場が何ヵ所かあるので、昨日よりも少なく2Lスタートにしました。
弥山を目指して進んで行くと、ルート上に雪が少し残っておりました!
それにしても弥山まで雰囲気の良い道が続きます。
この辺、パンダが出てきそうな笹原が続き、何故かドキドキしてしまいました(笑)
熊野古道大峯奥駈道2日前の日の出でございます。
大普賢岳の手前でご来光でございます(-∧-)
ホラ貝を吹いて、「夜明だよ~♪」と皆様に知らせてあげたい衝動がモリモリでした(?)
そんな感じで大普賢岳です!
山頂を巻ける道があるのですが・・・
この景色が待ってますので、巻かない事をおすすめいたします!!
真ん中右手が目指す「弥山」かと思います!
綺麗な山容ですね~♡
長い大峯奥駈道の中にあっても、この大普賢岳周辺からの景色がお気に入りでございます!
昨日、歩いた山上ヶ岳方面が綺麗に見えました!!
アップダウンがやっぱりモリモリですよね~~・・。
恐るべし熊野古道大峯奥駈道ですよね・・・。
こちらが稚児泊になります。
ビバーク適地で、テント5、6張りは十分いける広さだと思います!
当初の計画では、ここでビバークするつもりだったんですが・・・
だいぶ行程に遅れが・・・
アオヒゲのオジサン大丈夫か!?
大峯奥駈道を完歩できるのか!?って感じになってきました・・・。
凄いモッコリ軍団がモリモリとチン座しておりました。
オジサン、負けないわよ♡と、叫んだかどうかはご想像にお任せいたします(笑)
今日は何曜日?
七曜日!!!て、会話を交わす姿を想像してしまいました。
この辺は、熊野古道大峯奥駈道の中でも道が険しいルートになりますので、滑落しないように注意してください。
七曜岳周辺は、結構滑落事故が起きてますし、テント泊装備で縦走となると、バランス崩しやすくなりますしね。
七曜岳から展望が良くて最高なのですが、目指す弥山まで遠いですね~・・・
八経ヶ岳・釈迦ヶ岳はさらに先ですからね~・・・。
既にビバークしたい位の疲労感なのですが・・・
なんだこれ?新種の蛇か?と思ったら、「行者雫水」の水場でした!
冷たくてとても美味しいお水でした!
ただ、水量が細く、季節によっては危ないかも知れません。
ここで水を1L補給し2Lスタートにしました。
ここまで来ると、行者還避難小屋は近いです!
ガレガレを下っていくと、行者還避難小屋になります。
行者還避難小屋は、大峯奥駈道では数少ない「トイレ」がる避難小屋なので、ここで「所用」を済ますと良いかと思います!!
ちなみに、昨日泊まった「小笹宿」にはトイレがありません。
行者還避難小屋で少し休憩し、弥山を目指して登山を再開すると、なにこれ?嫌がらせ!?と、ブツブツ独り言が忙しくなる長い階段が出現しました・・・
いや~このルートもかなりキツかったです。
弥山の山頂まで永遠と続きます・・・。
よっ!弥山!!待ってました!!!
「奥駈道出合」から登山者が急増し、凄い賑やかな山頂でした!
私に逢いにわざわざ集まったのかな?と、ニヤニヤしてしまいました(笑)
先ほどの看板から少し登れば弥山山頂です!
正面に見えるのが「天河奥宮」だそうです。
熊野古道は、宗教色が強い縦走路ですね~って、そ~ゆ~所ですからね。
八経ヶ岳登山とルートの詳細
正面のピークが八経ヶ岳になります!
綺麗な三角形ですね~!
時間もないので、八経ヶ岳を目指し熊野古道大峯奥駈道縦走をスタートでございます!
朽ち果てた木々の中を歩いていると、地獄に落ちたような錯覚が致します(笑)
弥山~八経ヶ岳のルートは、違う季節また歩いてみたいですね~!
新緑に紅葉も綺麗でしょうね!
それにしても熊野古道大峯奥駈道縦走は、下って登ってと忙しいです・・・。
そんな感じで、八経ヶ岳と千本眉毛の誰かさんです!
こちらの八経ヶ岳の山頂が、今回の熊野古道大峯奥駈道の最高峰になります。
写真撮って下さり、ありがとうございます!
八経ヶ岳の山頂からは素晴らしい景色を楽しむ事ができます!
手前のモッコリが先ほど居た弥山です!
その奥が七曜岳ですかね~
それにしても八経ヶ岳周辺は山深い所です!!
私の体毛の濃さと良い勝負・・・それ以上ですね(?)
熊野古道の景色が良いのですが、八経ヶ岳周辺は、朽ち果てた凄い景色ですね・・・
酸性雨の影響なのか・・・
それとも、私の玉ねぎ色の吐息のせいなのか悩ましい時間帯でしたでした。
釈迦ヶ岳・千丈平登山と熊野古道大峯奥駈道縦走ルートの詳細
八経ヶ岳から釈迦ヶ岳を目指して進むと、道標に「大峯奥駈道」と書かれてますね~!
今、歩いているんだな~って実感してしまいました!
関東に住んでいると「大峯奥駈道」って全然聞かないですよね~
熊野古道の方がメジャーですよね!?
ちなみに釈迦ヶ岳・千丈平方面ではなく狼平避難小屋へ進むと、こんな感じの登山になります。
双門の滝から八経ヶ岳、弥山へ登山した時の記事になりますので、良かったら参考にしていてください!
八経ヶ岳から釈迦ヶ岳、千丈平のルート上からの景色になるのですが、見渡す限り山しかありません・・・
これなら近視が直ぐに治りますね!
熊野古道大峯奥駈道は、思わぬ効能がありそうですよね(笑)
縦走路の雰囲気が良いですね~!
釈迦ヶ岳へ続くあの稜線を前から歩いてみたかったんです!
猫耳コスプレをしている山頂が見えました!
あれは七面山かな!?
カボチャも終わった事ですし、そろそろ七面鳥の季節が間もなく到来ですね~
一年経つのって本当に早いですよね~~
釈迦ヶ岳までのルートは、途中で鎖場が何ヵ所かあります。
結構高度感もあり滑るので注意して下さい!!
テント泊装備ですと、この辺で難儀すると思います。
綺麗な形の五鈷峰です!
この辺、日影が少なくてとても暑かったです。
水の消費が激しく、段々ヤバくなってきました・・・
熊野古道大峯奥駈道縦走は、結構暑いので水をどれだけ余裕をもって荷揚げ出来るかが勝負だと思います。
熊野古道大峯奥駈道からの景色が良すぎてなかなか足が進みません!
昔の修験者も、この景色を見ながら歩いたのでしょうね。
釈迦ヶ岳を目指して進むと、船ノ峠に到着しました!
山と高原地図には「テント泊適地」みたいな記載がありますが、平地が少なく幕営には微妙です。
ここにテントを張るのはちょっと苦しいかな~っと思います!
個人的には、千丈平でテント泊がおすすめです!
こちらが宿泊できる楊子ノ宿です!
テント3、4張ほど張れるスペースがありました。
中はそれほど広くありませんが、6人前後は十分宿泊できる広さになります。
水が切れたので楊子ノ宿水場に直行したいと思います!
小屋(楊子ノ宿)から5分位下ると水場があるのですが、水量乏しく枯れる寸前でした。
水場までのルートが少し分かり難いのですが、マーキングがありますので、そちらを辿れば大丈夫かな~と思います。
ただ、晴天が続くとここの水場は当てに出来ませんので注意して下さい!
ここで1L補給しスタートしました!!
八経ヶ岳から登山者が激減し静かな山歩きが出来ました!
弥山の賑わいが嘘の様でした。
やっぱり山登りは静かに限りますね!!
あのピークが釈迦ヶ岳ですね。
いや~~かなりの急登で白目泡吹きの刑な予感が・・・
さらに進んで行くと、登山道の直ぐ横に「鳥の水」の水場があります。
ここも枯れる寸前で水量細く、中々水筒にたまりませんでした・・・。
ここでも1L補給し釈迦ヶ岳を目指してスタートです!
ルート上からの景色なのですが、凄い岩ですね~~~
なんかのアニメに登場しそうなモジャモジャ感ですね!
熊野古道大峯奥駈道を縦走しているんだな~と雄大な景色を見て感じてしまいました。
ヤベ!雷様がいる!!と思ったら神様違いでした(笑)
あまりの迫力に、出ベソの無事を確認してしまいました(笑)
こんな熊野古道の景色を毎日見れて羨ましいです♪
険しい急登が釈迦ヶ岳まで続きますが、飽きの来ない縦走路ですね~!
よ~~やく本日最後のピークである釈迦ヶ岳の山頂でございます!
救いを求めていたら山頂でお釈迦様が優しく微笑んで下さいました。
ありがたや~~(-∧-)
このお釈迦様を運んだ人が凄いですね!
※ヘリで運ばれた訳ではないみたいです。一人の男が人力で上げたそうです。
ありがたや~~~(-∧-)な景色が永遠と広がる釈迦ヶ岳でございます!
良い景色ですね~!
やっぱり、熊野古道大峯奥駈道が大好きですね~
歩いてきた稜線です!
八経ヶ岳~釈迦ヶ岳間のアップダウンが強烈でした・・・。
深仙小屋で幕営しようと思ったんですが、水場が怪しそうなので、千丈平の「かくし水」に寄る事にしました。
水場へ下りていると鹿の軍団が待ちかまえておりました!
こちらが千丈平の水場である「かくし水」です!
水量がとても細く・・・
この先の水場はかなりヤバそうですね・・・。
それでも熊野古道大峯奥駈道をテント泊縦走する場合、非常に貴重な水場の1つになるかと思います。
雰囲気も良いので今日は千丈平で幕営する事にしました!
本当はも~少し進みたかったんですけどね・・・
千丈平は15張り前後はテント大丈夫です。
ただ、トイレはありませんので注意して下さい!
まとめ
弥山までのアップダウンにうんざりし、八経ヶ岳から釈迦ヶ岳までの急登にうんざりし、水場が枯れる寸前でゲッソリした1日になりました。
全く良い事のない熊野古道大峯奥駈道テント泊縦走ですが、天気に恵まれ景色が良かったのが救いの1つになりました。
熊野古道は、雨が多い山域を縦走しますので、こんな晴天の中登山できるのは運が良かったと思っております。
それにしても、明日以降の水がとても心配です。
この時期にしては、大峯奥駈道にある水場はどこも枯れる寸前で、水不足との戦いになってきました。
この先にある水場は大丈夫か!?そんなことを考えながら夜の床に就きました。
そんな感じで次回(千丈平~21世紀の森)にテント泊縦走は続きます!!
千丈平から行仙岳、笠捨山、21世紀の森までテント泊縦走した記事になります。