- 双門の滝(弥山川双門ルート)と八経ヶ岳について
- 双門の滝・弥山川双門ルートのアクセス・駐車場・登山口付近地図
- みたらい渓谷~熊渡~双門のテラス(仙人嵓)のコース状況
- 双門の滝での遭難事故、滑落事故について
- 双門の滝・弥山川双門ルート・みたらい渓谷のトイレ・水場・装備の状況
- 双門の滝・弥山川双門ルートのコースタイム・ルート・標高差
- みたらい渓谷から熊渡・釜滝までの登山とルートの詳細
- 双門の滝・弥山川双門ルートで登山の様子とコース詳細
- まとめ
双門の滝(弥山川双門ルート)と八経ヶ岳について
若い頃から滝巡りが好きで、「日本名瀑百選(日本の滝百選)」を全部この目で見たいな~と思っておりました。
しかし、途中から本格的に登山へ移行した関係で、滝を見るだけに山に入ることがめっきり少なくなってしまいました。
山においても「日本百名山」が選ばれておりますが、登山を始めた頃からあまり興味がなく、ブランドよりも内容が大事だよな~と思っているのですが、それでも1つの目標として設定するのは悪くない事ですよね。
そんな中、1つの人生の目標というか、いつか必ず訪れて生で見てみたいと思っていたのが、日本名瀑百選に選出されていてる「双門の滝」になります。
双門の滝は、落差が70mほどある直瀑になるのですが、日本の滝百選の中でも、到達難易度が最高クラスに高い名瀑として滝好きの中ではとても有名な滝になります。
双門の滝までは、登山道を歩くのですが、その登山道がなかなか厳しいルートになっておりまして、「近畿地方最難関ルート」、「関西屈指の難ルート」と呼ばれております。
今回歩いたルートは「弥山川双門ルート」、「弥山川ルート」、「双門コース」と呼ばれているのですが(どれが正解なのか分からんです)、毎年遭難死亡事故が発生してまして、滑落すると即死する箇所がモリモリあって、大変危険なコースになっております。
どこを歩いていても滑落の危険性があり、絶えず緊張を強いられるコースになっております。
ちなみに、今回のルートは、雨の日の入山は禁止になっております。
その意味が良く分かるコースの状況でした。
そんな双門の滝ですが、そこから近畿地方最高峰の「八経ヶ岳」へ登り、弥山、行者還岳、七曜岳、大普賢岳、山上ヶ岳、稲村ヶ岳へ縦走し、洞川温泉へ下山する2泊3日のテント泊で歩いてきました!
今後、テント泊装備で双門の滝へ行くこともないと思いますし、難ルートになりますので、写真多めにして詳細に書いていきたいと思います。
詳細に書いた方が、後に続く方の安全にもつながりますので、弥山川双門ルートについては2部に分けて書きたいと思います。
似たような写真が多くなりますが、その点につきましては予めご了承下さい。
それではまずは、双門の滝・弥山川双門ルートに挑戦した日程・天候がこちらになります!
登った日:4月29日~ 5月01日
天 候:4月29日晴れ
メンバー:単独
危ないルートが続きますので、雨の日の入山は控えて下さい!
双門の滝・弥山川双門ルートのアクセス・駐車場・登山口付近地図
こちらが双門の滝から八経ヶ岳へ登山した時に利用した、観音峯登山口周辺の地図になります!
双門の滝へのアクセスは、下記の通りになります!
4月28日
23:10 横浜高速バス乗場発
4月29日
5:25 JR奈良駅着
5:45 JR奈良駅発 下市口駅 8:35着
奈良交通バス
下市口駅 9:20発(洞川温泉行) 観音峰登山口バス停 10:35着 料金1,200円(IC可)
※バスに乗っている時間が長いのでトイレに注意です。
また、くねくね道になりますので、車酔いにも気を付けて下さい。
双門の滝へ車でアクセスする場合、駐車場が気になりますが、観音峰登山口バス停付近(みたらい渓谷入口)に、広い駐車場があり無料になっております。
また、みたらい渓谷へは行かずに双門の滝を目指す場合は、白倉トンネル付近に無料駐車場があります。
さらに歩きたくない方は、白倉トンネルから車で5分くらいの所にある熊渡の三叉路の路肩に駐車可能です。
熊渡の路肩は、15台くらいは大丈夫だと思います。
みたらい渓谷~熊渡~双門のテラス(仙人嵓)のコース状況
みたらい渓谷は、ちょうど新緑の季節を迎えとても綺麗でした。
みたらい渓谷は、綺麗な遊歩道が整備されてますので、危険な個所は少ないですが、足元には注意してください。
結構、観光客が多いので早く双門の滝、八教ヶ岳を目指したい場合はイライラしちゃうかもしれません。
また、熊渡~双門のテラスまでは、みたらい渓谷とは打って変わり体力・気力・技術に度胸が必要です。
特に体力が求められますので、テント泊装備で登るのはお勧めしません。
1つの基準として、25kgのテント泊装備で25km/日前後歩ける方なら、体力的には問題ないと思います。
また、かなり高所を歩きますので、「高所恐怖症」の方は辛い道のりになると思います。
1つのミスが命取りになる箇所が多いので気が抜けません。
また、川沿いも歩くのですが、落石が地味に多いので、そちらにも注意を払う必要があるコースになります。
その他の双門の滝・弥山川双門ルートの詳細につきましては、写真にコメントして書いていきたいと思います。
双門の滝での遭難事故、滑落事故について
双門の滝(双門ルート)では、毎年遭難死亡事故や滑落事故が発生しております。
双門ルートは、渡渉が多く、道迷いからの遭難事故が起きやすい原因になっております。
沢沿いを歩きますので、大雨が降るとコースが変わってしまいますので、その点もルート取りを難しくしていると思います。
雨で弥山川が増水すると渡渉できなくなりますので、山の中で進退窮まり閉じ込められてしまう事もあるかと思います。
また、長い梯子や鎖場、岩場が多く、道も狭いので滑落事故も頻発しております。
怪我をすると、簡単に下山できるルートではありません。
出来ることなら単独山行は避け、経験者と一緒に入山してください。
途中で危険を感じたからといって、引き返すことは困難です。
その点も頭に入れて余裕のある行動計画を組んでください。
それが遭難事故や滑落事故を防ぐ大事な事だと思います。
双門の滝・弥山川双門ルート・みたらい渓谷のトイレ・水場・装備の状況
観音峰登山口バス停付近にある写真のこちらに公衆トイレがあります。
みたらい渓谷の入口になるのですが、トイレがあるので便利だと思います!
また、みたらい渓谷の反対側の入口(熊渡側)にも公衆トイレがあります。
残念がらトイレ付近に水場・自動販売機はありません。
双門の滝へ向かう場合、弥山川の沢水を飲料に使う方がいるみたいですが、上流部にある「狼平避難小屋」にはトイレがありません。
弥山川は汚染されている可能性が高いので、生水の飲料は不可でございます。
どうしても水場として利用したい場合は、煮沸してから飲むようにしてください。
そしてこちらが双門の滝・弥山川双門ルートで八経ヶ岳へ登山した時に使用した登山装備・登山アイテムになります!
水 2.5L、麦茶 0.6Lを持参し、狼平避難小屋まで行きました。
あまりが0.2L前後でしたので、この時期でも3.0L前後は必要です。
その他の荷物の詳細は、最終章に記載します。
双門の滝・弥山川双門ルートのコースタイム・ルート・標高差
観音峰山登山口 10:37 → 10:57 みたらい渓谷分岐 10:58 → 11:14 熊渡 11:16 → 11:37 金引尾根・弥山川分岐 → 11:51 釜滝 → 12:38 吊橋 → 13:48 仙人嵓のテラス
こちらが今回登山した双門の滝・弥山川双門ルートのコースタイムになります!
弥山川は、大雨が降りますとルートが大きく変わってしまいますので、こちらのコースタイムは目安程度に眺めて頂けたらと思います!
狼平避難小屋でテント泊する場合は、熊渡には遅くとも12時に到着しないと日没になってしまう恐れがあると思います。
そしてこちらが、今回登山した双門の滝・弥山川双門ルートのコース・標高差の地図になります!
今回で歩いた区間がこちらになるのですが、標高差の地図では分からない険しいルートになっております!
釜滝から仙人嵓のテラスまでは、滑落すると即死する箇所がありますので、とても痺れる区間になります。
今回の山行で、最大の核心部かと思います。
関西で一番難しいルートの1つであります弥山川双門ルートですが、正にその通り!と思ってしまう厳しいコースでした。
みたらい渓谷から熊渡・釜滝までの登山とルートの詳細
よ~やく双門の滝への第一歩である、観音峰登山口バス停でございます。
神奈川県からここまで11時間ほど掛かってしまいました・・・。
滅茶苦茶遠いです・・・。
観音峰登山口バス停の手前にある「天川川合バス停」から舗装路を歩いて熊渡まで行こうか悩んだのですが、みたらい渓谷がとても綺麗そうだったので、今回ルートに組み込んでみました。
観音峰登山口バス停から、来た道を戻ると、トイレと駐車場がある「みたらい渓谷入口」が見えてきます。
かなり広い駐車場なのですが、それ以上に車が停まっていてビックリでした。
私が来た日に「洞川温泉」でお祭りがあったみたいで、それで混雑していたそうです。
さ~~みたらい渓谷を楽しみたいと思います!
ただ、出発時間がかなり遅くなってしまい・・・。
少し急がないと日没までに今宵の寝床の狼平避難小屋まで辿り着けないのが痛いところです・・・。
みたらい渓谷で一番の見どころが、こちらの光滝になります!
そしてこちらが「みたらいの滝」になります!
みたらい渓谷の名前の由来になった滝なのでしょうね!
水がとても綺麗で、非常に癒された時間になりました!
モリモリ下り、よ~やくみたらい渓谷の反対側の入口に辿り着けました。
観音峰登山口バス停から、ほぼ下り道ですので、天川河合バス停から、舗装路歩きよりも楽かもしれません。
みたらい渓谷の反対側の入口にもトイレがありました。
白倉トンネル付近になる無料駐車場になります。
相当広い駐車場でした。
みたらい渓谷の入口付近の景色になります。
既に山深いですよね~
この建物を以て、一気に人の気配を感じなくなりました。
こちらが素掘りの白倉トンネルになります。
一気に道幅が狭くなるのですが、意外と交通流が多く何度も轢かれそうになりました・・・。
まさか、この道を歩いている人間がいるとは思いませんよね(笑)
新緑と川の水が美しくテンションがモリモリ上がってきました!
むしろ、泳ぎたかったですね~!
川の水が美しく、足が止まってなかなか先に進みませぬ・・・。
も~面倒なので、ここで2日間くらいビバークしちゃいましょうかね!?
モリモリ舗装路を歩いていくと、熊渡になりました。
路肩に駐車している車が多く、「双門の滝って意外とメジャーなんだね~」と思ってしまいました。
しかし、殆どが河原遊びに来ている方の車のようで、登山で来ている方は少数みたいです。
さ~!熊渡から双門の滝を目指したいと思います!
既に時間は11:15前後・・・。
日没に間に合うか微妙ですね~・・・。
ゲート付近に「登山ポスト」がありますので、忘れずに届を出してください!
私はインターネットを使って、奈良県警に事前に出しておきました。
双門の滝・弥山川双門ルートは、非常に危険なコースですので、登山届が命綱ですよね。
登山ポストの近くに、とても有名な弥山川双門ルートの案内地図がありました!
×の所が危険個所になるそうですが、モリモリあるので意味がないような・・・。
前からこの案内図を見たかったもので、生で見えれて感動しちゃいました☆彡
弥山川双門ルートの案内板からは、地味な登りの林道歩きになります。
新緑が美しいですよね~!
この時はまだ余裕だったのですが・・・
林道が崩落しました。
なんだか嫌な予感がしてきました・・・。
しばらく進むと「カナビキ尾根(頂仙岳)」と弥山川双門ルートとの分岐になります。
真っすぐ進むと頂仙岳方面になりますので、こちらで左へ下りるように(赤矢印方面)進んで行きます。
この辺はビバーク適地ですね!
ただ、この辺はバーベキューやキャンプは禁止みたいです。
今回の双門の滝周辺も熊の生息域になっております。
双門ルートでも、熊の目撃が時々あるそうです。
大峰山界隈も熊の出没が多いので注意しないといけませんよね~
先ほどの分岐から少し歩くと、こんな場所に出ます。
こちらが白川八丁と言いまして水無川の川原になります。
枯れてはいますが、川幅がだいたい50mくらいあるのではないかな~と思われる広さになります。
川幅が広いので、ルートが少し分かり難いのですが、時々マーキングが出てきますので、そちらを拾いながら上流を目指していきます。
ここで道迷いするような技量ですと、とても双門の滝まで行けれないと思います。
上流に進んで行くと、川の水が復活してきます。
いや~水がとても綺麗です!
さらに弥山川を遡っていくと、左岸(上流を見て右側)にペンキ矢印が描かれている所に出ます。
ここで対岸に渡渉しますので間違わないようにしてください!
渡渉して重量を目指すと、釜滝が見えてきます!
双門の滝への最初のハイライトになる釜滝でございます!
神秘的な場所ですよね~♡
ず~~~っと見入ってしまうほど美しいエメラルドグリーンの世界でした。
荒々しく危険に満ちた双門の滝へのルートですが、釜滝までは安全に来れますので、非常にお勧めです!
みたらい渓谷を楽しんだ後に、熊渡に車を停めて、釜滝まで訪れるのはアリだと思います!
釜滝から本格的な登山道になってきます。
何度も足を止めて見てしまった釜滝のエメラルドグリーンの滝壺でございます。
神奈川県の景勝地である「ユーシン渓谷」の「ユーシンブルー」と良い勝負か・・・いや、残念ながら釜滝に負けてますね~
それぐらい綺麗でした!
双門の滝・弥山川双門ルートは、多くの挑戦者が命を落としております。
遭難碑を見て気持ちが引き締まりました。
「次は我が身だ気をつけよう」
忘れてはいけない私の合言葉でございます!
双門の滝・弥山川双門ルートで登山の様子とコース詳細
言ってるそばからヤンチャな感じになってきました・・・。
先が思いやられます・・・。
双門の滝・弥山川双門ルートは、想像以上に手ごわそうですね~・・・。
いきなり道を間違えた岩場になります。
中央下の右手に鎖が見えてますでしょうか?
さらに上にも鎖があったので(3本ほど鎖があり)、私はてっきり上に登るのだと思ったのですが、正解はトラバースして写真右に進みます。
(トラバース時の滑落防止に鎖があるだけで、登らせる意味ではない)
中央上の段々になっている岩場に鎖がなく、「なぜ、ここには鎖がないのだ?」と思い、ザックを下ろして空身で岩場の上部に偵察に行ったのですが、やっぱりルートがなく・・・。
ザックまで戻ると、左手に小さなマーキングが見えて事なきを得たのですが、ここはルート間違いに要注意です!
沢水が流れていて非常に岩が滑りますので、岩場の上まで登ってしまうと下りれらなくなります。
登山道に復帰すると、今度は急登が始まりました。
双門の滝までは、本当に体力勝負になります!
ただルートの大事な所には案内板があるので、それなりに登山道は管理はされてました。
双門ルートに来ている事を噛み締めることが出来ました。
昔から憧れていた双門の滝を早く生で見たいものですね!
なんだか分からないと思いますが、こちらも登山道になります。
非常に歩き難い箇所が多く、浮石も多いので、捻挫や滑落に十分注意してください。
釜滝から先は、滑落すると大怪我か、最悪死んでしまうようなところが連続します。
基本、弥山川沿いを歩くので、渓谷美を堪能出来て良いのですが、それ以上に滑落が怖いですね・・・。
熊渡に多くの車があったので、登山者と会うかな~と思ったのですが、結局、狼平避難小屋まで誰とも会いませんでした。
こんな感じの看板が時々出てきます。
もし、引き返す場面になったら重要な目印になりますよね。
引き返すことも念頭にして、コースを覚えながら登ることをお勧めいたします!
ただ、3歩歩くと忘れてしまうチキンハードな頭をした私なもので、偉そうなことは言えないのですけどね(笑)
双門にも遅い春が到来中でした!
ツツジがとても綺麗に咲いてました!
なんだか良く分からない写真ですが、正面が双門ルートのコースになります。
大きな岩場を乗り越えないといけないので、体力の消耗が激しくなります。
この岩場を登るのが一苦労でした。・・・。
鉄杭があるものの、テント泊装備の私にとっては辛い時間帯でした・・・。
アップの写真になります。
双門の滝に訪れる場合は、荷物は少なく軽量で臨むべきですね!
お前が言うな!て感じですかね(笑)
さらに厄介だった岩場をへつる所になります。
写真中央に見える鉄杭を使って巻き込むように進むのですが、足場が小さくて落ちちゃいそうになりました・・・。
身長が低いと、なかなか厳しい場所かと思います。
要所要所にシッカリと整備された橋や梯子があるので助かるのですが、この辺はまだまだ序の口な感じでございます・・・。
岩場の上に出て歩いてきた方面の写真になります。
逆から来た場合、この辺は嫌な場所になると思います。
※双門の滝・弥山川双門ルートは、狼平避難小屋から下りでの利用は原則禁止になっております。
さらにモリモリ登っていくと、突然爆音が聞こえてきます!
これが双門の滝か?とは流石に思わなかったのですが、こちらが「一ノ滝」になります。
見える場所から少し離れているのですが、それでも飛沫が飛んでくるほど水量が豊富でした!
山と高原地図に記載のある「吊橋」になります!
結構揺れますし、それなりに高度感がある吊橋になります。
ここでビビってしまうと、この先の「梯子地獄」には耐えられないかもしれません。
それにしても一ノ滝が見事です!
秋の紅葉の時期は、この一ノ滝周辺は、とても綺麗でしょうね~!
吊橋を渡ると、双門の滝への名物と言っても過言ではない「梯子」がモリモリ出てきます。
梯子の数は全部で32本ほどあるそうで、どれも長いうえに傾斜も垂直なので、かなり大変です。
勿論、滑って落ちたら・・・
梯子を登ると、こんなガレ場地帯になります。
写真では伝わらないのですが、これまたかなりの急登になりまして、体力をモリモリ削り取っていきます・・・。
双門の滝のルートで有名な「石門」でございます。
重ザックが邪魔をしてなかなか通るのに難儀しました・・・。
も~少し痩せないと駄目だな~と涙目になってしまいました(笑)
さらに続くよ梯子ちゃん♡てな感じですが、こちらも地味に体力を奪っていきます。
も~~勘弁してケロ~~(>_<)と、何度も吐き捨ててしまいました・・・。
写真以上に斜度がありまして、こちらも足を滑らすとアウトでございます。
梯子の長さは、50Mくらいはあるかも知れませんね~
テント泊装備ですと、出っ張った岩が邪魔をするので更に緊張感がマシマシになります。
ここで落ちたら本当の白目泡吹き確定ですよね~!
ま~そんな本格的な白目になるのも悪くはないですよね♡
なんだか分からないと思いますが、この痩せ尾根を歩いてきました。
両側が深くキレ落ちてますので滑落すると即死です。
今回で一番長い梯子になります。
写真だとアレですが、こちらもほぼ垂直の感じになっております!
こんな背筋が良い梯子は久しぶりですね(笑)
梯子を登りきると、今度は水平バージョンの梯子歩きになります!
も~気分は「出初式」な感じでした!!
下はスケスケですので、高度感がモリモリで非常に怖い所になります。
あまりの恐怖で写真がブレてますが、ま~そーゆー理由でございます。
ここも滑落すると即死になります。
テント泊装備で来なければ良かったと後悔してしまった場所になります。
も~この鎖で私の事を縛って欲しいと切に願ってしまいました・・・。
梯子を登っている最中、振り返るとどんな景色なんだろう?と思い、1枚撮ってみました。
こちらが「東剣城」かと思われます。
凄い格好いい名前ですが、名前負けしない迫力がありました。
中剣城(登山道)の最大の核心部がこちらの鎖場だと思います。
ここで滑落すると絶対に助かりません。
ただ、高度感はありますが、全く難しくない岩場ですので、普段通り登れば恐れる必要はありません。
雨で岩場が濡れていたり、雪が積もっていると非常に怖いと思います。
滑落すると即死ですので、鎖に全体重を預けず、補助として使ってください。
鎖場付近からの景色になります!
よ~やく展望が開けてきましたね。
奥に見えている山が山上ヶ岳方面ですね!
八経ヶ岳は見えてませんね~
左の山並みが、今回の山行で登った稲村ヶ岳方面で、右側が山上ヶ岳だと思います。
残念ながら、今回の最高峰である八経ヶ岳は方向が逆なので全く見えてきません。
こちらの谷が歩いてきた弥山川双門ルートになります。
だいぶ標高が高くなりましたね~
さらに進むとなんだか分から憎いコースになってきました。
ま~直登あるのみですね!
モリモリ険しい道を登っていくと、平地の個所に出ました。
ここは数少ないビバーク適地かと思います。
テント3張りは行けると思います!て、あまりテント泊装備で来る方はいませんよね。
平地の近くから、長年憧れていた双門の滝をついに見ることが出来ました!
こちらが双門のテラス(仙人嵓のテラス)になります。
かなりの遠望になりますが、それでも生で双門の滝を見る日が来るとは思ってなかったので、感動してしまいました!!!
双門の滝の落ち口になります。
あそこからゴムボートで落ちて「ファイト!モッコリ!!」と叫んでみたいです(?)
距離が有るものの、滝の爆音が良く聞こえました。
ここまで怖い所を頑張って登って来たご褒美ですよね~!
次回、双門の滝へはいつ来れるか分からないので、目に焼き付けて感動に酔いしれてみました。
まとめ
双門の滝まで、ただただ長く、そしてとても怖い山歩きの時間になりました。
双門の滝を経由して、八経ヶ岳へ行くには相当時間が掛かります。
弥山川双門ルートは、噂通り「近畿地方最難関ルート」、「関西屈指の難ルート」であるのは間違いないかな~と思います。
また、「双門の滝を見て引き返そう!」と計画する方がいるかもしれませんが、長い梯子もありますし、滑落すると即死の所も多く、技術的に難しくなる「下り」になってしまいますので、現実的ではございません。
双門の滝・弥山川双門ルートを下りで利用するの危険です。
何度も書きますが、下りでの利用は止めて下さい!
そんな感じで次回に続きます!
双門の滝・弥山川双門ルートで双門のテラス~狼平避難小屋を歩いた続きの記事になります!