アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山とキャンプ、写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」のアウトドアブログです。

行者還岳・大普賢岳テント泊縦走!(七曜岳~国見岳~小笹宿) NO.4

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 行者還岳から大普賢岳

 

 

 

八経ヶ岳・弥山テント泊縦走について

前回の双門の滝・弥山川双門ルートに引き続きまして、狼平避難小屋から八経ヶ岳・弥山・行者還岳・大普賢岳・小笹宿へテント泊縦走した続きになります!

 

本編の区間は、八経ヶ岳・弥山周辺と比べると、一気に登山者が減って静かなルートになるのですが、鎖場や梯子が多く、道も狭くてガラガラな場所もありますので、体力・気力を削り取られてしまう感じです。

 

雨が降って濡れている時は、結構難儀する区間になりますので、注意しながら歩いてください!

 

特に、大峯奥駆道を縦走するテント泊登山者にとっては、荷物が多くなりますので、バランス崩して滑落に要注意です!

 

こんな1日になりました!

 

行者還岳・大普賢岳・小笹宿縦走の日程・天候・メンバー

登った日:2018年04月29日(日) ~ 2018年05月01日(火)

天  候:04月30日(月)晴れのち曇り

メンバー:単独

 

動画(八経ヶ岳~弥山~行者還岳~大普賢岳~小笹宿)

 

写真を押すと今回縦走したルート(NO.3、NO.4八経ヶ岳~弥山~行者還岳~大普賢岳~小笹宿区間)の動画が観られます!

良かったらご参考にしてみてください!

 

みたらい渓谷~熊渡~双門のテラスの記録(NO.1)

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みたらい渓谷~熊渡~双門のテラス~双門の滝までの記録になります。

長年憧れだった、名瀑百選双門の滝をついに生で見ることが出来、念願叶った瞬間でした!

 

双門のテラス~狼平避難小屋の記録(NO.2)

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双門のテラス~狼平避難小屋までの記録になります!

この区間も渡渉が多く、かなり難儀しました。

もっと、B-ダッシュの練習をしておけばよかったです・・・。

 

狼平避難小屋~八経ヶ岳~弥山~弥山小屋~行者還避難小屋(NO.3)

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 狼平避難小屋にテント泊をし、レンゲ道から八経ヶ岳、弥山、弥山小屋、行者還避難小屋まで登山した記録になります。

 

 

行者還岳・七曜岳・大普賢岳・小笹ノ宿のコース状況

行者還避難小屋からガレ場の急登になります。

特に行者還水(水場)付近は、岩がゴロゴロしていますので、落石に注意です!

 

七曜岳周辺は、鎖場がモリモリありまして、滑落に要注意です!

 

大普賢岳の登りが白目泡吹きの打ち首獄門な感じの時間になります(>_<) 

 

また、女人結界がある関係で、女性は小笹宿に入れません。

テント泊する場合は、柏木道方面に進むと30分ほどで「アスカベ平」の幕営適地地がありますので、そちらを使ってください。

※水場もありますが、トイレはありません。

 

小笹宿について(水場・トイレ)

小笹宿

写真のとおり、小笹宿はかなり小さな避難小屋?になっております。

少し広い1kかと思われます!

大人4人前後が泊まれる広さかなと思います。

 

小笹宿は、幕営適地になってまして、30張前後は余裕でテントを張る事が出来ると思います。

トイレはありませんが、水場が目の前ですので、水に不自由することはありません。

※枯れる事は無いそうです・

 

トイレにつきましては、山上ヶ岳方面に進んだ右手の崖付近で用を足す感じでした。

水場を汚染させないためにも、離れた場所で行ってください。

 

行者の水場について

水量乏しく、給水するのにかなりの時間が掛かってしまいました。

夏場になると枯れてしまうそうですが、GWや晴天が続く時期は注意してください。

個人的には、行者の水場は当てにしない方が良いと思います。

また、行者の水場の近くになる行者還避難小屋には、水の貯えがあります。

煮沸しないと駄目ですが、渇水に備えて行者の水場の水を蓄えてました。

緊急時には、行者還避難小屋の中にある水道(シンクがあります)を確認する事をお勧めします!

 

コースタイム(行者還岳・国見岳・大普賢岳・小笹宿)

行者還避難小屋 10:38 → 10:43 行者の水場 11:04 → 11:08 行者還岳 → 11:54 七曜岳 → 12:33 国見岳 12:35 → 13:20 大普賢岳 13:25 → 14:19 阿弥陀ヶ森 → 14:48 小笹ノ宿(泊)

 

 

コース・標高差(双門の滝~八経ヶ岳~弥山~大普賢岳~小笹宿)

コース・標高差(双門の滝~八経ヶ岳~弥山~大普賢岳~小笹宿)

コース・標高差行者還岳・七曜岳・大普賢岳・小笹宿

 今回歩いたNO.4の区間になります!

行者還岳避難小屋からスタートし、行者還岳、七曜岳、国見岳、大普賢岳を縦走し、小笹宿で幕営しております。

 

山行写真(行者還岳・七曜岳・大普賢岳・小笹宿)

行者の水場

行者の水場(行者還避難小屋近く)で「ジャック・ダニエル」が給水してました。

本当のお名前は分かりませんが、バーボン?テネシーウイスキー?な感じなので、命名しました(笑)

ダニエルとは、下市口駅のバス停で顔見知りになりました。

私は双門ルート、彼は洞川温泉から小笹宿へ登りテント泊したみたいです。

前鬼で下山するそうですが、お互いの無事を祈りつつここでお別れました。

行者の水場は、非常に水量が細く、500mlのペットボトルを満タンにするのに、5分以上かかりました。

こちらの水場はあてにしない方が良いかと思います。

 

 

行者の水場付近

 行者の水場付近は、こんな感じのガラガラ地帯になっております。

上から登山者が下りてくると、かなりの確率で落石が発生します。

水場周辺は、頭上注意でございます。

  

 

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 前回登らなかった行者還岳でございます! 

 展望はありませんが、大峯奥駆道の雰囲気がモリモリな感じでした。

分岐から登りで15分、下りで10分くらいの道のりでした。 

 

 

行者還岳から七曜岳

 行者還岳から七曜岳を目指します!

今までの平和な感じの縦走路が一変し、段々と凶悪な感じなってきます。

 

 

梯子の連続

 そろそろ「出初式」にデビューしたいな~と思わされる梯子の連続でございます(?)

 

 

和佐又山方面への分岐

 当初、計画していた和佐又山方面への分岐になります。

無双洞へ行ってみたかったのですが、今回はパスでございます。

また、機会作って出没したいと思います!

 

 

山

 え~~あの山なんだ?(笑)

 土地勘がないもので、時々自分が誰だか分からなくなります!

 

 

七曜岳直下の長い鎖場

 七曜岳直下の長い鎖場になります。

双門の滝で、散々鍛えられたので、全然怖く感じないのですが、下りで使うと高度感があるかも知れません。

 

 

七曜岳

 今日は何曜日?

七曜日!!と、叫びたくなる七曜岳でございます。

標高1,584mほどありますので、なかなか高いですよね!

 

 

七曜岳からの大普賢岳方面の景色

 七曜岳からの大普賢岳方面の景色になります!

モリモリのモッコリな山並みが素敵ですよね~(´∀`*) 

私もアレくらい立派なモッコリになりたいものです・・・♡

 

 

高度感ある縦走路

 結構モッコリだと思っていたのですが、こちらの高度感の影響で、一気にしぼんでしまいました・・・。

まだまだ修行が足りませんね~

左側がキレ落ちてますので、注意してください!

雨降って濡れると滑ると思います。

 

 

シャクナゲの花

 黄ばんシャクナゲの花が美しかったです!

これからシャクナゲも見頃を迎えると思います!

 

 

七曜岳・大普賢岳周辺は、鎖場と梯子

 七曜岳・大普賢岳周辺は、鎖場と梯子のオンパレードでございます!

結ぶのは得意ではないので、縛って欲しい感じですね(?)

 

 

七つ池

 アップダウンを繰り返すと「七つ池」になります。

給水できませんので注意してください!

名前の通り、独特な雰囲気のある場所でございます。

 

 

左側の高いピークが大普賢岳

 写真左側の高いピークが目指す大普賢岳になります。

大普賢岳直下の急斜面が凄そうですよね~

眺めているだけで白目になってしまいました(笑)

 

 

和佐又山

 今回テント泊候補地だった和佐又山でございます。

GWですし、結構混んでいたかもしれませんよね。

 

 

稚児泊

 こちらが稚児泊になります。

平地が広がってまして、ビバーク適地になります。

10張前後はテントを張ることが出来ると思います。

私が通った時にも2張ありました。

 

 

国見岳付近の鎖場

 こちらが国見岳付近の鎖場になります!

テント泊装備ですと、非常に歩き難いです。

 

 

滑落注意箇所

 先ほどから痺れる感じのルートが続きます!

足場はシッカリしてますので、慎重に歩けば問題ありません!

それでも滑落注意箇所かと思います。

 

 

地味なお山

 前回来た時に巻いてしまったので、今回はシッカリとピークを踏んでみました!

縦走路から少し外れますので、見落としてしまうかもしれません。

 

 

大台ケ原

 それにしても山深いところでございます!

和佐又山が綺麗に見えてますね!

奥に見える大台ケ原へ行きたいですね~

今年の秋に行こうかしら!?

 

 

水太覗

こちらが水太覗になります。

 

 

水太覗景色

 水太覗らしい景色が広がってました!(適当)

 

 

大普賢岳(標高1,779.9m)

 涙が枯れるほどの急登をこなし、よ~~やく大普賢岳(標高1,779.9m)でございます!

左に写るユルキャラはなんざんしょ?

大普賢ちゃん?でしょうかね?

かなり目が逝ってしまってますが、ある意味私と良い勝負だと思います(笑)

 

 

大普賢岳山頂からの八経ヶ岳方面の景色

 大普賢岳山頂からの八経ヶ岳方面の景色になります!

段々天気が悪くなってきましたね~

 

 

弥山方面

 弥山方面も邪悪な雲が増えてきました・・・。

なんだかデビルが降臨しそうな感じですよね・・・。

 

 

グレゴリーバルトロ75

 なんか臭いな?獣がいるのか???と、思ったら私の重ザックでした(笑)

縦走2日目になると、色々な所から獣臭がしてきます。

私とすれ違うたびに、山ガールが辛口の悪口を言ってそうですよね~・・・。

ま~そんな人生も悪いものではないですよね!

 

 

小普賢岳

 大普賢岳から下って少し登ると「小普賢岳」がヒッソリとありました。

看板がないと、気づかずに通り過ぎてしまう感じの小普賢岳でした。

 

 

阿弥陀ヶ森

 阿弥陀ヶ森の登りが地味にきつく・・・。

当初、柏木道を使ってアスカベ平でテント泊の予定だったのですが、次の日のバスの時間が非常に早いので(8:30頃)、小笹宿で幕営することにしました。

 

 

山上ヶ岳女人結界

 こちらが山上ヶ岳の女人結界になります。

日本で唯一の女人禁制のお山が「山上ヶ岳」になります。

市民団体がクレームを入れているそうですが、どうなんでしょうかね!?

 

 

女人結界から小笹宿までの道のり

 女人結界から小笹宿までの道のりは、こんな感じでございます。

少し分かり難い箇所もありますので、濃霧の時はルートに注意でございます! 

 

 

小笹宿の水場

 こちらが小笹宿の水場になります!

水量豊富で冷たくて美味しいお水になります!!

 

 

「豚のみそ焼き」と「ウインナー」

 無事に小笹宿に着いたので、テント張って夕飯の用意をしてみました!

晩御飯は、「豚のみそ焼き」と「ウインナー」でございます!!

昨日から肉料理が続いてますが、豚のみそ焼きが美味しくて独で絶叫しちゃいました♡

 

 

私のテント

 私のテントでございます!

普段の荒れた生活が垣間見える感じの散らかり具合ですよね(笑)

整理整頓が出来ないもので・・・。

掃除が得意な女性を募集しておりますので、ふるってご応募ください!

 

 

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 小笹宿の様子になります。

左手に見えている建物が小笹宿になります。

平地が広がってますので、テント泊するには最高の場所でございます!

 

 

小笹宿トイレ

 山上ヶ岳方面に進み、右手の崖の方に登ると「トイレ」になっている場所があります。

水場から離れてますので、小笹宿に泊まる際は、この辺で用をたしてください!

ま~逆を言えば、「足元注意箇所」かもしれませんよね。

 

 

メスティン米炊く

 米を炊くのも慣れたもので、失敗知らずでございます!

も~アルファー化米には戻れませぬ・・・。

 

 

山飯

 豚のみそ焼きが美味しくて、私の脂身も喜んでおりました(?)

テント泊の楽しみは「食事」ですからね~

荷物が重くなったとしても、ある程度の物は食べたいな~と思っている誰かさんです!

 

 

宗教チックな像や石碑

 腹もいっぱいになったので、小笹宿周辺を散策してみました!

色々な宗教チックな像や石碑があって、見ていて飽きません!

 

 

小笹宿建造物

 山の中とは思えない建造物の数々です!

 

 

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 ♡のパンツを喉に着けているのかしら!?と、罰当たりな事を妄想してしまった誰かさんでございます(>_<)

それにしても、左の方は凄いふてくされた感じですね~・・・。

私も職場であんな感じによくなっております!

 

 

小笹宿日没

 何だかんだで日没でございます・・・。

 

 

山上ヶ岳方面の夕日

 山上ヶ岳方面の夕日がとても綺麗でした!

 

まとめ

今回のテント泊縦走の最高点である八経ヶ岳からの景色に癒され、七曜岳や大普賢岳周辺の悪路に悲鳴を上げ、小笹宿の石像や石碑に歴史を感じれたモリモリな1日になりました。

 

狼平避難小屋から小笹宿までは、結構きつい縦走になるかと思いますが、色々な山の表情に触れる事が出来ますのでお勧めなルートになります!

 

女性の登山愛好家にとっては、女人結界がネックになるかと思いますが、柏木道や和佐又山を絡めた感じでルートを組めると思いますので、新緑や紅葉を目当てに登ってみるのもアリかと思います!

 

そんな感じで次回最終章に続きます!

 

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山上ヶ岳・稲村ヶ岳・稲村小屋テント泊縦した続きの記事になります!