- 大朝日岳登山とテント泊・避難小屋泊で古寺鉱泉縦走について
- 大朝日岳登山(朝日連峰テント泊・避難小屋泊縦走)詳細とアクセス・駐車場・登山口付近の地図
- 大朝日岳登山のコースタイム・ルート・標高差(西朝日岳~銀玉水~古寺鉱泉)
- 竜門山避難小屋からの大朝日岳周辺の景色
- 西朝日岳登山とルートの様子について
- 金玉水までの登山と大朝日岳の水場の詳細
- 大朝日岳登山と大朝日小屋周辺の景色について
- 古寺鉱泉への下山とルートの詳細
- まとめ
大朝日岳登山とテント泊・避難小屋泊で古寺鉱泉縦走について
前回、中編に引き続き、朝日連峰をテント泊・避難小屋泊をしながら縦走登山した時の記事になります!!
楽しかった朝日連峰テント泊・避難小屋泊での縦走も今日で最終日になります。
今回は、朝日連峰最高峰である大朝日岳への登山になりまして、そのままメジャーな登山口である古寺鉱泉へ下山までの記録になります。
大朝日岳を目指すなら、古寺鉱泉からも日帰り登山が可能ですが、出来たら避難小屋で1泊した方が、朝日連峰の良さを更に実感できるのではないかと思います!
しかしながら、朝日連峰の最高峰である大朝日岳ですので、日帰り登山でもかなり大変な1日になると思います。
朝日連峰の大朝日岳周辺は、豪雪地帯になりますので、7月上旬まで雪が残っていたりと、ルートも悪路があったりアップダウンも連続しますので、登山の総合力が試されるコースだと思います。
また、大朝日岳への登山起点になっていた古寺鉱泉ですが、2020年現在、廃業していて入浴は出来ません。
古寺鉱泉について調べてみたのですが、営業再開の予定はありませんので、このまま閉館だと思います。
登山後の温泉として最高の立地にあっただけに、チョット残念ですよね!
そんな感じで、後編の大朝日岳登山に移らせていただきます!
まずは、朝日連峰をテント泊・避難小屋泊で縦走した前編、中編の記事がこちらになります!
前編の記事は、大鳥池登山口~大鳥小屋~大鳥池を歩いた記録になります!
朝日連峰唯一テント泊出来るのが大鳥小屋になるのですが、そちらのテント場や料金などの詳細について書いてますので、登山の参考になれば幸いです。
中編の記事は、大鳥池~以東岳~狐穴小屋~寒江山~竜門山避難小屋泊の記録になります!
朝日連峰は、山小屋、避難小屋が充実しているので、日帰り登山だけでは勿体ないと思います!
朝日連峰テント泊縦走の動画と
写真を押すと1分弱の動画が見られます!
大朝日岳登山(朝日連峰テント泊・避難小屋泊縦走)詳細とアクセス・駐車場・登山口付近の地図
登った日:8月11日(木) ~ 8月13日(土)
天 候:8月13日(土) 快晴
メンバー:私を含めて4人(他3人は登山仲間)
こちらが今回の大朝日岳登山を含む、朝日連峰テント泊・避難小屋泊縦走の詳細になります。
今回の登山は、3日間とも快晴で、天候に恵まれた点が良かったです!
朝晩もそれほど冷え込まず、むしろ暑いくらいでした。
また、上述してます通り、朝日連峰ではテント泊は大鳥小屋でしか出来ませんので、大朝日岳周辺は禁止になります。
幕営地もありませんので、テント泊はせず、山小屋・避難小屋泊にしてください。
1ヶ所しかテント泊が出来ませんので、我々以外は、テント泊装備で登山をしている方は見かけませんでした。
そして、大朝日岳登山口までのアクセス・駐車場・登山口付近地図がこちらになります!
朝日連峰テント泊縦走、大朝日岳登山の起点となる古寺鉱泉周辺の地図になります。
古寺鉱泉の近くに、無料の駐車場があります。
古寺鉱泉は閉館してますが、この登山口付近の無料駐車場は、問題なく使用できます。
また、古寺鉱泉までのアクセスは、全て舗装された道路ですので、社交が低い車でも問題いありません。
我々は、月山登山のため、大朝日岳から下山後、古寺鉱泉からタクシーに乗って移動しました。
お盆の時期は、タクシーも大混雑しますので、前もって予約することをお勧めいたします!
大朝日岳登山のコースタイム・ルート・標高差(西朝日岳~銀玉水~古寺鉱泉)
竜門山避難小屋 5:06 → 6:13 西朝日岳 6:16 → 7:34 大朝日岳小屋 7:38 → 7:48 大朝日岳 8:12 → 9:01 銀玉水 9:09 → 13:32 古寺鉱泉
こちらが、今回の大朝日岳登山のコースタイムになります。
竜門山避難小屋に宿泊し、そちらから西朝日岳~大朝日小屋~大朝日岳~銀玉水~古寺鉱泉へ下山しております。
大朝日岳山頂から、下山口の古寺鉱泉まで、コースタイムで5時間ほどでした。
しかしながら、年によっては残雪が残り、意外と時間が掛かってしまう事がありますので、コースタイムは甘めに設定される事をおすすめ致します。
大朝日岳の山頂直下に大朝日小屋(山小屋)がありますので、そちらで1泊する計画もアリかも知れません!
そしてこちらが、今回の朝日連峰テント泊・避難小屋泊で縦走登山をしたコースと高低差の地図になります!
23km地点にあります竜門山避難小屋から出発し、西朝日岳~大朝日岳~金玉水~古寺鉱泉へ縦走した区間になります!
竜門山避難小屋から西朝日岳・大朝日岳間は、細かなアップダウンがあるものの、急登があるコースではないので、気持ちにゆとりがありました(笑)
大朝日岳から古寺鉱泉までは、標高差の地図の通り、ひたすら下り道になりますが、中々雰囲気の良い樹林帯で飽きのこない行程になりました。
竜門山避難小屋からの大朝日岳周辺の景色
竜門山避難小屋からの大朝日岳周辺の夜明けです!
綺麗ですね~(´∀`*)
避難小屋でグッスリ寝ていると、3:00頃に騒がしい連中が居て強制的に起こされてしまいました。
寝てる人も居るんだから、マナー守れよ!って感じです。
テント泊と違って、避難小屋泊(山小屋泊)は、プライベート空間がないのがネックですよね~
猫背な私ですが、後ろから抱きしめたい山ガールがいましたら遠慮なくご連絡ください(笑)
竜門山避難小屋からの朝日の景色にウットリしてしまいました。
竜門山避難小屋から見る月山の夜明けの景色です!
神秘的ですね~!
まるで私の笑顔みたいです♬
ダイヤモンドどっかの山!ってな感じのご来光になりました!
朝日連峰テント泊縦走も今日で最終日。
なんだか朝からテンションが下がり気味になってしまいました・・・。
「下山したくない病」を発症中です。
竜門山避難小屋の前での一枚です!
真ん中の方が小屋番さんなのですが、エベレストの登頂もしている強者です!
今度、K2に挑戦するそうです!
私は、そろそろ太ってきたのでLLのズボンに挑戦しそうな勢いです!!(?)
※2017年に小屋番さんは病気のため逝去しました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
竜門山避難小屋ともこれでお別れです!
また必ず泊まりに来ます!!
朝日連峰の稜線とのコラボが絵になりますよね~
昨日テント泊装備を担いで歩いて来た朝日連峰の稜線です!
右奥が以東岳ですね~!
だいぶ縦走して来ましたね~~
西朝日岳登山とルートの様子について
右のピークが目指す西朝日岳ですね!
左のピークが今回の登山のゴール地点の大朝日岳です!
両方とも良いお山ですね~~♬
西朝日岳へ登っている途中に竜門山避難小屋方面を振り返ると・・・♡
後ろ髪ひかれまくりで、頭が禿げそうです(?)
3日間、本当に天気に恵まれて最高でした。
禿げてしまっても後悔はありませんね!
いや、やっぱり禿げてしまうのは勘弁です・・・
竜門山避難小屋から西朝日岳への登山道周辺もお花がモリモリ咲いておりました!
絵になる縦走路でございます!
西朝日岳までも、思った以上にアップダウンがあります・・・
でも、景色が最高で全然苦になりません!!
いや、嘘をつきました。
やっぱりテント泊装備が重くて辛いです(>_<)
大鳥小屋でのテント泊にこだわらず、全て山小屋・避難小屋に宿泊すれば、こんな重い装備で歩かなくてよかったんですけどね~(笑)
だいぶ大朝日岳が近づいてきました!
綺麗な三角形のお山が大朝日岳の山頂になります!
今回のテント泊・避難小屋泊での縦走の最高峰であり、憧れの朝日連峰の頂でございます!!
アップにすると大朝日岳の迫力が伝わりますかね!?
あの尖がりで「グリグリ」して欲しい今日この頃でした(?)
それにしても大朝日小屋はどの辺にあるんでしょうかね!?
西朝日岳へ登っている最中になるのですが、東北のお山は森林限界が低いですね~~
標高1,700m付近ですと大きな木は1本もありません。
多分、標高1,400m前後が朝日連峰周辺の森林限界なのでしょうね~
それだけ日本屈指の豪雪地帯である朝日連峰周辺の自然環境が厳しい証拠ですよね。
社会の荒波も中々の苦行ですけどね!
そんな事を忘れさせてくれる西朝日岳山頂からの展望でした!
西朝日岳も360度の大展望ですので、古寺鉱泉から日帰り登山をされる場合は、是非登って欲しい1座になります!
さ~メインディッシュの朝日連峰の稜線でございます!
西朝日岳から大朝日岳の稜線を歩きたかったんです!!
名残惜しいですが、西朝日岳から意味深な金玉水を目指して進みたいと思います!
金玉水までの登山と大朝日岳の水場の詳細
お天道様や大朝日岳も、祝福してくれているみたいでした!!
私とお天道様、結構相性が良いのですよ!(自称)
そんな感じで、大朝日岳の水場である金玉水へ行きたいと思います!
も~大朝日岳までのルートの開放感が凄すぎて、登山服を着ている自分が恥ずかしくなります(/ω\)って、なんのこっちゃ!?(笑)
「雄大」て、この朝日連峰の景色の事を言うのでしょうね~
遠くに飯豊連峰が見えました!!
アッチも登ってみたいです!
そして、「飯豊はいいで~♡」って山頂の中心で叫びたいですね(笑)
大朝日岳への登山も最高ですが、飯豊山への登山も忘れられない景色の連続でした。
西朝日岳~大朝日岳のコルに着くと大朝日岳の迫力に圧倒されちゃいました!!
凄い三角形の形をしたお山ですよね!
ザイルなしで登れるのでしょうかね!?
金玉水周辺の登山道でニッコウキスゲも咲き乱れておりました!
今年は朝日連峰も結構寒さが続き、開花が遅れたそうです!
この時期に、大朝日岳周辺でニッコウキスゲを見れてラッキーでした♡
こりゃ~凄いや~~・・・。
ダッシュの練習にもってこいですね!
そして、大朝日岳小屋も小さく見えてますね。
あまりの大朝日岳の迫力に言葉も出ませんでした・・・。
あの急登を歩くのか~と思うと、ため息しか出ません(笑)
そして写真真中付近に、金玉水への登山道が見えてますね。
残雪付近に水場があるでしょうね。
大朝日岳方面に進んでいくと、途中に素晴らしい名前の水場である金玉水がありますので、忘れずに寄ってみました♡
金玉水は、大きな声で女の子が叫んで欲しい水場の名前ですね!
え~・・・こちらが大朝日岳で有名な水場である金玉水でございます!
朝日連峰縦走で大変有名な水場である金玉水でございます!!
大事な事なので、2度書いてみました(笑)
金玉水は白く粘々してなくて、これなら僕でも飲める感じでした(?)
全然苦くないですし、イガイガしませんでした(?)
むしろ、冷たくて非常に美味しいお水でした。
水量も豊富ですので、枯れることはないそうです。
大朝日岳登山と大朝日小屋周辺の景色について
金玉水から少し登れば、今回の登山の目的地である大朝日岳山頂でございます!!
大朝日岳の標高は1,870mでございます!!
標高こそそれほど高くありませんが、アルプスからの景色に劣らない雄大な展望と達成感がありました!
大朝日岳がある山形県は、米と日本酒の産地だけに、標高の表記が「米」なんですね(笑)
流石、米どころの山形県でございます!!
朝日連峰の最高峰なだけあって、立派な山頂プレートが鎮座してました。
大朝日岳からの景色に満面の笑みのKさんです!
全てを語る良い笑顔でした(´∀`*)
朝日連峰は、大朝日岳までアップダウンが連続する縦走路でしたが、全てが報われた瞬間でした!
下山する古寺鉱泉方面の山並みです!
まだまだ絶景を楽しめそうですね~♬
今度朝日連峰に来る時は、アッチから登ってみたいものです!
違った角度で見る大朝日岳も素敵でしょうね~
歩いてきた朝日連峰の稜線が一望できました!!
大鳥小屋でテント泊した時間がすでに懐かしいですね~
大朝日岳周辺はお花畑になってまして、楽園そのものでした!
この近くに大朝日岳小屋があるのですが、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました(笑)
ここで眠りについたら2度と起き上がることが出来ず、大朝日岳の土になってしまいそうな勢いだと思います!
そろそろ大朝日岳とも見納めですね・・・
またいつか大朝日岳に登りたいです!てか、絶対戻ってきたいですね!!
古寺鉱泉への下山とルートの詳細
そんな感じで、大朝日岳小屋から先になんか嫌なモッコリが見えますが、古寺鉱泉方面に進みましょう!!
振り返って西朝日岳~大朝日岳の姿をジオラマモードで撮ってみました!
なんだか、可愛いですよね(´∀`*)
まるで、私の笑顔みたいです(笑)
こっちが通常モードの西朝日岳~大朝日岳です!
可愛さが半減ですね( ゚Д゚)
コースのアップダウンが凄いですね・・・。
大朝日岳から古寺鉱泉を目指し進んでいくと、なんとかかんとか岳は登らず巻き巻きしました!
綺麗な山容をしたお山ですよね!
更に古寺鉱泉を目指い進んでいくと、一気に高度を下げて樹林帯に突入すると沢が見えてきました!
雰囲気の良いルートですよね!
今回の朝日連峰テント泊・避難小屋泊の縦走登山のゴール地点である古寺鉱泉です!
当初、古寺鉱泉のお風呂に入ろうかと考えたのですが、日帰り入浴はやってないみたいでした。(シャワーはOK?)
なかなか味わいがある建物の古寺鉱泉でした。
※2020年現在、古寺鉱泉は閉館しており営業再開の予定はないそうです。
まとめ
長年の憧れだった朝日連峰を快晴の中、テント泊・避難小屋泊で縦走登山が出来て、とてもラッキーでしたし、非常に思い出に残る山行になりました!!
朝日連峰が家から近ければ、頻繁に出没してしまいそうな程、魅力溢れる山塊でした!
いつまでもこの自然を守りたいですし、後世にちゃんと伝えなければならんですよね!
東北のお山は名山ぞろいで、実際に歩いてみて本当に素晴らしいと感じました!
欲を言えば、も~少し朝日連峰の山域で、テントを張れる場所があると有り難いかな~と思ってしまいました。
しかし、朝日連峰の環境を守るためにも幕営地の数を増やさないことは、仕方がないのかも知れませんよね。
またいつか、季節を変えて朝日連峰大朝日岳へ登山で再訪したいと思います!
山歩きは、色んな出会いがあって、やっぱり止めれませんよね!
朝日連峰テント泊縦走下山後、直ぐに月山登山(1泊2日)に臨みました!
素晴らしいクラシック縦走路歩きで、月山の事が大好きになりました!
その時の月山登山の記録になります!