- 高尾山から奥多摩湖42km笹尾根縦走について
- 笹尾根縦走(陣馬山~三頭山~奥多摩湖)のコース、トイレ、水場の状況
- 笹尾根縦走(陣馬山~三頭山~奥多摩湖)のコースタイム、ルート、標高差
- 陣馬山から生藤山までの笹尾根縦走登山とルートの詳細
- 三頭山までの笹尾根縦走登山とルートの詳細
- まとめ
高尾山から奥多摩湖42km笹尾根縦走について
前回の高尾山に引き続きまして、陣馬山から笹尾根を経由して三頭山、奥多摩湖へ日帰り縦走した42kmの続きになります!
前編とは打って変わり、今回のルートである陣馬山から奥多摩湖は一気に登山者が減り、静かな山歩きが出来る感じです。
ただ、笹尾根縦走の最難関である「三頭山」の登り坂がとても苦しく、悶絶した時間になりました。
42kmの笹尾根縦走をする場合、私みたいに高尾山から入山するのではなく、奥多摩湖から入って、体力・気力がまだ充実しているうちにルート最高峰の三頭山を攻略した方が楽かと思います。
あまりにもきつく、三頭山の直下にある「三頭山避難小屋」で1泊してしまおうかと、何度も考えてしまいました!
ビバーク出来る装備がなかったもので無理やり下山したのですが、三頭山避難小屋の存在は安心材料の1つになりました。
そんな感じで、こんな悶絶した笹尾根縦走の1日になりました!
前編でも記載しましたが、笹尾根縦走のアクセス・駐車場・登山口付近地図についても触れたいと思います!
今回の笹尾根縦走のゴール地点である奥多摩湖へ下山後、小河内バス停からバスに乗ってJR奥多摩駅へ行き、電車を乗り継いで、バイクを停めた高尾山口駅に戻っております。
奥多摩湖周辺にも無料駐車場がありますので、笹尾根縦走の時に重宝すると思います。
また、JR奥多摩駅から奥多摩湖までバスでアクセスすることも可能なのですが、到着時間が少し遅いのがネックになるかと思います。
奥多摩湖から三頭山への登山ルートも何本かあるものの、結構急登が続きますので、高尾山から縦走した場合は最後まで気が抜けない感じです。
そしてこちらが前編で歩きました高尾山~城山~景信山~陣馬山までの記事になります!
高尾山口駅から入山し、笹尾根を縦走して陣馬山までになります!
陣馬山の山頂で、既に廃人一歩手前な疲労感でした・・・。
笹尾根縦走(陣馬山~三頭山~奥多摩湖)のコース、トイレ、水場の状況
陣馬山から三頭山までの笹尾根歩きは、ただただ悶絶します・・・。
公判で歩いた笹尾根尾のコースは、細かなアップダウンが多く、三頭山の登りと「イヨ山」の急登に白目がこぼれてしまいました・・・。
思い出すだけでも吐き気がしてきます・・・。
ただ、コースは明瞭で道迷いするような場所はほぼありません。
エスケープルートも豊富なので(時間によってはバスはない)、トラブルで下界に下りたい時は割と苦労せず下山できるのも笹尾根縦走の安心材料かと思います。
そして笹尾根縦走で気になるトイレ・水場の状況ですが、和田峠から三頭山避難小屋までトイレがありませんのご注意下さい。
日原峠にある水場は、十分な水量がありましたので、当てにしても大丈夫だと思います。
非常に冷たく美味しい水で、笹尾根縦走のオアシス的な存在の水場でございます!
も~住みついちゃおうかな♡と、思ってしまった時間帯でした。
笹尾根縦走路から水場までは、それほど離れていないのも良い点だと思います!
また、三頭山避難小屋の下にも水場はあるのですが、結構下らないといけないので、笹尾根縦走者にとっては利用価値が低いと思います。
三頭山避難小屋で1泊する場合は、心強い水場かなと思います。
笹尾根縦走(陣馬山~三頭山~奥多摩湖)のコースタイム、ルート、標高差
陣馬山 9:06 → 9:18 和田峠 → 9:45 醍醐丸 → 10:36 連行峰 → 10:55 生藤山 10:57 → 11:00 三国山 → 11:15 軍茶利山 11:26 → 11:36 熊倉山 → 12:07 浅間峠 12:12 → 12:41 日原峠 → 12:47 日原峠水場 12:53 → 13:11 土俵山 → 13:52 丸山 → 14:30 数馬峠 → 14:58 西原峠 → 15:03 槇寄山 15:06 → 16:07 大沢山 → 16:26 三頭山 16:36 → 16:53 鶴峠分岐 → 17:05 入小沢ノ峰 → 17:25 ヌカザス山 → 18:01 イヨ山 18:04 → 18:26 三頭山登山口 → 18:43 麦山の浮き橋 → 18:46 小河内神社バス停
こちらは、笹尾根縦走(陣馬山~三頭山~奥多摩湖)のコースタイムになります。
陣馬山から三頭山まで約7時間30分のコースタイムになりました。
槇寄山くらいから大幅にペースダウンし、大沢山まで予定よりもかなり遅れ気味になりました。
遅くとも15:30頃までには三頭山の山頂に辿り着けないと、下山中に日没を迎えてしまうと思います。
そしてこちらが今回縦走した笹尾根42kmのコース・標高差(高尾山~三頭山~奥多摩湖)になります!
後編で歩いた陣馬山から三頭山、奥多摩湖までのコースと標高差の地図になります!
高尾山からスタートし、笹尾根を縦走して、三頭山、奥多摩湖へ下山した42kmの道のりになります。
標高差の地図の通り、三頭山までひたらす登り道のコースになっております。
三頭山から奥多摩湖までの道のりも、地味な登りが数多くあったりと、骨の折れる時間になりました。
陣馬山から生藤山までの笹尾根縦走登山とルートの詳細
これから歩く笹尾根縦走路上にあります連行山方面の写真になります!
天気も良くてテンションも上がるのですが、最後までこのテンションはモチませんでした・・・。
陣馬山も桜が見事です!
春の陣馬山も素敵ですよね~
人気があるのもうなずけますね!
よっ!富士山!
陣馬山と言ったら、富士山の眺望ですよね!
これから登る笹尾根に鎮座する山々です。
残念ながら、今回の笹尾根縦走の最高峰である三頭山は見えてません。
果てしなく遠い三頭山までの道のりでございます・・・。
今日は桜祭りですね~!
陣馬山周辺は、桜がモリモリ咲き乱れ、妖艶な姿で応援してくれるのが唯一の救いですね!
陣馬山からモリモリ下り、こちらが和田峠になります。
次は生藤山を目指して笹尾根縦走でございます!
モリモリ笹尾根を登っていくと、八王子市最高峰の醍醐丸の山頂になりました。
醍醐丸の標高は867mになります。
東京の最高峰は、雲取山避難(標高2,017m)になるのですが、八王子の最高峰は思いのほか低いですよね~
八王子は、直ぐに雪が積もるイメージがあるのですが、最高峰は1,000m未満ございます。
醍醐丸を後に笹尾根を歩いていくと、生藤山まで結構きつい登りのルートとなりました。
登山の辛さは「標高」だけでは測れませんよね~・・・。
やっぱり、「標高差」が登山の辛さの指標になりますよね~
モリモリ登っていくと、連行山頂に到着です!
連行山からの展望はやや微妙でした・・・。
さ~次は笹尾根縦走のメジャースポットである生藤山を目指して進みたいと思います!
連行山から地味なアップダウンを繰り返すと生藤山の山頂になりました。
結構、山頂は登山者で賑わってました。
きっと、私の悶絶している姿を見たかったのでしょうね(笑)
生藤山から少し下りると直ぐに三国山の山頂となります!
山頂の周辺にベンチも多数有り、展望も良いお山なので、お昼休憩にもってこいです!
三国山から上野原方面の山々の景色になります!
山深いですよね~
毛深い私ですが、この山深さには勝てませぬ・・・。
生藤山の山頂が混雑している場合は、三国山で休憩すると人も少なくおすすめです!
三頭山までの笹尾根縦走登山とルートの詳細
毛深い足を引きずりながら、笹尾根縦走路と対決したいと思います!
そんな感じで生藤山から軍茶利山を目指しモリモリ進んで行くと、目の前にシンドイ登りが・・・。
脚の毛が全て抜けてしまいそうな絶望感に包まれました・・・。
も~小籠包になりたいっす☆彡
頭から湯気が出始めると、癒しの景色が広がっておりました!
軍茶利山は展望抜群ですね!
桜が良い感じで美しいです♪
こちらが軍茶利山頂の神社と桜のコラボになります!
なかなか広い山頂をしている軍茶利山でございます。
笹尾根縦走路には、地味によい山が多いですよね。
軍茶利山から笹尾根を少し進むと熊倉山でございます!
あまり記憶に残っていない熊倉山でございます。
きっと、良い奴なんだと思います(笑)
笹尾根ルートの新緑がとても綺麗で肺胞が生き返りました!
細かなアップダウンが多いコースですが、笹尾根縦走路はフラットな区間もあるのでメリハリがありますね~
なんだアレは?てな感じですが、こちらが浅間峠の東屋になります。
浅間峠に目指す三頭山方面の道標がありました。
よ~やく三頭山の名前が道標に出来てきたな~と思ったら、浅間峠から距離にして12.6kmもあるそうです・・・。
この数字を見て、急激に萎えてしまいました・・・。
この情報はいらなかったですね・・・。
元気になる薬を飲まないと駄目ですね・・・。
さっきの情報は見なかったことにし三頭山を目指し進んで行くと、 日原峠になりました!
待ちに待った笹尾根縦走の貴重な給水スポットでございます!
日原峠から5分ほどの場所に水場が有りますので、そちらに向かいました。
水場の道標もあるので、迷うことはないと思います!
日原峠から水場までは、私の足で行きが6分、帰りが8分でした。
水場までなだらかな坂道です。
日原峠から少しの所にある水場に到着です!
水量も豊富で冷たく美味しいお水でした!!
いや~生き返りますね~!!!
三頭山を目指して笹尾根縦走する場合、こちらが最後の水場になりますので、十分給水して臨んで下さい!
こちらの水場で1L補充しました!
結果的に大正解で、終日水不足にならずにすみました。
いや~途中に水場があると助かりますね~
水場から三頭山を目指して進むと、ほどなくして土俵岳に到着です!
静かなピークでございました。
むしろ、浅間峠から登山者が全然いませんでした。
土俵岳から丸山に向かってさらに笹尾根を進みます!
地味な登りが続いて足腰に負担が増していき・・・。
簡単には三頭山まで登らせてくれませぬ・・・。
なんだか良く分からない感じですが、こちらが丸山になります!
展望も微妙ですが、「笹尾根」の看板が光り輝いてますよね~!
いや~笹尾根縦走路の恐ろしさを思う存分味わっております。
丸山からはしばらく笹の尾根道歩きになります。
こんな笹の尾根が昔は永遠と続いていたのかも知れませんよね。
数馬峠でございます!
なんだか道標祭りになってきましたね(笑)
それだけ笹尾根はエスケープルートが豊富な証拠ですよね。
地味な アップダウンを繰りかえすと、西原峠でございます!
も~道標祭りですよね!?
西原峠からほんの少し登ると槇寄山でございます!
先ほどから道標祭りになっておりますが、後半戦の笹尾根はあまり展望がよろしくありません。
槇寄山の山頂で、かなりの疲労困憊になってしまい、ここで下山するかどうか考えたのですが、予定通り三頭山へ進む事にしました。
結果的にこの判断が大失敗でした(笑)
大沢山近くになると本格的な急登となりました。
も~下山しておけば良かったと後悔の嵐でした・・・。
さらに岩場が多くなり歩き難く、足腰がだいぶ重たく白目になりながら登りました・・・。
「笹尾根」の名前にしては凶悪な区間でした。
も~「岩尾根」ですよね・・。
無の境地で登っていくと大沢山に到着です!
大沢山は展望が良かったのですが、槇寄山付近から見えていたピークがここだったみたいで、ショックが大きかったです。
ここが三頭山でなくてショックが大きく、かなりアオヒゲブルーな感じでした(>_<)
大沢山から少し下ると三頭山避難小屋に到着しました!
既に数名宿泊の方がいまして、マッタリとした時間を過ごしてました。
私も宿泊したかったですね~・・。
三頭山避難小屋の水場が近くに有るそうですが、時間も微妙だったので出ていたかどうか確認できませんでした。
三頭山避難小屋の目の前がムシカリ峠でございます!
「お尻ムシカリ虫」て、CDデビューしてそうですよね?(笑)
多分、私のお腹の中に数匹飼っているかも知れません(?)
ここまで来れば三頭山の山頂も近いです!
ムシカリ峠から長い木の階段を登ると、三頭山の巻き道が出てきます。
よく読まなかったのですが、三頭山西峰を目指します!
少し登ると、三頭山(西峰)頂上でございます!
いや~あまりの嬉しさに白目になり逝ってしまいました♡
笹尾根縦走路のクライマックスでございます!
三頭山と聞くと、思い出してしまうの先日あった雪山遭難事故ですよね!
も~呆れてものも言えないのですが、次は我が身だ気をつけましょう!
天気がよければ、三頭山の山頂から道志山塊や富士山の展望が良いのですが・・・。
時間が遅かった影響か、富士山は見えませんでしたが、私の心の目にはシッカリ映っております(笑)
三頭山から雲取山(左のピーク)も見えました!
今日は、大勢の登山者が登っているのでしょうね~
アッチからこっちを見ている登山者もいる事でしょうね。
折角なので、三頭山の中央峰に行ってみました!
こちらが三頭山中央峰になります!
三つのピークがあるので三頭山と名前が付いたみたいです。
※諸説あり
三頭山の東峰から奥多摩三山の御前山(中央)と大岳山(右奥)が見えました。
木のモザイクが邪魔ですが、そこそこ展望が良いです!
さ~~日没も迫っているので奥多摩湖を目指したいと思います!
三頭山からモリモリ下っていくと、鶴峠分岐に到着です!
さらに下ると入小沢ノ峰になります。
木々と同化しているので見つけにくいかも知れませんね。
入小沢ノ峰から本格的な急坂となり、膝の負担が半端ないですした。
「アオヒゲ膝壊しの峰」に改名することをお勧めしたい感じでした!!
膝を割りながら急坂を下ると、オツネノ泣坂に到着です!
「アオヒゲの泣坂」に改名することを強くお勧めいたします!(笑)
さらに奥多摩湖目指して進んで行くと、ムロクボ尾根との分岐になりました。
今回はヌカザス尾根へ進みました。
なんだか舌を噛み切りそうなカタカナ言葉の連続ですよね~(笑)
結構きつい登りをこなすと、ヌカザス山に到着しました。
疲労困憊でちょっとした登りもかなりきつく感じ、スピードが全然出ません・・・。
さらにアップダウンを繰り返し、白目になりながらイヨ山に到着です!
このイヨ山の登りが本当にきつく、今回の笹尾根縦走の最大の核心部でした(>_<)
なんとか下界に着地でき、浮橋を渡って18時台の奥多摩行きのバスに乗れました。
日没になってしまいましたが、「笹尾根日帰り縦走達成」と言ってもよろしいでしょうかね!?
まとめ
とても長い笹尾根縦走の1日になりました、達成感がモリモリで、忘れられない日帰り縦走の1つでございます。
いつまでも笹尾根日帰り縦走できる体力と気力を維持したい感じです。
気候的にもGWは歩きやす時期ですので、「チャレンジ登山!」したい登山者におすすめ出来る笹尾根縦走でございます!
この記録が何かのお役に立てば幸いです!
笹尾根縦走42kmと同じような道志山塊42km日帰り登山をした時の記事になります!
今回の笹尾根縦走とは毛色が違うものの、道志山塊縦走も骨の折れる縦走の時間になりました!