アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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奈良倉山・坪山登山!紅葉の三頭山~鶴峠~佐野峠~びりゅう館(後編)

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奈良倉山・坪山紅葉

 

 

 

奈良倉山・坪山登山について

前回に引き続き、三頭山と奈良倉山・坪山登山の続きについて書いていきたいと思います!

 

この時期の奥多摩方面の山は、どこも登山者で混雑しますが、奈良倉山・坪山は日頃から訪れる方が少ないと言われているので、登山の穴場かな~と思い登山コースに組み込んだ感じです!

 

秀綺富嶽十二景に選ばれている奈良倉山ですが、アクセスがイマイチ悪い所に鎮座している影響か、登山者が少なく、静かな登山が好きな私にとっては、大好物な山の1つになります。

 

人が多い所が苦手なもので、少しマイナー感漂う山に心が惹かれてしまいます。

 

段々と街中の紅葉がだいぶ綺麗になってきましたが、山の中で見る自然の姿が一番シックリくるよな~と思ってしまいます。

 

私は、秋が一番好きな季節になるのですが、紅葉した葉がハラハラと散る姿に哀愁を感じ、今年もあと少しでお終いだな~と感じる時間が好きだったりします。

 

老いる事は嫌な事ですが、過ぎ去る時間に逆らう事はできませんしね!

 

うん???

 

今日はやけに大人なコメントだね???

 

秋も深まってきたので、今日はシックに纏めてみました(笑)

 

そんな感じでアダルトな山行になったかどうかは怪しいのですが、今回は前から歩いてみたかったルートの1つとして心に秘めていた「三頭山の巻き道」で鶴峠を目指してみました。

 

また、奈良倉山・坪山周辺の紅葉が旬を迎え綺麗ではないか!?と思っていたので、そちらについてもドキドキしながら出没した感じです!

 

そんな奈良倉山・坪山ですが、遭難事故が去年ありまして、滑落すると命を落としてしまう場所もあったりするので、地味に危険な道のりになります。

 

滑落の危険は登山にはつきものですが、単独山行ですと命取りになりかねませんしね。

 

そんな感じで、奈良倉山・坪山登山に移りたいと思います!

 

まずは、前編で登りました三頭山・槙寄山・大沢山登山の記事がこちらになります!

 

www.aohigetozan.com

びりゅう館からスタートし、槙寄山~大沢山~三頭山避難小屋~三頭山までの記録になります!

 

三頭山避難小屋の状況や、びりゅう館について詳しく記事にしております!

 

富士山・坪山の展望が素晴らしく、紅葉する木々も多いコースになりますので、三頭山登山の起点にお勧めです!

 

奈良倉山・坪山登山・三頭山の動画と登山の詳細について

 

上記写真を押すと、今回登山で縦走したびりゅう館~槙寄山~大沢山~三頭山~奈良倉山~坪山までの登山動画を観ることが出来ます!

 

三頭山周辺の紅葉の様子が動画で少し分かるかと思いますので、良かったらご参考にしてみて下さい!

 

今回、紅葉が一番綺麗だったのは、槙寄山・鶴峠・坪山になります。

 

標高900m前後が紅葉の最盛期で、それ以上高い所は落葉している木々が多かったです。

 

今週末になると、更に下の方の紅葉が見頃になると思います!

 

そして紅葉の坪山・奈良倉山登山の詳細が下記になります。

 

登った日:11月10日(土) [日帰り]

天  候:晴れのち曇り

メンバー:単独

 

朝・夕方は地味に寒かったです。

 

三頭山・大沢山の山頂付近の紅葉は終わっておりまして、標高900m以下が見頃となっております。

 

槙寄山の紅葉も終盤になってまして、も~終わりかと思います。

 

三頭山~奈良倉山~坪山~びりゅう館のルート・標高差・コースタイム

コース・標高差(三頭山~奈良倉山~坪山~びりゅう館)

 

三頭山~鶴峠~奈良倉山~坪山~びりゅう館の登山ルート

後編で歩いた三頭山~鶴峠~奈良倉山~坪山~びりゅう館の登山ルートと標高差の地図になります!

 

奈良倉山から佐野峠までは、林道歩きになりますが、紅葉が結構綺麗です!

 

標高差の地図の通り、アップダウンも少ないので、サクサク歩くことが出来ます!

 

途中、私と同じような匂いがする登山者1名とすれ違い驚きました。

 

きっと、その方も人間嫌いなんでしょうね。

 

そしてこちらが、奈良倉山・坪山登山のコースタイムと登山装備になります!

 

三頭山西峰 9:54 → 9:57 三頭山 9:58 → 10:01 三頭山東峰 → 10:02 三頭山 10:29 → 10:31 御堂峠 → 10:45 鶴峠分岐 10:46 → 11:20 小焼山(笹畑ノ峰) 11:22 → 11:58 鶴峠 → 12:54 奈良倉山 13:00 → 13:29 佐野峠 13:30 → 13:34 佐野山 13:35 → 14:37 坪山 14:48 → 16:04びりゅう館

 

奈良倉山から佐野峠までは平坦な林道のため、コースタイムの圧縮に重宝します!

 

佐野山から坪山までは、アップダウンがモリモリのため、時間に余裕を持ったほうが良いかと思います!

 

奈良倉山から坪山までのコースタイムが約1時間30分、坪山からびりゅう館までのコースタイムが約1時間ですので、奈良倉山、坪山の周回登山は、十分日帰りで登ることが出来ます!

 

そしてこちら今回使用しました登山装備の詳細になります!

 

水3.1L(0.4Lあまり)

貧乏セット(サンドウィッチ、カップラーメン、納豆巻き)

アルコールバーナー一式(燃料60ml持参し30ml使用)

着替え、熊鈴、ダブルストック、タオル、行動食(300g)、サングラス、手袋、その他諸々

 

 

三頭山~鶴峠~奈良倉山登山とルートの詳細

三頭山の山頂から雲取山

 木々のモザイク煩いですが、三頭山の山頂から雲取山が綺麗に見えました!

 

 

三頭山最高峰の中央峰

こちらが三頭山最高峰の中央峰になります!

標高が1,531mになるのですが、あまりピークっぽくない感じです。

三頭山中央峰は、展望も悪いので、最高峰のわりには地味なピークになります。

 

 

三頭山東峰

中央峰から直ぐの所にある三頭山東峰になります!

東峰の標高は、1,527.5mになり、直ぐ近くに展望台があります。

折角なので、展望台に出没したいと思います!

 

 

三頭山からの大岳山方面の景色

三頭山からの大岳山方面の景色になります!

今日は、大岳山や御岳山も凄い登山者で賑わっているんでしょうね~

山深くて美しい景色でございます!

 

 

三頭山で貧乏タイム(昼食)

 景色が良いものの、腹が減ってきたので、三頭山で貧乏タイム(昼食)にしてみました!

ラーメンにサンドウィッチ、納豆巻きになります。

和食・中華・洋食と、なんだか忙しい感じの昼食でございます。

「消化する方の身にもなってケロ」と、腸内細菌が騒いでました(笑)

 

 

三頭山の山頂でアルコールストーブ

三頭山の山頂で、久しぶりにアルコールストーブを使ってみました!

燃焼音もしないので、静かな貧乏タイムを演出してくれました。

 

 

ヌカザス尾根

腹も一杯になったので、ヌカザス尾根から三頭山を巻いて鶴峠・奈良倉山へ進みたいと思います!

 

 

鶴峠への分岐ルート

ヌカザス尾根をモリモリ下り、こちらが鶴峠への分岐になります。

この三頭山の巻き道を前から歩きたかったのです!

 

 

巻き道ルート

巻き道って最高ですよね!!

バーゲン、見切り品、セールと同じくらい好きな単語になります!

 

 

雰囲気の良い巻き道歩き

鶴峠まで、なかなか雰囲気の良い巻き道歩きになります!

いや~思った以上に渋いルートでございます!

 

 

奈良倉ルート山・坪山フラットな巻き道

思った以上に歩きやすく、奈良倉山・坪山登山用に体力の温存ができました!

結構フラットな巻き道なので、鼻歌にも力が入ってしまいます!

 

 

登山道が細い所滑落に注意

時々登山道が細い所もありますので、滑落に注意して下さい!

 

 

ヌカザス尾根と三頭山西峰への分岐

こちらがヌカザス尾根と三頭山西峰への分岐になります。

真っ直ぐ進むと三頭山西峰へ至るのですが、地味にアップダウンが強烈で嫌になった記憶が残っております。

 

 

奈良倉山方面紅葉の輝き

 標高が下がってくると、紅葉の輝き際立ってきます!

 

 

ルート上の新鮮な落葉

新鮮な落葉の上を歩ける幸せは言葉になりませんよね~

焼き芋に使ったら最高でしょうね♡

 

 

鶴峠紅葉がとても綺麗

鶴峠に近づくにつれて紅葉がとても綺麗で足が止まってしまいます。

 

 

奈良倉山・坪山の紅葉見事

いや~~秋を感じさせる紅葉の彩りですね!

奈良倉山・坪山の紅葉にも期待が膨らんでしまいます!!

 

 

奈良倉山・坪山方面紅葉の良い時期

余計な言葉は要らないですよね!

今回、奈良倉山・坪山・三頭山への登山にして大正解でしたね!!

紅葉の良い時期に来れて私は幸せものです♡

 

 

鶴峠三頭山登山口
三頭山登山口

モリモリと鶴峠を目指し下っていくと、三頭山登山口に出ました。

登山口の目の前が鶴峠になります。

 

 

鶴峠
鶴峠奈良倉山登山口

こちらが鶴峠にある奈良倉山登山口になります!

奈良倉山周辺の森は、JTが管理しているみたいです。

そして、鶴峠から奈良倉山への登山道が分水嶺になっていて、尾根の南斜面に雨が降ると相模川、北斜面に雨が降ると多摩川へ注がれる分岐点になっております。

 

 

鶴峠から奈良倉山ルート

鶴峠から奈良倉山を目指して登っていくとイベント広場がありました。

ジャイアンと良い勝負な歌唱力ですので、1曲歌って熊対策したいと思います!

 

 

奈良倉山方面から見る三頭山

奈良倉山方面から見る三頭山です!

いつの間にか雲が出ていて驚いてしまいました。

風も冷たくなり、雨が降りそうな予感が・・・。

 

 

奈良倉山林道が交差

鶴峠から奈良倉山までは、途中で林道が交差します。

道標がありますので、その指示通り進めば迷う事はありません。

 

 

奈良倉山の紅葉も見頃

奈良倉山の紅葉も見頃を迎えてました!

 

 

奈良倉山の頂上落葉した木々

奈良倉山の頂上が近づくにつれて、落葉した木々が多くなってきますが、それでも十分堪能できました!

 

 

奈良倉山の標高が1,349m秀麗富嶽十二景五番山頂

紅葉を見ながらモリモリ登りお目当ての奈良倉山に到着でございます!

奈良倉山の標高が1,349mになりまして、秀麗富嶽十二景五番山頂になります!

とても静かな山頂で、独り占めできました♡

 

 

秀麗富嶽十二景五番山頂からの富士山の絶景

秀麗富嶽十二景五番山頂からの富士山の絶景でございます!!

心が綺麗な人にしか見れませんので悪しからずです!

富士山の裾野は見えたものの、大事な先っちょは濃いモザイク姿で残念ですね。

 

坪山登山とルートの詳細(佐野峠~びりゅう館)

佐野峠から坪山ルート

時間もだいぶ微妙になってきたので、佐野峠から坪山を目指したいと思います!

奈良倉山の富士山展望台の直ぐ脇に坪山へのルートが続きます。

 

 

奈良倉山から坪山紅葉が綺麗

奈良倉山から坪山までも、紅葉が綺麗でウットリしてしまいます♡

 

 

奈良倉山から坪山・佐野峠まで林道歩き

奈良倉山から坪山(佐野峠)までは、こんな林道歩きが続きます。

とても静かな道のりで、アップダウンも少ないので、地味に好きなコースになります。

 

 

落葉松の木々が多く黄金色の紅葉

奈良倉山から坪山までの間は、ルート上に落葉松の木々が多く、こんな黄金色の紅葉した姿を見せてくれます!

天気が良ければ凄く神々し輝きだったのでしょうけどね~・・・。

 

 

赤字で書かれ道標

遠くから見るとビックリする、赤字で書かれ道標になります。

始めてみた時、血糊だと思いビックリした記憶があります。

暗い時間帯にみると怖いかも知れませんね!

ここは林道を歩くのが正解なので、巻き道に入らないようにしてください!

 

 

斜面モリモリに紅葉

坪山を目指し歩いていくと、斜面モリモリに紅葉が♡

佐野峠から坪山までは、林道歩きが長いですが、時々景色が開けるので飽きが来ません!

 

 

坪山登山口

よ~やく坪山登山口が見えてきました!

この道標の所から林道と別れて進んでいきます!

 

www.aohigetozan.com

過去にそのまま坪山へ行かず、扇山まで歩いた時の記事になります!大菩薩嶺から扇山まで遠く白目の時間になりました。

良かったら登山の参考にしてみて下さい!

 

 

坪山登山コース情報量が多い分岐

 道標が乱立し、情報量が多い分岐に到着しました。

「1アホ脳ミソバイト」な私の脳ミソでは、処理が追いつかず、この場で立ちすくんでしまいました(笑)

 

 

松姫鉱泉への分岐

 坪山の方に導かれ進んでみると、今度は松姫鉱泉への分岐になりました。

この周辺は落ち葉が深く、道が不明陽なので注意して下さい。

 

 

坪山の山頂

 凄い下りをこなし、地味な急登を攻略すると、よ~~やく坪山の山頂にたどり着けました!

坪山の標高は、1,102.7mになります!

いや~三頭山から遠かった・・・。

 

 

坪山からの奈良倉山方面の景色

坪山からの奈良倉山方面の景色になります!

奈良倉山からも地味に遠いですね・・・。

 

 

坪山からの三頭山方面

坪山からの三頭山方面になります!

山頂が雲に隠れてしまい、ゼロ頭山になってますね。

 

 

坪山から権現山景色

アッチは権現山でしょうかね。

坪山は、景色が開けていて中々良い山頂でした!

 

 

松姫鉱泉の入浴料の案内

松姫鉱泉の入浴料の案内がありました。

入浴料が500とは、安いですよね~

片栗の花の群生地もあるみたいなので、春頃出没したいですね。

 

 

びりゅう館ルート分岐

 時間がだいぶ微妙なので、早々にびりゅう館へ下山したいと思います!

 

 

坪山の南斜面

坪山の南斜面が切れ落ちてまして、落ち葉が滑りかなり怖かったです。

写真右手に滑落すると、命はありません。

 

www.aohigetozan.com

去年の12月に、坪山周辺と乾徳山で滑落事故があった時の記事になります。

坪山周辺は、道が悪く滑落するとアウトな場所がありますので要注意です!

良かったらご参考にしてみて下さい!

 

 

坪山周辺の紅葉

 狙い通り、坪山周辺の紅葉も綺麗でした!

天気が良ければ最高なのですが、雨が降らないだけマシですね。

 

 

阿寺沢経由
阿寺沢ルート危険

 当初、阿寺沢経由で下山を考えていたのですが、「危険」の文字にビビッてしまいました。

登山道もなく、マーキングや踏み跡もないので、阿寺沢経由で下山する時は、道迷いに注意してください!

 

 

びりゅう館までの道のり雰囲気

 びりゅう館までの道のりも雰囲気がよく、坪山登山は中々面白いと思います!

違う季節に来たいですね~

 

 

びりゅう館
びりゅう館坪山登山口

更に下っていくと、ゴール地点であるびりゅう館が見えてきました。
びりゅう館の脇に坪山登山口があります。

思った以上にタフなルートにゲッソリしてしまいました・・・。

 

まとめ

予想していたよりも全体的に紅葉が進んでいて、残念ながら三頭山周辺は、禿山のような状況でした。

 

それでも、低い所の紅葉が見頃で、秋を感じれて良い時間になりました。

 

も~少し歩くのが速ければ、びりゅう館に寄って「お蕎麦」を食べたかったのですが、あと少しで間に合いませんでした。

 

びりゅう館を起点にすれば、今回のように三頭山・奈良倉山・坪山の周回登山が出来ますので、モリモリ歩きたい時にお勧めコースでございます!

 

少し北上すれば、小菅の湯などの温泉施設もあるので、登山の疲れを癒すのに重宝すると思います!

 

また、季節を変えて坪山・奈良倉山に出没したいと思います!

 

坪山周辺は、春になるとツツジなどの花がモリモリ咲きますので、その頃が狙い目ですね!

 

www.aohigetozan.com

記憶に新しい、積雪期に起きた三頭山での雪山遭難事故について書いた記事になります。

登山計画・天気の重要さが身に沁みて分かる出来事でしたよね。

良かったらご参考にしてみて下さい!