アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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熊野古道小辺路と果無山脈3泊4日テント泊縦走!(高野山編)

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熊野古道小辺路桜

 

 

 

熊野古道小辺路と果無山脈3泊4日テント泊縦について

GWを利用して、世界遺産である熊野古道の小辺路(こへち)を3泊4日のテント泊で歩いてきました!

 

一昨年のGWに5泊6日のテント泊で「熊野古道 大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」を歩いたのですが、歴史ある雰囲気の良い道が続き、奈良・和歌山界隈のお山にすっかり魅了されてしまいました。

 

www.aohigetozan.com

 こちらが大峯奥駈け道をテント泊縦走で歩いた時の記録になります!

 

良かったら熊野古道歩きのご参考にしてみてください!

 

大峯奥駆道は、大変キツくて辛い行程だったのですが、他の熊野古道も歩いてみたいと思い心の奥底に温めていたの今回ご紹介する小辺路になります。

 

無知なもので、大峯奥駈道に興味が湧くまでは、「熊野古道は1本の道かな?」と思っていたのですが、意外とルートが多くあったりします。

 

熊野古道小辺路と果無山脈ルート

※熊野本宮観光協会より出典

 

 数ある熊野古道の中でも、大峯奥駈道に次いで厳しいルートであると言われているのが今回の「小辺路」になります。

 

大峯奥駈道は「修験者の道」と言われておりますが、小辺路は「信仰の道」と言うイメージがありまして、当初「結構楽かな~」と思っておりました。

 

しかしながら、歩いてみると骨が折れるハードな行程の連続で悶絶いたしました(>_<)

 

今回は、行程の消化具合をみながら、「果無山脈(はてなしさんみゃく)縦走!」を視野に入れて臨んだ次第です!

 

多分、今回の機会に果無山脈を縦走しないと、2度と歩く事はないかな?と思い、ルート選定でこだわった感じです。

 

熊野周辺は、なにしろアクセスが悪い山域ですからね~・・・。

 

でも、前から気になり歩いてみたかったんです!

 

そんな感じで、全部で100kmほど今回小辺路を歩いているので、4回前後に分けで記事にしていきたいと思っております!

 

特に、「テント泊縦走者の目線」に立って細かく書いていきたいと思っております。

 

水場・幕営適地・トイレ辺りが知りたい情報かな~っと思いますので、写真を多めにして重点的に触れていきたいと思います。

 

そんな感じで、まずは1日目(高野山周辺)でございます!

 

熊野古道小辺路と果無山脈テント泊縦走の日程・天候・アクセスについて

登った日:5月02日~ 5月05日(金)

天  候:5月2日(火) AM快晴 PM晴/曇

メンバー:単独

装  備:最終章に記載(利用した地図等もこちらでご紹介します!)

 

こちら今回歩いた熊野古道小辺路と果無山脈縦走テント泊の日程と天候になります。

 

雨の多い熊野古道ですが、初日の小辺路歩きは天気に恵まれました。

 

また、この時期になりますと、小辺路は凍結や積雪はほぼありませんので、その辺も安心だと思います。

 

そしてこちらが熊野古道小辺路(高野山)登山利用したアクセスの詳細になります!

 

交通手段:<行きのアクセス>

5月1日 高速バス JR横浜駅 23:10発  

5月2日 JR奈良駅  6:20着 6,000円

JR奈良駅 6:25発 南海高野線極楽橋駅 9:01着 1,430円

 

神奈川県在住の私にとっては、やはり熊野古道のアクセスは、非常に悪いです・・。

 

※2023年加筆

バスの料金が値上がりしてました、夜行バスで10,000円前後が相場になっております。

 

コースタイム・コース・標高差(高野山極楽橋駅~大門~根本大塔)の詳細

極楽橋駅 9:15 → 9:18 極楽橋 → 10:01 女人堂 → 10:28 大門 10:31 → 10:41 根本大塔 10:42 → 10:58 千手院橋

 

こちらが初日に歩いた熊野古道小辺路のコースタイムになります。

 

小辺路のスタート地点は、高野山の中心部になる関係で、折角なので観光してみました。

 

テント泊装備でウロウロしたので、コースタイムは参考程度に眺めて頂けたら幸いです。

 

そしてこちらが今夏テント泊縦走した熊野古道小辺路と果無山脈のコース・標高差の地図になります

 

コース・標高差(熊野古道小辺路と果無山脈)

本編で歩いた熊野古道小辺路と果無山脈ルートになります!

 

距離にしまして約100kmのコースになりまして、標高差の地図の通りアップダウンの連続でかなり辛い縦走になりました。

 

 

小辺路極楽橋駅から出発し~大門~根本大塔~千手院橋

そしてこちらが熊野古道小辺路のスタートとして、極楽橋駅から出発し~大門~根本大塔~千手院橋まで高野山のルート図になります!

 

ほぼ観光地歩きになりますので、道標等も充実したルートになております。

 

人が多いので、テント泊装備でウロウロしていると、人の目が気になるかも知れません。

 

 

熊野古道小辺路の高野山までのアクセス・登山の様子について

小辺路・果無山脈テント泊縦走の装備一式

 今回の小辺路・果無山脈テント泊縦走の装備になります!

詳細は、最終章で記載いたします!

 

 

熊野古道小辺路の玄関口であります高野山途中の橋本駅

熊野古道小辺路の玄関口であります高野山を目指している最中になるのですが、橋本駅まで来ると乗客が減ってきます。

ちなみに、相模線の橋本駅ではございませんので、神奈川県民様はお間違いないようご注意ください(笑)

 

 

九度山駅

 大河「真田丸」でお馴染みの九度山駅でございます。

ここから高野山へ行けるルートがあるので考えたのですが、日没までに伯母子岳に辿り着けないので泣く泣く諦めました・・・。

 

 

極楽橋駅からケーブルカーに乗り換えて高野山へ向かうルート

 普通の方は、極楽橋駅からケーブルカーに乗り換えて高野山へ向かうのですが、私は少し変態気味なので歩いて登ることにしました。

ケーブルカーのお値段は、大人390円になり乗車時間は約5分です。

標高差約330mですので、高野山に行くのが大変楽だと思います!

 

 

極楽橋駅の改札口

 こちらが極楽橋駅の改札口になります。

高野山へのアクセスの入口になりますが、皆様改札内にあるケーブルカーを使うので、降りる方が少なく、こじんまりしてました。

トイレは勿論、自動販売機もモリモリありました。

そんな感じで水は0.3L、お茶0.5Lでスタートでございます!

 

 

極楽橋駅前のシャガの花

 極楽橋駅前にはシャガの花が綺麗に咲いておりました!

綺麗ですよね!

 

 

極楽橋駅から戻る感じに進むと高野山のルートがある

 極楽橋駅から戻る感じに歩くと直ぐにこちらの橋が見えてきます!

 

 

高野街道京大坂道入口

 この朱色の橋が「極楽橋」になり、高野山の不動坂の起点になります。

正式名称は、「高野街道京大坂道」なんですかね!?

京都と大阪を結ぶ道なのでしょうか?(笑)

 

 

高野街道京大坂道の高野山の案内板

 高野山までの案内板がありジックリ読んでしまいました。

オモザックを担いでいるせいか、背中からコトコト♬と加齢臭の臭いと共に変な音がしてきました(?)

 

 

高野山までのコースの様子

 かなりの急坂をこなすと、段々となだらかな道になります。

吹き抜ける風が心地良かったです♡

 

 

高野山清不動堂

こちらが清不動堂になります。

右手に高野山への道が続きます!

 

 

高野山女人堂

 暫くすると舗装路歩きになり、モリモリ進むと女人堂が見えてきます。

今回は、こちらにある「手水」は止まっていました。

ここ水を補給しようと考えていたんでショックでした・・・。

 

 

熊野古道小辺路までの様子

 日頃の行いが悪いのが影響したんでしょうね~~

「アオヒゲ真理教」と言う新興宗教を立ち上げたのが災いした感じです(?)

 

 

高野山の桜

 高野山の桜が見頃を迎えておりました!!

ちなみに、「高野山」という「山」があるかと思ってしまいますが、「高野山」という山は存在しません。

「北アルプス」と言う「山」が存在しないのと一緒で、この地域全体の「総称」として使われている感じです。

こんな感じの山がない山が日本各地に多くありますよね!

 

 

高野山の桜満開の時期

 まさかこの時期桜が満開だとは思っていなかったので嬉しいですね~♪

 

 

高野山の仏閣と桜

 12分咲きな感じですが、高野山の仏閣とのコラボが素晴らしかったです!!

 

 

高野山の標高

 高野山の標高が、900m前後と高いのが影響しているんでしょうね~!

綺麗な桜を見れてラッキーでした!

ちなみに、平均年間温度は約11℃と結構低いのが高野山の特徴になります。

大阪の年間平均温度よりも6℃低いみたいです。

 

 

熊野古道小辺路ルートの入口高野山の詳細地図

 こちらが高野山の詳細地図になります!

トイレも多く、散策にもってこいだと思います!

 

高野山金剛峯・大門・壇上伽藍の様子について

高野山金剛峯

こちらが高野山にあります金剛峯本部でございます!

時間がまだ早いせいか、人も少なく静かな感じでした。

 

 

高野山の大門

 こちらが「大門」になります!

あまりの大きさに驚いてしまいました!

無知なもので、今回歩く「熊野古道 小辺路」のスタート地点が大門だと思っていたのですが、間違いであることを後で知ることに・・・。

 

 

高野山小辺路ルートの桜

それにしても、高野山の桜が見事で足が全然進みません!

 

 

熊野古道小辺路朱色の鳥居と桜

 ピンクと朱色がとても絵になりますよね~!

熊野古道歩きの雰囲気を一気に上げてくれますね!

 

 

壇上伽藍

 こちらが高野山2大聖地の1つ「壇上伽藍(だんじょうがらん)」への入口になります!(もう1つは奥の院になります)

とにかく大きいです!!

 

 

高野山金堂

 こちらが「金堂」になります!

シックな造りが見事でした!!

 

 

熊野古道小辺路歩きの前に高野山散策の様子

 人が少なくて最高ですね!!

考えてみたら、今日は(5月2日)は平日ですしね!

なんて贅沢なんでしょう~♡

 

 

壇上伽藍根本大塔

 壇上伽藍と言ったら、こちらの「根本大塔」が有名ですよね!

大きな造りに圧倒されてしまいます・・・。

「アオヒゲ真理教」も、これくらい大きな建屋を造れるほど信者を獲得したいですね~~

 

 

壇上伽藍御影堂

 こちらが「御影堂」ですね~!

歴史を感じる佇でございます!

熊野古道小辺路のスタート地点である高野山に来たんだな~っと、改めて実感してしまいました。

 

 

壇上伽藍愛染堂

 「愛染堂」かな?

私の事を「愛」で染め上げてくれる山ガールが欲しいです(-∧-) とお祈りしておきました。

 

 

壇上伽藍不動堂

 国宝の「不動堂」でございます!

豊臣家の家紋が目立ちますね~!

高野山は、豊臣家とも縁が深いですからね~

 

 

高野山大会堂

 これが「大会堂」ですかね!?

3人くらいで大会するときに重宝しそうです(?)

 

 

大会堂三味堂

 お隣が「三味堂」になります!

塩・醤油・味噌!ってな感じの味わい深い建物でした(?)

 

 

高野山東塔

 最後が「東塔」です!

ちなみに西塔もあるんですが、残念ながら寄りませんでした。

 

 

手水で熊野古道小辺路水場に利用

こちらの手水(東塔近く)で「大股バス停」までの行程分の水を補給しました。

水1.5L、お茶0.5Lでスタートです!

 

 

 

壇上伽藍入口

素晴らしい聖地であった壇上伽藍でございます!

高野山へお越しの際には、是非、立ち寄ってみてください!

 

 

壇上伽藍の参道入口

 こちらが壇上伽藍の参道入口になります!

徐々に観光客が増えてきました・・・。

観光地は、やっぱりスタートダッシュが大事ですよね!

 

 

高野山のお寺

 高野山のアチコチのお寺に植わっている桜がどれも見事で時間がないのに独りでウットリしてしまいます(笑)

GWの高野山が、桜の名所になるとは意外でした!

 

金剛峯寺から熊野古道小辺路と果無山脈3泊4日テント泊縦走のスタートについて

金剛峯寺から熊野古道小辺路と果無山脈3泊4日テント泊縦走のスタート様子

 こちらが今回歩く「熊野古道 小辺路(こへち)の出発地点」である「金剛峯寺」でございます!

金剛峯寺から熊野大社までの2大聖地を繋ぐルートが「小辺路」になります。

金剛峯寺から熊野大社までの約80kmほどの長い道のりの出発・到着地点でございます。

 

 

金剛峯寺小辺路・果無山脈縦走の祈願

 折角なので、金剛峯寺で熊野大社までの道中の無事と「アオヒゲ真理教」の益々の発展を祈願しました!て、既に他の宗教にお願いしている時点で繁栄なんてありえませんよね(笑)

 

 

迫力がある金剛峯寺

 それにしても迫力がある金剛峯寺の造りでございます!!

今まで何人の方がここから小辺路ルートで熊野大社へ出発したんでしょうかね~・・・。

そんな事を考えていた誰かさんでございました。

 

 

金剛三味院近くにある小辺路のルート入口

 高野山の奥の院にも行きたかったんですが、本格的に時間が怪しいので、千手院橋バス停へ進み「金剛三味院」近くにある小辺路のルートから大股バス停へ目指しスタートしたいと思います!

果たして3泊4日で無事に熊野古道小辺路と果無山脈テント泊縦走を出来るのか、この時は不安しかありませんでした。

 

まとめ

熊野古道の小辺路歩きの最初は、高野山の散策で終わってしまいましたが、折角、遠くから来たのに急いで進んでも勿体ないですしね。

 

逆に、少し時間に余裕を持たせ、高野山の散策をモリモリした方が、思い出深い旅になって面白いかな~と思います。

 

 そんな感じで、次回(高野山~水ヶ峰越~大股~伯母子岳編)へ続きます!

 

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熊野古道小辺路テント泊縦走1日目に歩きました高野山~水ヶ峰越~大股~伯母子岳登山の記事になります!