- 小雲取越・大雲取越!熊野古道170km5泊6日テント泊縦走について
- 熊野古道170km5泊6日テント泊縦走の前回までの記録
- 小雲取越・大雲取越の日程・天候・メンバー
- 小雲取越・大雲取越のコースタイム(熊野本宮大社~百閒ぐら~小口~那智高原編)
- 熊野古道170km5泊6日テント泊縦走のコース・標高差
- 小雲取越・大雲取越の山行写真(熊野本宮大社~百閒ぐら~小口~那智高原)
- まとめ
小雲取越・大雲取越!熊野古道170km5泊6日テント泊縦走について
熊野古道を歩き始めて5日目になりまして、今回は小雲取越・大雲取越になります!
前日に、奈良の吉野から熊野本宮大社までの大峯奥駆道を完歩し、喜びもつかの間、今度は那智勝浦の海(太平洋)を目指し再始動でございます!
川湯温泉にノンビリ浸かった影響か、だいぶ疲労も回復し、ぐっすり寝れることが出来ました。
もし、私と同じように大峯奥駆道から小雲取越・大雲取越をして那智勝浦の海まで目指すなら、是非、川湯温泉でノンビルする事をお勧めいたします!
やっぱり、温泉入るとサッパリしますし、ポカポカでよく眠れます。
そんな感じで熊野古道の前回の続きになりまして、今回のルートは小雲取越・大雲取越で百閒ぐら~小口~那智高原編になります!
苔むした熊野古道のイメージを持たれている方が多いと思いますが、まさにこの小雲取越・大雲取越がそれとピッタリな古道になります。
私は小雲取越・大雲取越のファンになってしまいました!
熊野の風を感じれたらこんな1日になりました!
熊野古道170km5泊6日テント泊縦走の前回までの記録
奈良吉野から入山(スタート)し、山上ヶ岳~小笹宿で1泊した記録になります!
こちらが今回の大峯奥駆道のスタートの記事になります!
前回の21世紀の森~玉置山~熊野本宮大社~川湯温泉編の記事になります!
小雲取越・大雲取越の日程・天候・メンバー
登った日:5月01日(金) ~ 5月06日(水)
天 候:5月5日(火) AM曇/晴 PM快晴
メンバー:単独
※交通機関については、最終章に記載。
小雲取越・大雲取越のコースタイム(熊野本宮大社~百閒ぐら~小口~那智高原編)
川湯野営場 5:35 → 5:48小雲取越登山口 → 7:15 百間ぐら 7:27 → 9:39 小口自然の家10:30 → 10:35 大雲取越登山口 → 12:37 越前峠 12:45 → 13:24 地蔵茶屋跡 13:41 → 14:49 船見茶屋跡 14:54 → 15:43 那智高原休憩(泊)
熊野古道170km5泊6日テント泊縦走のコース・標高差
よ~やく100km付近に辿り着けました!
125km付近のアップダウンが小雲取越・大雲取越になります。
終盤で小雲取越・大雲取越のアップダウンが体に堪えました・・・。
小雲取越・大雲取越の山行写真(熊野本宮大社~百閒ぐら~小口~那智高原)
いよいよ今日は小雲取越でございます!
「小雲取越」と「大雲取越」が、一般的な「苔むした熊野古道」のイメージに近いかと思います。
私のイメージ通りとても良いルートでした!
この看板の近くに公衆トイレとコンビ二があります。
途中で水場がありそうですが、念のため水は2Lでスタートにしました!
さ~熊野本宮大社ともお別れでございます。
ここから第2ステージの始まりですね。
小雲取越・大雲取越の登山口の近くに、「崩落の為通行禁止」の看板が立っておりました。
GW前に、急遽地元の有志よって暫定的に通れるようになったと情報を入手しました。無駄足になるかも知れませんが、危なかったから引き返す覚悟で進みたいと思います!
※2015年8月1日より通行可能になりました。
こちらが「松畑茶屋跡」でございます!
茶屋がまだやっていたら、マッタリ出来て最高なんでしょうけどね~!
雰囲気がとても良く、暫く森林浴を楽しんじゃいました♪
ゆるゆるな勾配の道のりで、アチコチ筋肉痛の弱ったおじさんには有り難い感じでした(笑)
ず~~~っとこんな感じだと有難いんですが、そんな願いはすぐにかき消されるのが登山の醍醐味ですf^_^;
名勝の「百間ぐら」でございます!
熊野の景色が一望できる場所です!
小雲取越でのクライマックスになると思います!
誰も居ないんでマッタリ百閒ぐらで朝飯にしてみました!
後ろから抱きしめてくれる、可愛い山ガールを募集中です♡(笑)
今日は「安息日」な感じで、今までとは打って変わって楽な行程なので、ジックリ時間をかけて楽しみたいと思います!
例の小雲取越の崩壊地です!
「百間ぐら」から結構近くの場所でした。
情報の通り歩き易いように整備されてました。
小雲取越の崩壊地から少しの所で林道と交差します。
この林道から取り付くのが正規ルートになるのですが、かなりの遠回りになり、「百間ぐら」には行けない感じです。
※2018年加筆 現在、問題なく百閒ぐらへ通行できます。
百閒ぐらから暫く尾根道を進んで行くと、雰囲気の良い休憩所がありました!
段々と天気が回復気味なんで、こちらで少しノンビリ待ってみる事にしました。
天気予想の通り、青空が拡大中です!!
いや~晴れて良かったですね!
雨の多い紀伊半島で、こんだけ晴れれば上出来です!
よ~やく小口の集落が見えてきました!
日本の原風景が広がっておりね~~♡
天気も良くお花も活き活きと輝いております!
私のアオヒゲも活き活きと復活してきております!!(?)
小口集落の「渡し場跡」から舗装路を暫し歩くと「小口自然の家」になります。
※テント泊出来ますが、値段が少しお高めです。
小口自然の家・小口キャンプ場|公式サイト|和歌山県新宮市熊野川町
天気も良いのでここで昼飯にし、濡れたテントも干す事にしました。
管理人さんが「どこから来たんだ?」と聞かれ、「奈良の吉野です。」と答えると、「そこは何処にあるんだ?」と聞き返してきました。
100km以上離れていれば、確かに分からんですよねf^_^;
こちらで水を補給し、再度2Lスタートにしました!
そんな感じで小雲取越が終了し、今度は大雲取越になります!
「熊野古道大雲取越登山口」への案内の通り進んで行くと、 こちらの看板で出てきます!
今度は急登が続く大雲取越のスタートです!
こちらが大雲取越の登山口になります!
熊野古道は、案内が多いので本当に迷う事がありません。
大雲取越は、アップダウンが結構強烈なので、今から怖いですね~~
段々と雰囲気が「熊野古道」ぽくなってきます。
苔むした石畳が、青むした青ヒゲのオジサンの心を鷲掴みにしました♡
なんだか読めない文字が刻まれておりますが、こちらが大雲取越にある「円座石」になります!
魔除けでも彫ってるんですかね!?
なんだか体中が痺れきたのはこの仕業か!?(笑)
力強い自然の息吹を感じれました。
苔の絨毯をアオヒゲでスリスリしたい欲求を抑えるのに大変でした(笑)
どっちの毛根の方が力強いんでしょうかね!?
それは神のみぞ知る領域です・・・(´∀`*)
古道に彩をくれるお花達でした。
いや~大雲取越は雰囲気が良くて癒されますね~!!
ダラダラと長い登りをこなしていくと、大雲取越の最初の休憩所が見えてきます。
水道がひかれていて、ちゃんと水を補給できます!
ここは当てに出来ると思いますので、荷物を減らせますね!
なにげなく見上げたら景色に圧倒されてしまいました。
手入れが行き届いてますね~!
こんな木々の様な真直ぐな性格になりたいものです・・・
熊野の森は、歴史もあって私のツボですね~
本当に良い所でございます!
大雲取越を通る参拝者を何年、何十年、何百年と、見守り続けているんでしょうね。
旅のパンフレットにできそうな感じですよね。
この熊野古道を前から歩いてみたかったんです。
越前峠で、何故かおにぎりが落ちてました。
「サルガニ合戦」でもあったのでしょうか!?
賞味期限が前日だったんですが・・・
かつお食べたい♡
越前峠からは下りになります。
雰囲気が良い古道が続き、開けた所に地蔵跡休憩所があります。
地蔵跡休憩所には、自動販売機とトイレが有り、赤矢印のところに・・・
水道があります!
休憩所内にも水道があるので、水の心配はありません。
地蔵跡休憩所は、3張り前後のテントを張れる平地があるので、ビバーク候補地だったんですが、時間も早いので那智高原を目指す事にしました!
那智高原の水場が分からんので、こちらで3.5L補給しスタートにしました。
地蔵跡休憩所は、大雲取越のオアシスでございます!!
雷が落ちてきても大丈夫なほどの強力な防御力で守られているお地蔵様が鎮座してました!
私も優しく守って欲しい今日この頃です(?)
地味な登りをこなしていくと「舟見茶屋跡」になります!
展望が良いそうなんで、少し遠回りですが寄ってみる事にしました。
お!!!!
海が見えた~~~!!!!!
ついにここまで来ましたか!!!!
この感動は、とても言葉になりません!!!!
熊野古道170㎞5泊6日テント泊の旅の終わりが見えてきましたね。
こちらが「那智高原休憩所」になります。
頑張れば下山できそうしたがが、泊まる所もないので、こちらでテント張って幕営することにしました。
傾斜を気にしなければ、結構な数のテントが張れると思います。
那智高原休憩所には、赤丸の所に水道があり、しっかりと水が出ました。
トイレも問題なく使えます。
大峯奥駆道・小雲取越・大雲取越で縦走する場合は、先ほどの地蔵跡休憩所と那智高原休憩所で1泊すると調度良いかも知れません。
那智高原からの夕日でございます!
楽しかった今日という日が終わろうとしております。
こんな夕日を二人で見たら、きっと恋も生まれますね(笑)
まとめ
今日はユルユルの安息日行程のつもりでしたが、小雲取越・大雲取越が結構歩き応えのあるルートでした。
特に「大雲取越」は、急登が続きかなりキツイ行程になりました。
でも、「熊野古道」らしい苔むした歴史ある道が続き、思いの外苦にはなりませんでした。
小雲取越・大雲取越は、奥駈道とはまた違った良さがあるルートでした。
さ~次回は熊野古道170km5泊6日テント泊縦走の最終日!!
どんな結末になるのやら・・・