アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山とキャンプ、写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」のアウトドアブログです。

大山登山!大山野菊と信仰の道(念仏山~高取山~浅間山)前編

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 大山山頂鳥居

 

 

 

大山登山の経緯

天気があまり良くない予報だったので、遠出は避けて地元の丹沢山塊に鎮座する「大山」へ登ってきました!

 

大山の山頂に至るコースは色々とありますが、今回は数年ぶりに「大山野菊と信仰のみち」を使って縦走した感じです。

 

午後から天候が回復するであるとう予想し、そのつもりで臨んだのですが、残念ながら途中で雨が降りだし、やがて雪になるなど、コンディションは最悪でした。

 

気温もソコソコ上がる予報だったので、厚着もせずに大山登山に臨んだのですが、雨が降り出してから気温が下がったみたいでかなり寒い1日でした。

 

お陰で風邪を引いてしまい、久しぶりにダウンしてしまいました・・・。

 

この時期は、風邪なのか花粉症による症状なのか判断が難しいですよね(笑)

 

ま~「風邪」にしていたほうが、私の事を慕う山ガール達から心配されて「ウフフフ♡」な展開になったら良いな~と思惑から「風邪」と断定した次第です!

 

私の事を慕う山ガールが皆無なのは薄々気づているはいるのですが、悲しくなるので大きな声では言わないように心がけております(?)

 

そんな感じで今回の舞台は大山登山ですが、登山コースの中でも、大山野菊と信仰の道は、屈指のロングコースかな~と思われ、峰々を縦走する関係でアップダウンが結構キツイルートになります。

 

「大山登山は楽だ!」と、思われている方も多いと思いますが、今回の大山野菊と信仰の道は、標高50m位かスタートしますので、大山山頂まで1,200mを登らないといけません。

 

標高差1,200mですと、北アルプスのメジャールートと遜色ない行程になります。

 

そんな感じでこんな大山登山の1日になりました!

 

大山登山の日程・天候・メンバー・アクセス・駐車場・登山口付近地図

登った日:3月10日(土) [日帰り]

天  候:曇りのち雨

メンバー:単独

 

大山登山のアクセス

 

<行きのアクセス>

小田急鶴巻温泉駅 6:20着

 

小田急鶴巻温泉駅周辺(大山野菊と信仰の道登山口)地図

 

大山登山の場合は、小田急伊勢原駅から大山ケーブルカー駅(大山表参道登山口)のバスが出てますので、アクセスが非常に良いです。 

 

鶴巻温泉駅周辺に無料駐車場はありませんが、有料駐車場がぽつぽつありまして、1,000円/日が相場かな~と思います。

 

今回登りませんでしたが、弘法山の登山口周辺に無料の駐車場がありますので、そちらに駐車するのも良いかも知れません。 

 

大山野菊と信仰の道を使って登山をされる場合は、公共交通機関の利用をお勧めします!

 

大山野菊と信仰の道のコース状況

大山野菊と信仰の道のコース状況ですが、今回大山の標高1,000m付近から積雪がありました。

 

アイゼンは装着しませんでしたが、結構足元が滑りますので注意が必要です。

 

コース全体的に良く踏まれてますし、道標などの案内もそれなりに充実しております。

 

また、コース上に痩せ尾根箇所も少なく、階段など整備されてますので、危ないところも少ないです。

 

蓑毛越から上部に行くと、岩場が多く、転倒の危険性がありますので、その周辺だけ注意してください!

 

 また、大山周辺は、クマの出没がありますので、早朝・夕方は気をつけてください。

 

大山のトイレ・水場の状況

大山登山で気になるのは、やはり「トイレと水場」ですよね!

 

小田急鶴巻温泉駅の構内と、大山山頂に公衆トイレ(無料)があります。

 

大山の山頂にあるトイレ

こちらは、大山の山頂付近にある公衆トイレになります。

 

大山の山頂にあるトイレは、混む時間帯ですと女性は待たされるかと思います。

 

また、今回歩いた大山野菊と信仰の道上に、トイレと水場はございません。

 

大山の山頂に売店がありますので、営業していれば、そちらで飲み物や食べ物を購入する事が可能です。

 

大山登山で使用した登山装備・登山アイテム

今回の大山登山で使用した、登山装備と登山アイテムがこちらになります!

 

水 3.2L(2.6L持参、余り 0.2L)

お湯(テルモス) 0.5L(余り 0.0L)

 

貧乏セット(カップラーメン、おにぎり2個)、チョコレート70g、飴玉10個、柿の種3袋、コーヒーセット一式(粉20g)

 

ヘッドライト、予備電池、ダブルストック、薄手の手袋、カップ、ガスバーナー、コンパス、着替え(シャツ)、熊鈴、軽アイゼン(6本爪)その他諸々

 

大山野菊と信仰の道は、標高差、歩行距離共に長いので、すこし多めの水を持参しました。

 

また、この時期の大山は、積雪がありますので、軽アイゼンが必要になります。

 

結構長い期間、凍結する場所もありますので、軽アイゼンを忘れずに登山装備に含めてください。

 

低山とはいえ、この時期の大山はかなり冷え込みますので、防寒装備も必須になります。

 

鶴巻温泉駅~吾妻山~浅間山~大山のコースタイム・コース標高差

鶴巻温泉駅 6:27 → 7:01 吾妻山 → 7:25 善波峠 7:26 → 7:36 名古木浅間山 → 7:47 念仏山 7:52 → 8:13 谷戸ノ頭 → 8:26 聖峰分岐 → 8:31 高取山 8:33 →  8:49 不動越(イヨリ峠) → 9:00 千畳敷山 → 9:19 百合ノ台 → 9:26 浅間山 → 9:31 蓑毛越 9:32 → 9:52 西の峠 → 10:08 16丁目 → 10:15 20丁目 → 10:25 25丁目 → 10:34 大山

 

大山登山で歩いた、大山野菊と信仰の道のコースタイムになります!

 

前編で歩いた鶴巻温泉駅~吾妻山~浅間山~大山のコースタイムになりますが、思いのほか時間が掛かっております。

 

やはり、大山野菊と信仰の道は、距離・標高差ともにキツイルートですので、コースタイムに余裕を持たせて臨んでください!

 

大山登山のコース

大山野菊と信仰のみちルート図

こちらが前編で歩いた鶴巻温泉駅~吾妻山~念仏山~高取山~浅間山~大山のルートとコース標高差になります!

 

鶴巻温泉駅から大山野菊と信仰の道の入口までが、少し分かり難いかと思います。

 

標高差の通り、大山の山頂までひたすら登っていくルートになります。

 

 

鶴巻温泉駅~吾妻山~念仏山(大山野菊と信仰の道)登山の様子

小田急鶴巻温泉駅

 今日は小田急鶴巻温泉駅から大山野菊と信仰の道を使い大山登山のスタートです!

やはり早く起きられず、こんな時間になってしまいました・・・。

も~山登りはどうでも良いので温泉入ってシッポリ♪したいですね~(´∀`*) 

 

 

大山野菊と信仰の道の入口

シッポリ♪しながら進むと道を間違えてしまいました(>_<)

グッタリしながら進むと、大山野菊と信仰の道の入口が近づいてきました!

赤矢印の先に登山口があるのですが、鶴巻温泉駅の近くで営業している温泉旅館の「陣屋」を目標に歩くとこちらに辿り着けると思います!

 

 

大山野菊と信仰の道情報量が多い分岐

情報量が多い分岐になりました!

歴史を感じさせる大山野菊と信仰の道でございます。

なんだか修行僧の気分になってきましたです!!

 

 

吾妻山

そんな感じで少し登れば吾妻山でございます。

随所に案内がありますので、迷うようなことはございません!

 

 

平坦な道が吾妻山から暫く

こんな感じの平坦な道が吾妻山から暫く続きます!

登山口付近の登りがチョッとキツイかな~と思われます。

 

 

大山野菊と信仰のみちを使って大山山頂

弘法山の手前でございます!

ここから大山野菊と信仰のみちを使って大山山頂を目指したいと思います!

それにしてもここから大山まで9.5kmの道のりでございます。

なんだかテンションが下がる距離ですよね~~

 

 

大山野菊と信仰のみちの詳細図

こちらが大山野菊と信仰のみちの詳細地図です!

山と同じくらい少女の身長が高いのが気になりますよね(笑)

車から乗り出している少年の姿を見ていると、将来は族になるのだろうな~と思ってしまいます(?)

 

 

大山ツキノワグマの出没フェンス

念仏山を目指していると、こんな感じの柵が出てきます。

この辺は、数年前にツキノワグマの出没がありまして、鹿やイノシシ、熊除けの柵かと思われます。

丹沢大山は、意外とクマの出没が多い山ですので、要注意でございます!

 

 

水仙

水仙が咲いてました(´∀`*) 

そして、この辺から雨が降ってきました・・・。

 

 

念仏山(標高357m)

念仏を唱えながら急登をこなすと念仏山(標高357m)に到着でございます!

いや~~標高が低いわりに、結構な登り坂で、念仏を唱える声にも力が入ります!

 

 

念仏山からの景色

念仏山からの景色でございます!

まさに極楽浄土の景色が待っておりました(涙)

 

 

歴史がある念仏山

1行読んだら眩暈がし、2行読んだら頭が痛くなり、3行読んだら猛烈な睡魔が襲ってきたので、泣く泣く全部読むのは諦めました。

 色々と歴史がある念仏山でした。

 

 

念仏山の山頂に鎮座するお地蔵様

念仏山の山頂に鎮座するお地蔵様でございます。

私よりもお金を持っている感じでした。

 

 

念仏山展望

祈りが通じたのか、念仏山から段々と景色が見えてきました!!

 

 

江ノ島

左上に見えているのが江ノ島でございます!

相模湾の景色が少しだけ見ることが出来ました。

 

 

振り返っての念仏山

振り返っての一枚です!

薄っすらですが、極楽浄土の景色を見ることができました♡

 

高取山~浅間山~蓑毛越登山の様子

念仏山、高取山大山野菊と信仰のみち

そんな感じで念仏山を後にし、高取山を目指します!

こちらも地味ながら、結構な急登が続きます。

流石、大山野菊と信仰のみちでございます。

簡単には登らせてくれませんね~(´∀`*) 

 

 

根っこ地帯

雨が降っている影響で、根っこ地帯で尋常にないくらい滑りまして、「股割きの刑」に服することとなりました(>_<)

 

 

高取山

シックな感じですが、こちらが高取山でございます。

高取山の標高は556mでございます。

出来たらあと1m低ければ、ジャラジャラと何かが出てきそうですよね(笑)

 

 

高取山幻想的な山歩き

天気は悪いですが、嫌いじゃない幻想的な山歩きの時間になりました。

 

 

浅間山は近い

一気に現実の世界に戻った瞬間でした・・・。

も~少し静かな山歩きがしたかったですね~

この辺まで来ると、浅間山は近いです!

 

 

信仰のみち野菊が見あたりません

「大山野菊と信仰のみち」と言うわりには、「野菊」が全然見あたりませんでした。

きっと、恥ずかしがり屋さんなんでしょうね~

可愛い奴ですね(笑)

 

 

電波塔

こちらが浅間山付近にある電波塔でございます!

とりあえず、死んだ婆様へメールでも送ろうかな?と、思った時間帯でした。

返事が返ってきても、それはそれで怖いですよね(笑)

 

 

蓑毛越

早々に浅間山を後にし、モリモリ大山方面に登っていくと蓑毛越でございます。

雨が止むどころか、益々降ってきました。

毛を愛するおじさんなもので、「蓑毛」という漢字がなんだか好きなのですが、雨からも優しく包んで守ってくれそうなパワーを感じるのは私だけでしょうかね!?

蓑毛越には、ベンチがありますので、大山登山の休憩に持って来いの場所になります!

 

大山野菊と信仰の道で大山登山の様子

蓑毛越から大山野菊と信仰の道は急登

も~なんで私はここにいるのだろう?と、自問自答の時間帯でした(涙)

蓑毛越から大山野菊と信仰の道は、急登になってきます。

 

 

首のないお地蔵様

過去に何があったのでしょうね。

首のないお地蔵様が鎮座しておりました。

 

 

江戸時代まで、大山は女人禁制の山

江戸時代まで、大山は女人禁制の山で登山が出来ませんでした。

現在、女人禁制の山として残っているのは、奈良県の山上ヶ岳くらいでしょうかね。

 

 

大山分岐道標

なんだかスタイリッシュな感じの分岐ですね!

道標に描かれているユルキャラの名前は何というのでしょうかね?

「みのげチャン」でしょうかね!?

 

 

大山山頂を目指していくと雨

さらに大山山頂を目指していくと、なんともやんちゃなお岩さんプレイを楽しめるところがあります。

雨で岩が濡れていて、滑ること・・・。

 

 

十六丁目分岐

よ~~~~やく大山の十六丁目でございます!

この辺から一気に登山者がモリモリになってきました!

 

 

雪景色

更に大山山頂へ登っていくと、標高1,000m付近から雪景色になってきました。

 

 

雪と泥のミックス登山道

雪と泥のミックスで、歩くたびに泥が飛び散り「おつり」を貰える感じでした(?)

 

 

大山登山マラソンのゴール

明日は「大山登山マラソン」があるのですが、まさか上の方は雪が積もっているとは想像していないでしょうね~て、大山登山マラソンのゴールって何処なのでしょうかね!?

大山山頂の奥の院なのでしょうかね!?

それとも下社でしたっけ?て、私は誰に聞いているのでしょうかね?(笑)

 

 

大山登山標高が上がるにつれて雪

答えが出ぬまま大山の山頂へ進んでいきます。

標高が上がるにつれてシッカリと雪が積もってきました。

念のため、軽アイゼンを持ってきたのですが、装着しなくても大丈夫な感じでした。

 

 

大山山頂の手前にある鳥居

よ~やく大山山頂の手前にある鳥居が見えてきましたね!

 

 

鳥居

この鳥居を見ると、大山へ来たのだな~と思ってしまいます。

も~何回この鳥居をくぐったか数えきれないですね~・・・。

 

 

大山山頂

やっとのことで、大山山頂でございます!

流石、人気のある山なだけあって、山頂は登山者が多かったです。

「大山野菊と信仰のみち」を制覇した瞬間ですね!

 

 

大山の奥の院

こちらが大山の奥の院でございます。

 

 

大山の山頂付近の写真

大山の山頂付近の写真になります!

山頂のベンチはすべて真っ白で、どこで休憩しようか悩んでしまいました。

 

 

大山の山頂昼食

無理やり何かをするのが好きなので?こちらで貧乏タイム(昼食)にいたしました。

いや~なんだか非常に寒く、この辺で風邪に感染したのだと思います。

元気の良さそうな菌がモリモリ飛んでましたからね~(?)

 

 

大山山頂徘徊

折角の大山山頂なので、少し徘徊してみました。

ガスガスな感じで、自分の居場所が分からなくなったのは内緒ですよ(笑)

 

 

丹沢山塊の景色

見事な丹沢山塊の景色を見ることに成功しました!!

いや~いつ見ても丹沢山塊のグレーな景色は最高ですよね!!!

ブレない姿に惚れ惚れ致します(涙)

 

まとめ

「大山野菊と信仰の道」に体力・気力を削り取られ、なんだか途中から調子も悪くなり散々な前半戦になりました。

 

まさか大山の山頂が、あれほど雪が積もっているとは想像してなかったので驚いてしまいました。

 

翌日は「大山登山マラソン」がある影響か、トレランの方が多く登っていて、そちらも凄い事になっておりました。

 

都心からのアクセスが良い大山ですので、練習するにはもってこいですしね!

 

後半戦は、大山山頂から大山三峰と、今まで未踏で前から登ってみたかった「鍋嵐山」への縦走になります!

 

大山三峰は、鎖場や梯子がモリモリあってアトラクションのようなコースになるのですが、今回は雪と雨のコラボレーションでよく滑り、滑り落ちた後半戦になりました(笑)

 

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大山三峰山、鍋嵐へ縦走した後編の記録になります!

 

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大山表参道ルートから登山した時の様子になります。

ヤビツ峠、護摩屋敷の水場を抜けて丹沢表尾根経由で塔ノ岳、鍋割山へ縦走してますので、良かったら参考にしてみて下さい!