- 大山ネクタイ尾根・梅ノ木尾根登山ルートについて
- 梅ノ木尾根から大山ネクタイ尾根登山口までのルートの様子
- 大山ネクタイ尾根から大山北尾根・大山登山の様子
- 雷ノ峰尾根から見晴台・エボシ山・渋田山へのルートの様子
- 大山ネクタイ尾根・雷ノ峰尾根・エボシ山へのルート・標高差・コースタイムの詳細
- 大山梅ノ木尾根・大山ネクタイ尾根・雷ノ峰尾根からのエボシ山・渋田山への登山ルートの詳細
- まとめ
大山ネクタイ尾根・梅ノ木尾根登山ルートについて
丹沢山塊が私の地元なもので、足繫く登山で通っているのですが、その中でも良く出没するのが大山になります。
大山は歴史もあり、公共交通のアクセスも良く、色々なルートがあるので登りやすい山の1つになります。
大山の一般登山道は登りやすいものの、急登が続き体力的には「ウフフフ♡」な感じになるのですが、公共交通のアクセスが良いということは、比例して登る方も多くなり、季節によっては白目泡吹きの様な時間を味わうことがあったります。
特に日頃から登山をしていない方は、「登山のマナー」を知らなかったりするので、マイルドな時間になることがあったりします。
嫌な思いをするくらいなら、人がいないところを歩けば良い訳ですので、私は「バリエーションルート」と言って、一般登山道ではない、マイルドな感じの所を好んで歩くようになりました。
このマイルドな感じがとても刺激的でセクシーな時間になるのですが、そんなルートが大山には多くあったりします。
その中でも今回は「大山ネクタイ尾根」という、これまた変態気味な名前の尾根がありまして、コスプレ好きの私にとっては捨て置けないマイナールートでございました。
登山を始めたころは、大山のマイナールートを歩くことが多く、その中でもネクタイ尾根は結構歩いていたのですが、時代が時代なだけに(10年以上前の話になります)写真やログを残してなかったもので、記録として残しておりませんでした。
直近で、大山梅ノ木尾根について書きましたが、今回はさらにマイナールートである大山ネクタイ尾根について書いてみたいと思います!
梅ノ木尾根よりもネクタイ尾根は登山者が少ないので、少し変態気味で人間嫌いな方におすすめしたいルートになります!
梅ノ木尾根から大山ネクタイ尾根登山口までのルートの様子
ネクタイ尾根に向かうには、まずは大山を目指さなければなりません。
大山を目指すには色々なルートがあるのですが、今回は日向薬師から入山し梅ノ木尾根経由でネクタイ尾根登山口まで行きたいと思います!
日向薬師の北側に梅ノ木尾根の入口があります。
こちらが梅ノ木尾根への入口になるのですが、周辺に梅の木が多くありまして、花の時期(2月上旬頃)は結構綺麗だったりします。
日向薬師から梅ノ木尾根登山については、こちらの記事で詳しく書いてます。
梅ノ木尾根について知りたい場合は、こちらの記事の方が分かりやすいと思います!
梅ノ木尾根をモリモリ登っていくと、大山山頂のアンテナが見えてきます。
山頂の電波から、「可愛い山ガールがモリモリだよ♡」と、入電がありました。
早く登りたい気持ちがあるものの、足が上がらない誰かさんでした(涙)
さらに梅ノ木尾根を進むと、大山三峰山の境界尾根の先に仏果山、経ヶ岳から鷹取山が見えてきました。
先日登った相州アルプスでございます。
ちなみに大山境界尾根で私はツキノワグマとニアピン致しました。
あの時は、本当に怖かったです・・・。
山ガールから見たら、眉毛と体毛が濃いいので、どっちが熊だか分からないんでしょうけどね(笑)
大山境界尾根でクマと遭遇した時の顛末について書いた記事になります!
熊の冬眠についても書いてますので、良かったら参考にしてみてください!
さらに梅ノ木尾根を登ると、大山から大山三峰への縦走路と合流します。
今回の大山ネクタイ尾根登山は、Gさん(奥)、Kさん(手前)の3名で行っております!
お二方とも最近ご無沙汰ですがお元気でしょうかね!?
大山から大山三峰への縦走路と合流したら右(東)へ進むとこちらの「唐沢峠」に辿り着きます。
ネクタイ尾根に行く場合は、赤矢印のように進むとロープが張ってあり、管理道が見えてきます。
そちらの管理道を利用して一度下っていきます。
ロープを越えると踏み跡が明瞭な道が続いております。
落ち葉が結構滑りますので、滑落しないように注意してください。
ネクタイ尾根の入口まで結構下っていきます。
いや~標高稼いだのに勿体ないですよね~
登山というのは、損得勘定が全く通じないスポーツですよね~(?)
梅ノ木尾根から見た大山と比べると、ネクタイ尾根付近はだいぶ大山から離れてしまい中々山頂に近づきません(笑)
こっちから見る大山の姿も新鮮ですよね!
管理道を下っていくと、写真の砂防ダムと枯沢が見えてきます。
この付近が大山ネクタイ尾根の取り付き地点(登山口)になります。
ネクタイ尾根への取り付きは、正式には青線の方になるのですが、皆様変態気味の登山者なもので、何度が高い赤線の尾根へ行ってしまいました。
道なき道を好んで進むあたり、Mな病気を発症してますよね(笑)
どれだけMやねん!っと、3人でツッコミ合戦をして責任を擦り付けておりました!
大山ネクタイ尾根から大山北尾根・大山登山の様子
大山ネクタイ尾根の取り付きだと思って獣道を進んでいる様子になります(笑)
このまま尾根に乗らず、枯沢をこのまま進むと黒岩の方へ行くことが出来ます。
だいぶ道が荒れてますし、山ヒルの聖地になりますので、行く場合は慎重に!
※現在、唐沢川のルートは廃道です。
結局、尾根を間違えているので、鹿柵にルートを遮られ、仕方なく斜面をトラバースしました。
丹沢バリエーションルートの最大の難所は、実は鹿柵トラップだと思っております。
鹿の害も凄いですが、変態気味な登山者の害を防ぐためにも鹿柵は必要ですからね~
よ~やくネクタイ尾根に乗りました。
取り付き地点は急登ですが、途中はなだらかで雰囲気の良い尾根道が続きます。
これが大山ネクタイ尾根の名物である有名なネクタイになります。
ついつい「裸でネクタイ姿」になりたくなってしまいました♡
それにしても、私の持っているネクタイよりも記事が高級で驚きました。
ネクタイ尾根は、ネクタイフェチの登山者がマーキングとしてネクタイを括り付けたのが始まりだそうです。
ネクタイを目印に登っていくと、モノレールが見えてきます。
ここまで大山北尾根の稜線と合流します。
振り返ってのネクタイ尾根になるのですが、下降点周辺にネクタイがないので分かり難いです。
モノレールが唯一の目印だと思います。
また、昔はネクタイの本数が多かったのですが、近年少なくなっております。
よっ!富士山日本一!!
絶滅危惧種である大山ネクタイ尾根付近からの景色でございます!
大山北尾根からの三ノ塔~塔ノ岳、丹沢山まで見える絶景でございます!
大山登山は、山頂に近づくと景色が良くなってきます。
ここまで登るのがシンドイですよね~~
それにしても、大山ネクタイ尾根・大山北尾根は登山者が皆無で静かでございます。
大山の山頂につくと静寂が一変するんでしょうね~
大山の山頂で休憩するとなると、座る場所もないだろうとの事で、大山北尾根で貧乏タイムにしてみました。
Kさんは、アルコールバーナーとチキンラーメンの貧乏セットでした。
Gさんは、乞食バーナーでお茶を温め、美味しそうに貧乏セットを食べてました♡
私は浮浪者バーナーでコーヒーを淹れ、貧乏セットに華を持たせました。
貧乏だけど頑張ろう!と、強く誓った丹沢表尾根の景色でした。
大山北尾根は、本当に景色が良く、丹沢山と丹沢三峰も見えたりします。
遠くに奥多摩・奥秩父の山並みも見えたりします。
大山北尾根を進んでいくと鹿柵地帯になります。
進めるようにアルミの梯子がありますので、そちらを使って大山の山頂を目指していきます。
よ~~やく大山の山頂でございます!
大山奥の院周辺は、登山者でお祭り状態でした。
よっ!大山!!
大山の標高は、1,251mになりますので、中々のアルバイトですよね~
大山の山頂の様子になるのですが、ベンチは登山者で埋まってました。
週末は、本当に混雑するのでのんびり過ごせないですね~
Gさん、kさん、大山の山頂で何を想う!?
私は、酒・女・金ですね(笑)
罰が当たりそうな物言いですが、大山の山頂からの景色が好きで、見入ってしまいます。
素晴らしい山が地元にあって私は幸せ者です。
雷ノ峰尾根から見晴台・エボシ山・渋田山へのルートの様子
大山山頂の混雑が激しいので、雷ノ峰尾根から早々に見晴台へ下山しました。
大山下社へ行く登山者が多いみたいで、見晴台の分岐から急に静かな山歩きになりました
見晴台には、東屋とベンチがありまして、休憩するのに便利な所になります。
東側の景色も開けているので、見晴台で休憩する計画で臨むと良いかと思います!
やっぱり、静かな山道が私は好きですね。
大山下社は多くの参拝者で賑やかでした!
アオヒゲ真理教もアレくらい熱狂的な信者を獲得してお布施を強奪しないと駄目ですよね~
見晴台からさらに日向薬師方面に進んでいくと、見事なスギ林が出てきます!
真っ直ぐに伸びた杉を見ると、一本眉毛の私にとっては脅威に感じてしまいます(?)
お地蔵様とイチャイチャしちゃいました♡
防寒対策が私以上にしっかりしてました。
手編みのマフラーが羨ましかったです。
ここで雷ノ峰尾根と関東ふれあいの道九十九曲が分岐します。
関東ふれあいの道九十九曲がメジャールートになるのですが、今回は雷ノ峰尾根の末端まで行きたいので、再度バリエーションルートに突入いたします。
薄い踏み跡を進んでいくと標高653.4mのエボシ山に到着です!
何故かエボシ山で浣腸プレイをしてました。
僕はどうしたら良いのでしょうか!?
エボシ山の下りからルートが分からなく(藪に引き寄せられ)、支尾根を下りてしまいました。
ま~藪は大好きなので問題ございません!
ヤブとイチャイチャしながら下っていくと、先ほどまでいた大山の山頂が見えました!
モリモリ下っていくと林道と合流します。
この林道は、日向ふれあい学習センター(日向薬師方面)に行くことが出来ます。
余談ですが、この林道付近は、ツキノワグマが結構出ますので要注意です。
ま~最近は聞かないので大丈夫だと思いますが、マイナールートを歩く時は熊に注意です。
そんな感じで暫くは林道歩きになります!
ヤブも好きですが、林道歩きも嫌いじゃないので問題ございません!
林道から最後の山道に入ります。
途中に「入山(標高472.5m)」があるのですが、三角点を見つけれませんでした。
この入山周辺から渋田山も藪が凄く、なんとも刺激的な時間になりました♡
渋田山の藪を抜けると、今度は鹿柵にルートを遮られ、なかなか下りられませんでした。
最後は、民家の裏に出てしまい、なんとも気まずい空気が流れ・・・(苦笑)
誰もいなくてよかったです、要注意ですよね。
スタート地点である日向薬師バス停に戻ってきました!
大山梅ノ木尾根・大山ネクタイ尾根・大山北尾根 と、雷ノ峰尾根の末端付近(渋田山)まで歩けてマイナーな時間をモリモリ堪能できました!
今度は、中々行く機会のない「雷神社」へ行ってみたいな~と考えております!
そんな感じで、今回の大山登山のルートやコースタイムの詳細がこちらになります!
大山ネクタイ尾根・雷ノ峰尾根・エボシ山へのルート・標高差・コースタイムの詳細
登山日程:1月9日[日帰り]
天 候:快晴
メンバー:Gさん、Kさん、私の3名
こちらが今回歩い大山ネクタイ尾根・雷ノ峰尾根・エボシ山へのルート、標高差の地図になります!
地図の通り、梅ノ木尾根から唐沢峠を目指し、大山ネクタイ尾根から大山北尾根を使って大山山頂を踏んでおります。
日向薬師バス停 7:00 → 7:40 日向薬師 → 大山梅ノ木尾根 → 9:27 大沢分岐 → 10:09 矢草ノ頭 10:11 → 10:22 唐沢峠 10:43 → 11:33 ネクタイ尾根 → 13:25 大山 13:34 → 雷ノ峰尾根 → 13:44 不動尻分岐 → 14:11 見晴台 → 15:04 追平 → 15:09 エボシ山 → 15:57 渋田山 → 16:46 日向薬師バス停
そしてこちらが今回の登山のコースタイムになります!
バリエーションルートを含んでいますので、大山登山の参考になるかどうかアレですが、ネクタイ尾根・梅ノ木尾根を歩く時の参考になれば幸いです!
大山梅ノ木尾根・大山ネクタイ尾根・雷ノ峰尾根からのエボシ山・渋田山への登山ルートの詳細
大山梅ノ木尾根登山ルート詳細
大山梅ノ木尾根は、日向薬師の北側になります駐車場から尾根に上がります。
昭文社の山と高原地図には、浄発願寺奥の院付近までルートの表記があります。
しかし、そこから大山三峰への稜線までは、枝尾根もあり、痩せ尾根もありますが、山慣れしていれば問題になるような所はありません。
大山ネクタイ尾根登山ルート詳細
唐沢峠のベンチ付近の北側に管理道がの入口(ロープが張ってある)がありますので、その先の踏み跡を下っていきます。
モリモリ下り枯沢まで下りると、2つ堰堤がありますので、上側の堰堤を越えて尾根の左側へ行くのが正しいルートになります。
取り付きさえ間違えなければ、ネクタイ尾根自体は特に危ない箇所もなく、枝尾根もないのでただ登るだけになります。
モリモリ登るとモノレールが出てくるのですが、その手前がチョット急な坂道で難儀するかもしれません。
雷ノ峰尾根・エボシ山・入山・渋田山登山ルート詳細
大山の山頂から見晴台へのルートを雷ノ峰尾根と呼びます。
途中、不動尻・唐沢峠への分岐を過ぎて、更に下ると景色の良い休憩地点である見晴台となります。
更に日向薬師方面に進むとお地蔵様が鎮座する所まで(九十九曲へ分岐)はメジャーなルートになります。
このお地蔵様さんの正面に薄い踏み跡がと赤テープもありますので、そこからエボシ山を目指して進んでいきます。
エボシ山までは難しい箇所はないのですが、その下りで下りる尾根を間違えてしまい、枝尾根を無理やり下ると林道に出ました。
下りた林道から主尾根まで戻ると分岐がありますので、ゲートのある林道をさらに進みます。
この林道のチョット上に入山の山頂があります。
さらに林道を進むと渋田山を回り込んで日向薬師方面に縦走することが出来ます。
しかしながら、林道からP304峰への踏み跡があり、そちらから日向薬師方面のショートカットになるのですが、途中で道がなくなり、鹿柵もあったりと進退窮まりました。
雷ノ峰尾根は、末端付近が非常に分かり難いので、歩く時は鹿柵に注意してください(笑)
まとめ
登山ルートが微妙ですが、大山から雷ノ峰尾根を使って日向薬師へ縦走できますので、マニアックルートが好きな方におすすめできるコースだと思います!
今回歩いた大山へのルートは、不明瞭な道が多く、道間違いから遭難するリスクがあります。
単独行動は避け、コンパス、地形図が読める方と一緒に歩いて欲しいなと思います!
登山者で賑やかな印象が強い大山ですが、一歩ルートを変えると雰囲気が一変し、静寂に包まれた山登りが出来ますので、また違うエリアに出没したいなと考えております!
今回少しだけ歩きました大山北尾根について書いた記事になります!
山ビルがいるのアレですが、とても静かで自然豊かなルートなのでおすすめです!