- 梅ノ木尾根から大山登山をした経緯
- 日向薬師・梅ノ木尾根・大山登山の動画と登山道・山頂トイレの詳細
- 日向薬師梅ノ木尾根から大山登山のルート・標高差・コースタイム
- 日向薬師周辺の詳細(バス停・トイレ・駐車場・境内)について
- 梅ノ木尾根から大山登山の様子について
- 大山登山と山頂の様子について
- まとめ
梅ノ木尾根から大山登山をした経緯
2020年の登り始めとして、今回は地元の丹沢大山へ日帰り登山をしてきました!
登り始めは、地元の山へ行こうと思っているのですが、丹沢山塊は、お正月の時期になりますと混雑が特に激しいもので、登山コースがとても重要になります。
今回は、久しぶりに日向薬師を登山の基点にいたしまして、大山登山のマイナールートの1つである「梅ノ木尾根」を使って登ってみることにいたしました。
大山は、とても歴史のある山になるのですが、それが影響してか、色々な登山ルートがあります。
各ルートとも変化に富んだコースが多く、季節をかえてコツコツと歩いている感じです。
個人的に好きな大山登山のルートが、大山北尾根になるのですが、豊かな自然がモリモリで、登山者も少なく静かな山歩きを楽しむことが出来るのおすすめです!
大山北尾根以上に静かな登山道が梅ノ木尾根になるのですが、バリエーションルートになるものの、踏み跡もそれなりに明瞭です。
しかしながら、過去には梅ノ木尾根で遭難事故が発生し、お亡くなりになった登山者もいますので、低山ルートながら侮れない感じです。
特にこれからの季節は、登山道に雪や凍結が発生いたしますので、梅ノ木尾根に限らず、大山の一般登山道でもスリップ、滑落に十分注意する必要があります。
そんな感じで、今回は大山登山のバリエーションルート、梅ノ木尾根を使って登った時の様子について書いてみたいと思います!
日向薬師・梅ノ木尾根・大山登山の動画と登山道・山頂トイレの詳細

上記写真を押すと、今回訪れた日向薬師、梅ノ木尾根、大山周辺の動画を観ることができます!
大山登山バリエーションルート初級の梅ノ木尾根の様子や、日向薬師、大山山頂周辺も動画で撮ってますので、登山やハイキングの参考になれば幸いです。
また、動画及び下記写真の通り、大山の標高1,000m前後から積雪があります。
現状、アイゼンやチェーンスパイクは不要ですが、今後の天候によっては必須になると思います。
また、大山周辺の登山道は、霜により、ドロドロになる事が多く、スパッツなどで対策すると良いと思います。
今回も霜がとけて登山道がグチャグチャになっている箇所が多く、歩くのに難儀いたしました。
グチャグチャな箇所が冷えて凍りますし、大山の山頂付近で雨が降れば雪になりますので、軽アイゼン、チェーンスパークを忘れずにお持ちください!
また、大山山頂にあります公衆トイレは、凍結のため、現在利用が出来ません。
※2020年1月4日現在
山頂のお茶屋さんの話ですと、だいぶ前からトイレの利用が出来ないそうです。
大山下社にトイレがありますので、忘れずに済ませてください!
そして、今回の梅ノ木尾根からの大山登山の詳細は、こんな感じになっております!
登山日程:1月4日[日帰り]
天 候:AM晴れのち曇り
大山山頂周辺の気温は、10時で0度前後でした。
大山の山頂付近は結構な強風で、温度以上に体感は寒かったです。
防寒対策をシッカリして下さい!
メンバー:単独
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日向薬師梅ノ木尾根から大山登山のルート・標高差・コースタイム
こちらは、今回歩いた日向薬師から梅ノ木尾根を経由して丹沢大山への登山コース、標高差の地図になります!
今回歩いた梅ノ木尾根は、上述してますとおり、バリエーションルートになりますので、一般登山道ではありません。
道標も必要最小限しかありませんし、枝尾根もありますので、コースを間違えてしまうと大変な目に遭ってしまいます。
梅ノ木尾根のルート上に、痩せた箇所や、ザレた部分もありますので、滑落に注意して下さい。
また、日向薬師周辺は、丹沢の中でも比較的ツキノワグマの出没多い地域になります。
過去には、日向薬師付近の林道を自転車で通過している途中、熊に襲われ怪我をした方がいたりします。
梅ノ木尾根でも熊の目撃談があったりしますので、活動が活発な、早朝・夕方に歩く方は熊鈴で対策した方が安全です。
そしてこちらが日向薬師から梅ノ木尾根を利用して大山山頂までのコースタイムになります!
日向薬師バス停 7:05 → 7:15 日向薬師 7:20 → 8:12 浄発願寺分岐(梅ノ木尾根) 8:26 → 8:40 大沢分岐 → 9:06 梅ノ木尾根分岐 → 9:39 不動尻分岐 → 9:50 大山山頂
日向薬師から浄発願寺分岐までは、山と高原地図では「破線ルート」扱いになってまして、そこから大山の手前までがバリエーションルートになっております。
梅ノ木尾根を歩く時のコースタイムの参考になれば幸いです!
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日向薬師周辺の詳細(バス停・トイレ・駐車場・境内)について
こちらが日向薬師の玄関口である「日向薬師バス停」になります。
小田急伊勢原駅北口からバスが出てまして、所要時間は約30分ほどになります。
バスの本数も多いので、日向薬師まではアクセスが比較的簡単です。
今回利用しませんでしたが、大山登山のメジャールートである九十九曲ハイキングコース(登山道)も、日向薬師バス停が基点になります。
日向薬師バス停の直ぐ近くに公衆トイレがあります。
非常に綺麗なトイレになります。
トイレにつきましては、日向薬師の境内にもありますので、そちらを当てにしても良いと思います!
日向薬師のバス停の脇に、無料の駐車場が整備されております。
30台前後は駐車できるスペースになりますので、満車で停めれない事は少ないと思います。
また、日向薬師にも無料の駐車場があるものの、丘の中腹になりますので、登山コースによっては、車を取りに行くのが面倒かも知れません。
日向薬師周辺の案内図になります。
梅ノ木尾根は、とりあえず「日向山」を目指して進んでいきます!
また、日向薬師周辺は、「彼岸花」が有名で、秋になると多くの方訪れる人気スポットになります!
こちらの記事で、日向薬師から大山登山についてと、周辺の彼岸花の状況について書いてますので、良かったら参考にしてみて下さい!
日向薬師バス停から少し戻る感じに進むと、こちらの道標と案内が見えてきます。
こちらが日向薬師の境内の入口になります。
最初は生活道のような感じですが、進んでいくと雰囲気が一変いたします!
日向薬師周辺の地図になるのですが、ハイキングするのに便利で面白いコースが多いと思います!
日向薬師の境内の入口になります!
迫力がありますね~!!
日向薬師の境内を進むと、空気が凛として、どくどくな雰囲気に包まれてきます。
日向薬師を経由してから大山登山をしても良いのでは?と思うほど、日向薬師の境内は素敵だと思います!
朝早いので、日向薬師の境内は閑散としてました。
初詣で多くの方が参拝しにきますので、お正月の三が日は凄い混雑だったと思われます!
日向薬師の境内に着くと、日の出を迎えました!
いや~心が洗われる景色でございます。
こちらが日向薬師になります!
荘厳な造りで圧倒されてしまいます。
数年前に訪れた時は、改修工事中で全容を見ることが出来ませんでした。
今回、工事が終って始めて訪れたのですが、非常に綺麗になっていて驚いてしまいました。
日向薬師の宝物殿の一部になります!
和気藹々な感じで楽しそうでした!!
私も仲間に入れて欲しいものですが「貧乏神」が大量に憑りつかれてますので、お呼びでないですよね~・・・。
また、日向薬師の境内には、喫茶店?売店?もありまして、休憩する事も出来ます!
大山登山の前に、英気を養うのも良いかもしれませんし、下山後に立ち寄ってみるのもアリですよね!
日向薬師の境内にある無料休憩所と、左奥の建物がトイレになります。
両方とも無料で利用できますので、梅ノ木尾根から大山登山をする場合、こちらで準備をするのもありだと思います。
梅ノ木尾根は、急登で始まるので、こちらでダウンなどの防寒具を脱いだ方が良いかもしれません。
境内から出ますと、目の前に日向薬師の無料駐車場が見えてきます。
こちらも30台前後駐車する事が可能です。
梅ノ木尾根を利用する場合は、一番最寄の駐車場になります。
梅ノ木尾根から大山登山の様子について
日向薬師の裏にあるのが、こちらの「日向梅園」になります。
1月下旬から2月上旬頃になりますと、梅が開花しとても綺麗でございます!
梅ノ木尾根を利用して大山登山を考えている場合は、日向梅園の開花に合わせて実行しても良いかもしれません!
日向山を目指して登っていくと、こちらの十字路になります。
右に進むと日向山、左に進むと梅ノ木尾根の入口になります。
ここから少し急登になりますが、梅ノ木尾根から大山目指して進みたいと思います!
先ほどの十字路の所に「梅ノ木尾」シッカリ表記されてますので、迷うことはないかと思います!
梅ノ木尾根を進んでいくと、数こそ少ないですが、道標があったりします。
梅ノ木尾根は、基本、尾根通しで進めばOKになるのですが、こんな感じの木の根っこゾーンや痩せ尾根箇所もありますので、転倒、滑落に十分注意して下さい!
落葉も堆積していて、結構足元が悪いです。
ここで遭難すると、簡単に「熟成堆肥」になってしまいますね~
梅ノ木尾根を進んでいくと、後で登る弁天御髪尾根(大山三峰ではありません)が見えてきました。
分かっていましたが、登山者が誰もいなくて静かで最高です!
弁天御髪尾根も好きなルートの1つですので、何処かで記事にしたいと思います!
モリモリ大山目指して登っていくと、梅ノ木尾根の目印になるのがP537がこちらになります!
P537付近は、枝尾根がありますので、進む方向に注意してください!
P537から雰囲気の良い登山道が続きます。
いや~静かで心が洗われます。
更に進んでいくと、浄発願寺奥の院の分岐になります。
ここまでが梅ノ木尾根の破線ルートになりまして、道標の裏(写真中央)からバリエーションルート扱いになります。
大山へは、写真中央を真っすぐ登っていきます。
梅ノ木尾根という名前ですが、杉の木ばかりで梅ノ木が全然尾根上で見つかりません。
きっと、梅毒に侵されてしまったんでしょうね(笑)
梅毒怖いな~と思いながら梅ノ木尾根を登っていくと、目指す大山の山頂が見えてきました!
梅毒トレポネーマも怖いですが、梅ノ木尾根の痩せ尾根も中々痺れる感じでした。
どっちで逝くかを考えると・・・
やっぱり、梅毒トレポネーマでしょうかね!?
なんだか良く分からなくなってきましたが、梅ノ木尾根から大山の景色がとてもナイスな感じでした!
更に梅ノ木尾根を進んでいくと、「大沢分岐」の道標が見えてきます。
この分岐を右(東)へすすむと鐘岳へ行くことが出来ます。
結構道が悪いので、梅ノ木尾根から鐘岳へ行く場合は、滑落に注意してください!
大沢分岐から少し登ると、P778になります。
この周辺は枝尾根が多く、大山へのルートを間違わないよにしてください!
ポール?に目指すべき方向が書かれてますが、コンパス等で大山への方向を確かめる事をお勧めいたします!
梅ノ木尾根から見る大山三峰山になります。
三峰山という名前ですが、まさにその通りな感じの峰々ですよね!
バリエーションルートっぽい感じの梅ノ木尾根ですが、結構アップダウンが続くので、足腰と髭から悲鳴が聞こえてきます・・・。


白目になりながら登っていくと、梅ノ木尾根と大山・大山三峰の稜線と合流しました!
このロープが梅ノ木尾根入口の目印になるのですが、安易に使用は控えてください!
大山登山と山頂の様子について
梅ノ木尾根から一般登山道を進んでいくと、関東平野を一望できるビュースポットがあります。
今日は天気が良いですね~!
私が来ることを察してか、登山者が誰もいませんでした。
独り言の時間がモリモリで、傍目から見たら相当やばいおじさんになってました。
先日の雨は雪だったみたいで、大山の登山道に積もっておりました。
凍結箇所もあるものの、アイゼンは不要な感じでした。
よ~~やく大山の山頂が見えてきました・・・。
この分岐からの600mが地味にきついのです・・・。
大山の山頂の北側は、丹沢山塊を一望できるスポットがあります!
今日は曇っていて、丹沢山を始め、塔ノ岳も良く見えませでした。
残念ですね~・・・。
大山山頂の気温は0度でした。
風が吹くと、かなり寒かったです。
そんな感じで大山山頂でございます!
今日は天気も良く、登山者でお祭りでした。
梅ノ木尾根の静けさが嘘のような賑わいでした。


大山山頂に鎮座する、大山奥の院と茶店でございます。
今年の平和と安全を祈らせていただきました。
アオヒゲ真理教自称教祖なもので、お正月は、祈願で忙しいです(?)
まとめ
久しぶりに歩いた梅ノ木尾根の静かさが癖になりそうな時間になりました。
大山登山は、色々なコースがあるので、本当に奥が深いな~と感じることが出来ました。
梅ノ木尾根は、静かでよいコースなのですが、それでも一般登山道ではないので、利用する時は単独行動は避け、登山経験者と一緒に歩くことをお勧めいたします。
そんな感じで次回は、大山三峰から相州アルプスの一角をなす経ヶ岳へ縦走した時の様子を書いてみたいと思います!
思いのほか三峰登山に時間がかかり、日没ギリギリになってしまい焦ってしまった後半戦でした。
大山から大山三峰山・相州アルプスへ縦走した後編の記事になります!
日没との戦いになりましたが、楽しい後半戦になりました。
大山登山は初心者向きと言われておりますが、実際は滑落事故が毎年起きて登山者がお亡くなりになっております。
大山登山の注意箇所や、紅葉の時期と服装についても書いてますので、登山・ハイキングの参考にしてみてください!
梅ノ木尾根から大山ネクタイ尾根を歩いた時の記事になります!
梅ノ木尾根以上に登山者が少ない登山道ですので、人間嫌いな方におすすめなルートになります!