- 弁天御髪尾根ルートと弁天岩について
- 三峰山から梅ノ木尾根・大沢分岐までのルートの様子
- 弁天御髪尾根の登山道の様子(見晴広場B・すりばち広場分岐)について
- 中弁天・下弁天から弁天御髪尾根登山へ縦走
- 御釜弁天・弁天岩の様子について
- 弁天御髪尾根・弁天岩・梅ノ木尾根・中弁天へのルート・標高差・コースタイムの詳細
- まとめ
弁天御髪尾根ルートと弁天岩について
前回の鐘ヶ岳ハイキングコースから宝尾根を使って大山三峰山へ登山した続きについて今回は書いてみたいと思います!
今回、大山三峰山から歩くルートは、梅ノ木尾根を半分使い、そこから弁天御髪尾根という、これまらマニアックなコースになってまして、そちらから七沢弁天の森キャンプ場跡地へ下山致しました。
それにしても、弁天御髪尾根って読めない名前ですよね。
弁天御髪尾根と書いて「べんてんおぐしおね」と読みます。
なんだか怒り狂って頭髪が逆立ち、ベジータのような髪形をした人がいそうな尾根の名前ですよね(笑)
そんな弁天御髪尾根(べんてんおぐしおね)ルートは、昭文社の山と高原地図には記載がなく、国土地理院の地図に破線で示されています。
簡単に書くと、弁天御髪尾根は、一般の登山道ではなく、バリエーションルートの扱いになります。
しかしながら、一般登山道はないものの、それなりにルートの整備がされているので、弁天御髪尾根を歩く登山者がチラホラいたりします。
梅ノ木尾根と弁天御髪尾根をセットで歩く方が多いのかな~と思われますが、ルート上には、ヤセ尾根、ガレ場、縄場の急斜面、岩場等、変化に富んだ登山コースになっております!
所々好展望な場所もありますので、ハイキングに最適なルートであると思っております。
ただ、一般登山道よりも道標等の案内が乏しく、自己判断を求められる場所もありますし、滑落や道迷いのリスクもあるので、登山初心者の方が歩くルートではございません。
鐘ヶ岳・宝尾根と同様に、弁天御髪尾根もヤマビルやツキノワグマが出ますので、十分注意して下さい。
また、弁天岩というロッククライミングの聖地がありまして、愛好家が集まる大きな岩があったりします。
ご一緒したGさんも、若かりし頃はよく弁天岩を登ったそうで、懐かしそうな眼差しで見つめてました。
中々立派な弁天岩なので、そちらを見に行くだけでも必見の価値があるかと思います。
そんな感じで、鐘ヶ岳・宝尾根・大山三峰山に引き続きまして、弁天御髪尾根・弁天岩ルートからの登山の詳細に移らせていただきます。
こちらが前回歩いた鐘ヶ岳・宝尾根から大山三峰山へ登山した時の前編の記事になります!
三峰山から梅ノ木尾根・大沢分岐までのルートの様子
時間も押してますので三峰山から弁天御髪尾根の入口になる梅ノ木尾根を目指したいと思います!
三峰山から進むと登ってきた宝尾根が見えてきました。
縁起の良い名前の宝尾根ですが、結構アップダウンがエゲツないです。
梅ノ木尾根を目指してい進んでいると、お尻の所が捲くれていてセクシーアピールをしてきたGさんでした。
キジウチしたのか、それともバックで激しい時間だったかは謎のままでございます(笑)
三峰山から梅ノ木尾根(大山方面)に進んでいくと、不動尻への分岐がでてきます。
不動尻と聞くと、なんとなく意味深なお尻を思い浮かべしまいます♡
不動尻分岐から大山方面に進むと梅ノ木尾根(弁天御髪尾根)の入口が左手に見えてきます。
こちらが入口になります!
梅ノ木尾根の入口でもあり弁天御髪尾根の入口でもあります。
途中の「大沢分岐」で梅ノ木尾根・弁天御髪尾根が別れます。
梅ノ木尾根・弁天御髪尾根を進んでいくと、P788付近の分岐になります!
大沢分岐(鐘ヶ嶽)の方へ進みます。
この辺、枝尾根があるのでコースに注意です。
こちらが大沢分岐きになります。
ここで梅ノ木尾根とさような~いたします。
弁天御髪尾根は、鐘岳(鐘ヶ岳)方面に進みます。
弁天御髪尾根の登山道の様子(見晴広場B・すりばち広場分岐)について
大沢分岐から見晴広場までは一気に標高を下げていきます。
ルート上にザレザレの痩せ尾根もあったりと弁天御髪尾根は油断なりません。
弁天御髪尾根は、見晴が良い所もあるのですが、今日は薄いモザイク姿な一日でした!
それにしても、まだ登ってないピークがモリモリなので困ってしまいます。
地元の山なのに、山深くて登り切れません。
結構えぐい下り坂をこなしていくと弁天御髪尾根のピークの1つである見晴広場Bに到着でございます。
Bの次はCへ昇進してよいのか!?と、色々妄想してしまった時間帯でした。
見晴広場Bから後はお気楽な下り道だと思っていたのですが、とんでもない消化試合になりました・・・。
見晴広場Bから先も道が悪く、ロープがあるものの、ザレザレの急な下りでイヤラシイルートでございます・・・
とても滑るので、ここは寒いギャグを慎む所です!
ザレザレが終ったと思ったら、今度は小さなアップダウンがあったりと骨が折れます・・・。
真綿で首を絞められている様な、そんなじらされる体験の時間になりました。
いや~、ジワジワと体力を削り取られていきます。
見晴らし広場・すりばち広場分岐の立派な道標があります。
弁天御髪尾根をハイキングコースとして整備しようとした名残なのでしょうね。
それなりに整備されていて良いコースなのですが、やはりザレた急登や痩せ尾根があるので、「滑落事故」の観点からも一般登山道に昇格しなかったのでしょう。
中弁天・下弁天から弁天御髪尾根登山へ縦走
弁天御髪尾根は、景色も良いのでバリエーション扱いの登山道ですと、少し勿体無い気がしてしまいます。
ただ、静かなルートで山を歩くのが好きなので、多くの登山者が訪れてしまうと、それはそれで困ってしまいますね。
見晴らし広場・すりばち広場分岐からの下りは、かなりやんちゃなルートでした
夜の床ではワイルドな男なのですが、この急坂と比較すると、まだまだ修行が足りないと感じました(?)
弁天御髪尾根から中弁天、下弁天を目指して進んでいくと、こんな岩稜地帯がありまして、変化があって面白い尾根でした!
岩場もあったり雰囲気の樹林帯もあったりと、かなり素敵な中弁天、下弁天へのルートでございます!
中弁天・下弁天を目指して進むと、弁天御髪尾根は、途中で分岐します。
左右どちらからも行けるみたいです。
分岐から見えるピークが中弁天になります!
なんだか「上天丼」みたいな名前ですよね~!
中弁天からの景色になるのですが、正面のモッコリの先が前半戦で上った鐘ヶ嶽ですね!
遠くからも良く目立つ山容をしていて綺麗ですよね~
梅ノ木尾根方面を振り返って見ても、中々良い尾根ですよね!
とにかく登山者がいないので静かで最高です!
モリモリ弁天御髪尾根を進むと、中弁天になりました。
それにしても、凄い所にピークの名前が書かれてますよね(笑)
チョットしたホラーですよね~
中弁天から少し進むと下弁天になります。
右へ行くか、左へ行くか、ルートが別れてまして、非常に分かり難いです。
それにしても、この土管のような植木鉢は、一体何なんでしょうかね!?
マリオが出来たら面白いですが、火を噴くフラワーだと怖いですよね!
結局、下弁天の分岐を右に進むことにしました。
地形図から判断したのですが、結果的に林道に出たので正解でした!
弁天御髪尾根は、明確なルート案内がほぼありませんので、地図読みが重要になります。
下弁天からモリモリ下ると、鐘ヶ岳・広沢寺温泉方面が見えてきました!
モヤモヤ感が強いですが、心は晴れ晴れしてきました!!
途中、ダッフンプレイをしていたGさんになります。
和式プレイなんだか洋式プレイなんだか非常に悩ましい姿勢でドキドキしてしまいました。
私も一緒にお供したほうが良かったですかね!?(笑)
便秘プレイから暫くすると、林道へ出ました!
弁天御髪尾根歩きの終了ですね!
弁天御髪尾根を下りると「山の神尾根」と案内がありました!
このルートは、日向山へ登って梅ノ木尾根の縦走になるですが・・・
下山したのに道迷いしてしまいました(笑)
そんな感じで、無事に中弁天、下弁天から弁天御髪尾根の入口(登山口)へ縦走できました!
御釜弁天・弁天岩の様子について
弁天御髪尾根ルートの見所の1つが、こちらの御釜弁天になります!
小さな滝(淵)な感じの御釜弁天になります。
ここで沐浴したら最高でしょうね~て、罰当たりですかね!?
御釜弁天から直ぐの所にあるのが、こちらの弁天岩になります!
「弁天」だらけで何が何だか分からなくなってしまいますよね(笑)
弁天岩は、写真の通り、非常に大きな岩場になりまして、ロッククライミング愛好家の聖地になっております!
今回は、ロッククライミングをやっているかたがいませんでしたが、弁天岩は、非常に人気のある岩場になるそうです。
ご一緒したGさんは、20数年ぶりの再訪だったそうです。
弁天岩も岩登りの練習に最適ですが、丹沢モミソ岩も懸垂下降やロープワークトレーニングに最適です!
岩場周辺の雰囲気も良いのでおすすめです!
御釜弁天、弁天岩を堪能し、広沢寺温泉の駐車場まで戻ってきました!
弁天岩でロッククライミングするなら、広沢寺温泉で駐車した方が良いかと思いますが、岩場の周辺にも駐車スペースがありますので、混雑具合によると思います。
そんな感じで、弁天御髪尾根から弁天岩へ下山した寿聡の詳細がこちらになります!
弁天御髪尾根・弁天岩・梅ノ木尾根・中弁天へのルート・標高差・コースタイムの詳細
登山日程:3月5日[日帰り]
天 候:曇り
メンバー:Gさん、私の計2名
こちらが今回歩い大山周辺のバリエーションルートの弁天御髪尾根、梅ノ木尾根、中弁天、弁天岩へのルート、標高差の地図になります!
地図の通り、三峰山から暫くは大山方面に進むみ、途中から梅ノ木尾根を歩いてから弁天御髪尾根に突入します!
大山三峰山 12:12 → 12:24 七沢山 → 13:04 唐沢峠 13:15 → 13:28 矢草ノ頭 13:31 → 13:59 大沢分岐 14:00 → 14:11 すりばち広場 → 14:40 見晴広場B → 15:03 上弁天 15:05 → 15:47 広沢寺/弁天岩16:12 → 16:26 大沢川 トイレ → 16:34 広沢寺温泉駐車場
そしてこちらが今回の登山のコースタイムになります!
バリエーションルートになりますが、登山・ハイキングの参考になれば幸いです。
バリエーションルートを含んでいますので、大山登山の参考になるかどうかアレですが、ネクタイ尾根・梅ノ木尾根を歩く時の参考になれば幸いです!
まとめ
大山周辺のバリエーションルートの中でも、弁天御髪尾根は、下山後に広沢寺温泉へ入浴することが出来ますし、御釜弁天、弁天岩等の見所もありますので、楽しいハイキングの時間になると思います!
それなりに登山道も整備されれますが、バリエーションルートになりますので、登山者が少なく、それなりにリスクのある登山になると思います。
出来る事なら単独は避けて、何人かで弁天御髪尾根歩きを楽しんでいただけたらな~と思います!
今回歩いた宝尾根、梅ノ木尾根、弁天御髪尾根は、丹沢大山周辺のバリエーションルートになりますが、結構周辺で滑落事故が起きて死亡事故があったりします。
大山登山は簡単だ!と、思っている方が多いかもしれませんが、意外と危ない箇所もあります。
大山での登山で滑落事故が起こる場所についても触れてますので、良かったら参考にしてみてください!