- 御正体山登山と菰釣山から甲相国境尾根縦走について
- 御正体山・菰釣山のアクセス・駐車場・登山口付近地図・水場・トイレ・コース状況
- 御正体山、菰釣山から甲相国境尾根縦走のコースタイム・ルート・標高差
- 菰釣山から甲相国境尾根油沢ノ頭~石保土山~山伏峠縦走の山行写真
- 御正体山登山とルートの様子について
- まとめ
御正体山登山と菰釣山から甲相国境尾根縦走について
前回に引き続きまして、菰釣山登山と、甲相国境尾根を経由して御正体山へ日帰り縦走した続きになります!
御正体山って面白い名前だよな~と思い、少し調べてみたのですが、名前に使われている「正体」は、仏教用語になるみたいで、「神々の仮のお姿」を意味するそうです。
これまた良く耳にする「権現」と同じような意味合い(概念)になるそうです。
「神々の仮の姿」が、「正体」、「権現」の意味になる感じです。
ですので、「アオヒゲ権現」という優しくて可愛いおじさんが居た場合、「アオヒゲの神様の仮の姿は可愛いアオヒゲさん」になるかと思います。
分かりやすく書いたつもりが、なんだか意味が分からなくなってしまう典型的な感じになっておりますが、話がややっこしくなってきましたので、早々に後編へ移らせて頂きます!
後編は、菰釣山からスタートし、油沢ノ頭~石保土山(甲相国境尾根)を経由して御正体山へ登り、道の駅どうしに戻る区間になります!
悶絶した登山の1日になったのですが、詳細は下記の通りになります!
登った日:2月23日[日帰り]
天 候:晴れのち曇り
メンバー:単独
低山とはいえ、かなり冷え込み寒かった・・。
御正体山・菰釣山のアクセス・駐車場・登山口付近地図・水場・トイレ・コース状況
御正体山への登山の起点として、今回は道の駅どうしにバイクを駐輪しました。
道の駅どうしは、敷地が広いので満車になる事はないと思います。
道の駅どうしの中に入っているお店は、朝の9:00にオープンします。
トイレは使えますが、水場はありませんので、最悪自動販売機で調達ですかね。
そしてこちらが前編の登山記録(鳥ノ胸山~大界木山~菰釣山避難小屋~菰釣山)になります!
道の駅どうしから入山し、鳥ノ胸山~大界木山~菰釣山避難小屋~菰釣山までの縦走登山の前半戦になります!
そして気になる御正体山、菰釣山から甲相国境尾根のコース状況になりますが、御正体山から先にある「道坂峠」から県道24号線(道坂トンネル付近)への下り口が分かりにくく、気付かず通り過ぎてしまい、今倉山分岐まで進んでしまいました。
道坂峠手前にマーキングが右手にひっそりと有りますので、そこから下って行きます。
しかし、その後もルートが分かりにくく、無理やり崖からトンネル近くに下りました。
道坂峠周辺は、ルートに要注意です。
御正体山周辺を始め、道志山塊は道標が少なく、少し分かり難い箇所が多いです。
そして御正体山登山で利用できるトイレ・水場の状況ですが、重複してしまいますが、道の駅どうしにトイレ・自動販売機があります。
今回の区間には、それ以外の水場・トイレはありません。
寒い季節ですと、水の消費が少なくて済みますが、暑い時期の登山は、結構水がネックになるかもしれません。
御正体山、菰釣山から甲相国境尾根縦走のコースタイム・ルート・標高差
菰釣山 10:58 → 11:32 油沢ノ頭 11:36 → 12:03 西沢ノ頭 → 12:21 石保土山 → 12:50 山伏峠 12:53 → 13:24 石割山分岐 13:30 → 14:12 中ノ岳 14:15 → 14:42 前ノ岳 14:48 → 15:25 御正体山 15:28 → 16:20 牧ノ沢山 → 16:44 ケンカ沢ノ頭 → 17:27 道坂峠 17:31 → 17:42 道坂トンネル → 18:55 道の駅どうし
こちらは、御正体山、菰釣山から甲相国境尾根縦走のコースタイムになります!
菰釣山から御正体山まで、約4時間のコースタイムになります。
日没前までに下山を考えると、全然間に合いませんので、御正体山ピストンし、山伏峠で下山するのがベターかな~と思います。
そしてこちらが今回登山したルート・標高差(御正体菰釣山、甲相国境尾根、山伏峠)の地図になります!
今回の登山ルートにつきましては、菰釣山山頂からスタートし、甲相国境尾根を縦走して、御正体山、みちの駅どうしへ下山しております。
後編で歩いた区間になるのですが、標高差の地図の通り、かなりアップダウンが連続します。
特に御正体山への登りがハードで、登山後半においては極悪な時間になりました。
逆ルートですと、余力があるうちに御正体山を攻略できるので良いですが、暗くなるタイミングでルートが分かり難い甲州国境尾根歩きになるので悩ましいですよね。
菰釣山から甲相国境尾根油沢ノ頭~石保土山~山伏峠縦走の山行写真
菰釣山から甲相国境尾根を使って油沢ノ頭を目指したいと思います!
それにしても結構な下り道になります。
折角標高を稼いだのに、勿体ないですね~
甲相国境尾根は地味なアップダウンが強烈ですね~・・・。
小さなアップダウンを繰り返しブナノ丸です!
真田丸の方が好きなのですが、そんな戦国な感じの山頂ではありませんでした。
甲相国境尾根歩きが続きます。
雪と風の芸術作品でございます。
なんだか踏んづけてしまうのが惜しい感じですよね~。
ズガズガと進んで行くと、よ~やく途中で登山者とすれ違いました!
甲相国境尾根をこの時期に歩くとは、なかなかのマニアですよね~!
それにしても油沢ノ頭が遠いですね~・・・。
菰釣山あら地味に遠かった油沢ノ頭です!
油沢ノ頭の急登に悶絶しました・・。
「油沢には気をつけろ!」を、甲相国境尾根の合言葉にしたい感じです(笑)
甲相国境尾根を御正体山へ縦走していくと、丹沢湖と不老山方面が見えてきました!
久しぶりの展望に気分も上がってきました!
油沢ノ頭から、よ~~やく西沢ノ頭です!
この辺からアップダウンが少なくなり、甲州国境尾根が緩やかになってきます。
それにしても御正体山まで遠いですね~・・・。
似たような景色が続きますが、こちらが石保土山になります!!
地味地味な石保土山ですが、それでも標高が1,297mもありますので、西丹沢の中では高いお山ですよね!
石保土山の直ぐ近くに・・・
こちらの「水の木分岐」が有ります。
山と高原地図には載っていない分岐になります。
道が不明瞭な所があるみたいですが、丹沢湖方面に行けるみたいです。
未踏なので、今度出没してみたいですね~
でも、熊が出そうで怖いですよね~
石保土山から急な坂を下りて行くと、三叉路の合流となります。
先ほどの「水の木分岐」方面を撮った写真になります。
逆から縦走してくると、真ん中の細い道が甲相国境尾根になりますので、ルートを間違わないようにしてください!
そんな感じで大棚沢ノ頭の分岐です
菰釣山からここまで長かったな~・・・
そして、ここから御正体山も長かった・・・。
さ~山伏峠へ進みたいと思います!
山伏峠周辺に、分かりやすい地図がありましたので載せたいと思います!
甲相国境尾根って、地味ながらもピークが幾つもあって骨が折れる区間でございます。
これから向かう御正体山です。
えげつない登りが続いてますね~・・・。
ここで急速に萎えてしまい、なかなか立ち直れなくなりました。
元気になる薬を用意しないと駄目なパターンですね(笑)
元気が出ないまダラダラ進むと山伏峠に到着です!
計画では、山伏峠に14時過ぎの到着になってしまったら、こちらで素直に下山するつもりでした。
時間的に余裕がありそうなので、計画通り御正体山へ進みたいと思います!
御正体山登山とルートの様子について
くぅ~~♪急登最高!!!
段々と萎えた心にMの火がつき顔がニヤニヤしてきました!
多分、精神が崩壊し、新たなステージに立てたのかもしれません(笑)
悶絶しながら登っていくと、石割山分岐に到着です!
山伏峠から、こんなに登らされるとは想定外でした・・・。
御正体山まで無事に登れるでしょうか・・・。
御正体山を目指し進んでいくと、加入道山と大室山が見えてきました!
景色が良いですね~!!
先ほど白目になりながら歩いていた甲相国境尾根の景色になります!
菰釣山、油沢ノ頭、石保土山も見えてますが、やっぱり、アップダウンがモリモリですよね~
杓子山方面になります!!
いや~雄大な景色ですよね!
南アルプスも見えておりました。
人も少なく、私にとっては道志山塊はツボな山域でございます。
御正体山の前衛である中ノ岳に到着です!
前言撤回いたします。
急登が続きゲッソリな山域です(´∀`*)
雰囲気全然変わっておりませんが、御正体山の守護神である前ノ岳になります。
相変わらず急登が続き、悲鳴ばかり発してしまいます・・・。
それにしても御正体山まで長い登りが続きます・・・。
おとなしく山伏峠で下山しておけば良かったと、後悔してしまいました。
白目が零れ落ち、ついに目が霞んできたな~・・・と思ったら、ガスってきただけでした(笑)
白目になりながらやっとの事で御正体山お山頂に到着です!
道志山塊最高峰の御正体山の標高は1,682mでございます!!
確かに御正体山の山頂付近の空気の冷たさは格別な感じでした。
白目が零れ落ちてしまった影響か、あの小屋が避難小屋に見えてしょうがなかったです!
見えている小屋?は、大権現社になります。
さ~~時間も微妙なので、御正体山から下山したいと思います!
マーキング・踏み後もあり、ルートは明瞭でした!
御正体山から白井平への分岐を過ぎると牧ノ沢山になります。
こちらは、ピークらしくないお山な感じでした。
御正体山からの下りのルートは、甲相国境尾根よりアップダウンが弱い感じですが、それでも地味にキツイ道のりでした。
日没が没が近づいてくると、段々と天気が悪くなっきました。
ガスってますが、それでも菰釣山から甲相国境尾根の雰囲気が良いですよね!
「何だこの野郎!!やるのか!!!」
と、思ったら、ケンカ沢ノ頭に到着しました。
平和が一番!ケンカはダメですよね♡
ケンカ沢ノ頭から先も、意地の張り合いにもってこいの登り坂の連続でした。
道志山塊も、なかなかドM指数が高いですね~
時々こんなフラットな尾根の時間もあったりと、飴と鞭を使い分ける御正体山でした(笑)
左見えているピークが菰釣山になるかと思います。
山頂でピザを食べていた時間懐かしいですね~
数時間前まで、アッチからこっちを見ていたのかと思うと、変な感じでした。
モリモリ進んで行くと、大事な「道坂峠」へ下りるポイントを通り過ぎ、こちらの今倉山との分岐に着いてしまいました。
この分岐の手前の右手にあるマーキングの所が下山口になります。
周辺に案内が無く非常に分かりにくい感じでした。
道坂峠へ下っていくと、ルートを喪失して少し迷ってしまいました。
無理やり道路の方へ下りると、こちらのゲートの近くに舞い降りました!
道坂峠への下りが分かり難いですね~
そんな感じで道坂峠のトンネルになります!
ここから長い車道歩きの始まりです・・・。
道の駅どうしまでが長かった・・・。
舗装路をショートカットできる分岐があるみたいですが、どこだか分からず・・・。
途中で道を間違えたりして時間をロスしてしまいました・・・。
そんな感じで道の駅どうしに到着です!
まとめ
御正体山山頂の地味地味な感じに心を打たれ、甲相国境尾根の積雪の深さに心が砕かれてしまった感じですが、丹沢山塊と道志山塊の美味しいところを縦走できてお得感に包まれた1日になりました!
やっぱり、静かな山が好きだな~と思えた時間になりました。
機会を作って菰釣山、甲相国境尾根、御正体山へまた出没したいと思います!
新緑の季節も良さそうですし、秋の紅葉も見事だと思います!
静かな山歩きが好きな方には、菰釣、甲相国境尾根、御正体山はお勧めでございます!
御正体山から更に縦走すると、二十六夜山、今倉山、菜畑山へ登山することが出来ます!
御正体山登山と同じく道志山塊は、登山者が少なく静かな山歩きが出来るのおすすめです!