アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山とキャンプ、写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」のアウトドアブログです。

上河内岳・聖岳・聖平小屋!茶臼小屋~南岳~小聖岳テント泊縦走(パート2)

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上河内岳日の出と富士山

 

 

 

南アルプス上河内岳・聖岳・聖平小屋テント泊縦走について

前回に引き続き南アルプスの南部を3泊4日のテント泊で縦走した記録になります!

 

家から近い事もあってか、南アルプスがとても好きなのですが、今回出没した南部の山域は、どのお山も大きく登り応えがあり「白目ポイント」がモリモリで、変態気味な登山者にとっては、最高の舞台だと思っております!

 

今回は、茶臼小屋から出発し、上河内岳・聖岳への縦走区間になりますが、とくに「聖岳」の破壊力が凄まじく、登りながら何度も気を失いそうになるほどの急登に苦しめられました・・・。

 

今回の南アルプス南部縦走の1つの核心部と呼んでも良い聖岳ですが、途中から天気が急変し、散々な目に遭ってしまいました・・・。

  

 前置きが長くなりましたが、こんな上河内岳・聖岳での1日になりました!

 

前回の南アルプステント泊縦走の記録(畑薙ダム~横窪小屋~茶臼小屋)

www.aohigetozan.com

畑薙ダムか入山し、ウソッコ沢小屋~横窪小屋~茶臼小屋でテント泊をした記録になります!

 

上河内岳・聖岳・聖平小屋テント泊縦走の日程・天候

登った日:2018年7月13日(金)~7月15日(日)

天  候:7月14日AM 暴風雨・晴れ・ガス

 

 

茶臼小屋~南岳~上河内岳~聖平小屋~聖岳のコース状況

 茶臼岳・上河内岳への分岐で暴風雨の濃霧に見舞われコースが分からなくなりました。

上河内岳へは、道標が指している所の手前側を進みます。

 

道標の通りに進んでしまうと、ガレ場をモリモリ下ってしまいコースアウトしてしまうので注意してください。

 

茶臼岳・南岳・上河内岳の分岐から上河内の肩までは、尾根が広く、濃霧の時は道に迷いやすいので要注意です。

 

上河内岳から聖平小屋までも痩せ尾根箇所がありますので、滑落に注意してください。

 

聖平小屋の料金とフルーツポンチについて

聖平小屋

こちらが聖平小屋になります!

 

聖平小屋といったら、ウエルカムデザートとして、冷え冷えのフルーツポンチを無料でいただけることで有名ですよね!

 

フルーツポンチを逆から読むとポンチフルーツ・・・・。

 

いや、正解は「チンポツールフ」になりますが、何を言いたいか分かりますかね?

 

え?恥ずかしくて言えない!?

 

うん?生々しい???

 

バカは死ぬまで治らない!?

 

なんだか「縁もたけなわ」になってきましたが、水の補給で聖平小屋へ立ち寄ったのですが、フルーツポンチが食べたくなり、ついつい出没してしまいました(笑)

 

フルーツポンチは、聖平小屋の入口で配ってますので、(時々セルフサービスになります)近くにお越しの際には、是非、立ち寄ってみてください!

 

聖平小屋の宿泊料金ですが、素泊まりが5,500円(寝袋込み)、夕食2,000円、朝食1,000円になっております。

 

一泊二食で8,500円と覚えておくと良いかも知れません。

 

なお、シュラフの持込の場合は、素泊まり料金から1,000円引きになります。

 

聖平小屋の水場・トイレ・テント場について

聖平小屋水場

聖平小屋の水場につきましては「無料」となっておりまして、使いたい放題になっております。

 

トイレにつきましては、水場から少し離れた所にあります。

 

とても綺麗に管理されたトイレですので、山ガールにとっても嬉しいと思います。

 

 

聖平小屋テント場

聖平小屋のテント場の様子になります。

 

テント泊料金は700円/張りです。

 

聖平小屋の広いテント場ですので、テント40張前後は可能だと思いますが、お盆の時期は凄い混雑になります。

 

遅くとも15:00にはテント場に到着しておいた方が良いかと思います。

 

写真の通り、フラットな場所が多く、周囲は樹林に囲まれてますので風の影響も少なく、幕営するには最高の所かな~と思います。

 

コースタイム(上河内岳~聖平小屋~聖岳)

茶臼小屋 4:04 → 6:04 上河内岳 6:15 → 6:52 南岳 6:58 → 7:40 聖平小屋分岐7:44 → 7:46 聖平小屋 → 7:50 聖平小屋分岐 8:07 → 8:26 薊畑分岐 → 9:16 小聖岳 9:24 → 10:20 聖岳

 

コース・標高差(上河内岳~聖平小屋~聖岳)

コース・標高差(上河内岳~聖平小屋~聖岳)

 

茶臼小屋から出発し、南岳~上河内岳~聖平小屋~小聖岳~聖岳まで

 パート2で歩いた区間になります!

茶臼小屋から出発し、上河内岳~南岳~聖平小屋~小聖岳~聖岳までになります!

 

 

上河内岳・聖岳・聖平小屋縦走の山行写真

茶臼小屋

 雨が降る中テントを撤収し茶臼小屋から出発したいと思います!

また、茶臼小屋に来る事もありそうですね~

 

 

茶臼岳の稜線

 茶臼小屋から茶臼岳の稜線に出ると、暴風雨に曝され写真を撮る余裕がありませんでした・・・。

よ~やく少し天候が回復してきましたね・・・。

 

 

青空

 青空がでると何故か笑顔になってしまいます。

私のアオヒゲ姿を見ると、引き攣った笑顔になるのとは大違いです(笑)

 

 

富士山が見えてきた

 東の空のガスが晴れてくると富士山が見えてきました!

先っちょをモザイクで隠しているあたり、心得てますよね~~(?)

 

 

上河内岳まで素晴らしい天空縦走路

 なんだか神秘的な富士山の景色になってきました!

上河内岳まで、天気が良いと展望が素晴らしい天空縦走路歩きをすることができます!

 

 

笊ヶ岳・青薙山方面n

手前に見える山並みは、笊ヶ岳・青薙山方面でしょうかね!?

 

 

光岳方面

 光岳方面を振り返ると、なんとも言えない景色が広がってました!!

 

 

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 茶臼岳・光岳方面に雲が流れ、幻想的な景色になってました!

 

 

上河内岳から茶臼岳方面の稜線

 上河内岳から茶臼岳方面の稜線は、本当に景色が良いですね~!

天気が良い時に初めて歩いたのでビックリしました!

 

 

南アルプス

 南アルプスは、本当に山深いところでございます。

人を寄せ付けない感じですよね~・・・。

 

 

聖岳のお姿

 目指す聖岳のお姿がチラチラ見えてきました!

 

 

上河内岳方面から見る茶臼岳方面の景色

 それにしても上河内岳方面から見る茶臼岳方面の景色に圧倒されてしまいました。

いや~天気が回復してきてラッキーですね!!

 

 

珍しい雲の帯n

 なんだか珍しい雲の帯がモリモリ出てました。

「信じる人は救われるプレイ」の最中なのでしょうかね?

きっと、あの蜘蛛の糸で救われている人がいることでしょう・・・(?)

 

 

一気に雲が晴れた

強風が幸いしてか、一気に雲が晴れてきました!

も~裸でダッシュしたくなるほどの開放感に包まれてました。

 

 

上河内岳方面アップダウン

 目指す上河内岳方面になります。

見たくないアップダウンがあるような・・・。

 

 

青空広がる

 朝の暴風雨が嘘のようです!

きっと、日頃の行いが良い賜物なんでしょうね~!

 

 

寸又三山方面

 アッチは・・・

寸又三山方面でしょうかね!?

 

 

上河内岳肩

 モリモリ登ると上河内岳肩に到着です!

 

 

上河内岳肩道標

 上河内岳肩は、こんな漢字になっております!

「肩」ではなく「首」くらいだと有難いのですが・・・。

 

 

上河内岳最高の景色

 肩から急登になるのですが、登りきると最高の景色が出迎えてくれました!

 

 

上河内岳標高2,803m

 よっ!上河内岳!!標高2,803m!!

奥に見えているのが南アルプスの名峰聖岳になります!!

 

 

上河内岳の山頂からの聖岳方面の景色

 上河内岳の山頂からの聖岳方面の景色になります。

いや~良い景色ですね~!!

 

 

上河内岳から富士山

 なんと!上河内岳から富士山をみる事ができました!

結構富士山が近くて驚きました。

直線距離は短いものの、ここまで来るのに大きく蛇行しながら道が続いてますからね~

近くて遠い南アルプスの南部でございます。

 

 

 聖岳の山頂の雲が取れてた

 上河内だけで粘っていると、段々と聖岳の山頂の雲が取れてきました。

 

 

雲が多目富士山

 雲が多目ですが、それでも富士山を見れてハイテンションになってきました!

重いテント泊装備でここまで上がってきたご褒美ですよね~

 

 

上河内岳の山頂の様子

 上河内岳の山頂の様子です!

数人の登山者と一緒に、この絶景を味わってみました。

 

 

上河内岳から聖岳までアップダウン

 あと少しで聖岳にかかる雲が取れるんですけどね~・・・。

それにしても、上河内岳から聖岳までもアップダウンがえげつないですね・・・。

「白目指数」・「ドン引き指数」ともにメーターが振り切れそうな思いになってきました・・・。

 

 

上河内岳山頂の絵

 上河内岳から下りてきて「肩」からの山頂の絵になります!

「首」ではなく「肩」と名前がつくのが納得の急登と距離感ですよね・・・。

 

 

青空が出る

 昨日は雨の一日だったので、青空が出るだけで嬉しくなってしまいます!

オモザックを始め、装備が濡れているので少しでも乾かしたくなってしまいます。

 

 

上河内岳とお別れ

 さ~聖平小屋を目指したいと思います!

後ろ髪引かれながら上河内岳とお別れしたいと思います。

 

 

立派な富士山

 最後まで山頂は雲の中でしたが、これだけ立派な富士山を見れただけでも私は幸せ者でございます!

アッチからコッチを見ている登山者がいることでしょうね。

 

 

振り返っての上河内岳全景

 振り返っての上河内岳になります。

こちらから見るお姿も素晴らしいですね!

 

 

上河内岳周辺お花畑

 上河内岳周辺には、お花畑も点在していて「アオヒゲハッチ」がブンブン飛び回っておりました(?)

 

 

聖岳山頂の雲

 アオヒゲハッチが山ガールを追い回していると、聖岳山頂の雲が少しずつ晴れてきました。

アオヒゲハッチ、頑張れ!!!(?)

 

 

お花が咲き乱れ

 私のアオヒゲと良い勝負な感じのお花が咲き乱れてました。

マツムシソウでしたっけ?

 

 

デビルが降臨しそうな雲行き

 堂々と鎮座する富士山でございます。

デビルが降臨しそうな雲行きですね~・・・。

 

 

聖岳の山頂から雲がなくなった

 そして、ついに聖岳の山頂から雲がなくなりました!!

やっほーー!!!

アオヒゲハッチ、頑張れ!!!(?)

 

 

南岳

 声援を送っていると、南岳に到着しました!

日本で二番目に標高が高い北岳が南アルプスにはそびえてますが、こちらは兄弟なのでしょうかね!?

 

 

雲1つない聖岳のお姿

 よ~~やく雲1つない聖岳のお姿が見れました。

いや~美しいです!!

 

 

振り返っての南岳

 振り返っての南岳でございます。

地味にザレていてよく滑り滑り落ちました(>_<)

 

 

トリカブトのお花

 聖小屋に近づくとお花畑がモリモリになってきました。

こちらはトリカブトのお花ですね!

 

 

小聖岳

 奥に見えているのが聖岳でございます。

手前のピークが小聖岳ですね!!

いや~~まだまだ登るのね~と思い、ここで急速に萎えてしまいました。

 

 

木道

 こちらの木道を進むと、聖平小屋へ行くことができます!

雰囲気が良い一本眉毛のような木道ですよね~

ミニ四駆を走らせてみたくなってしまいました(?)

いつまでも、少年のような心を持ち続きたいものですね~

 

 

正面に見えている建屋が聖平小屋

 木道を歩いていくと、ほどなくして聖平小屋に到着でございます!

正面に見えている建屋が聖平小屋になります。

 

 

聖岳分岐

 聖平小屋で給水し、本日のメインディッシュである聖岳へ登りたい思います!

 

 

聖岳遠い

 やっぱりこの景色を見ると萎えてしまいますね~~

水も増えて一気に荷物が重くなりました・・・。

 

 

上河内岳~光岳への稜線遠望

 先ほどまで歩いていた上河内岳~光岳への稜線になります!

 いや~美しい稜線ですよね~!

南アルプスの南部縦走のハイライトとなる稜線ですよね!

 

 

易老渡方面との分岐

聖岳方面に進むと、易老渡方面との分岐になります!

易老渡は、通行止めになる事が多いので、このコースから聖岳を歩くのは中々難しいですよね~

 

 

花畑がモリモリ

 聖岳へ進んで行くと、お花畑がモリモリ出てきます!

さ~アオヒゲハッチの出番ですね(笑)

 

 

上河内岳・南岳の展望

 振り返っての上河内岳・南岳の展望です!

段々とガスが上がってきましたね~・・・。

 

 

聖岳がモザイク姿に

 うわ~~聖岳がモザイク姿に・・・(>_<)

そろそろ日ごろ鍛えた脳内変換の出番ですね~♡

 

 

アップで聖岳

 アップで聖岳でございます!

まだまだ山頂まで遠いですね・・・。

ガスが上がる前に登れるのか!?

 

 

ガスの景色

 なんだか絶望感に包まれてしまったガスの景色になりました(笑)

 

 

小聖岳山頂

 そんな感じでモリモリ登っていくと小聖岳になります!

ここから暫くは痩せ尾根歩きが続きます。

難しくはないですが、滑落に注意してください!

 

 

ライチョウが出そうな雰囲気

 ライチョウが出そうな雰囲気でしたが、残念ながらタメ息しか出ませんでした。

 

 

聖岳の滑落ポイント

寒いギャグを言ってはいけない場所になります。

聖岳の滑落ポイントがこの辺かな~と思います。

雪があると嫌な場所かも知れません。

 

 

聖岳の登り

 う~~~・・・。

意識不明の重体になる登りが出てきました・・・。

 

 

黄泉の国への入口

下を見ると黄泉の国への入口な感じになってきました。

 

 

晴れてきました

聖岳の山頂は、ガスガスだな~と思っていると、逆に晴れてきました!!

 

 

南アルプス絶景

 死んだ婆様の笑顔がチラチラ見えそうな景色になってきました(?)

 

 

南アルプスの最南端の3,000m峰である聖岳(標高3,013m)

 ゲッソリな感じでひたすら登り、よ~~やく南アルプスの最南端の3,000m峰である聖岳(標高3,013m)に到着です!

予想外に天気が良く拍子抜けてしまいました!

ただ、このお天気が急に悪化し、恐ろしい目に遭うことに・・。

 

まとめ

4年前は、光岳から縦走し、その時も天候が悪く「聖平小屋」で小屋泊したのですが、今回はなんとか天候が持ち、綺麗な聖岳の姿を見れて感激してしまいました!

 

また、上河内岳も同様に、前回は暴風雨の中を登ったもので、展望が全くなかったんですが、アレほど綺麗な景色を見せてくれる頂だとは思わず驚いてしまいました!

 

やっぱり、山を登るなら悪天の時ではなく、晴天に限るな~と、改めて思い知らされました。

 

そ~は言っても、山の天気は変わりやすいので、なかなか思うようにいきませんよね~・・・。

 

乙女心は難しく、山ガールを口説きたおすのも中々簡単にはいきませんが、それと同じくらい、山の天気には振り回されてしまいますよね!

 

そんなツンデレな感じも嫌いではないのですが、聖岳から兎岳・百間洞山の家までの区間で雷雨に見舞われ・・・。

 

夏山の怖さを知る時間帯になりました。

 

そんな感じで次回に続きます!

 

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聖岳~兎岳~兎岳避難小屋~小兎岳~中盛丸山~百間洞山の家(小屋泊)の区間の記事になります!