- 茶臼小屋でテント泊!南アルプス南部縦走について
- 南アルプス畑薙ダム~横窪小屋~茶臼小屋縦走の日程・天候
- 茶臼小屋テント泊の動画(畑薙ダム~横窪小屋)
- 畑薙ダム(南アルプス南部登山の基点)へのアクセス・駐車場・地図
- 畑薙ダム~横窪小屋~茶臼小屋のコース状況
- 茶臼小屋について
- 茶臼小屋の水場・トイレについて
- 茶臼小屋のテント場と混み具合について
- コースタイム(畑薙ダム~ウソッコ沢避難小屋~横窪小屋~茶臼小屋)
- コース・標高差(畑薙ダム~ウソッコ沢避難小屋~横窪小屋~茶臼小屋)
- 茶臼小屋でテント泊!南アルプス縦走の山行写真
- まとめ
茶臼小屋でテント泊!南アルプス南部縦走について
お盆休みを利用して、南アルプスの南部の山域に3泊4日でテント泊縦走してきました!
当初の予定では、茶臼小屋テント泊、百間洞山の家(小屋泊)、千枚小屋テント泊の予定だったのですが、悪天に阻まれてしまい、千枚小屋から椹島ロッジにテント泊を変更いたしました。
千枚小屋は、1度テント泊したことがあるのでアレなんですが、椹島ロッジが意外と快適で驚いてしまいました。
そちらにつきましても、追々触れていきたいと思います!
それにしても、南アルプスの南部に鎮座する名峰というと、光岳・聖岳・赤石岳・悪沢岳になるかな~と思います。
山好きにとっては、1度は聞いたことがあるお山だと思いますが、南アルプスの南部は非常にアクセスが悪く、なかなか行けれない山域になりますよね~
前回出没した時に(4年前)天気が悪くて散々だった「聖岳」、「赤石岳」、「悪沢岳」を縦走したいな~と思っていたので今回出没した感じです!
初日(8月12日)の天気が悪いようだったものの、その後はまずまずの天気が期待できそうだったので入山することにしたのですが、ことごとく裏切られる結果となりました・・・。
そんな感じで今回も地味に長いので何回かに分けて書いてみたいと思います。
南アルプスの南部の山域ですと、テント泊縦走者も多いと思いますので水場・トイレ・テント場情報も絡めながら書いてみたいと思います!
パート1は、畑薙ダムからウソッコ沢小屋~横窪小屋~茶臼小屋までになります!
こんな1日になりました!
南アルプス畑薙ダム~横窪小屋~茶臼小屋縦走の日程・天候
登った日:2018年8月12日(日)~8月15日(水)
天 候:曇りのち豪雨から夕方曇り夜は雨
茶臼小屋テント泊の動画(畑薙ダム~横窪小屋)
写真を押すと、今回のパート1で歩いた区間の動画を観ることが出来ます!
良かったらご参考にしてみて下さい!
畑薙ダム(南アルプス南部登山の基点)へのアクセス・駐車場・地図
南アルプス登山の基点となる、畑薙ダム周辺の地図になります!
とても山深いところにある大きなダムになります。
<行き>
8月11日
JR静岡駅で前泊しようと漫画喫茶に行くも、どのお店も満席で入れず、結局、駅の近くの公園で野宿
8月12日
しずてつジャストライン
静岡駅前(8A)5:20発 → 畑薙第一ダム8:40着 3,100円
※予約しないと乗れませんが、席に空きがあると飛び込みで乗車可能な場合があります。
畑薙ダム周辺に駐車場がありますが、非常に混み合いますので、時間に余裕をもって行った方が良いかと思います。
畑薙ダムへ至る林道に、多くの路上駐車があり、通行の妨げになっておりました。
畑薙ダム~横窪小屋~茶臼小屋のコース状況
ウソッコ沢小屋~横窪小屋が、かなりの急登が続きシンド箇所になります。
梯子や滑りやすい岩場もありますので、滑落に十分注意してください。
ルートは鮮明ですので、道迷いするような場所がないかと思います。
茶臼小屋について
こちらが今回のテント泊でお世話になった茶臼岳の山頂付近にある「茶臼小屋」になります。
とても綺麗な山小屋で、ファンが多い事でも有名です!
茶臼小屋で泊まると、非常にアクセスが悪く登り難い「光岳」をピストンで登ることが可能です。
茶臼小屋から光岳ピストンする登山者が結構いました。
茶臼小屋の料金は、素泊まり5,500円(寝具込) 、1泊2食で8,500円になっております。
茶臼小屋の水場・トイレについて
茶臼小屋の水場は無料ですが、少し水量が細くて給水に時間が掛かってしまいました。ております。
写真の通り、ビールやジュース、お茶なども販売してます。
茶臼小屋のトイレになります!
とても清潔で掃除が行き届いておりました。
紙もモリモリとあり、近くに手洗い場もありました!
茶臼小屋のテント場と混み具合について
茶臼小屋のテント場の様子になります。
テント泊料金は、700円/日になります。
段々になったテントサイトなのですが、そこそこ広いものの、私が張った時は非常に混み合い、17:00到着したテント泊者は、張れるスペースがなくなり小屋泊に変更してました。
遅くとも16:00頃に茶臼小屋に到着しないと、「テントが張れない」事もあり得ますので、早めの到着を心掛けて下さい!
横窪小屋のテント場は、逆に空いてましたので、時間を見ながら柔軟な対応が良いかと思います!
コースタイム(畑薙ダム~ウソッコ沢避難小屋~横窪小屋~茶臼小屋)
畑薙第1ダム 8:36 → 8:52 畑薙ダムゲート前 → 9:28 畑薙大吊橋 → 9:53 ヤレヤレ峠 9:55 → 10:46 ウソッコ沢避難小屋 11:05 → 12:13 横窪沢小屋1 2:32 → 14:36 茶臼小屋
コース・標高差(畑薙ダム~ウソッコ沢避難小屋~横窪小屋~茶臼小屋)
前編で歩いた区間になります!
畑薙第一ダムから出発し、ウソッコ沢小屋~横窪小屋~茶臼小屋までになります!
茶臼小屋でテント泊!南アルプス縦走の山行写真
今日は、静岡駅からスタートでございます!
まさか公園で「野宿」するとは夢にも思わず・・・。
これでリストラされても生きていける自信が付きました(笑)
数日前までバスの予約が一杯だったのですが、悪天の予報になった為かガラガラでした。
こちらが畑薙ダム近くにある臨時駐車場の様子になります。
凄い混雑でビックリしました・・・。
駐車できない車が林道に溢れてました・・・。
よ~~やく畑薙ダムに到着です!
静岡駅から畑薙ダムまで、バスで3時間の道のりでございます。
いや~~本当に南アルプスの南部の登山口は遠いですよね~
畑薙ダムからの南アルプスの南部の山並みになります!
この時はまだ雨は降っていなかったんですけどね~・・・。
こちらが畑薙ダムにある「遭難鎮魂碑」になります。
安全登山で行きたいと思います!
茶臼山登山口までは、暫く林道歩きになります!
見えているのが登山指導センターとゲートになります。
個の手前にも無料駐車場があるのですが、既にいっぱいでした。
このゲートから先は、一般車通行止めでございます。
そして今回初めて知ったのですが、「自転車」は通行可能だそうです。
今度「ババチャリ」に乗りながらリンリン鳴らして爆走したいですね~(´∀`*)
それにしても山深い景色が広がります。
なんだか酸素が美味しく感じられる空間でした!
椹島ロッジ方面に歩いていくと、よ~やく茶臼岳の登山口になりました。
南アルプス南部も熊の出没が多いので、注意しないといけませんね。
茶臼岳登山の名物といったらこの長い畑薙大吊橋ですよね!
高度恐怖症の方には厳しい時間になると思います。
吊橋を渡ると地味なアップダウンの連続となります。
アップダウンを繰り返すと「ヤレヤレ峠」に到着です!
確かに「ヤレヤレ」と呟きたくなるアップダウンの連続でした。
ネーミングのセンスが素晴らしいです!
ヤレヤレ峠付近に茶臼小屋への案内がありました。
2009年にチャレンジがあったんですね~
9年前は・・・
猿みたいに腰を振ってましたね~(?)
ヤレヤレ峠から茶臼小屋を目指していくと、暫く沢沿いの道になります。
なんだか癒されますよね~♡
吹き抜ける風が心地良く、センスがあればここで一句詠みたかったです。
沢沿いを歩いてくと、1つ目の吊橋が見えてきます。
1つ目の吊橋の直ぐ近くに水場がありまして、とても冷たく美味しいお水でした!
水量も豊富でしたので、ここの水場は当てにできると思います!
橋を渡る前に、ついつい自分の腹回りを確認してしまう癖をなんとかしたいです(笑)
1つ目の橋を渡ると避難小屋があります。
先ほどの水場もあるので、緊急時に重宝しそうですね。
さらに吊橋が続きます。
やっぱり、腹を見てしまう瞬間です☆
途中にある水場でございます!
こちらは水量細く70代男性!な感じなので当てにしてはいけません!(?)
さらに進むとウソッコ沢小屋のトイレが見えてきました!
こちらのトイレも開放的で、全てをさらけ出すことができます(笑)
この先にウソッコ沢小屋の水場があります。
ウソッコ沢小屋の内部の写真です!
ねずみが出るみたいなので、食料の管理に気をつけて下さい!
さ~横窪小屋まであと2時間!
頑張りますかね!!
雨がもりもり振る中、よ~やく中の段でございます。
私の中の段は、三段腹で少し脂ぎってます(?)
横窪小屋まであと10分!
分かっているものの脚が動きません・・・。
急登をこなし、よ~やく横窪峠になりました・・・。
ここまで来れば、横窪小屋は近いです!
しかし、茶臼小屋はまだまだ遠いです・・・。
こちら横窪小屋の水場になります!
冷たくて美味しいです!!
今回、TJAR(日本海→太平洋耐久山岳レース)が行われてましたが、選手と会うことはありませんでした。
横窪小屋の内部になります。
雨も凄いし、も~小屋泊でも良いかな~と思ってしまった時間帯でした。
横窪小屋のテント場になります。
雨が凄いのでテントは1つも張られてませんでした。
ま~時間も早いですしね。
横窪小屋~茶臼小屋も、地味な急登が永遠と続き・・・。
南アルプスらしい樹林帯でございます!
やっぱり好きだな~南アルプス。
今までの雨が嘘のように止み、なんとも言えない景色になってきました!
きっと、今なら飛べるはずです!(?)
ず~~~~~と雨だったので、この景色が見れて救われました!
お金を信じるものは救われる!そんな教えのような景色でした(?)
しかしながら、まだ中間点である事を知って絶望の淵に立たされてしまいました・・・。
茶臼小屋まで、本当に遠いです・・・。
茶臼小屋近くにある「水呑場」でございます!
残念ながら「老衰」な感じの水量ですので、ここは当てにしてはいけません!
ここまで来ると茶臼小屋もあと少しです!
いや~畑薙ダムから茶臼小屋まではタフなルートでございます・・・。
やっとなだらかな登山道になってきました。
思わず「ヤッホー!!」と、叫びたくなってしまいました(笑)
茶臼小屋でテントを張り、よ~やく一服することができました。
茶臼小屋のテント場からの景色になります!
少し天気が回復し、富士山をみる事ができました!
明日への希望がわいて来ますね!!
ガラガラかな~と思っていた茶臼小屋ですが、小屋泊、テント泊共に大盛況でした!
ロケーションもよく、綺麗な小屋ですよね!
登山中に仲良くなった山ガールが茶臼小屋のテント場で「生演奏」をしてくれました!
もしかすると「ラブソング」だったのかも知れません(笑)
最高!!!!
その後、二人はどんな夜を過ごしたかは内緒にしたいと思います(笑)
まとめ
横窪小屋の小屋番さんに翌日の天気を聞くと「悪い」とのことで、早々に撤収するかどうか悩みに悩みました。
折角きたので茶臼小屋で考える事にし、先に進んだのですが・・・。
茶臼小屋に着き、翌日の天気を確認すると、「曇りのち雷雨」とのことで、かなり気持ちが萎えてしまいました。
折角きたので、とりあえず聖平小屋まで行って様子を見る事にしたのですが、この判断が良かったのかどうかは意見が別れるのかもしれません。
夏山は、急に天候が崩れますので、やっぱり怖いな~と感じました。
森林限界を越えた稜線で落雷に遭うと、命の危険がありますからね。
そんな感じで次回に続きます!
とても長い雷雨の1日になりました。
茶臼小屋から出発し、上河内岳~南岳~聖平小屋~小聖岳~聖岳まで歩いたパート2の記録になります!