- 笠取山・倉掛山登山について
- 丸川荘の詳細(宿泊料金・営業日・テント泊)
- 笠取山・倉掛山登山の動画と前編の記事・日程・天候・メンバーについて
- コース・標高差・コースタイム(笠取小屋~白沢峠~柳沢峠~丸川荘大菩薩の湯)
- 笠取山登山と山頂からのご来光の景色
- 笠取小屋からヤブ沢・白沢峠までの登山とルートの様子
- 倉掛山登山とルートの様子
- 板橋峠・藤谷ノ頭までの登山の様子
- 三窪高原・ハンゼノ頭・柳沢峠登山の様子
- 木戸岩登山と丸川荘。大菩薩の湯へのルートの様子
- まとめ
笠取山・倉掛山登山について
前回に引き続き、今回も笠取山・倉掛山登山を絡めて大菩薩の湯まで縦走した2日目について書いてみたいと思います!
笠取小屋でテント泊をしたのですが、滅茶苦茶寒いな~と思っていたら雪が吹雪となり、「大丈夫か?」となったのですが、日の出前から天候が落ち着きだし、蓋を開けたら一日快晴という結末に驚かされました。
山の天気は本当に変わりやすいですよね~
一緒にテント泊した相方にとっては、笠取山周辺は初めてになるのですが、ご来光の美しさと山深い景色が気に入ったみたいで、また違う季節に訪れたいと言ってました。
私自身、笠取山周辺の雰囲気が好きで、お気に入りの山になるのですが、この積雪期はなかなかヤンチャな感じで油断ならん2日間になりました。
今回、久しぶりに丸川荘に出没したので、少し詳しく書いてみたいと思います!
そんな感じで、笠取山・倉掛山を絡めたこんな縦走2日目の登山になりました!
丸川荘の詳細(宿泊料金・営業日・テント泊)
こちらが大菩薩嶺の肩の部分にある丸川荘になります!
ブルーに統一された建屋が「アオヒゲブルー」である私の美意識と共鳴し、なんだか落ち着く佇まいでございます(?)
丸川荘は、宿泊することが可能で、1泊2食で7,000円、素泊まり4,300円になっております。
※子供は700円引きになります。
食事をどうするかによって値段が変動いたします。
また、10月21日~4月20日までは、暖房費代として550円別途負担になります。
営業日につきましては、基本、週末のみみたいですが、ある程度の人数で予約すると営業してくれるみたいです。
丸川荘に泊まったことはないのですが、常連客が多く、評判も悪くありません。
そして丸川荘でのテント泊ですが、現状、こちらで幕営は出来ません。
小屋の周りにテントを張れるスペースがあるのですが、幕営禁止ですので、注意してください。
丸川荘の前に、バスの時刻表があるので地味に便利でございます。
確認してみると、シッカリと最新のバス時刻表になってました。
丸川荘の名物は「珈琲」になります!
それ以外にもジュースやココア度も売ってますので、一服するには良いかもですよね!
また、今回初めて知ったのですが、石井スポーツと提携しているそうで、メンバーズカードを提示すると特典があるので、忘れずに持参したいですね!
そして丸川荘の名物である手彫りマグカップを購入することが可能です!
手作りの鍋とかも売ってますので、丸川荘にお越しの際には、小屋の中に入って確認してみてください!
ちなみにこちらの手彫りマグカップを持参して宿泊すると、珈琲1杯サービスしてくれるそうです!
笠取山・倉掛山登山の動画と前編の記事・日程・天候・メンバーについて
上記写真を押すと、今回歩いた笠取山~倉掛山~丸川荘~大菩薩の湯周辺の動画を観る事が出来ます!
冬の笠取山の雰囲気が動画から伝われば幸いです。
笠取山の山頂からご来光が見えて最高でした!
こちらが前編の新地平バス停~雁峠~小さな分水嶺~水干~笠取小屋でテント泊した記事になります!
天候も悪く、なにしろ寒く、凍える一夜になりました。
そしてこちらが、笠取山-倉掛山登山の日程・天候・メンバーになります!
登った日:12月23(日)~12月24日(月) [1泊2日]
天 候:12月24日雪のち快晴
メンバー:Sさんと私の2名
ホワイトクリスマスとか言っている場合ではない感じの吹雪でしたが、晴れると暖かく景色も綺麗に見えて癒しの笠取山・倉掛山登山になりました!
コース・標高差・コースタイム(笠取小屋~白沢峠~柳沢峠~丸川荘大菩薩の湯)
後編で歩いた笠取山~倉掛山~柳沢峠~丸川荘~大菩薩の湯への登山ルートと標高差になります!
鳥小屋分岐まで積雪・凍結がありますが、それより標高が低い場所はありませんでした。
1,700mよりも上へ登る場合は、軽アイゼンが必要です。
道迷いするような箇所もないので良いですが、地味に倉掛山~柳沢峠間はアップダウンが多いので体力勝負な感じのルートになっております。
そしてこちらが笠取山~倉掛山~三窪高原~丸川荘~大菩薩の湯までのコースタイムになります!
笠取小屋 6:12 → 6:19 雁峠分岐 6:25 笠取山 7:21 → 7:39 笠取小屋 8:06 → 8:15 ヤブ沢峠 → 9:48 白沢峠 9:54 → 10:56 倉掛山 → 11:07 絵図小屋山 → 11:28 セツトウ → 11:32 笠取林道分岐点 → 11:43 板橋峠 → 11:55 藤谷ノ頭 11:58 → 12:14 電波塔 → 12:22 ハンゼノ頭 → 12:41 柳沢口 12:46 → 13:25 六本木峠 → 14:16 天庭峠 14:19 → 14:30 寺尾峠 → 14:39 三等三角点木戸岩 → 14:52 丸川峠 → 15:48 丸川峠分岐駐車場 15:50 → 15:54 裂石登山口駐車場 → 15:58 雲峰寺駐車場 → 16:04 大菩薩峠登山口 → 16:11大菩薩の湯
笠取山を登ってからテントを撤収し、8頃出発したのですが、大菩薩の湯に到着したのが16過ぎになりました。
結構コースタイムが掛かりますので、笠取小屋を朝早く出発する事をおすすめいたします!
笠取山登山と山頂からのご来光の景色
滅茶苦茶寒いですが、笠取山の山頂でご来光を見たいと思います!
結構、雪が積もってました。
写真ではあれですが、風が強く雪が降っております。
雪が少し落ち着いてきて良かったです。
笠取山へ登っている途中で振り返ってみると、雪の帯が延々と続いておりました!
ソリを使ってシュ~~~っと滑り落ちたい気持ちになりましたが、凸凹が凄く、尻が割れてしまうでしょうね~
風が強いですが、よ~~やく笠取山の山頂でございます!
寒々しい景色でございます・・・。
ぼちぼちご来光の時間なのですが、雲が邪魔をし・・・。
新雪と凍結のミックスに苦しめられた笠取山登山ございます。
軽アイゼンないと厳しいので忘れずにお願いします!
段々と東の空が明るくなってきました。
今年も残り僅かですね。
色々あった1年でした。
笠取山からのご来光になるのですが、雲のモザイクが濃くて脳内変換が必要ですね!
雲の隙間から陽の光が差し込んできましたね!!
いや~これはこれで綺麗ですね!!
段々と天気が回復してきました!!
薄っすらですが、奥秩父の山並みが見えてきました!
茜色に染まってきましたね!
笠取山からバッチリとご来光を見ることに成功した瞬間でございます!
目が覚める美しさでございます!
やっぱり、笠取山からみるご来光は素晴らしいですね!
今回は登らない雁坂嶺方面になります!
天気が回復して山が見えるようになってきました。
笠取山の山頂から北奥千丈岳方面が見えてきましたね!
いや~山を見ていると登りたくなってしまいます(笑)
笠取山からの景色を満喫したので、笠取小屋へ戻りたいと思います!
新雪の下は凍っているので滑りますね~
笠取山から笠取小屋までは雰囲気の良い道が続きます!
鼻歌が出てしまう滑らかさでございます!
なんだかスキーが出来そうな感じですよね!
残念ながらウインタースポーツが全くできないので残念です。
ちなみに相方はウインタースポーツが得意なんですが、雪道を歩くのが苦手というよく分からない症状を発症しております(?)
笠取山から下っている途中にシカの群れがこちらを監視してきました。
寒い中、シカも必死に生きているんですね~
笠取小屋からヤブ沢・白沢峠までの登山とルートの様子
笠取小屋に戻ってきました!
真っ白な世界でございます。
厳冬期の笠取小屋も味わいがありますね~
貸し切りだった笠取小屋です!
カチカチに凍結しているので、軽アイゼンは必要ですね。
山小屋の前で滑って頭を打って春まで発見されないのは、流石に格好悪いですしね(笑)
時間押しているので、倉掛山・丸川荘方面に進みたいと思います!
正面に、今回は登らない大菩薩嶺のお姿が綺麗に見えました!
まずはヤブ沢を目指します!
林道を進んでいくとヤブ沢になります。
丸川荘への入口である柳沢峠まで、17kmほどの道のりになります。
笠取山からですと20kmほどの距離になります。
大菩薩の湯まで、タフなコースになりそうですね~・・・。
ヤブ沢から白沢峠までは、こんな感じの林道歩きになります。
間違ってはいけない鳥小屋分岐点になります。
白沢峠へは、ゲートの方に進んでいきます。
斉木峠の手前にある地図に載っていない水場になります。
ここは枯れませんし、味もうまいですが、水場の利用は自己責任の世界かな~と思います。
地味なアップダウンをこなしていくと白沢峠に到着です!
白沢峠には、廃車のトラックがあるのですが、そちらが目印になります。
とても広い峠ですので、休憩するのに持って来いだと思います!
テントも張れる平地が広がるのですが、緊急時は白沢峠でビバークもアリなのかもしれません。
今回は白沢峠から倉掛山・丸川荘方面に進みたいと思います!
白沢峠に鎮座する、廃車でございます。
ランボーの襲撃を受けたような壊れ方をしておりました(?)
白沢峠周辺は、雰囲気が良くて好きなんですよね~
天気が良い日は最高の休憩所になると思います!
倉掛山登山とルートの様子
白沢峠から倉掛山へのルートは急登が続くのですが、こんな感じの場所もあったりします。
防火帯なんでしょうかね!?
倉掛山の急登に悶絶していると、奥秩父主脈縦走路が綺麗に見えました!
あれは唐松尾山周辺でしょうかね!?
倉掛山の中腹周辺で力尽き、ここでテントを乾かしつつ早い昼飯にしました。
天気が良いものの寒いのでなかなか乾きませんね~
倉掛山周辺は、景色が良くて好きなんですよね~!
も~少し急斜面じゃなければよいんですけどね
倉掛山周辺からの富士山の景色になります!
逆光気味の富士山ですが、それでも美しくウットリしてしまいました♡
いや~笠取山からの富士山も好きですが、倉掛山からも絶品ですね!
倉掛山からモリモリ下り鞍部となります。
ここから急斜面の登りが始まります・・・。
白沢峠から柳沢峠までは、アップダウンが結構すごいです。
板橋峠・藤谷ノ頭までの登山の様子
板橋峠を目指して進むと段々と大菩薩嶺が近づいてきましたね~
景色を見ていると、ついつい登りたくなってしまいます。
板橋峠まで、こんな感じの道が続きます!
鼻歌にも力が入ってしまいます!!
久しく登っていない黒川鶏冠山でございます。
倉掛山方面から見ると、確かに鶏冠のような形をしてますよね!
私はチキンハートなので、仲良くなれそうです(?)
柳沢峠方面でございます!
逆光気味ですが、富士山もばっちり見れました!
雰囲気が良い道が続きます。
色々と妄想しながら歩いていると、猟犬が私の仲間に入りたいと直訴してきました。
キビ団子は持ってないけど、快く仲間に加えることにしました(?)
倉掛山から柳沢峠を歩いていると、南アルプスの景色を一望できる場所があったりします。
富士山・南アルプスの好展望ロードになりますので、個人的には笠取山~柳沢峠の区間が大好きな感じです!
犬に導きられ、よ~やく板橋峠に到着です。
藤谷ノ頭・柳沢峠峠へは、左へ延びる舗装路を登っていきます。
逆側から見た板橋峠になります。
右手(東)に管理道があるのですが、白沢峠方面に行く場合は間違いになります。
倉掛山・笠取山へは、柵を乗り越え尾根上を進むのが正解です。
振り返っての甲武信ヶ岳方面の展望になります!
あっちも綺麗ですね~♡
久しく甲武信ヶ岳にも登っていないので行きたいですね~
藤谷ノ頭へ登ってると、仲間になった猟犬が「キビ団子欲しい!」と駄々をこねてきたので、こちらでお別れいたしました。
短い時間だったけど、仲間になってくれてありがとう。
それにしても南アルプスが美しく♡
アレは仙丈ヶ岳ですかね~!?
厳冬期に登ってみたいのですが、アクセスが悪いですからね~
分かっていましたが、藤谷ノ頭の登りがえらい急登で・・・。
ルートも悪く、テント泊装備が肩に食い込み快楽がとめどなく押し寄せてきます♡
振り返ると、雁坂嶺ですかね!?
あっちも雪が積もってました。
やっとのことでモザイクノ頭に到着です!(?)
え~何だかわかりませんが、多分、藤谷ノ頭だ思います。
藤谷ノ頭は展望が良くないので、そそくさと三窪高原・柳沢峠を目指したいと思います!
三窪高原・ハンゼノ頭・柳沢峠登山の様子
さらに進むと三窪高原に鎮座する電波塔が見えてきます。
こちらの電波塔、凄く目立つので、笠取山・倉掛山からも確認することができます。
三窪高原にあるトイレになります。
近くに休憩所もあるので、散策するには最高だと思います!
三窪高原は、ツツジが咲き乱れる6月中旬前後が良い時期だそうです。
三窪高原の登山道の様子です。
フラットな感じでハイキングに調度よいかと思います!
三窪高原からの南アルプスの景色になります!
南アルプスの主要な名山を一堂に見渡せれますので、お勧めでございます!
よ~~やくハンゼノ頭に到着です!
ここまで来ると登山者が多く一気に人間臭くなってきました(?)
ハンゼノ頭から見る富士山になります!
今回の笠取山~倉掛山~ハンゼノ頭は、富士山がとても綺麗に見えるのでおすすめですよ!
アップで富士山でございます!
逆光気味ですが、年賀状はこちらの写真を使おうかしら!?(笑)
かなり大菩薩嶺が近づいてきました。
あの近くに丸川荘があるので、まだまだ時間が掛かりそうですね~・・・。
時間も微妙なので、国道411号線を経て柳沢峠へ下りたいと思います。
雰囲気の良い森が広がるのですが、落ち葉で踏み跡が不明瞭でした。
コース間違えないように注意してください!
こちらが笠取林道の入口になります。
こちらに下りてきます。
さ~六本木峠経由で丸川荘を目指したいと思います!
柳沢峠から色々なコースがあるので、気分に応じて使い分けても良さそうですね。
木戸岩登山と丸川荘。大菩薩の湯へのルートの様子
前から行ってみたかった木戸岩(標高1706m)になります。
特に何もありませんでした(笑)
六本木峠から丸川荘を歩ていると、ここは巻いてしまうので、よっぽど物好きでないと木戸山へは来ることはないと思います。
木戸山へのルートは、これといって目印が無いので、地形図とコンパスを頼りに登ってください!
木戸山登山を楽しんだところで、丸川荘を目指したいと思います!
日陰の登山道が多くルート上はガチガチに凍結している場所がありました。
やはり、軽アイゼンは必要ですね。
よ~やく丸川荘に到着です!
も~誰もいませんでした。
丸川荘から裂石(大菩薩の湯方面)までも急坂で道が悪く難儀しました。
裂石の駐車場になります。
15台前後駐車可能ですが、トイレはありません。
裂石周辺(丸川峠無料駐車場)の案内図になります!
駐車場から丸川荘までコースタイムで1:50だそうです。
上日川峠方面は、冬季通行止めになってました。
こちらが大菩薩峠登山口バス停になります。
今回は、大菩薩の湯へ行きたいと思います!
車道を10分ほど塩山方面に歩くと大菩薩の湯の看板が見えてきます!
良い温泉で、疲れが一気に吹き飛びました!!
まとめ
とても寒い2日間でしたが、この時期でないと見れない山からの景色もありますからね!
相方にとっても、よい経験になった冬季のテント泊だったと思っております。
笠取山~倉掛山~丸川荘までの稜線は、展望も良く気持ちの良い尾根道ですので、季節を変えてまた出没したいと思います!
そして最後になりますが、今年も色々な方にご迷惑をお掛けしながらも無事に年末までブログを続ける事が出来ました。
感謝感謝の1年でしたし、本当にお世話になりました。
皆様、よいお年をお迎えください。
来年も「アオヒゲ危機一髪♪樽の中身は何だろう!?」をよろしくお願いいたします。
今回の逆のコースでテント泊縦走した時の記事になります!
大菩薩嶺から笠取山へのルートの途中で道迷いをし、色々な意味で大変だった2日間でした。
良かったら登山のご参考にしてみてください!