金剛葛城山系の稜線を縦走する「ダイトレチャレンジ登山」ですが、今回初めて参加する事が出来ました!
先人達の口コミ・レビューを読んでいると、「階段地獄」、「長い」、「辛い」といった内容が多かったのですが、実際に参加してみた限りでは、自分の力量を客観的に判断する事が出来る大会だと思いました。
参加を躊躇している方も多いと思いますが、自分自身、初めての大会で不安に思っていたことが多数ありましたので、その辺に触れながらダイトレチャレンジ登山について書いていきたいと思います!
- ダイトレチャレンジ登山に参加した経緯について
- ダイトレチャレンジ登山の詳細と料金、参加申し込みについて
- ダイトレチャレンジ登山のスタートの様子について
- ダイトレチャレンジ登山初級ゴールの葛城山までの登山と水場、トイレ詳細
- ダイトレチャレンジ登山中級ゴール地点ちはや園地までの登山ルート、水場詳細
- ダイトレチャレンジ登山上級ゴール地点までの登山とルート詳細
- ダイトレチャレンジ登山のルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
ダイトレチャレンジ登山に参加した経緯について
長距離を歩くのが好きなもので、日帰り登山でも毎回20km以上は歩くように心がけております。
若い頃は、日帰りで40km歩いても元気モッコリだったのですが、最近は「元気しょんぼり」な日が多くなり、年の波には勝てませんな~っと感じることが多くなりました。
それでも人生の目標として掲げているのが「老いてなお盛ん」なもので、何時までも女性から黄色い声援を受けたいと思い、日々モッコリに磨きをかけている今日この頃です!
そんな思いと裏腹に、黄色い声援問よりは「白くて鋭い視線」を感じることが多いのですが、老いに打ち勝つためにもチャレンジ精神を大事にし、日々の鍛錬が重要だな~っと頭の片隅に置いている状況です。
そんな思惑もありまして、ここ数年は「100kmウォーキング大会」等に参加して、色々とチャレンジをしているのですが、関西方面の大会について調べていると「ダイトレチャレンジ登山」という、なんとも香ばしい大会が開催されていることに気が付きました。
ダイトレチャレンジ登山について調べてみると、1日で30km以上步く大会でして、歴史もあって多くの方に親しまれている状況が手に分かり、自分も参加したくなってしまいました。
そんな感じで大会に応募し、無事に参加する事が出来たのですが、今回は初めてエントリーした「ダイトレチャレンジ登山」について掘り下げてみたいと思います!
特に気になるのがコースの様子やトイレ、水場になるかな~っと思いますので、そちらについても触れながら書いていきたいと思います!
まず初めに、ダイトレチャレンジ登山中に撮影した登山動画がこちらになります!
上記写真を押すと登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、ダイトレチャレンジ登山の参考になれば幸いです!
ダイトレチャレンジ登山の詳細と料金、参加申し込みについて
※大阪府より引用
ダイトレチャレンジ登山ってなに?って思っている方が多いと思います。
関西の方にとっては馴染みがある大会だと思いますが、関東に住んでいる私にとっては、未知との遭遇でした。
ダイトレチャレンジ登山について簡単に説明しますと、今回の大会は「ダイヤモンドトレール(通称 ダイトレ)」を歩くのですが、奈良県香芝市の屯鶴峯からストートし、二上山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、大阪府和泉市の槇尾山を結ぶ全長約45km
の広大な稜線が舞台になります。
ただ、45km全て歩く訳ではなく、その内35km前後1日で踏破する大会になっております。
そんなダイトレチャレンジ登山ですが、2024年で丁度50回目の開催となりまして、記念すべき年に参加する事が出来ました。
今回は、WEB上から参加の申し込みをし、お金を事前に支払うと、こちらの記念品Tシャツを始め、大会の地図などの詳細が家に送られてきました。
なお、有料の大会になっておりまして、参加料金は下記の通りになっております。
- 登山の部 3,000円(税込)
- 当日参加料 3,000円(税込)
- 高校生以下 1,500円(税込)
- 保護者同伴の中学生以下は1名無料
- トレイルランの部 5,000円(荷物搬送料・税込)
- 記念品:記念Tシャツ、もしくは記念トートバッグのどちらか
なお、事前に申し込みをしなくても、大会当時に参加する事も可能です。
ただ、人数が多いと参加できない場合もありますので、出来るだけ事前にエントリーしたほうが確実です。
参加申請すると、こんな感じの案内が届きました。
スタート時間や当日の受付の仕方など細かく書かれているので安心しました!
スタート会場や受付の場所につきましても、見取り図が送られてきたので、迷うことなくエントリーできました!
こちらがダイトレチャレンジ登山のルートになります!
初級コースは12.5km、中級コースが21km、上級が33.5kmになっておりまして、途中に関門(時間制限)もあるので、あまりゆっくり歩くことは出来ません。
ダイトレチャレンジ登山のスタートの様子について
ダイトレチャレンジ登山の詳細から実際に歩いた沖の様子について書いていきたいと思います!
今回は、奈良県内に前泊しスタート地点の最寄り駅である当麻寺駅に向かいました。
既に乗客の半分以上がダイトレチャレンジ登山の参加者で、凄い賑わいでした。
こちらがダイトレチャレンジ登山のスタート地点になります。
凄い熱気で私もムラムラしてしまいました!
スタート地点の様子になるのですが、トレランの方と同じ場所になるので、大混雑してました。
ベンチも用意されていたのですが、それ以上に参加者が多く、ゆっくり準備ができませんでした。
ダイトレチャレンジ登山は、ウェーブスタートになっておりました。
一定間隔で順次スタートを切る感じでしたので、混雑はほとんどしてませんでした。
そんな感じで私もスタートしたいと思います!
興奮してドキドキしてしまったせいかい、写真がブレブレになってしまいました。
私のスタートは6:51になりまして、何だかんだで受付付近で30分ほど滞在してしまいました。
この時間でかなり混雑してましたので、登山道で渋滞を喰らいたくない方は、もっと早く到着が吉になります。
ダイトレチャレンジ登山初級ゴールの葛城山までの登山と水場、トイレ詳細
そんな感じでダイトレチャレンジ登山の初級ゴール地点である葛城山を目指して進みたいと思います!
途中、人工の池がありまして、いつもの「斧を投げ入れたい病」を発症してしまいました(笑)
既に汗がモリモリなもので、ここで沐浴もしたかった・・・。
スタート直後ということもありまして、ダイトレチャレンジ登山に参加している方が終始視線に入ってました。
登山道が険しくなるにつれて、登山者との間隔が狭まってきました。
噂には聞いてましたが、登山者渋滞がモッコリになってきます。
モッコリしていたら水量がモリモリの水場がありました。
流石にスタートした直後ですので補給しませんでしたが、ダイトレチャレンジ登山のルート上には水場が点在しているので、覚えておくと荷物の軽量化につながると思います。
険しい峠道をクリアすると、休憩している登山者で溢れかえっておりました。
写真の通り、女性のトイレには、どこも行列が出来ていて大変そうでした。
生理現象ですのでアレですが、トイレは事前に済ませておくと安心だと思います。
そしてダイトレチャレンジ登山の名物の1つであります「力餅」が売ってました!
1個150円だったような記憶が残っているのですが、中々ボリュームもあって大変美味しいお餅でした。
ダイトレチャレンジ登山初級ゴール地点の葛城山までは、こんな感じの舗装路歩きが結構あったりします。
今回、登山靴ではなく、onのシューズで歩いたのですが、ショック吸収が素晴らしく、長時間の山登りも苦になりませんでした!
ダイヤモンドトレイルを歩いているんだな~っとシミジミしてしまった時間帯でした。
分かってはおりましたが、葛城山までの登山ルートは、階段が多く写真の通り眩暈がしてしまいました(笑)
時々癒しの平地歩きもあるのですが、初級とはいえアップダウンがえげつないので、油断しないようにして下さい!
大会のルート上には、結構トイレが多かったです。
この辺は登山者もまばらだったので、トイレも空いておりました。
また、大会の登山ルート上には、こんな感じの看板が随所にありましたので、道迷いの心配はないと思います。
よ~~~やく目指す初級ゴール地点であります葛城山の道標が出てきました。
2.5kmと短い道のりですが、かなりの急坂階段が待ってまして、かなり疲弊してしまいました・・・。
長い階段を登り終えると、初級ゴール地点が見てきました。
ダイトレチャレンジ登山に参加の皆様、本当にお疲れ様でした!
初級ゴール地点でのエイドの様子になります。
お餅や飲み物が無料で配られておりまして、大変助かりました!
初級ゴール地点である葛城山ですが、実は山頂ではないので、更に登る必要があります。
葛城山の山頂には、自動販売機も数多く設置されていたので、こちらで給水もアリかもしれません。
初めて登る葛城山になるのですが、こんなに設備が充実しているとは思いもしませんでした!
葛城山の山頂付近で営業している「白樺食堂」になります。
いや~~時間があれば利用したかったです・・・。
初級ゴール地点からどんどん離れていきますが、葛城山高原ロッジがあるそうです。
食事を始め、入浴も出来るみたいで、さらに驚いてしまいました。
そしてこちらが葛城山のトイレになります。
ダイトレチャレンジ登山の参加者が多く利用してました。
次回来ることがあれば、葛城山ロッジのお世話になりたいな~っと思いました。
ダイトレチャレンジ登山のルート上ではないので、このまま左方面に進んでいきます。
葛城山の山頂は、お花が多く癒しの空間でした!
ダイトレの疲れを忘れさせてくれるお花の存在感でした!
青空と白いお花は映えますね~♡
そしてこちらが葛城山の山頂からの景色になります!
目指す金剛山が絵になりますね!
そんな感じで大和葛城山の山頂に到着です!
ダイトレチャレンジ登山の参加者以外の登山者が多く来ていて、景色を堪能しておりました!
大阪、奈良方面の景色になります!
今度はツツジの記事に登りたいですね~
それにしても存在感ある金剛山でございます!
あそこまで登るのか~っと思うと、急速に萎えてしまいました。
奈良方面の景色を堪能しつつ、中級コースにある金剛山を目指して先を急ぎたいと思います!
ダイトレチャレンジ登山中級ゴール地点ちはや園地までの登山ルート、水場詳細
ダイトレチャレンジ登山の中級ゴール地点であります「ちはや園地」を目指して進んでいくと、一気に急降下となりました・・・。
葛城山の山頂からモリモリ下ると、給水所のある「水越峠」に辿り着く事が出来ました。
水越峠の給水所の様子になりまして、温かく迎え入れて下さいました。
水越峠からは長い林道歩きになります。
天気が良すぎて非常に暑く、かなりの難路となりました・・・。
水越峠の給水所も有難いのですが、個人的には「金剛の水」の水場が冷たくて美味しいのでおすすめになります!
美味しいお水に感動していると、デジタルカメラを落としてしまい、ここでご臨終となりました。
長い間、僕のメモリアルを撮り続けてくれて、本当にありがとう。
短い付き合いだったけど、僕は君の事を忘れない。
最後の方は、ギーギー良いながらレンズを出し入れしていたよね。
そんなピストン運動が弱っていく姿を自己投影してました。
ただ、最後に言わせて欲しい。
私のピストンは凄いんです♡
何の茶番だか分かりませんが、無事にダイトレチャレンジ登山の中級ゴール地点であります「ちはや園地」に辿り着く事が出来ました♡
中級コースのゴール地点に到着している登山者が少なかったのが印象的でした。
こちらでも軽食と飲み物の配布がありまして、これなら食料系を持参しなくても大丈夫かも?っと思ってしまいました。
ダイトレチャレンジ登山上級ゴール地点までの登山とルート詳細
少し休憩したのち、ダイトレチャレンジ登山の上級ゴール地点であります紀見峠駅を目指してスタートしたいと思います!
少し登ると久留野峠に到着しました。
この辺からアップダウンが緩やかになってきまして、歩きやすくなってきます。
無心になりながらモリモリ進んでいくと、西ノ行者堂に辿り着きました。
標高733mですが、樹林帯で結構涼しい感じでした。
紀見峠駅への下りは、かなりの急坂になります。
この辺はトレランの方が多く、何人かとバトルしちゃいました♡
お~~~!!
ダイトレチャレンジ登山の上級コースのゴールが見えてきました!
ゴール直前の私の腕の様子になります(笑)
登山者として参加する場合は、緑色のテープを巻いて歩く必要があります。
トレランの方は、何もなかったような気がしますが、料金が安いので「登山の部」で参加している方が多い印象でした。
念願だったダイトレチャレンジ登山のFINISHでございます!
ゴール地点の様子になります!
「日帰り温泉」の旗が立っておりますが、こちらは利用しませんでした。
※何処にあるか分かりませんでした。
ゴール地点には、出店が並んでまして、アルコールを始め、食事もとれるようになっておりました。
凄く盛り上がっていて、地域性かな~っと思いながら私も休ませていただきました。
一応、こちらが大阪府ダイトレチャレンジ登山の完歩証明?になります。
ザックリ8時間のコースタイムになりました。
厳しくも楽しい登山の時間になりました!
そんな感じで、ダイトレチャレンジ登山の詳細に移りたいと思います!
ダイトレチャレンジ登山のルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回チャレンジしたダイトレチャレンジ登山のルートと標高差の地図になります。
步く距離は36.8kmになりまして、登りの累積標高が2,475m、下りの累積標高は2,325mでした。
大会の開催日は、4月14日なりまして、快晴で日差しが強くかなり暑い1日になりました。
標高差の地図の通り、 葛城山までの登りと、金剛山への登り返しが非常に辛い感じでした。
また、標高差の地図では分かり難いですが、細かなアップダウンが連続しますので、金剛山まではかなり体力、筋力を削り取ってくる感じです。
そしてこちらが今回のダイトレチャレンジ登山のコースタイムになります!
当麻寺駅 6:33 → 6:53 ゆうあいSTふれあい広場 → 7:04 祐泉寺 → 7:51 竹内山 → 8:18 万才山 → 8:37 岩橋山 → 9:53 葛城高原キャンプ場 9:57 → 10:03 大和葛城山 10:06 → 10:38 水越峠 → 10:57 金剛の水 → 12:05 金剛山キャンプ場1 2:23 → 12:27 中葛城山 → 12:39 高谷山 → 13:24 杉尾峠 → 14:43 紀見峠駅
スタート地点からゴールまでのコースタイムは約8時間になりました。
上述の通り、ルート上には関門も設置されておりますので、あんまりゆっくりと歩くことがは出来ませんが、距離はそれほど長くないので、早く出発できれば完歩も難しくないと思いました。
まとめ
初めて挑戦した「ダイトレチャレンジ登山」ですが、無事に完歩できてよかったです!
当初、いきなり「上級」で挑戦するのは無謀かしら!?っと、弱気な感じだったのですが、結果的にはモリモリ歩く事が出来て達成感がモッコリとなりました。
上述の通り、登山コース上には、数多くの階段地獄が控えているだけに、距離以上に辛い時間となりました。
膝や腰にもダメージがモリモリになってしまいますので、参加される方は、その辺の対策(サポーターやテーピング等)を施した方が良いかな~っと感じました。
参加者も多く、全体を管理するのも大変だと思いました。 運営に当たった関係者の皆様に対し、心より御礼申し上げます!
また、何時かダイトレチャレンジ登山に参加したいな~っと考えております!
ダイトレチャレンジ登山の前日に登った比叡山について書いた記事になります!
関西エクストリームウォーク100について書いた記事になります!
ダイトレ登山とは趣旨が少し異なりますが、姫路城から大阪までの100kmを1日に出歩いた時の様子になります!