富士山の前衛の山として魅力溢れる愛鷹山塊ですが、南側と北側で雰囲気が一変します。
今回は愛鷹山塊の南側の斜面に鎮座し、2番目に高い位牌岳と、正真正銘の愛鷹山のピークへ登山した時について書いてみたいと思います!
桃沢キャンプ場を起点にして池の平、袴腰岳を経由して水神社付近に下山したのですが、日帰りで周回登山を楽しめますので、詳しく解説していきたいと思います!
- 位牌岳と愛鷹山へ登山した経緯について
- 桃沢キャンプ場から池ノ平までの登山ルート詳細!
- 位牌岳登山と登山ルートの詳細
- 愛鷹山登山と袴腰岳!登山ルートの詳細
- 愛鷹山から水神社までの登山とコース(馬頭観音ルート)の詳細
- 位牌岳、愛鷹山登山とルートの標高差・コースタイム詳細
- まとめ
位牌岳と愛鷹山へ登山した経緯について
位牌岳の由来として古代 冨士王朝の王がこの山に葬られたためと記載されているそうです
先日、愛鷹山の麓の「桃沢キャンプ場」でキャンプを楽しんだのですが、その際出没したのが位牌岳になります!
位牌岳は、愛鷹山系の南側のボスになりまして、標高1,454mと結構高く、登り応えのある名峰になります!
前から愛鷹山の南側から入山して位牌岳、愛鷹山へ登りたいな~っと考えていたので、よ~やく念願叶った感じになります。
愛鷹山と聞くと「最高峰が愛鷹山」だと思ってしますが、愛鷹山系の最高峰は越前岳になります。
また、愛鷹山系の南に「愛鷹山」というピークがあるので、「愛鷹山へ登る」と聞くと、色々な事を連想してしまう恐れがあったりします。
今回は位牌岳と愛鷹山のピークに登ったのですが、北側の登山ルートとはまた違った雰囲気の良さにお気に入りになってしまいました!
特に位牌岳から愛鷹山の稜線が素晴らしく、天気が良い日に登山をすれば最高だろうな~っと感じました。
そんな感じ今回は、愛鷹山塊の位牌岳と愛鷹山のピークへの登山の様子について書いていきたいと思います!
その前に、位牌岳、愛鷹山へ登山する際にキャンプをした「桃沢キャンプ場」について書いた記事がこちらになります!
そして上記写真を押すと今回の登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、桃沢キャンプ場から位牌岳、愛鷹山への登行の参考になれば幸いです!
桃沢キャンプ場から池ノ平までの登山ルート詳細!
桃沢キャンプ場でソロキャンプをし、朝食をとって位牌岳、愛鷹山へ登山したと思います!
先日作った角煮を使ってラーメンを食べたのですが、旨すぎて涙がチョチョ切れました(笑)
静寂に包まれる桃沢キャンプ場の門の様子になります。
寝静まっておりますので、得意の「すり足」でやり過ごしました。
擦ったり、ズリズリ、シコシコするのは得意なんで!(自慢)
「ズリ仙人」と自称しようかな~っと思った私のテントの様子になります!
やっぱり、隣が近いですよね。
とりあえず桃沢キャンプ場から池の平を目指して登山スタートしました!
少し進むと桃沢川の人工湖がありまして、朝靄と相まって幻想的な景色になってました♡
更に進むと桃沢川の清流が良く見える場所がありました。
この界隈は、ワサビ田が多く、水が綺麗な証拠だな~っと思いながら池の平を目指しました。
桃沢キャンプ場から暫く歩くと水神社があるのですが、その手前にある愛鷹山への登山口になります。
帰りに利用した登山道になるので、詳細は後述したいと思います。
水神社周辺にあった道標になります。
位牌岳、愛鷹山、池の平と情報量が多い道標ですが、ゲートを潜って先に進んでいきます。
池の平への近道の入口になります。
地形図を見ると、結構きつい登りだったので、今回は利用しませんでした。
池の平周辺は、遊歩道が整備されておりまして、トイレもありました。
池の平展望台近づくと、アセビの花が満開でした!
いや~綺麗で可愛いですね!!
まるで私のハニカンだ笑顔とそっくりですね♡
ピントが全部合っていない不思議な写真ではありますが、こちらが池の平展望台になります。
池の平からの伊豆半島、駿河湾の景色になります!
いや~~絶景ですね♪
近視が良くなりそうな景色ですよね(笑)
海風が目に染みて少しだけ色男に変身出来た時間帯でした(笑)
池の平展望台からは、今までの急坂が嘘のような平坦な登山ルートが続きます。
このままあの世に行きたい気分でした(?)
そんな感じでこちらが池の平の山頂になります!
池の平から位牌岳までは6.2kmの道のりになります。
思いのほか距離があるのですね~・・・。
池の平の山頂の様子になります。
ベンチが多く、平坦で開けているのでお弁当食べるのに最適な環境でした。
位牌岳登山と登山ルートの詳細
池の平から位牌岳を目指してい登山を再開したいと思います!
つるべ落としの滝が気になりますね~
「かかと落としの滝」や「財布落としの滝」があると面白いのにな~っと思っていた時間帯でした(笑)
池の平から位牌岳までの登山ルートは、地味な登りが続き結構きついです・・・。
位牌のような風貌に変身していた時間帯でした!
位牌岳への登山ルートは、昭文社の山と高原地図には記載のないバリエーションルートが豊富でした。
こちらが「千福が丘分岐」になります。
こちらが葛山分岐になります。
両方とも「初心者不可」と記載がありまして、調べた限り結構荒れている印象でした。
位牌岳の登山ルートは、ブナの巨木が多く幻想的な景色が広がっておりました。
ブナの木々を見ながら登っていくと、位牌岳、愛鷹山(袴腰岳)方面の分岐に到着できました!
位牌岳の山頂直下にあった「長泉町最高地点」の標柱がありました。
位牌岳の山頂近くに到着すると、雲が少し晴れてきました!
青空プリーズ!!っと叫んでみると・・・
ガスガスで見えなかった位牌岳の山頂がパッチリと見えるようになりました!
「ズリ仙人」の本領発揮した瞬間に、私自身が驚かされてしまいました(笑)
そんな感じで位牌岳の山頂に到着です!
位牌岳の標高は1,457mになりまして、愛鷹山塊で2番目に高いお山になります。
残念ながら位牌岳の山頂は樹林帯のため、展望が悪いです。
ただ、広い山頂ですので、休憩するのに最適な感じでした。
位牌岳から難所の鋸岳・越前岳の方に縦走する事が出来ます。
ただ、道が崩れていたりとかなり危険な登山コースになりますので、挑戦する場合は十分注意してください。
こちらの記事で位牌岳~鋸岳~越前岳への登山について書いてますので、良かったら参考にしてみて下さい!
愛鷹山登山と袴腰岳!登山ルートの詳細
位牌岳の山頂でマッタリしたのち袴腰岳、愛鷹山を目指して登山スタートすると、一ぷく峠となりました。
一ふく峠の標高が1,330mになりますので、位牌岳の山頂からガッツリ下って行くルートになります。
一ふく峠から袴腰岳への登山ルートは、下り基調ながらよく整備されていて歩きやすかったです。
少し登ると袴腰岳の山頂でした!
位牌岳と同様に、袴腰岳の山頂も豪華な看板が立っておりました。
袴腰岳の山頂から見る愛鷹山方面の景色になります!
近いようで遠い愛鷹山を目指して登山スタートしたいと思います!
袴腰岳の山頂から愛鷹山への登山ルートは、ミツマタの群落がありまして、見頃を迎えておりました!!
いや~愛鷹山にもミツマタの群落があるとは知らずラッキーでした!
モリモリ下って行くと、愛鷹山と袴腰岳のコルに到着しました。
下山は水神社の方(写真左側)になりますので、愛鷹山へ登ったらまたこちらに戻ってくる計画です。
水神社方面の分岐にあった道標です。
さ~愛鷹山の山頂を目指して登り返したいと思います!!
袴腰岳のコルからはかなりエグイ急登が続きます。
足場が粘土質?なもので、雨で濡れていたので良く滑り、滑り落ちました・・・(涙)
ズリ仙人の本領発揮中ですよね(笑)
ズリズリシコシコと格闘しながら、よ~やく愛鷹山の山頂に辿り着けました!
カロリー消費が激しく、腹が減って動けなくなったので、愛鷹山の山頂で昼飯にしました。
右のメスティンは、前日に作成した角煮を使った「角煮丼」になります。
山ガールの皆様!
料理が出来るズリ仙人は好きですか!?
シ~~~~んとなり、無言の重圧に負けてしまった愛鷹山の山頂でした!
位牌岳、袴腰岳の山頂と同じく、愛鷹山の山頂も展望がいまいちでした。
愛鷹山から水神社までの登山とコース(馬頭観音ルート)の詳細
腹も満たされたので、愛鷹山の山頂から水神社(馬頭観音ルート)を目指して下山したいと思います!
先程の分岐に戻り進んでいくと、鬱蒼とした樹林帯に突入しました。
バナナジャングルだな~!!っと、訳が分からない事を叫んでいると、何故がテンションが上がってしまったズリ仙人でした!!
シコシコし過ぎたらしく、ズリっとした瞬間です。
目が回るとは、この事を言うんでしょうね!
目が回っているとミツマタの群落がまたありました!
いや~愛鷹山ってミツマタの群落が凄いんですね!
この群落を見るだけでも登る価値がありますね!!
水神社を目指して進んでいくと、林道チックな道になるのですが、非常に荒れておりました。
私の腸内環境よりも荒れていて、ちょっとビックリでした!
「腸内環境正常化!」っとCMのように叫んでいた時間帯でした(笑)
愛鷹山から見る駿河湾の景色がとても素敵ですよね!
こちらが愛鷹山の登山口の1つであります「柳沢橋」になります。
愛鷹山の登山口は、複数あるので、その点も登りやすい要因になりますよね。
林道を少し進むと馬頭観音ルートの入口がありまして、そちらから水神社を目指したいと思います!
水神社を目指して馬頭観音ルートを進むと石碑がありました。
ここまで非常に雰囲気が良く、踏み跡も明瞭で歩きやすのでおすすめです!
そんな感じで水神社の近くに下山しました!
折角なので、水神社で美味しい水を飲んで帰路につきたいと思います!
目の前に水神社が鎮座してます。
この近くに無料駐車場があります。
こちらが水神社になります。
左側に水汲み場があります。
こちらが水神社の水汲み場になりまして、境内の中にもあります。
どちらも同じ水になるのですが、冷たくて非常に美味しかったです♡
水神社周辺は、非常に雰囲気が良くマイナスイオンがモッコリでした!
ズリ仙人とか叫んでいた自分が情けないと感じた時間になりました。
パワースポットである水神社について詳細に書いた記事になります!
良かったら参考にしてみて下さい!
そんな感じで水神社から無事に桃沢キャンプ場に下山する事が出来ました!
天気が少し残念でしたが、沢沿いの景色と美味しいお水で終始テンションが高い登山の時間になりました!
続きましては、位牌岳、愛鷹山への登山の詳細に移りたいと思います!
位牌岳、愛鷹山登山とルートの標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした位牌岳、愛鷹山への登山ルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、4月6日なりまして、上述の通り、曇り空で風が冷たい1日になりました。
標高差の地図の通り、桃沢キャンプ場から位牌岳までは地味なアップダウンが続きます。
位牌岳まで登ってしまえば、平坦な道が続くものの、愛鷹山山頂直下の急登が結構きつい感じでした。
馬頭観音ルートの入口までは、結構滑る登山道が続きますので、転倒に注意してください。
そしてこちらが今回登山をした位牌岳、愛鷹山登山のコースタイムになります!
桃沢キャンプ場 6:28 → 7:11 水神社駐車場 → 8:04 池の平公園 8:24 → 9:24 つるべ落しの滝分岐 9:27 → 9:50 位牌岳 9:59 → 10:14 一服峠 → 10:26 袴腰岳 → 10:47 馬場平 10:59 → 11:27 愛鷹山 11:36 → 12:19 柳沢橋 → 13:03 水神社 13:16 → 13:56 桃沢キャンプ場
桃沢キャンプ場から位牌岳の山頂までのコースタイムが約3時間になりました。
位牌岳、愛鷹山を経由して桃沢キャンプ場に戻ったコースタイムが約8時間ですので、十分日帰りで登山を楽しめる感じです。
時間があれば「つるべ落としの滝」に寄りたかったのですが、今回は厳しいかな~っと思い足を延ばしませんでした。
コースタイム的には問題なく行けれた感じですので、参考になれば幸いです!
まとめ
愛鷹山塊の北側は良く登っていたのですが、今回初めて南斜面に出没した結果、「なんでもっと前から登らなかったんだろう!?」と後悔してしまいました。
今回は天気がいまいちで展望に恵まれませんでしたので、季節を変えて再訪したいな~っと考えております!
愛鷹山越前岳へ登山した時の記事になります!
愛鷹山は霧氷で有名なお山になるのですが、出没した時はドンピシャのタイミングで、大変癒されました!