山梨南部の低山は、山梨百名山の中でも非常にアクセスが悪い山が点在していて登るよりも辿り着くのに難がある山々が多かったりします。
山梨南部を貫く「JR身延線」がありますので、電車でアクセスできるものの、その先のバスの便が非常に悪く、山梨百名山を公共交通機関を使って集めている方は苦労されていると思います。
特にアクセスが悪いのが、今回解説する「高ドッキョウ」になります。
今回は、山梨百名山の中で別の意味で登りにくい高ドッキョウについて書いていきたいと思います!
- 高ドッキョウへ登山した経緯と名前の読み方、意味について
- 高ドッキョウ登山で利用した駐車場と徳間峠登山口について!
- 徳間峠登山口から高ドッキョウ登山と登山ルート詳細
- 高ドッキョウ登山で利用した駐車場と樽峠登山口について
- 樽峠登山口から高ドッキョウ登山と登山ルート詳細
- 山梨百名山高ドッキョウから下山の様子とキャンプについて
- 高ドッキョウ登山の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
高ドッキョウへ登山した経緯と名前の読み方、意味について
ここ数年ほど山梨百名山をコンプリートしようと思い、足しげく通っているのですが、冒頭の山梨県南部の山々が未踏として最後に残ってしまいました。
特にアクセスが悪いのが高ドッキョウ、貫ヶ山だなと思い、今回は2泊3日のキャンプを絡めて登ってみることに致しました。
高ドッキョウ周辺にもキャンプ場が点在しているのですが、今回は「定宿」と思っている「奥山温泉キャンプ場」で2泊してのんびりと登山を楽しむことに致しました。
しかしながら、季節外れの大嵐に見舞われてしまい、キャンプがとても大変だったのですが、目的である高ドッキョウに登れたので結果オーライな感じになりました。
そんな「高ドッキョウ」ですが、初めて存在を知った時は、無知なものでなんて呼べばよいか分かりませんでした。
「こうどっきょう」かな?と思っていたのですが、「高ドッキョウ」と書いて「たかどっきょう」と読みます。
そして「高ドッキョウ」の名前の意味になりますが、周辺の地域では「突起」の事を「ドッキョウ」と呼ぶことがあります。
稜線上にある突起物をドッキョウと呼んだいた事が名前の由来ではないかと言われてますが、これにも諸説があるそうです。
私の地元である丹沢山塊は、突起(ピーク)の事を「丸」、「頭」と呼ぶので、それと同じ意味かと思われます。
ちなみに私の大好物は「乳ドッキョウ(女性に限る)」になるのですが(?)、今回は非常にアクセスが悪い山梨百名山の高ドッキョウへの登山について書いていきたいと思います!
特に気になるのが駐車場や登山口の様子、登山ルートになるかと思いますので、そちらについても触れながら書いていきたいと思います!
詳細に移る前に高ドッキョウの登山中に撮影した登山動画がこちらになります!
上記写真を押すと、YouTubeで動画を観ることが出来ますので、高ドッキョウ周辺の登山ルートの様子の参考になれば幸いです!
高ドッキョウ登山で利用した駐車場と徳間峠登山口について!
当初、高ドッキョウへの登山で利用した徳間峠登山口周辺の駐車場付近の地図になります。
地図の通り、周辺にお店はおろか人家もありません(笑)
人里からは、悪路ながら舗装路が続きまして、途中で左手に広がる空き地が駐車所として利用することが出来ます。
この駐車できるスペースは、かなり広いので、徳間峠を目指して進んでいけば直ぐ分かると思います。
この空き地(駐車場)から先はさらに悪路が続くので、4WD車以外は進まないことをおすすめいたします。
愛車がボロ軽なもので、徳間峠登山口の約2km手前の地図にある駐車場を利用しました。
徳間峠登山口から高ドッキョウ登山と登山ルート詳細
中々年季の入った道標ですが、こちらが高ドッキョウ徳間峠登山口になります!
駐車場は、ここから2kmほど手前の広場に駐車したのですが、林道がかなり荒れていて徒歩でも地味にきつい道のりでした。
徳間峠登山口に着いて知ったのですが、高ドッキョウへの登山ルートは、崩落のため通行止めになっているみたいです。
高ドッキョウへまで通行止めの影響か、道標も朽ち果てそうな感じになっておりました。
とりあえず、高ドッキョウまで行ける所まで行ってみて、駄目なら戻ることにしたいと思います。
前日からの大雨の影響で、徳間峠登山口付近の川はめちゃくちゃ増水してました・・・。
これで滝行を行うと、首の骨を持って行かれちゃいますね~(笑)
登山口から徳間峠までの登山ルートは、川沿いを進むのですが、水量が豊富で滝の迫力がモリモリでした!
徳間峠を目指して進んでいくと、渡渉箇所となりました・・・。
渡渉があるとは聞いてなく、橋もないので進退窮まってしまいました・・・。
私一人ならなんとかなりそうでしたが、写真以上に水量が豊富で流れも速いので、ここは無理せず徳間峠から樽峠へ変更して高ドッキョウを目指したいと思います!
高ドッキョウ登山で利用した駐車場と樽峠登山口について
徳間峠から高ドッキョウへの登山が前日の大雨で川を渡ることが出来ず断念した関係で、もう1つの登山口である樽峠を目指しました。
こちらが樽峠登山口周辺の地図になるのですが、徳間峠登山口と同じく周辺には人家は一切なく、林道も駐車場から先は通行止めになっているので、人気が全くありませんでした。
こちらが樽峠登山口付近の駐車場の様子になるのですが、約6台ほど駐車できるスペースがあります。
樽峠駐車場までも悪路が続き土砂崩れもあって先に進めず途中の路肩に駐車しました。
大雨などの後は、土砂崩れの危険がありますし、マメに行政の方でメンテしている林道ではないので、利用する際は要注意になります。
登山者と林業関係者位しか利用しない道ですし、携帯も圏外ですので、車にトラブルが起こると非常に厄介だと思います。
特に鋭利な落石が多かったので、タイヤのパンクに注意してください。
樽峠登山口から高ドッキョウ登山と登山ルート詳細
樽峠登山口の駐車場まで悪路と落石でたどり着けず、手前1kmチョット辺りに車を駐車しました。
徳間峠と同じく川の水量がモリモリで「渡渉」の2文字がチラチラと頭をよぎりました。
林道を進んでいくと「樽峠」の道標が見えてきました。
改めて高ドッキョウへ登山再開したいと思います!
高ドッキョウへ登山口の直ぐ近くにあった木の橋がスリリングで非常に怖い瞬間でした。
雨で濡れていて良く滑りますし、耐久性も心もとなく、下は激流で3重苦の時間になりました。
も~少しダイエットしていたら良かった・・・っとなった時間になりました(涙)
徳間峠登山口の渡渉と比べると小さくて良かったのですが、樽峠も何ヶ所か渡渉がありました。
やっぱり、大雨が降った後は、高ドッキョウへの登山は控えた方が良さそうです。
踏み後明瞭ながらも地味にキツイ登り坂をこなすと、こちらの交差点になりました。
高ドッキョウへの登山ルートは、ここで右折(西)に進路が変わります。
更に進むと樽峠になりました。
静かな峠になってまして、ここ数日は登山者もいなかったと思われます。
丁度、高ドッキョウ周辺は紅葉が見頃になってまして、いい感じに色づいておりました。
高ドッキョウの登山道は、基本、尾根道歩きになるのですが、時々崩壊地もあって起伏に富んだコースでした。
あまりの迫力にブルブル震えてしまったのは内緒ですよ♡
こんな感じのやせ尾根もあったりしますので、雨が降った翌日は足元要注意になります!
この日も良く滑り、気持ちが清々しくなるほど滑り落ちました(笑)
一緒に高ドッキョウへ登ったクニさんになります!
私と同じく山梨百名山を集めておりまして、何度かご一緒しております。
杖を使って松茸を探しているそうです(笑)
ここに立派なマツタケが生えて・・・(以下自粛)
立派なマツタケを使って3本足で登りたい!っと思えるほど急な坂道をこなすと、山梨百名山である高ドッキョウの山頂に到着出来ました!
そんな感じで「突起」である高ドッキョウの標高は、1,134mになりますので、山頂はかなり冷え込みました。
私の「マツタケドッキョウ」の長さは、3・・・(願望も込められているので以下自粛)
高ドッキョウの山頂からの富士山の景色になります!
天気が良いと、正面に綺麗な富士山を見ることが出来ます!!
天気予報では「快晴」だったのですが、何かの聞き間違いだったみたいです(笑)
山頂は結構広いので、休憩するのに最適でした。
山梨百名山高ドッキョウから下山の様子とキャンプについて
山梨百名山である高ドッキョウからの景色を満喫したところで、下山して宿泊地であります奥山温泉へ戻りたいと思います!
登りこそ苦戦しましたが、下山はかなりサクサク降りることが出来ました。
実は、キャンプ地である奥山温泉は、名前の通り温泉があるのですが、入浴できる時間が17:00までなもので、早く戻りたかったのが影響しております(笑)
お風呂に浸かって冷たいビールを飲みたいですからね~♡
樽峠登山口の駐車場までたどり着けなかったので、手前にありますこちらの路肩に駐車しました。
ここまでも落石が多く、パンクしないか冷や冷やでした。
高ドッキョウから下山した後は、急いで奥山温泉キャンプ場に戻り、温泉&宴会となりました!
山梨と言ったら「馬刺し」かな~っと思い、思わず買ってしまいました。
これはなんだろう?な感じの「なんだろうキャンプ」となりました(???)
登山の後に食べるステーキは、言葉にならない美味しさになりました!!
このために頑張ってきたのです!!っと、熱い思いを伝えたい時間となりました☆彡
そして山梨と言ったら「七賢」ですよね~!
旨いキャンプ飯と酒があれば、それだけで満足でございます!
クニさんと何を喋ったか忘れてしまいましたが、翌日は高ドッキョウと同じく山梨百名山である貫ヶ岳へ登ることにし眠りにつきました。
そんな感じで今回の高ドッキョウへの登山の詳細に移りたいと思います。
高ドッキョウ登山の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした高ドッキョウ登山のルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、11月3日なりまして、高ドッキョウに到着すると、風が冷たく長袖でないと体が冷えてしまう状況でした。
高ドッキョウへの登山ルートは、危ない所は少ないものの、熊の出没が相次いでいるみたいですので、注意が必要な状況です。
また、標高差の地図の通り、高ドッキョウへの山頂までは、結構アップダウンが連続しますので、距離以上に体力、筋力を削り取ってきます。
そしてこちらが今回登山をした高ドッキョウへ登山した時のコースタイムになります!
徳間峠登山口 10:29 → 渡渉できず断念。 樽峠登山口 11:21 → 11:49 樽峠 → 13:12 高ドッキョウ 13:36 → 14:38 樽峠登山口
徳間峠から断念し、樽峠登山口に変更したのが影響し、だいぶ登山の時間がギリギリになってしまいました。
しかしながら、樽峠登山口から高ドッキョウの山頂までのコースタイムが約2時間ほどで、往復4時間でしたので、予想より早く下山出来た感じです。
時間があれば、十分、お隣の貫ヶ岳へピストンすることも可能だな~っと感じました。
まとめ
高ドッキョウへの登山は、低山なので少し舐めていたのですが、思いのほか急登が続きタフな登山ルートに驚かされてしまいました。
また、前日の大雨で河川が増水し、土砂崩れもあちこちあって、違う意味で大変な登山になりました。
非常に山深い所に鎮座する高ドッキョウですので、周辺の民宿等で1泊して臨むのが正解かな~っと感じました。
中々再訪する気にはなれない山ですが、次に登る際は、天気が良い日を狙って出没したいな~っと考えております!
次回は高ドッキョウの翌日の登った貫ヶ岳への登山について書いていきたいと思います!
高ドッキョウと同じく山梨百名山である貫ヶ岳へ翌日登った時の様子について書いた記事になります!
利用した駐車場やトイレ等についても触れてますので、良かったら参考にしてみてください!
高ドッキョウの登山の拠点(宿泊先)として利用した奥山温泉キャンプ場について書いたレビュー記事になります!
サイトの様子や水場、温泉などについても触れてますので、良かったら参考にしてみてください!
高ドッキョウと同じくアクセスが悪い所に鎮座している山梨百名山である白鳥山について書いた記事になります!
非常に簡単に登れるのですが、駐車場や山頂の様子について触れてますので、良かったら参考にしてみてください!