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登山自粛が決定!?新型コロナで日本山岳会・日本山岳ガイド協会の要請に思うこと

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新型コロナウイルスの影響による山岳四団体登山自粛表明

※KYODOより出典

 

 

新型コロナウイルスの影響による登山自粛が山岳四団体より表明について

新型コロナウイルスの感染拡大が続いておりますが、様々なところ影響が出ておりますよね。

 

私自身、登山、キャンプなどのアウトドア関係の趣味を持っているもので、緊急事態宣言が出る少し前から自粛しておりました。

 

GWの大型連休が目前に迫っておりますが、日本の主要な山岳団体より「登山自粛の要請」が相次いで発表されました。

 

今までは、政府や自治体などから新型コロナウイルスの影響による自粛要請が色々発表されましたが、全ての行動を網羅している訳ではなく、自粛の内容に統一感のない点も散見されましたよね。

 

そんな状態ですので、登山を愛する方にとっては「登山は自粛の対象になるのか?」といった疑問を抱いていた方が多く、自己判断に委ねられていたと思います。

 

人と接触をしない車やバイクで登山口まで行き、極力登山者と会わないルートで登れば大丈夫なのではないか!?

 

散歩やランニングが不要不急の外出に該当しないなら、登山も自粛の対象外ではないか!?

 

誰もいないところでキャンプや岩登りすれば新型コロナウイルスの影響はないのではないか!?

 

そんな思いが私自身にもありました。

 

結局、一部の自治体で「登山、キャンプ、釣りなども不要不急の外出に当たるので自粛をしてくださいと」いったアナウスをたまたま見たもので、それからは登山の自粛をする事に致しました。

 

今回、主要な山岳団体から「登山自粛要請」がでたのは、判断材料になる為、ある意味画期的な事だと感じております。

 

欲を言えば、もう少し早く「登山自粛要請」の表明をしていただけたらば、GW、夏の登山の計画変更等も行いやすく良かったのにな~とも思いました。

 

ケチをつけるのもこの辺にし、今回は日本山岳会や日本山岳ガイド協会から表明された、新型コロナウイルスの影響による登山自粛の内容について書いてみたいと思います!

 

日本山岳会からの登山自粛要請について

日本山岳会からの登山自粛要請

日本山岳登山自粛要請内容文章

※日本山岳会より引用

 

こちらは、日本の登山の総本山と呼ぶべき存在である「日本山岳会」から表明された、新型コロナウイルスの影響による登山自粛要請に関する文書の引用になります。

 

少し長い文章になりますので、大事なところに赤線で加筆をしております。

 

日本山岳会からの登山自粛通知の内容を簡単に書きますとこんな感じになります!

 

大都市圏の会員の皆様には、登山を含む不要不急の外出は5月6日までの間、控えるようお願いいたします。

日本山岳会より引用

 

内容をよく読むと、大都市圏に住む日本山岳会に所属する会員向けの登山自粛通知になりますが、だからと言って会員外には関係ないとは言えず、同じ意味をもつ内容だと考えます。

 

よく言われてますとおり、三密(密閉、密集、密接)を避ける事が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ大事な要素になっております。

 

登山やアウトドアで公共交通機関を利用したり、車の乗合等でも、三密(密閉、密集、密接)状態になってしまいますしね。

 

特に納得してしまったのがこちらの内容になります!

 

クライミングや山スキー等で遭難事故を起こしてしまった場合、医療システムへの負荷を高めてしまうことを想像して、強く自粛をお願いいたします。

欧米での感染爆発が数週間後の日本であることも想像して、節度ある論理的な思考で行動をお願いいたします。

日本山岳会より引用

 

現在、新型コロナウイルスに感染し、入院患者が急増している最中になります。

 

医療崩壊が叫ばれている中で、怪我や急病のリスクのある登山やクライミングなどは避けなければなりませんよね。

 

毎日大変な思いをして活動している医療関係者からみれば、自粛が叫ばれている中で趣味で起こした怪我や病気の治療は、なんともやるせない気持ちになることが容易に想像できますよね。

 

これ以上の医療負担を増やさないよう、登山やアウトドアに限らず、普段から節度ある行動が求められますよね!

 

私の普段の行動からすると、オネーちゃんと濃厚接触、濃厚な酒、密接な制服プレイが好きなもので、偉そうにはいえないのですが、その点はご勘弁ください(笑)

 

ただし、日本山岳会からの発表のとおり、自宅にこもり続けるのは体にとっても良くないので、徒歩圏内での軽ハイキングは専門家からも推奨されております。

 

拡大解釈をするのは危険ですし、免疫的にも疲れを残すとよくないといわれてますので、文字通り「軽めのハイキング」に留めておくのが賢明ですよね。

 

「軽めのハイキング」については、色々と意見があるかと思いますが、個人的には「1時間前後で汗が軽く出る程度の里山散歩」だと解釈しております。

 

 

日本山岳会とは!?

上述してます日本山岳会ですが、改めて聞かれると「なんざんす?」と思う方もいるかと思います。

 

簡単に「日本山岳会とは!?」について触れたいと思います。

 

日本山岳会は、日本で始めて公式に発足した山岳会になります。

 

現在、「公益社団法人」として活動している団体です。

 

「公益社団法人」として認定を受けるには、色々と審査があるのですが、簡単に書きますと、事業の内容のうち半分以上(50%)公益性の高い事業である事が求められます。

 

事業の全てではないですが、日本の登山の普及や啓発、発展に寄与した公益活動をしているのが日本山岳会になります。

 

日本山岳会の歴史も古く、明治38年(1905年)に発足し、現在会員も5,000人弱ほどいるそうで、登山をはじめ、沢登りや山スキーなど、色々なジャンルの登山を企画し行っております。

 

公益社団法人になりますが、そもそも日本山岳会は「山仲間の会」ですので、基本、誰でも所属する事が可能になっております。

 

公益活動については、登山道整備や自然保護を始め、誰にでも開かれた登山を目指し「障害者支援登山」などにも力を入れているそうです。

 

私は日本山岳会の会員ではないのですが、活動に賛同はしているものの、今のところ入会する予定はございません。

 

 

日本山岳ガイド協会の登山自粛要請の内容について

日本山岳ガイド協会の登山自粛要請の内容

※日本山岳ガイドより引用

 

そしてこちらが日本山岳ガイド協会、日本山岳・スポーツクライミング協会、日本勤労山岳連盟、日本山岳連盟の4団体から表明された「登山自粛要請」の内容になります。

 

基本的には、日本山岳会の登山自粛要請の内容と大きな違いはございません。

 

強いて言うなら、自粛要請の期間が限定されていない点だと思います。

 

登山やクライミング行為 は、 出先の方々への感染を広め、山岳スポーツ愛好者自身 が感染するリスク を高めます。この緊急事態に対処するには、山岳スポーツを愛する皆様の他者への思いやり、 そして何より ご自身の感染防御に専心され、事態の収束を見るまで山岳 スポーツ行為を厳に 自粛して いただきますよう、山岳四団体としてお願いたします。

 

明確な自粛期間は設けず「事態の収束を見るまで」と要請している点で日本山岳会の内容と違いがあります。

 

抽象的な言い回しになっておりますが、それでも言いたいことは伝わりますよね。

 

また、日本山岳ガイド協会の主な活動内容としてあるのが、「ガイドの養成」になります。

 

山岳ガイドになるのも試験が必要になるのですが、新コロナウイルスの感染拡大により、延期になっております。

 

日本山岳ガイド協会が行っている活動の延期・中止の事業がこちらになります!

 

  • 協会主催の公開講座
  • ガイドの資格取得に必要な学科試験、実技試験及び受験者対応の講習会開催
  • 協会員対象のガイド更新に伴う研修会
  • アルプス山荘の営業

上記4つの事業の再開は、政府から発令された「緊急事態宣言」が解除され、新型コロナウイルスの感染終結が確認できた時点で判断されるそうです。

 

個人的には、日本山岳ガイド協会の事業の停止が長期間続くのではないかと危惧しております。

 

影響が大きいので、ガイド試験の有効期限、会員有効期限等が1年延長される措置がとられておりますので、関係者にとっては有り難い話だと思います。

 

登山を生活の糧にしている方も多いと思いますが、登山自粛に伴い、関係者たちの生活が心配ですよね。

 

ちなみに、登山やテント泊と切っても切れない関係にあるのが山小屋になりますが、新型コロナウイルスの対応や営業状況について書いた記事がこちらになります!

 

www.aohigetozan.com

新型コロナウイルスと登山、山小屋の影響についてまとめた記事になります!

山小屋での宿泊・テント泊・登山バスについて書いてますので、良かったら今後の登山計画の参考にしてみて下さい!

 

新型コロナウイルスの熱湯消毒(殺菌)とまとめ

当初、新型コロナウイルスに対しては「感染力が強いものの致死率も低く大事には至らない」のような認識でいたのですが、少しずつ怖さが分かってき今日この頃です。

 

特に「感染しても無症状のことがあり、その無症状な状態でも誰かに感染させてしまうリスクがある」と言った点が非常にタチが悪いと感じております。

 

最近の研究ですと、新型コロナウイルスは熱や湿度にも強いのではないかと解明されつつのようで、それが事実ならば夏までの収束は難しいだろうな~と、個人的には考えております。

 

物体に付着しても、3時間くらいは死滅しないとも言われている新型コロナウイルスですが、熱にも強いとなると、殺菌・消毒対策がかなり限られてしまいますよね。

 

現在、アルコール除菌や消毒液の資材が不足し、中々殺菌、滅菌が出来難い状況が続いておりますが、もしかすると熱湯で調理器具や食器などの「殺菌消毒」をしている方も多いと思います。

 

口に入る物ですし、どこに新型コロナウイルスが付着しているかわかりませんので、注意されている方も多いと思いますが、70度くらいの温度ですと全て殺菌できないといった話もありますので、沸騰した熱湯で時間をかけて殺菌をおすすめしております。

 

面倒臭いですが、大きな鍋でお湯を沸かし、沸騰させた状態で5分くらい食器などを潜らせて熱湯殺菌する事が望ましいと思われます。

 

まだまだ得体の知れないウイルスでありますので、念には念を入れたほうが安全ですからね!

 

気にしたらキリがないのも事実だと思いますが、正しく恐れて、上手く付き合って行けない相手なのかもしれませんよね。

 

感染拡大を防ぐためにも、登山を始めアウトドア全般の愛好家は、政府の指示に従い、自粛する事が重要です。

 

登山自粛解除の発表が1日も早く来るよう、我々も協力したいものですよね!

 

www.aohigetozan.com

新型コロナウイルスにも効果のある、アルコール除菌スプレー・消毒液の作り方について書いた記事になります!

市販のアルコール除菌スプレーは品薄で手に入りにくいですが、自作する事ができます!

自作に必要な道具、アルコールの知識や、お酒を使ったアルコール消毒液の作り方についても書いてますので、新型コロナウイルス対策におすすめです!

 

www.aohigetozan.com

登山自粛解除と、登山中の新型コロナ対策のまとめについて書いた記事になります!

登山愛好家にとって必須の知識であり、登山中のマナーになりますので、是非、ご確認ください!