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登山と写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」の登山ブログです。

妙義山で滑落事故!衆議院職員の遭難事故と登山自粛に思うこと

妙義山滑落事故!衆議院職員の遭難事故ニュース

※読売新聞より引用 

 

 

 

妙義山で衆院職員が滑落事故!登山自粛と遭難事故の詳細

5月13日のお昼頃、難所で名高い上州の妙義山(標高1,104m)で登山をしていた衆議院の職員が滑落し、病院に運ばれる騒ぎが起こしました。

 

衆議院職員をされている方は、59歳の男性になりまして、登山道から10mほど滑落して頭や腰の骨を折りながらも、命に別状はないそうです。

 

とりあえず、怪我ですんだのは不幸中の幸いですが、妙義山は、滑落事故の名所になるくらい多くの事故が過去におきております。

 

場所によっては、滑落が命取りになるような場所がモリモリありますので、この方はある意味ラッキーだったともいえます。

 

読売新聞の記事の中にもありますが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、不要不急の外出自粛を呼びかけている中、また非常識な登山者が滑落事故を起こしてまい、残念の一言ですよね。

 

 公務員を叩くのもアレですが、今回の妙義山へ登り滑落した登山者は、立法府である衆議院の事務局勤務になるそうです。

 

先日、入山禁止期間である日光男体山へ登山をし、下山途中に遭難した男性も「団体職員」だったのも記憶に新しいですよね。

 

公務員は「公僕」として大なり小なり襟をただし生活する必要があると思っているのですが、政府や行政の外出自粛の要請に従わず登山をし、結果、他の方の迷惑になるのは、許されるものではないですよね。

 

ちなみに時々耳にする「公僕(こうぼく)」について辞書で意味を調べてみますと「公衆に奉仕する者」になるそうです。

 

奉仕するものが奉仕される側になるのは、なんとも不思議な話ですし、自粛が求められている最中に滑落事故を起こすのは、なんともスジが通らないなと思ってしまいました。

 

滑落事故が起きた妙義山は、登山をしている方にとっては、「難所の山」であると広く知れ渡っております。

 

後述しますが、こんな登山自粛が叫ばれている中で、よく登りに行ったような~と、呆れてものも言えません。 

 

特に登山は登りよりも下りの方が技術的に難しいといわれておりますが、今回の滑落事故も「下りの鎖場」で起きてますので、セオリーどおりの展開であるともいえます。

 

また、昨日の妙義山周辺の天候を調べて見ると、結構風が強い状況でした。

 

この時期になりますと、妙義山の登山道には、積雪や凍結はありませんので、それが原因でスリップしたとは考えられません。

 

妙義山の登山道は、岩場が続きますので、下っている最中に踏み外したか、強風に煽られ、汗で滑って鎖を離してしまったのかも知れません。

 

妙義山登山と滑落事故多発地帯、落石事故について

妙義山登山地図と滑落事故多発地帯

※富岡市観光協会より出典

 

今回の滑落事故の舞台である妙義山は、滑落事故が多発する難所として非常に有名です。

 

妙義山は、赤城山、榛名山と共に上毛三山の1つに なるのですが、日本三大奇景の1つにも選ばれている名峰になります。

 

上記写真は、妙義山の麓にあります富岡市の観光協会の登山用パンフレットになるのですが、至る所で「滑落注意」と表記されております。

 

アップダウンも多く、登山初心者には不向きの山になっております。

 

妙義山登山ですと、一般的には「表妙義縦走路は」を歩く事になると思いますが、こちらも岩稜帯が連続し、かなり切れ落ちてますので、滑落すると命に関わります。

 

一般登山道とはいえ、多くの方が妙義山の登山中に滑落し、命を落としております。

 

特に難所といわれているのが「鷹戻し」、「こぶ岩」、「奥の院」になりまして、梯子・鎖場等が連続し、遭難事故が多く発生しております。

 

これ以外にも、登山というよりはロッククライミングの領域になるのですが、玄人が好きそうなバリエーションルートも多数存在しております。

 

そんな妙義山ですが、登山地図で有名な「山と高原地図」では難路の登山道の中でも最上級に分類されております。

 

妙義山の登山コースにもよるのですが、日本屈指の難路といわれている北アルプスの「大キレット」や西穂高~奥穂高の縦走路(ジャンダルム・ロバの耳など)よりも危ないといわれております。

 

妙義山は、ある程度登山慣れしたが臨む山ですので、東京近郊から訪れた事を考慮すると、今回滑落した衆議院員職員の男性も、それなりに登山に親しんでいた方ではないかと推測してしまいました。

 

こちらが滑落事故が起きた妙義山周辺の地図になりまして、世界遺産に登録された富岡製糸場からも結構近いところにあります。

 

登山をしなくても、妙義神社への参拝だけでも十分堪能できると思います!

 

 

妙義山落石事故も多い山通行できない登山道

※富岡市より出典

 

また、妙義山は、滑落事故も多いですが、急峻な山並みもあってか、落石事故も多い山になります。

 

現在も、落石事故が原因で通行できない妙義山の登山道があったりします。

 

妙義山の登山は、岩場歩きも多く、滑落、落石の恐怖に怯えながらになりますので、安易に登ろうとすると痛い目に遭ってしまいます。

 

そんな難路である妙義山に、この登山自粛中に登るとは凄い話だな~と感じてしまいました。

 

もし、登山中に滑落事故や落石に遭ってしまったら、どのようになるか想像できなかったのでしょうね!?

 

 

登山自粛と新型コロナウイルス感染予防について

滑落事故を起こした男性は、衆議院の職員ということですので、都内近郊に在住であると思われます。

 

現在、新型コロナウイルスの新規の感染者が少なくなっているとは言え、まだまだ油断できない状況であると思います。

 

先日、八ヶ岳の阿弥陀岳で遭難した男性は、病院で怪我の検査すると、新型コロナウイルスの所見が見つかり、陰性かどうか判明するまでの間、濃厚接触である救助隊員が感染予防として2日間も自宅待機になってしまいました。

 

 今回の妙義山で滑落事故を起こした登山者には、所見が確認されていないみたいですが、それでも助けた遭難者が新型コロナの感染者か!?といったリスクは常につきまといます。

 

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こちらの記事でも書きましたが、新型コロナウイルスの影響による登山自粛につきましては、4月21日付けで、日本の主要な山岳団体(日本山岳協会等)から、て「登山自粛のお願い」の通知が発表されております。

 

今回の妙義山で遭難事故を起こした登山者も、八ヶ岳の阿弥陀岳や日光男体山の滑落事故についても知っていたと思われます。 

 

クライミングや山スキー等で遭難事故を起こしてしまった場合、医療システムへの負荷を高めてしまうことを想像して、強く自粛をお願いいたします。

日本山岳会より引用

 

こちらは日本山岳団体からの「登山自粛のお願い」の中に書かれている一文の引用になるのですが、今回の妙義山の遭難事故も、こちらが該当すると思います。

 

なぜ、自粛が叫ばれいる中で登山をしてしまうのか理解に苦しみます。

 

自分は大丈夫!といった、根拠のない自信があったのでしょうか!?

 

自分の行動が、新型コロナウイルスの感染拡大に影響してしまうといった考えが及ばなかったのでしょうか!?

 

真面目に働いている多くの公務員の信用を傷つけてしまうと思わなかったのでしょうか!?

 

定年間際の大事な時期に、取り返しのつかない汚点を残してしまったようなと感じてしまいました。

 

まとめ

新型コロナウイルスの影響に伴い、登山自粛が続いておりますが、、先日の阿弥陀岳、男体山と同じような山岳事故が発生してしまい、飴色にコトコト炒めたような臭いため息しか出ません。

 

折角、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きつつある大事な時期なだけに、この妙義山の滑落事故は水を差す行為すよね。

 

 このまま収束に進めば、夏山には間に合うのではないかと淡い期待をしているのですが、山は逃げませんので、今一度登山のリスクを考えて節度ある行動をとりたいものですよね!

 

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GW中に起きました男体山の遭難事故と入山禁止の理由について書いた記事になります!

 

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 八ヶ岳の阿弥陀だけで起きた遭難事故について書いた記事になります。

阿弥陀だけの直下にあります行者小屋で山小屋荒らしがありました。

そちらについて触れてますので、良かったら参考にしてみて下さい!