
八ヶ岳の主峰である赤岳には、数多くの登山道がありまして、自分のスキルに応じて選ぶことが出来ます。
そんな赤岳への登山において「難路」と言われているのが前回ご紹介した県界尾根と下山で利用した真教寺尾根になります。
県界尾根と同様に、真教寺尾根も滑落事故が多い登山ルートになるのですが、今回は赤岳からの下山で利用しました。
今回は、赤岳への登山ルートの中でも難易度の高い真教寺尾根について解説したいと思います!
- 真教寺尾根で赤岳登山をした経緯と難易度について
- 赤岳山頂から真教寺尾根分岐までの登山ルート景色の詳細!
- 真教寺尾根の核心部と鎖場の様子について
- 真教寺尾根の扇山、牛首山までの登山ルート詳細
- 赤岳登山!真教寺尾根で美し森、羽衣の池までの登山ルートと紅葉詳細
- 真教寺尾根から赤岳、美し森への登山と登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
真教寺尾根で赤岳登山をした経緯と難易度について
前回の県界尾根から八ヶ岳の主峰赤岳へ登山した続きについて今回書いていきたいと思います!
赤岳からの下山で利用したのが難易度の高い真教寺尾根になるのですが、長い鎖場と足元が悪い登山ルートが続き最後の方ヘロヘロになってしまいました。
色々な登山雑誌などで真教寺尾根の難易度について書かれているのですが、八ヶ岳の中では「上級者ルート」として君臨しております。
赤岳への登りで利用した県界尾根も上級者ルートになるのですが、真教寺尾根の登山口と近いので、両方を絡めて登る方が非常に多かったりします。
そんな私も県界尾根、真教寺尾根をチョイスして赤岳登山したのですが、その際、どちらを登りで使うかで少し迷ってしまいました。
登山の定石としてあるのが「危ないルートは登りで利用する」になるのですが、県界尾根、真教寺尾根共に危ないルートになりますので、判断がつかない感じでした。
気象情報等を確認すると、赤岳山頂付近は積雪、凍結がある事が分かり、日陰が多く凍結が予想される県界尾根を登りで使い、南斜面で日辺りが良い真教寺尾根を下りで使う事にしました。
この判断が成功し、積雪、凍結のない真教寺尾根を使って安全?に下山することが出来たのですが、これからの季節は両方とも「バリエーションルート」の尾根になりますので安易な利用は避けて頂きたい感じです。
そんな感じで今回は、難路と名高い八ヶ岳赤岳の真教寺尾根での登山について書いていきたいと思います!
真教寺尾根での赤岳登山に移る前に、前回書いた県界尾根についての記事がこちらになります!
清里駅から出発し、美し森を経由して県界尾根から赤岳へ登山した記事になります!
そしてこちらが赤岳へ登山した際に撮影した動画になります!

上記写真を押すと、YouTubeで動画を観ることが出来ますので、県界尾根、真教寺尾根を使って赤岳へ登山した際の雄大な景色や難易度の高い登山ルートの様子を堪能していただけたらと思います!
赤岳山頂から真教寺尾根分岐までの登山ルート景色の詳細!

寒々しい景色が広がる八ヶ岳の主峰赤岳の山頂の様子になります。
私が確認した時は「快晴」の天気予報だったのですが、蓋を開けると強風が吹き抜ける素晴らしいグレーの世界に心が躍ってしまいました♡

赤岳山頂から望む真教寺尾根方面の景色になります。
も~八ヶ岳は厳冬期の装いですよね・・・。
念の為、チェーンスパイクを持参してきた良かったものの、真教寺尾根の分岐までは装着しなくても大丈夫そうなので、そのまま進むことにしました。

やっぱり、チェーンスパイクを装着しておけばよかった・・・っと公開してしまった真教寺尾根への行程でした。
岩と氷のミックスって本当に歩きにくいですよね・・・。
ウイスキーと氷のミックスなら嬉しいのですが・・・(?)

それにしても赤岳山頂から真教寺尾根までは、高度感がモッコリで痺れました・・・。
天気が良くて景色が丸見えチャンネルだったら更に下半身がスースーしちゃうんでしょうね~・・・。

かなり難儀した梯子になります。
手袋してないと皮膚を持って行かれちゃうかも?になりますので、基本に忠実に素手で昇り降りしないようにしてくださいね!

足元が悪い登山ルートを進んでいくと、権現岳(八ヶ岳キレット)方面と、真教寺尾根への分岐に到着出来ました。
ここまでの稜線は、風が強かったこともありまして、北斜面は凍結、積雪パラダイス、南側はカラッと晴れておりまいて、西高東低の冬型!って感じでした。って分かり難い表現ですね(笑)

そんな感じで今回の赤岳登山のメインディッシュであります真教寺尾根を歩きたいと思います!
難易度の高い真教寺尾根と言われておりますが、モリモリ安全に楽しみたいと思います!
真教寺尾根の核心部と鎖場の様子について

権現岳(八ヶ岳キレット)と真教寺尾根の分岐を南側へ進んでいくと、早速、長い鎖場が見えてきました。
凄い岩場だな~っと見入っていると、真教寺尾根を登ってくる登山者が複数いました。
写真の通り、難易度の高い真教寺尾根ですので、皆様山岳ヘルメットを装着しながら登山しておりました。

真教寺尾根は、長い鎖場もさることながら、岩場が脆いので落石の危険性が高かったりします。
山岳ヘルメットは、滑落時に頭を守る役目をしますが、同様に落石にも効果がありますので、忘れずに装着してください!
この辺が赤岳登山をする際の真教寺尾根の核心部になります。
凍結や積雪があると、かなり難儀すると思います。

更に真教寺尾根を進んでいくと、難易度の高い鎖場が出てきました。
非常に滑りやすい大きな岩がある関係で、転倒、滑落のリスクが高く、屁っ放り腰になってしまいました♡
「も~お尻は割れているので、これ以上恐れる物はない!」ってな精神で真教寺尾根を楽しむことが出来ました(?)

更に真教寺尾根を下山していくと、また長い鎖場が待ち構えておりました。
県界尾根も難易度が高かったですが、真教寺尾根を負けず劣らずな登山ルートでした。
ただ、真教寺尾根は南斜面になる関係で、登山した時は積雪、凍結がなっかたもので、そちらの危険性がないぶん気が楽でした。

真教寺尾根をモリモリ進んでいくと雲が晴れて八ヶ岳の権現岳方面が綺麗に見えてきました!
霧氷と相まって素敵な景色にウットリ♡が止まりませんでした・・・☆彡

真教寺尾根の眼下に広がっているモッコリが目指す扇山、牛首山になります。
扇山まで進むと真教寺尾根の難易度の高い核心部が終わる感じです。
真教寺尾根の扇山、牛首山までの登山ルート詳細

真教寺尾根の長い鎖場をこなしていくと、徐々に尾根が平坦にになっていきます。
森林限界を過ぎて樹林帯に突入すると、いつの間にか扇山の山頂に到着しました。
そんな真教寺尾根にあります扇山の標高は、2,356mになります。

そして扇山から直ぐの所に鎮座する牛首山の山頂になります。
扇山と同様に樹林に囲まれている山頂になるのですが、牛首山の標高は、2,280mになります。
まだまだ標高が高く、風が冷たかったです・・・。
ちなみに牛首山から赤岳山頂までの登山の時間は、約3時間程になります。

牛首山の山頂から真教寺尾根を進むと開けた所がありまして、これから向かう美し森方面を眺めることが出来ます!
眼下に広がる紅葉が美しく、才能があればここで一句詠みたい感じでした!!

牛首山の山頂付近からの富士山の景色になります!
よっつ!富士山日本一!!っとおもわず叫んでしまいました♬
いつの間にか富士山も冠雪していて季節の移ろいを感じてしまいました。
赤岳登山!真教寺尾根で美し森、羽衣の池までの登山ルートと紅葉詳細

真教寺尾根からの美ししい景色を堪能しつつ話を赤岳登山に戻したいと思います!
扇山、牛首山の次の獲物は美し森と途中にあるスキー場、羽衣の池を目指して進みたいと思います!

それにしても美し森方面は、落葉松の紅葉が美しく、ついつい足が止まってしまいます。
正面に見えているのが奥秩父の名峰金峰山、瑞牆山になります。

真教寺尾根は、標高2,000m前後が紅葉の見頃でした。
美し森にかけて錦に染まる紅葉達を鑑賞することが出来ました。

美し森にかけて進んでいくと、こちらが真教寺尾根の賽の河原になります。
突然開けた場所に出るので驚いてしまいました。
ここから県界尾根方面に進むことが出来るみたいです。

更に進んでいくと、美し森とスキー場の分岐となりました。

ほぼ通年リフトが運行してまして、こちらまで誰でも簡単に来ることが出来ます。
標高1,920mにあるカフェなので「カフェ1920」と名付けたんでしょうね~
そんな感じお洒落とは無縁な私なもので、スキー場分岐から真教寺尾根を使って羽衣の池、美し森を目指したいと思います!

スキー場分岐から羽衣池までの登山ルートの様子になります。
もちらは踏み後が鮮明でしたが、一部の区間藪が凄く、ルートが分かり難い感じでした。
また、熊が出てきそうな雰囲気がモリモリでしたので、そちらの対策も抜かりなくです!

このヌタ場はなんざんすか?っと思っていると・・・

ヌタ場と勘違いしてしまった八ヶ岳の羽衣の池に到着です!
羽衣の池は、散策できるよう木道で整備されていたのですが、この時期は水量もなく、あえて来る必要はないかな~っと感じました。

羽衣の池から早々に美し森を目指して登山を再開すると、閉店したたかね荘との分岐に到着しました。
真教寺尾根は、こちらで八ヶ岳横断歩道と交差します。

赤岳直下の難易度の高い登山ルートが嘘のようななだらかな尾根を進むと最後の目的地であります美し森に到着しました!
そんな美し森の標高は、1,542mになりまして、簡単にアクセスできるので、観光客がモリモリいて驚きました。

美し森からの八ヶ岳の景色になります!
いや~絶好調な景色が広がっておりますね!!

八ヶ岳の観光名所の1つであります美し森ですが、例年11月上旬頃が紅葉のピークになります!
駐車場も広いので、美し森へ訪れやすい感じになっております。

美し森の紅葉と八ヶ岳の景色を求めて数多くの方が訪れておりました!
日当たり良好なので、美し森で休憩するのも良いと思います。

美し森から階段になるのですが、地味に長く足腰を痛めつけてきました・・・。
サクッと下界に下りられると思っていたのですが、考えが甘かったです・・・。

階段を下りた所が真教寺尾根の登山口になります。
県界尾根と真教寺尾根が一緒の登山口になっておりますが、県界尾根は、前回の記事で書いた登山口の方が距離も短く楽だと思います。

そしてこちらが美し森の駐車場になります。
前編の記事でも触れてます通り、トイレや自動販売機もあるので、真教寺尾根から赤岳へ登山する際は便利だと思います。

赤岳から下山した時は、売店も営業してまして、数多くの方が名物のソフトクリームを食べておりました!!

美し森から長い下り坂をこなし、車を駐車した清里無料駐車場へ無事に戻ってくることが出来ました!
折角、八ヶ岳まで遠征したので、このまま帰るのは勿体ないと感じ、前からキャンプしたかった立原高原キャンプ場で1泊する事にしました。
そんな感じで立原高原キャンプ場でのソロキャンプと、翌日登山をした天狗山、御座山への登山は次回にしたいと思います!
続きましては、真教寺尾根から赤岳へ登山の詳細に移りたいと思います。
真教寺尾根から赤岳、美し森への登山と登山ルート・標高差・コースタイム詳細


こちらが今回登山をした真教寺尾根から赤岳登山のルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、11月2日なりまして、真教寺尾根、県界尾根共に紅葉の最盛期を迎えておりました。
しかしながら、標高2,500m前後から積雪、凍結が出てきまして、難易度が急上昇した1日になりました。
今回赤岳から下山で利用した真教寺尾根ですが、標高差の地図の通り、山頂から一気に高度を下げていきます。
赤岳から扇山までの真教寺尾根の区間は、長い鎖場の連続となり、足元毛木医師が多いので、転倒、滑落に注意が必要です!
特に真教寺尾根の上部は、滑落すると命を落としてしまうような場所が連続しますので、細心の注意を払って利用していただけたらと思います。
そしてこちらが今回登山をした赤岳から真教寺尾根を使って下山した際のコースタイムになります!
赤岳 11:52 → 12:05 真教寺尾根分岐 → 13:10 扇山 → 13:19 牛首山 → 13:56 サンメドウズ清里パノラマリフト山頂駅 → 14:18 羽衣池 → 14:30 美し森 → 14:36 美し森無料駐車場 → 14:59 北杜市営清里無料駐車場
赤岳山頂から真教寺尾根を使って核心部を通る扇山までのコースタイムが約1時間程でした。
扇山からは緩やかな登山ルートが続くのですが、そちらから美し森までのコースタイムも約1時間でした。
赤岳山頂から真教寺尾根を使って車を駐車した清里無料駐車場まで3時間のコースタイムでしたので、登山の参考になれば幸いです。
上述の通り、真教寺尾根の中でも難易度の高いのが扇山まである数多くの鎖場になりますので、通過の際は細心の注意を払って上り下りしてください。
まとめ
未踏だった県界尾根、真教寺尾根を無事に歩けて楽しい時間になりました。
紅葉から積雪、凍結の世界に変わり忙しい感じでしたが、美しい八ヶ岳を思う存分堪能することが出来ました。
積雪期になりますと、県界尾根、真教寺尾根は「難易度の高いバリエーションルート」になりますので、素人には歯の立たない世界になります。
積雪期ではなくても、転倒、滑落すると助からない場所が多いので、十分注意して真教寺尾根、県界尾根を使って赤岳登山を楽しんでいただけたらと思います!
赤岳登山の難路として有名な八ヶ岳キレットについて書いた記事になります。
八ヶ岳の青年小屋でテント泊した様子についても書いてますので、良かったら参考にしてみてください!
真教寺尾根を使って赤岳から下山後、ソロキャンプを楽しんだ立原高原キャンプ場について書いたレビュー記事になります!
料金も安く絶景を楽しめるキャンプ場なのでおすすめです!
