2023年4月21(金)に尾瀬の玄関口であります鳩待峠までの林道が開通しました!
それに合わせて残雪期の尾瀬(尾瀬ヶ原周辺)へ出没してきました!
また、前から登ってみたかった景鶴山へ登山したのですが、今回は鳩待峠から至仏山荘を経由して東電小屋までの尾瀬ヶ原のハイキングについて書いていきたいと思います!
- 尾瀬【残雪期】ハイキングに出没した経緯について
- 尾瀬鳩待峠の駐車場の場所と料金・混雑・トイレの詳細
- 尾瀬残雪期ハイキング至仏山荘までのルートと公衆トイレの詳細
- 残雪期尾瀬ヶ原ハイキングと東電小屋までのルートの様子
- 尾瀬残雪期ハイキングのルート・標高差・コースタイム詳細(鳩待峠~至仏山荘~尾瀬ヶ原~東電小屋)
- まとめ
尾瀬【残雪期】ハイキングに出没した経緯について
冒頭にも記載した通り、冬季通行止めでアクセスできなかった鳩待峠まで開通したタイミングに合わせて当ブログのオフ会に参加してくださったマエちゃんと一緒に残雪期の尾瀬(尾瀬ヶ原)に出没してきました!
尾瀬と聞くと至仏山、燧ヶ岳への登山を連想される方が多いと思いますが、今回は非常にマイナーな景鶴山へ登山してきました。
マエちゃんから「景鶴山へ登りたい!」という連絡がありまして、とんとん拍子に決まった残雪期の尾瀬ハイキングになるのですが、予想以上に景色が素晴らしくあっという間に1日が終わってしまいました。
景鶴山への登山については、次回詳しく書きたいと思いますが、残雪の尾瀬をノンビリ歩きたい方も多いと思いますの、今回は尾瀬ヶ原ハイキングについて掘り下げてみたいと思います!
「お手軽」といったイメージのある尾瀬ですが、残雪期になりますので、シッカリと準備が必要になるのですが、この時期でないと見れない景色が広がりますので、「1度は訪れて欲しい」と思ってしまいました!
また、残雪期の尾瀬へのハイキングするにあたり、気になるのが登山ルートの様子や駐車場、トイレ、水場になるかと思いますので、そちらについても触れていきたいと思います!
まずは、今回ハイキングした残雪の尾瀬の様子を撮った動画がこちらになります!
上記写真を押すと残雪の尾瀬の動画(YouTube)を観ることが出来ますので、尾瀬ヶ原周辺の様子を楽しんでいただければ幸いです!
尾瀬鳩待峠の駐車場の場所と料金・混雑・トイレの詳細
こちらは、尾瀬へ出没する際に利用した鳩待峠周辺の地図になります!
鳩待峠の駐車場は、約100台ほど駐車できるスペースがあるのですが林道が開通してから1週間ほどの期間限定で利用できます。
それ以外の時期は(5月~11末上旬)、「マイカー規制」があるため鳩待峠へのアクセスはで出来ませんので、手前にあります「戸倉」で駐車し、シャトルバスを利用する必要があります。
そんな鳩待峠駐車場の様子になります!
写真の通り大混雑してました・・・。
22日の24時過ぎに駐車場に到着したのですが、その時間でほぼ満車の状態でして、ギリギリ駐車することが出来ました。
25時頃には満車になったと思われまして、駐車できない場合は戸倉に停めるしかないので、かなりの時間のロスになったと思われます。
そんな鳩待峠駐車場の料金ですが、1日2,500円になっておりまして、朝の4時頃から料金徴収のオジサンの見回りがありました。
※車中泊者を起こして料金の徴収はありませんでした。
駐車料金が少し高いですが、ま~大人気の尾瀬になりますので仕方がないですよね・・・。
そしてトイレになりますが、鳩待峠駐車場にも設置されているものの、朝の時間帯は利用が出来ませんでした。
戻ってくると使用禁止の処置が解除されてましたので、4月23日以降は問題なく利用できると思います!
駐車場のトイレが利用できなかったものの、少し上にあります鳩待山荘のトイレは大丈夫でした。
鳩待山荘のトイレは、こちらの建物の裏側にあります。
尾瀬はツキノワグマの生息域になりますので注意してください!
特に今回登山をした景鶴山周辺は、結構出没が多い地域になりますので要注意になります。
ま~今回は残雪期になりますので、大丈夫だろうな~っとは思いつつ、それなりに準備して臨みました。
そしてこちらが鳩待山荘のトイレになります。
綺麗に清掃されてまして、料金は100円でした。
尾瀬残雪期ハイキング至仏山荘までのルートと公衆トイレの詳細
残雪の至仏山になります!
雪景色の尾瀬は初めてなので今から楽しみです!
今回は鳩待峠から尾瀬を攻めたいと思います!
ちなみに鳩待峠の標高は1,591mになりまして、朝の気温はマイナス5度前後でした。
この時期でも氷点下近くの気温になりますので、残雪期の尾瀬も防寒対策が必須になります。
上述の通り、トイレは利用できますが、水場は使用できませんでしたので、注意してください!
至仏山荘を目指して進むと、早速凍結地帯になりました。
鳩待峠から至仏山へ登山する方が多いみたいで、至仏山荘を目指す登山者は少ない感じでした。
あまりにも凍結が凄いので、早々にアイゼンを着用しました。
残雪期の尾瀬って、こんな感じなんだね~っと思いながら至仏山荘を目指しました。
所々に木道が顔を出しているので道は分かりやすい感じでした。
やっぱり、今年は尾瀬も雪が少ないみたいです。
もう少し多いと思っていたのでチョット残念ですね~・・・。
雪解けが進んでいるのか水量がモリモリでした!
尾瀬ということもあってか、上流から桃が流れてこないか期待を込めて見つめてしまった時間帯でした(笑)
川沿いということもあってか非常に寒く・・・。
この時期の尾瀬は、まだまだ冬でございます・・・。
冬だと思ったら水芭蕉の花が♡
夏が来たら思い出す~♪はるかな尾瀬~♪っと季節感0な歌声を発してしまいました(笑)
ただ、尾瀬の名物である水芭蕉は、この2つしか見かけませんでした。
それにしても静かなハイキングになりました!
残雪期でないと味わえない尾瀬の静寂でございます。
よ~やく日の出となりました!
日が出ても風が強く寒いです・・・。
モリモリ歩いて行くと、山ノ鼻ビジターセンターが見えてきました!
流石にこの時間は空いてませんでした。
山ノ鼻ビジターから少し進むと至仏山荘が見えてきました。
至仏山荘の手前にあるこちらが公衆トイレになります。
利用可能だったのですが、女子トイレの方は利用不可になってまして、共有での使用でした。
トイレは掃除が行き届いてまして、とても綺麗でした!
そしてこちらが至仏山荘になります!
この時間は閉まってましたが、営業はしてまして、テント泊も大丈夫でした!
ただ、水場が凍結のため利用できず、宿泊者(テント泊含む)は小屋で貰う形になっておりました。
私達みたいに日帰り登山の場合は、至仏山荘の水場は利用できませんので注意してください!(購入になるかと思います)
ニッコウキスゲの時期になりますが、山ノ鼻でテント泊した時の記事になりますので、チェックしてみて下さい!
残雪期尾瀬ヶ原ハイキングと東電小屋までのルートの様子
至仏山荘から尾瀬ヶ原ハイキングのスタートでございます!
東電小屋目指して進みたいと思います!
至仏山荘のお隣にあります山ノ鼻小屋になります。
知らないオジサンがカメラ目線をくれたので、そのまま笑顔で返しておきました(笑)
GWは凄い混雑なんでしょうね~~!
重度の人間嫌い(女性は除く)なので、暫く尾瀬はお腹いっぱいですね。
至仏山荘付近から見る残雪の至仏山でございます!
尾瀬ヶ原へ向かうか、至仏山へ向かうか非常に悩んでしまう絶景でした。
今日の至仏山は大混雑なんでしょうね!!
アッチからこっちを眺めている登山者もいる事でしょうね~
残雪期の尾瀬ヶ原の迫力にニヤニヤが止まらないマエちゃんでした!
こりゃ~絶景ですね!!
尾瀬ヶ原の池塘が全く見えないながら、何故か落ち着く雪景色でした!
尾瀬の名峰燧ヶ岳が朝靄に包まれながら存在感がモッコリですね!
さ~残雪期の尾瀬ヶ原ハイキングの開始でございます!
尾瀬ヶ原ハイキングと言ったら木道ですよね!
雪がある所とない所がありました。
残雪期になりますので、チェーンスパイクや軽アイゼンがあると安心かと思います!
川を見ると、ついつい桃が流れてこないか気になってしまいます・・・。
尾瀬ヶ原で産まれた「尾瀬太郎」ってな名前を付けたいですよね(笑)
振り返っての至仏山になります!
至仏山が気になってしまい、何度も降り返ってしまい、中々尾瀬ヶ原ハイキングが進みませんでした。
燧ヶ岳へ延びる尾瀬ヶ原の木道とマエちゃんが絵になりますよね!
人も少なく残雪の尾瀬を貸し切りでした!
やっぱり振り返ってしまう誰かさんでございます。
尾瀬ヶ原ハイキングは、時間を忘れて景色を見てしまって危険ですよね~(笑)
燧ヶ岳が近づいてくると、足が止まる回数が多くなってきました(笑)
残雪の尾瀬ヶ原は想像以上に素晴らしい所でした!!
これだけ見ると尾瀬ヶ原とは思えない景色ですよね~!
大分雪解けが進んでいる所が多かったです。
ストックを投げ込んだなら、金色に変えてくれるプレイが発動するのか興味津々だった時間帯でした(笑)
それにしても燧ヶ岳の迫力が凄かったです!
だいぶ雪が少ない感じでしたが、山容がカッコ良いですよね!
午前中は至仏山の山頂に雲が多く風も強かったです。
登っている方は、かなり寒かったと思います!
誰もいない尾瀬のハイキングは最高ですね!
前泊した特権ですよね!
尾瀬ヶ原の牛首分岐からの至仏山になります!
この辺までは雪解けがだいぶ進んでいた印象です。
燧ヶ岳方面の景色になります!
ず~~っと見ていられる風景ですよね~♡
大堀橋の様子になるのですが、写真の通り橋の天板が未設置になりますので、結構ドキドキしちゃう時間でした。
バランスの悪い猫背な私にとっては、辛い時間帯になりました・・・。
落ちる時は頭から飛び込みたい!
そんな決意のもとで東電小屋を目指してました(笑)
目指す景鶴山が見えてきました!
まだまだ遠いですね~~
見渡す限り燧ヶ岳と尾瀬ヶ原の雪原景色でございます!
この辺は雪が深く、木道を歩かなくても全然大丈夫でした。
この辺はニッコウキスゲの群落が多く6月頃は絶景なんですよね~
その頃出没しようか独りで悩んでおります・・・。
尾瀬ヶ原から東電小屋を目指して歩いているとチラチラ景鶴山が目に入ってきます。
このまま「景鶴山南尾根」で直登できるみたいですが、今回は植生保護の観点から東電小屋近くの笹山経由で目指す事に致しました。
残雪期は、自由にルート取りできるので、登山やハイキングのコース設定が簡単で良いですよね!
木道が雪に埋まれば大雪原歩きの開始でございます!
足元が悪いので歩き難いのが難点ですね~
牛首の分岐から東電小屋までは地味に遠いです。
途中にありますヨッピ吊橋が見えてきました。
尾瀬ヶ原には橋が幾つかありますが、ヨッピ吊橋はかなり有名な橋の1つですよね!
諸説があるのですが「ヨッピ」はアイヌ語になるそうで、「集まる」という意味があるそうです。
だいぶ集まっているマエちゃんでした(笑)
この時期は橋の天板が未設置なので地味に怖いです。
「ヨッピの川流れ」にならないように注意が必要です(?)
ヨッピ吊橋を渡れば東電小屋は近いです!
東電小屋はまだ営業してませんでした。
料理が美味しいと評判な東電小屋ですので、今度泊まってみたいですね~
東電小屋の目の前に公衆トイレがあるのですが、こちらも閉鎖中でした。
尾瀬ヶ原の雪原歩きから、今度は景鶴山への登山になるのですが、そちらについては次回書いていきたいと思います!
そんな感じで残雪期の尾瀬ハイキングのルートやコースタイムの詳細は、下記の通りになります!
尾瀬残雪期ハイキングのルート・標高差・コースタイム詳細(鳩待峠~至仏山荘~尾瀬ヶ原~東電小屋)
こちらが今回ハイキングした鳩待峠~至仏山荘~尾瀬ヶ原~東電小屋までのルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、4月22日なりまして、上述の通り鳩待峠からルート上に積雪、凍結はありますので、チェーンスパイク、軽アイゼンが必要な状況でした。
また、標高差の地図の通り、鳩待峠~至仏山荘~尾瀬ヶ原~東電小屋までは上り坂がありませんので、それほど体力の消耗はない感じです。
それでも東電小屋ピストンでも、往復20kmほどの道のりになりますので、長距離ハイキングが苦手な方は、牛首の分岐で戻ると丁度良いかもしれません。
そしてこちらが今回の尾瀬残雪期ハイキングのコースタイムになります!
鳩待峠 5:26 → 5:27 鳩待山荘 5:34 → 6:27 至仏山荘 6:40 → 6:41 山ノ鼻 6:43 → 6:46 尾瀬ロッジ → 7:06 上ノ大堀川橋 → 7:13 牛首分岐 → 7:26 東電下の大堀橋 → 7:42 ヨッピ吊橋 7:44 → 7:49 ヨシッ堀田代 → 7:57 東電小屋
鳩待峠駐車場から至仏山荘まで凍結のある雪道あるで1時間かかりました。
木道が雪で埋まっているのでルートが不明瞭な所がありました。
至仏山荘から東電小屋まで1時間ほどのコースタイムになりましたが、大堀橋、ヨッピ吊橋には橋の板が外れていて骨組みだけになってますので、渡るのに時間が掛かりました。
景鶴山を目指す場合は、雪道歩きと橋の骨組み歩きを考えると、鳩待峠を5時前後に出発しないと日帰りは厳しいかなと思います。
まとめ
尾瀬は好きで定期的に出没しているのですが、残雪期の景色の素晴らしさに感動してしまいました!!
無雪期は、木道歩きになりますが、残雪期は湿原を遠慮なく歩けるのがとても楽しく魅力に感じました!
そんな感じで次回は残雪期しか登れない景鶴山への登山について書いてみたいと思います!
念願叶った景鶴山の登山だったのですが、想像以上にハードで菊の御門がキュッ♪とする場面もあり楽しくも恐ろしい時間になりました。
尾瀬の名峰でもあり三百名山でもある景鶴山への登山について書いた続きの記事になります!