- 丹沢の山ヒル(ヤマビル)との遭遇
- 山ヒルに血を吸われた状況
- 山ヒルの生態
- 山ヒルの活動時期と温度、標高との関係
- ヤマビル対策のまとめと血を吸われない為の対処方法
- ヤマビルに噛まれて血を吸われてしまったら
- 山ヒル対策のまとめ
丹沢の山ヒル(ヤマビル)との遭遇
先日、丹沢登山に出かけたところ、山ヒル地帯に突入してしまい、涙が出るほどの猛攻を受けてしまいました(>_<)
山ヒル対策をしていたものの、あまりにも凄い数のヤマビルの大群の前に、大苦戦の登山になりました・・・。
も~目を覆いたくなるようなヤマビルの大群に、暫く夢の中にまで出てきた感じです・・・。
山ヒルと遭遇し、なんとか対処して逃げ切ったときの記事になります!
ヤマヒルが本当に凄い所は、写真を撮る余裕すらなく、ホラーな時間帯になりました。
絨毯のような山ビルの大群が襲ってくる光景は、登山熱が冷めてしまうかも知れません。
家から近い丹沢山塊が、私のフォームグランドなのですが、これまでに何度も山ヒルに噛まれて血を吸われてしまい、その度に「少し甘い血」をお裾分けしております・・・
糖尿病の家系なもので、「少し甘い血」と書いたのですが、まだ発症してませんので誤解を与えてしまいますよね・・・。
腹回りを見た感想を踏まえ、「脂ぎった血」にしておきます(笑)
少し痛風の毛もありますので、「尿臭い血」とか、コレステロールも高いので、「血管が詰まりそうな血」とかでもOKです(笑)
山ヒルの好きな血がどれだか分かりませんが、長年のアピールからすると、私はかなり「愛されている」と自覚しております(´∀`*)
昔から、「煙」、「虫」、「雨」には好かれてますので、納得な感じでございます!
そんな感じで今日は、「吸われちゃった一週間記念♬」と称し、その愛情を素直に受け止めるべく、ヤマビルについて少し書きたいと思います!
山ヒル対策のまとめとして、自分行っている対処方法等も併せて記載したいと思います!
山ヒルに血を吸われた状況
一週間前の登山中に、山ヒルに噛まれて血を吸われちゃった患部の写真になります。
ライターを使って必死に山ヒルに抵抗したのですが、いつの間にか指に付かれ、軽く血を吸われてしまいました。
天下の宝刀「デコピン」を乱射していたんで、その時にくっ付いたんだと思われます。
「ディープキス」だと輸血多量(?)になってウットリ♬してしまうのですが、「フレンチキス」でも中々激しいみたいです(笑)
ヤマビルに噛まれて血を吸われてしまった一週間後の患部の写真です。
未だにデカい「鼻◎ソ」みたいな状態です。
2、3日程、患部が少しかゆかったのですが、いつの間にか大丈夫になりました。
ただ、痛くはないんですが、まだ少し吸われた患部に違和感があります。
これだと、夜の床で女性を喜ばすことが少し難しいかも知れません(?)
山ヒルの生態
登山靴に頭からダイブする山ヒルの写真になります!
写真に撮った山ヒルは少し小さい物で、この3倍近くの大きさがゴロゴロいました。
ま~小さいほうが可愛いですよね~(´∀`*)
小さいのに結構ワンパクで、この登山靴の地点から30秒もしないうちに足首辺りまでヤマヒルが上がってきます。
ヤマビルの移動速度は、1分間に1m程と言われております。
ヤマビルは、だいたい4cm前後の大きさをしているのですが、小さい体で1分間に1mも移動するとはかなりのものですよね!
赤丸の中の小枝みたいなのが山ヒルです。
丹沢にはこのようなヤマビルがモリモリいますので、十分な対策が必要になります!
山ヒルは、尺取虫みたく、体をモジモジさせながら近づいてきます。
私が来たのがよほど嬉しかったのか、呼んでもないのにモリモリと丹沢のヤマヒルが出迎えてくれました!
そんなヤマビルですが、湿った場所が大好きみたいで、落ち葉の中や苔などが生えているジメジメした場所に多く居ます。
山ヒルは、日が良く当たり、乾燥した場所で見た事ないので、苦手な場所なんだと思います。
山ヒルの生態は、まだまだ分からないところもあるそうですが、動物の「体温」と、呼吸で吐く「二酸化炭素」を感知して、森のスナイパーに変身するそうです。
また、ヤマビルは「ヒルジン」と言う麻酔成分を傷口に発射してから吸い付くので、吸われていても痛みはありません。
食い方が汚いので、痛みはありませんが、吸われている周辺は血の海になります!!
森では、お食事マナーを教わる機会がないと思われます(笑)
ゆっくり時間をかけ、1時間ほど雰囲気を堪能しながらお食事をし、腹がイッパイになったら自分から別れをきり出します。
あんなに弄んだくせして、飽きたらポイなのね・・・おじさん、悲しいです(>_<)
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山ヒルの活動時期と温度、標高との関係
山ヒルの寿命は3年位で、最長で5年位と言われ、寒い時期(10℃以下)は冬眠し越冬します。
活動期は、4月上旬から11月頃までで、15℃前後から活動しだし、25℃以上でテンションマックスになるので、6月~10月迄は特にヤマヒルには気を付ける必要があります。
ただ、山登りの場合は、登るほど標高が高くなります。
標高が100m上がると気温が0.6℃下がりますので、3,000m峰の頂上ですと下界より18℃も寒くなります。
下界の温度が30℃の場合、山頂は12℃になりますので、その付近にヤマビルが居ないと言えます。
2,000m峰で、下界の温度が25℃の場合、山頂付近は⑬℃ですから、やっぱりヤマビルは出ませんよね。
そんな感じの計算をしながら山登りのルートの計画をするのも対策になるかと思います!
も~何年も丹沢に登ってますが、1,000m以上の場所でヤマビルを見たのはほんの数回しかありません。
1,200m以上の場所なら、夏の暑い時期でも見た事がありません!
気温も関係ありそうですが、山小屋などの駆除の努力が実っているのかも知れません!
じゃ~モリモリ居た場合はどうするのか?
山ヒルとは言え弱点が有ります。
山ヒルの対策と対処の仕方について書いてみたいと思います!
ヤマビル対策のまとめと血を吸われない為の対処方法
身近にあるアイテムですと、「塩」が山ヒル対策に大変効果的です!
ヤマビルが居そうだな~と考えられるコースに行く時は、必ず塩を持って行きます!
サラサラした塩よりも、「粗塩」の方が表面積が大きくて(サラサラしてない)扱いやすいような気が致します!
あんまり使うと環境に良くないですが、20~30%位の塩を水に溶かし、スプレーボトルに詰めて使うとさらに効果的です!
さらに塩よりも強力な山ヒル対策が「アルコール」になります!
少し水に溶かしたのをスプレーボトルにいれて吹きかけるとイチコロです!
ただ、こちらも環境には良くないので、使う時に少し考えてしまいますf^_^;
同じように、「木酢液」も山ヒルに効果的です!
こちらは臭いが強いので、私はあまり使った事が有りません。
実は、女性が使うストッキングも山ヒル対策に有効です!
「美脚」と言う言葉に弱い私なのですが、ヒルの牙だとストッキングを破ることが出来ず、吸われずにすみます!
ただ、ストッキングは、男性が買うにはチョッと敷居が高いですよね・・・
勿論、100均のストッキングでも十分通用します!!
使用済みで結構ですので、私にストッキングを譲ってくれる優しい山ガールが居ましたら、連絡お願い致します(笑)
こちらのソト(SOTO) スライドガストーチ ST-480ライターがかなり重宝します!
ズ~っと炎を出していられるので、ヤマビルを焼き殺すのに大変便利です!
こちらの商品なら、約1秒(ほぼ瞬殺です)で焼き殺すことが出来ます!!
ライターとしての機能も十分なのですが、問題として火力が強すぎてヒル以外も一緒に燃やしてしまうので、緊急時の利用がほとんどです 。
こちらがヤマビル忌避剤の王道である「ヒル下がりのジョニー」と「ヤマビルファイター」になります!
山ヒルが活動する初夏から冬の始めまで、丹沢山塊で登山をする方は、ヒル下がりのジョニーかヤマビルファイターのどちらかを使っている方が非常に多いです。
山ビルといえば、「鈴鹿山脈」も有名ですが、そちらの山塊でも丹沢と同様に対策している方が多いです。
ヒル下がりのジョニーかヤマビルファイターは、普通の虫除け剤と成分はほぼ同じみたいですが、効果の持続時間を延ばした仕様になっているそうです!
山ヒルの忌避剤は、最近買ってはいないのですが、購入するならこの2つにしてます!
効果もあり、持続性も長いので山ヒル対策におすすめです!
山ヒルに噛まれて血を吸われてしまったら、早々に患部に付着している毒素を抜くことが肝心です!
こちらで吸い取ってから水洗いすると、治りが早くなります!
山には色んな危ない虫がおりますから、ポインズンリムーバは、1個持っていると安心かもしれません!
山ヒルに血を吸われた後の対処方法としまして、こちらの液体ムヒアルファを塗ると虫刺されと同様の効果と改善があります!
今までの使用した感じですと、3~5時間位の間隔で塗り直すと、さらに良い気がします。
これで症状(痒み・痛み)の緩和が無い場合は、、皮膚科に行くのが一番だと思います!
他にも、エアーサロンパスもヤマビルの対策には効果的だと思います!
山の疲れにも使えるので、一石二鳥かも知れません(´∀`*)
ヤマビルに噛まれて血を吸われてしまったら
今日みたいに蒸し暑い時こそヤマビルの活動が活発になりますので、注意が必要です!
動物(人間含む)の血を吸うと、卵を産める体に変身しますので、吸われてしまった場合は、必ずそのヤマビルを殺してください!
血を吸ったヤマビルを確実に殺すことが、これ以上、増やさないためにも必要な事です!!
山ヒルに噛まれてしまうと、ビックリしてパニックになり、殺さずに振り払ってしまう方が多いのではないかな~と思っております。
私自身も、初めて山ヒルに血を吸われてしまった時は、大変ビックリしてしまい、無理矢理払って逃がしてしまった経験があります。
蚊みたいに、普段から見慣れていない存在なだけに、冷静な行動が出来なくなりますよね~
また、仮に山ビルに噛まれて血を吸われてしまっても、何か危ないウイルスや細菌に感染する事はほぼありません。
山ヒルを介した危ない感染症を発症した事例は日本全国で報告されてませんので、ある意味安心ですよね。
しかしながら、健康状態では発症することはないものの、持病を持っていたり、高齢者や免疫力が低下して弱っている人の場合、通常の細菌やウイルスなどの病原菌によって発症するリスクが0とは言えないそうです。
山ビルは、20種以上の細菌類を保有しているという研究報告がありますので、極力吸われないよう対策を講じる事が重要です。
山ヒル対策のまとめ
丹沢を始め、シカやイノシシが増え過ぎたせいで、その血を餌にする山ヒルも増えてしまったと言われておりますが、なんとかならんかな~って良く思ってしまいます。
人が多く山へ入るほど自然が壊れてしまいますが、「山ヒル」と言う厄介な生き物がいるからこそ、抑止力にもなり、環境保護に一役買っていると言う皮肉にもなっております。
ヤマビルとの共存は難しいかも知れませんが、山の環境保護とかの「警告」として受け取らないといけないのかも知れませんよね。
見た目もグロテスクで血を吸う山ヒルですが、適切に対策をすれば、必要以上に恐れる物ではありません!
ヒルに噛まれてお亡くなりになった方を聞いたことがございません。
山ヒルよりも、「スズメバチ」の方がよっぱど怖い相手ですので、山に入る時は細心の注意を払って登山の時間を楽しんでください!
スズメバチの恐怖について書いた記事になります!
後編の方が、少しショッキングな内容になっておりますので、ご注意ください。
良かったらご参考にしてみて下さい!
丹沢の山ビルの生息域と分布図について書いてみました!
また、山ビルの生息域が拡大する原因になっている鹿の生息数や、増えてしまった原因にも触れてますので、登山の参考になれば幸いです!
山ビルに噛まれると、患部はどのようになるのか?について書いた記事になります。
傷が治る目安や、皮膚科・内科に行った方が良い症状についても触れてますので、良かったら読んでみて下さい!