- 甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根、八丁尾根について
- 甲斐駒ケ岳・黒戸尾根・八丁尾根登山の日程・天候・メンバー・駐車場
- 甲斐駒ヶ岳周辺のトイレ・水場
- 甲斐駒ヶ岳黒戸尾根から八丁尾根日帰り周回のコースタイム・ルート標高差
- 甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根・八丁尾根の山行写真
- 甲斐駒ヶ岳日帰り登山のまとめ
甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根、八丁尾根について
今日は活火山ではないと思われる南アルプスの名峰「甲斐駒ヶ岳」へ登った時の山行内容を書きたいと思います!
前々から歩いてみたかった甲斐駒ヶ岳の「黒戸尾根」・「八丁尾根」を絡めた計画で、日本三大急登の1つですので、登る前からドキドキしちゃいました!
登山愛好家にとっては、甲斐駒ヶ岳の「黒戸尾根」は「挑戦」と同時に「憧れ」の存在ですよね~!
甲斐駒ケ岳の黒戸尾根は、標高差が2,000m以上ありますので、非常にハードでキツイコースで有名です。
黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳まで登ってピストンされる方が多いと思いますが、八丁尾根を絡めて周回すると、かなり時間と体力が必要になります。
今回の甲斐駒ヶ岳、黒戸尾根から八丁尾根日帰り周回登山!は、本当にキツイ1日になりました。
そんな感じで話が少し変わりますが、阿蘇山が噴火したみたいですが、大丈夫でしょうかね!?
先日の地震が影響したのだと思うのですが、活火山は本当に怖いですよね~!
噴火の予知も難しそうでし、目指すお山が活火山かどうかを調べたほうが安全かも知れませんよね。
そんな感じで、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根・八丁尾根に話を戻し、こんな悶絶した一日になりました!
甲斐駒ケ岳・黒戸尾根・八丁尾根登山の日程・天候・メンバー・駐車場
登った日:6月13日(土) [日帰り]
天 候:晴れ
メンバー:私を含めて2人(登山仲間のKさん)
甲斐駒ヶ岳登山のアクセス・駐車場・登山口付近地図
尾白川渓谷駐車場(無料)にバイクを駐輪。
尾白川渓谷駐車場は、結構広いのですが、甲斐駒ヶ岳登山のシーズンになると、早い時間に満車になってしまうので注意してください!
甲斐駒ヶ岳周辺のトイレ・水場
尾白川渓谷駐車場にトイレと自動販売機があります。
道の駅はくしゅうに、「湧水」がありまして、そちらで24時間給水可能です。
七丈第一小屋に水場(100円)とトイレがあります。
六合石室近くに水場がありますが、今回寄らなかったので未確認です。
甲斐駒ヶ岳黒戸尾根から八丁尾根日帰り周回のコースタイム・ルート標高差
尾白川渓谷駐車場 3:51 → 6:19 刃渡り → 8:13七丈小屋 8:16 → 10:18 甲斐駒ヶ岳 10:52 → 11:58六合石室 12:05 → 13:03 烏帽子岳 13:07 → 15:28 大岩山 15:34 → 18:00 日向山 18:04 → 19:39 尾白川渓谷駐車場
日本三大急登の1つである、黒戸尾根の急登は、予想以上でした・・・。
甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根・八丁尾根の山行写真
「日本三大急登」と名高い、黒戸尾根からスタートでございます!
個人的には、丹沢の急登の方が白目になる感じですが、ま~こっちは距離が長いですからね~!
笹の平分岐点から甲斐駒ヶ岳山頂まで7時間の道のりです・・・
駐車場がある登山口からだと、一日の労働時間に匹敵しますねf^_^;
登山者憧れの黒戸尾根ですから、人が結構多かったです。
そして皆様とても健脚で歩くの速すぎです!!
日本中から健脚が集まってくるのでしょうね~~
仲間に入れてくれないかな?と、思ってしまいました(笑)
黒戸尾根の名物である「刃渡り」でございます!
思ったほど怖い所ではなかったです。
しかし、両側がスッパリキレ落ちているのでかなり高度感はありますね~~
刃渡りで滑落してしまうと、ただでは済まないと思います。
後で歩く日向山方面です!
いや~結構距離がある上に、アップダウンも強烈ですね~~
日帰りで八丁尾根周回できるのでしょうか・・・。
よっ!日本一!!
薄っすらですが、富士山のお姿を見る事が出来ました♪
黒戸尾根は景色が良いですね!
よっ!八ヶ岳!!
アッチも強烈な凸凹でM好きにはたまりません!!
また登りたいですね~(´∀`*)
やんなっちゃうほどの梯子の数でした・・・
どれも長いし急角度でございます・・・
流石、黒戸尾根ですね~、簡単には登らせてくれません!
黒戸尾根の途中にある、刀利天狗に鎮座する祠でございます!
神聖で厳かな空気に満ち溢れてました!
流石、信仰の対象である甲斐駒ヶ岳ですね~
開けた所に飛び出すと、甲斐駒ヶ岳の山頂が見えました!
真ん中奥のピークが山頂なのですが、まだまだ登りますね~・・・
相方のKさんの体調が悪かったので、少し心配ですね~
体調が悪いのに、容赦なく急登が襲ってきます!
日本三大急登の名前に負けない険路でございます!!
所々でイワカガミの群落が癒しをくれました!
可愛いですよね~♡
まるで私のハニカンダ笑顔とソックリです(笑)
この迫力に思わずシャッターを切ってしまいました!
目が充血してますが、目薬でもさした方がよい様な・・・
ついつい下から覗き込んでしまうのはなんかの病気でしょうか!?(笑)
雪がある時は、ここ周辺の梯子は怖そうですね~~
そんな感じでよ~やく甲斐駒ヶ岳登山のオアシスである七丈小屋です!
登山者が多く、お祭りな感じでした(*´з`)
七丈小屋の水場になります!
宿泊者以外は100円ほどお金が必要です!
「冷たくて美味しい♡」と飲んでいる方が言ってました!
ま~本場の南アルプスの天然水ですからね~
スーパーで買っても良いお値段しますしね!
七丈小屋から先に進むと、一部雪が残ってました!
アイゼンはいらない感じでした。
さらに進むと、甲斐駒ヶ岳登山で有名な「剣」が鎮座してました!
これを抜くことが出来た者が「勇者」に昇格できるのかも知れません(笑)
おっ!甲斐駒ヶ岳の山頂が♡
幻想的な景色ですね~~
仙人が舞い降りそうな雰囲気でした!
黒戸尾根でおなじみの鎖場です!
何人登ればこんな踏み跡が出来るのでしょうかね~・・・
塵も積もれば階段になる!ですかね?
黒戸尾根にはハクサンイチゲが多く咲いてました!
お花が多くて癒されますね~(´∀`*)
よくアソコの岩に刺しましたよね~~
甲斐駒ヶ岳は、古くから登られている山なだけあって、随所に歴史を感じられます。
先日登った「鋸岳」の稜線が見えてきました!
今回は、あの稜線の途中から日向山(八丁尾根)へ進路を変える感じです。
かなりヤンチャな鋸岳ですね!!
迫力モリモリ伝わってきます!
先日、第一高点までですが登った記録が下記になります!
良かったらご参考にしてみてください!
黒戸尾根を登っている途中、雷鳥が居ました!
夏毛姿も可愛いですね~♡
逢えるとは思っていなかったので嬉しかったです!
甲斐駒ヶ岳の山頂で「喜びの舞」を披露中です♪
甲斐駒ヶ岳の標高は、2,967mになります。
3,000mには届きませんが、それでも素晴らしい景色が広がる山頂でございます!
甲斐駒ヶ岳の山頂から、中央アルプスが綺麗に見えました!
アッチも登りたいのですが、中々機会が・・・
南アルプスの女王、仙丈ヶ岳も綺麗に見えました!
仙丈ヶ岳の残雪とカールがとても綺麗ですね~!
私の記憶だと、仙丈ヶ岳周辺で今回一緒に登ったKさんと初めて出逢いました。
その日からKさんとのお付き合いが始まりました!
山では色々な出会いがあるもんですよね~
熊との出会いだけは、したくないですけどね(笑)
さ~日向山を目指して頑張りましょう!!
甲斐駒ヶ岳の山頂からは、踏み跡が錯綜してコースが定まらず、大岩や藪が有ったりします。
少し分かりにくいかも知れません。
振り返っての甲斐駒ヶ岳です!
カッコイイですね~(´∀`*)
まるで私が日本酒を吞んでいる姿にソックリです(?)
残雪が絵になりますよね!
烏帽子岳までは、少しきわどい所を歩きます。
これ以外にも長い鎖場があるのですが、落ち着いて歩けば問題ありません!!
こっからみる稜線は新鮮でした!
南アルプスはやっぱり綺麗ですよね~♪
絵になる後ろ姿のKさんです!
甲斐駒ヶ岳がどんどん遠くになってきましたね~
鋸岳へ続くこの稜線・・・
迫力ありますよね~!!
六合石室に近づくにつれて、段々と藪っぽくなってきます。
踏み跡は明瞭ですので、道間違いはないかと思います!
そんな感じで六合石室に到着です!
10人位は泊まれそうですが、ネズミが出るそうなので、食料の管理に抜かりなきようしてください!
水場も近くになるそうですが、今回確認はしてません!
今日は六合石室で泊まりたいほど疲労感がモリモリになってきました・・・。
あれが烏帽子岳ですか~・・・
かなり登るうえにキレキレですね~~(>_<)
烏帽子岳への取り付きで少し道に迷ってしまいました。
踏み跡が分かり難いので、注意して下さい!
よっ!烏帽子岳!
よ~~やく到着でございます!
山頂からは360度のビュースポットでした!
高度感もある山頂なので、少しチビリそうでした(笑)
黒戸尾根同様、八丁尾根もなかなかハードな道のりが続きます。
甲斐駒ヶ岳の山頂に雲が沸いてきました・・・
このまま雨が降らなければ良いのですけどね~・・・
なかなかアップダウンが強烈な稜線ですが、八丁尾根を歩かないとこの景色は見れませんからね~!!
なかなか来れませんので、この景色を目に焼き付けておきます!
遠くからよく目立つこの梯子を見つけてしまった時の絶望感は言葉になりませんでした。
思った以上に烏帽子岳から大岩山まではアップダウンがあります・・・
八丁尾根、恐るべしですね~・・・。
悶絶しながら、よ~やく大岩山でございます。
お岩さんの呪いがこめられた山頂かもしれません。
それ位アップダウンが恐ろしいレベルでした(>_<)
大岩山をあとにし、日向山への登りが始まろうとしております!
鳳凰三山の稜線になんとなく景色が似てますね~~
空元気なお姿のKさんが痛々しいです・・・
photo by kさん
「グッタリ」この言葉しか見つかりません(笑)
よ~やく日向山でございます。
黒戸尾根から八丁尾根日帰り周回の最後のお山でございます!
「グッタリ」やっぱりこの言葉しか見つかりません(笑)
こちらが日向山の登山口になります!
そんな感じでよ~やく尾白川渓谷駐車場まで戻ってきました!
体調が悪い中、Kさんのガッツには恐れ入りました!
体調が万全だったら、日没前には下山できたと思います。
甲斐駒ヶ岳日帰り登山のまとめ
今回は、3L弱の水を持って日本三大急登の1つである黒戸尾根に臨んだのですが、想像以上の急登の連続で水の消費が激しく、日向山の山頂で水切れを起こしてしまいました。
ケチケチせずに、七丈小屋で補給すれば良かったと後悔しちゃいましたf^_^;
八丁尾根は、エスケープが乏しく、全体的にもハードなコースが続きますので、装備をシッカリとし時間に余裕をもって臨んでください!
「黒戸尾根ピストン」でしたら、今回よりも難易度が下がるかと思いますので、体力・時間が微妙だな~っと思ったら、無理せず甲斐駒ヶ岳の山頂で引き返すのが良いかと思います。
今度、甲斐駒ヶ岳へ登る時は、テント担いでのんびり歩きたいな~っと考えております!
日本三大急登に悶絶した1日でしたが、達成感がモリモリな楽しい1日でした!