- 生命保険の更新と見直しを考えた経緯
- 生命保険の更新に伴う保険料の値上がりについて
- 生命保険の下取り・転換に要注意! 生命保険の更新前に確認したこと
- 生命保険の下取り・転換で予定利率が下がってしまうので要注意
- 下取り・転換の意味とカラクリについて
- 生命保険の下取り・転換はメリットもあります
- 下取り・転換を勧めたい生命保険会社の思惑について
- 保険の契約見直しで下取り・転換を断ってみると
- 生命保険の見直しを行って感じたこと、後悔したこと
- 生命保険の更新の結論
- まとめ
生命保険の更新と見直しを考えた経緯
ここ2ヶ月ほど頭を悩ましていた案件が、よ~やく終わりました・・・。
面倒臭いだけで得る物はとても少なく、なんだかな~・・・って感じです。
この2行の文章で私が悩んでいた案件が分かる方は、流石にいないと思いますが、実はませんよね!?
「生命保険の更新契約の見直し」
でございます。
家の事情で若い頃に生命保険の契約をしたもので、あと数年で「生命保険の更新」を迎えるのですが、良い機会だと思い「生命保険の見直し」をしようと思ったのが大失敗でした・・・。
本来なら、将来の金銭的なリスクを減らし、自分の思い浮かべる未来の手助けとして保険を活用したいと思っていたので、そんな思いとは裏腹に、味方だと思っていた保険の担当者に翻弄された保険の見直しの時間になりました。
保険の更新で見直しをしようと思った時は、「生命保険の下取り・転換」という名前すら知らなかったのですが、今回はこれに苦しめられる時間になりました。
生命保険の更新に伴う保険料の値上がりについて
保険会社の担当から色々と提案を受けたんですが、なんだか用語が難しく、内容も複雑で分かり難くお手上げ状態でした。
私は、先日の自己紹介の記事で記載したとおり、「経理」の仕事をしているのですが、「利益保険」の契約に必要な計算をする業務についているので、似たような「生命保険の更新見直し」も、持ち前のアレで分かるかな~と思ったのですが、実際は、チンチンプンプンカンプンでした・・・。
生命保険も、かなり複雑な商品なので、素人の私にはチョッと荷が思い感じでした。
生命保険の担当者からは、事ある毎に
「このまま生命保険を見直しせずに更新すると、今の保険料の倍近くの金額に値上がりになりますよ。」
「ご提案しているこの生命保険の商品だと、今の保険料と殆ど変わらい金額で医療補償が増えて非常にお勧めです!」
と言われ続け、段々と保険のおばちゃんの言葉に洗脳されてしまいました。
もともと気が弱い私なもので、2人の保険のおばちゃん(担当者)から、往復びんたの如く勧誘を受け続けていくうちに、段々とそんな時間が愛おしくなってきました♡
「熟女好きではないんだけど、もしかして、これってワンランク上の新しいステージに私も突入したのかな???」
元々ストライクゾーンが広く、下は12歳~上は60歳位までならイケる感じなのですが、今回の出来事でレベルが上がり、下は7歳~上は70歳位までOKになりました♡
え~~上は問題ないと思うんですが、下の年齢はチョッと犯罪の匂いがしますよね!?
春を買うわけではないですが、お縄になりそうな予感がするのが気のせいでしょうか!?(笑)
それにしても、生命保険料のお値段が倍以上に値上がってしまうのは、今の私の財力では本当に痛い・・・。
これじゃ~春が買えないじゃないですか!!と叫びたくなるのが人情です(?)
日頃から切り詰めた質素な生活を送る私にとっては、削れるところといったら「ヒゲ」くらいしか残っておりません・・・。
ヒゲを剃るくらいなら安いものですが、保険の支払いは、毎月結構な金額になりますので、減らせれるものなら減らしたいですよね。
生命保険の下取り・転換に要注意! 生命保険の更新前に確認したこと
結局、色々と生命保険について考えすぎた結果、ついに頭がおかしくなり、
「どうする?どうしちゃう?も~ヤケクソダー!保険のおばちゃん大好きだー!
」
ってな感じになりました(笑)
私は性格が悪いもので、基本的に人を直ぐには信じないのですが、今回の生命保険の更新の話も「なんか匂うんだよな~~」と感じ、初心に帰って提案受けた保険金額の数字を表におこして、ジックリ眺めてみる事にしました。
とりあえず、「これから生命保険が満期になるまで、総額でいくら保険料を支払わないといけないのか!?」っと思い、現在の契約と新しく提案を受けている生命保険のプランとの比較表を作って確認することにしました。
生命保険を比較してみると、すると、いや~おじさんビックリしました・・・。
保険料の金額をみて、「なんじゃこりゃ~!!!」と、鼻血を噴出すところでした・・・。
保険の内容を比較してみると、保険会社からの提案プランで切り替えると、今から満期
(約20年)までの支払い総額が70万円ほど増える結果になりました。
現在の生命保険の契約ですと、これら20年間で500万円の支払いで済むところが、プランを切り替えると570万円の支払いになるイメージになります。
いや~安易に生命保険を更新しなくて本当に良かったと思った瞬間でした。
やっぱり、なんでもそうですが、シッカリと自分で確認する事が大事ですよね!
生命保険の下取り・転換で予定利率が下がってしまうので要注意
生命保険の更新プランを確認していくと、「予定利率」と言って、契約時に「保険会社に支払った保険料をこの利率で運用し、その分は保険料に還元(安く)しますよ!」ってのが決まるのですが、それが半分以下に減っているではないですか・・・。
予定利率について書いてみますと、銀行に貯金すると金利分の利息を貰えると思いますが、保険会社も同じで(予定利率=銀行の利息)、予定利率分を毎月支払う保険料から値引きしますよ!ってな制度になります。
「予定利率」が高ければ高いほど受取利息相当額が多くなり、支払う生命保険料が安くなるイメージになります。
生命保険を契約した20年近く前は、バブルが崩壊し低金利時代に突入の真っ最中でしたが、それでも私の場合は約3%の「予定利率」になっております。
※予定利率は、契約した年度である程度分かる利率ですので実数にしております。
現在、高利率である契約を見直しますと、予定利率が半値以下の約1.3%・・・
怪しい・・・
これはかなり怪しい・・・
モヤモヤしていたものが確信に変わり、小さな字でモリモリ書かれている「生命保険の更新ご提案プラン」を一字一句全て読んでみる事にしました。
も~ヤケクソになり、契約した当時の「約款」まで読み始める始末で、「秋の読書大会」の様相を呈してきました。
提案プランを複数貰っていたので、も~読むだけで2日かかりました。
私の貴重な時間を返して欲しいです。
下取り・転換の意味とカラクリについて
冒頭の「更新した時よりも保険料が安くなります」にトリックが有るのですが、契約してから今まで積み立てている「終身部分(解約返戻金)」の金額を取り崩し、それを保険料に充当し安く見せているだけでした。
ですので、生命保険料が安くなっている訳ではございません!!
また、この提案プランに入るためには、今現在契約している生命保険を解約し、新たな契約を結ぶ形式になっておりました。
新しく契約しなおすので、今現在の「予定利率」が適用になるため、折角、高い利率だったものが減ってしまいます!
また、定期保険になので、更新するたびに保険料が跳ね上がる内容でした。
生命保険更新の提案の内容を見てみると、10年毎の更新契約になっておりまして、保険の更新のたびに保険料が倍以上値上がりする内容になっておりました。
現在の生命保険の契約と、提案を受けている契約に変更した場合の支払い保険料を比べてみると、50歳前後で現在の保険料の支払総額よりも逆転し、それ以降は負担の差が広がる一方でした。
そ~すると、生命保険料が逆転する前に(40代で)私が死ねば得であるとも言えるのですが、そこの議論は不毛ですので、ここでは止めておきます。
そして「終身(解約返戻金)」の部分の金額が全てなくなるので、60歳の払込満了以降は何も残らない保険契約になります。
保険のおばちゃんに言われたまま生命保険の更新をすると、割りが悪い「高い金額の掛け捨て保険」に加入するのと同じです。
60歳以降も更新すれば補償を受けられますが、滅茶苦茶高い保険金額になりますので、現実的ではございません。
多分、小額の年金生活者になる訳ですから、そこから高い生命保険料を負担なんか出来ませんからね~
この生命保険の契約変更を「下取り・転換」と言うのですが、長く保険契約をしている人にとっては不利益になる部分が大きいと私は感じます。
生命保険の下取り・転換はメリットもあります
今までの流れを聞くと、生命保険の下取り・転換はデメリットしかないと思ってしまいますよね!?
しかしながら、これから新規で生命保険の契約する人や、終身保険ではなく、一定の期間に大きな保障(死亡や医療保障)を安く欲しい方にとっては、メリットが大きい保険になるかと思われます。
例えば、結婚を機に生命保険に加入する場合や、お子さんが生まれたり、生活環境が変わって大きな保証を受けたい時に、「終身保険」ではなく「定期保険」の方が優れている部分もあります。
その方のライフスタイルに合っているならば、生命保険の下取り・転換は、悪い話ではございません。
ただ、私のように、トータルで生命保険料を安く抑えたい方には、下取り・転換はデメリットなってしまうかも知れません。
下取り・転換を勧めたい生命保険会社の思惑について
保険会社からすると、現在の低金利の運用で利益を出すのも難しいでしょうから、昔の高金利(予定利率)の保険契約を解約してもらい、現在の安い金利で再契約して欲しい思惑があるんでしょうね~
安い利回りの契約に変更してもらえれば、契約者は不利益ですが、保険会社にとっては差額利率分が利益になります。
何度も担当者に提案プランの説明を受けたのですが、結局最後まで「予定利率が下がる」、「総支払額が増える」ことは一切説明がありませんでした。
ただ、提案プランの書面には、小さく記載があるんで、ま~・・・
この詐欺みたいなやり取りは、一体なんなんでしょうかね(笑)
「読まないあなたが悪いのよ!」ってな対応に、不誠実やな~っと思ってしまう私が間違っているのでしょうかね!?
保険の契約見直しで下取り・転換を断ってみると
何度か保険会社の担当と会って説明を受けたのですが、こちらが質問していることはモヤモヤ~とした説明に終始し、アチラが進める生命保険の転換・下取りプランに話を持って行こうとする態度に頭にきて、ついついこんな事を言ってしまいました。
「も~『生命保険の下取り・転換』のプランはお断りしますので、私の立場でプランニングして貰えませんか。」
「生命保険の下取り・転換」と言う言葉を私が発した事に非常に驚いたみたいで、その後はお通夜みたいなもんでした。
この変わりようは、一体なんなんですかね!?
「やばい!生命保険の下取り・転換がバレた!!」と、思ったのでしょうかね!?
生命保険の見直しを行って感じたこと、後悔したこと
今回、生命保険の見直しを始めて行って感じたことは、保険の知識がないので、保険のおばちゃんとやり合っても言いくるめられてしまい、ペースを持って行かれてしまう点でございます。
また、保険に対して相談できる仲間が私にはいなかったのが痛かったです。
信頼していた保険会社の外交員が、結果的には「損」と思える内容を勧めてくる事は、残念でもあり、少し悲しくなってしまいました。
前もって生命保険について勉強しておけば良かったな~と思ったのと、無料で保険の相談が出来る会社にお願いしなかったことが後悔の1つでございます。
無料で保険の相談ができる会社が色々とありますので、少しでも生命保険の更新で、疑問点や不審に感じる事があるならば、相談してみるのが確実だと思います。
無料保険相談についてネットで調べてみると、今回のような生命保険等の見直しを手伝ってくれる保険見直しラボという評判の良いお店がありました。
仕事していると、なかなか保険の店舗まで行って相談する時間がありませんが、こちらは「訪問型」になってまして、指定した所にプロのファイナンシャルプランナーが無料で来てくれて保険の相談を受けてくれるサービスになります。
家の中が汚いので、訪問されても迷惑な方は、会社や最寄りの喫茶店とかを指定して相談しても良いですしね!
プロのファイナンシャルプランナーが、無料で来てくれて相談に乗ってくれるのは非常に助かりますよね。
現在、新型コロナウイルの影響で、中々対面で相談することが難しい状況ですので、オンラインで相談に乗ってくれるようになりました。
直接何処かで会う必要もないので、生命保険の更新の相談をしやすくなっております!
料金も無料ですので、保険のプロに相談してみる事を強くおすすめします!
生命保険の更新の結論
結局、今の生命保険の契約は変えずにそのままの内容で更新しようと思ってます。
も~生命保険会社なんで、信用できませんし、何を言われても疑ってしまいます。
一度失った信用を取り戻すのは、本当に大変な事だよな~と、保険のおばちゃんの対応から改めて強く思うようになりました。
こんなお金の亡者に私はなりたくないですね。
そんな感じで、今のままだと弱いな~って思われる生命保険や医療保険の補償の部分は、外資系や県民共済の保険で補強しようかと考えてます。
まとめ
普段は全く意識する事のない生命保険ですが、よくよく考えてみると、「家」に次いで高い「人生の買い物」なのですよね~
この時期は、生命保険の契約更新を控えている方が多いと保険の担当者が言ってましたが、「保険の転換・下取り」の契約変更だけには注意して下さい。
「上手い話には訳があります!!」
これは生命保険以外にも当てはまる事ですよね。
時間が掛かりましたが、生命保険の更新、転換、下取りについて、とても良い勉強になりました!
今なら、ファイナンシャルプランナーに合格できそうな予感が致します!!
そ~は言っても、生命保険は複雑ですので、保険の本を少し読んでみたり、プロである「ファイナンシャルプランナーに相談」するのが一番確実だと思います。
金額も大きく、人生設計において大事な部分だと思いますので、失敗しないためにも色々な情報に触れることが重要だと思いました 。
日本の3本の指に入るほど、大きな生命保険会社に加入しているのですが、そこですらこんな対応ですので、他の保険会社はどうなんだか想像もできません。
「良いカモ」にされている方が、多いのではないかな~と思ってしまいます。
結局、長い時間を掛けて苦労したわりには、不信感しか得るものがなかったという生命保険の更新見直しのお話しでした。